« 鬼にやんま | トップページ | パンダは何時来るの? »

2008年9月 6日 (土)

総裁選はどうなる

05detohama11朝日新聞社説より、自民党の総裁選は、候補者ラッシュになってきた。

われもわれもと手が挙がる。派閥の代表もいれば、派閥を超えたグループの支援を受ける議員もいる。初の女性や参院議員も参入しそうだ。ベテランから若手まで、さながら何でもござれの華やかさである。示日の10日までに消える人もいるかもしれないし、最終的に何人の争いになるかは分からない。

こんなにぎやかな総裁選がかつてあったか。調べてみると、1956年、保守合同で自民党が結党された翌年の総裁選は、立候補制ではなく議員の互選によるものだったが、鳩山一郎氏や岸信介氏ら11人が票を集めた。 一定の推薦要件を伴う立候補制が導入されてからは、4人というのが最も多い。今回はそれを上回りそうだ。

むろん、多彩な顔ぶれで争うのは悪いことではない。それだけいまの自民党内の危機感が大きいことの表れでもあろう。選挙を盛り上げることで、自民党の首相の相次ぐ政権投げ出しで傷ついたイメージをぬぐいたい。そんなしたたかな作戦にも見える。

もうひとつ、今回の総裁選がこれまでと様変わりした点がある。

勝者が座ることになる新首相のいすは、遠からずある「次の総選挙まで」の期間限定であることだ。勝者が受け取るのは、いわば首相としての仮免許であり、総選挙に勝って初めて本免許を手にすることができる。

総選挙での小沢民主党との勝負に向けて、どれだけ緊張感のある論戦を繰り広げられるか、説得力のある政策を打ち出せるか。それが今回の総裁選の最大の見どころだろう。

その点で注目されるのは、与謝野馨経済財政相の参戦だ。

麻生太郎幹事長は景気回復をなにより優先し、財政再建より財政出動を主張する「積極財政派」。これに対し、与謝野氏は財政規律を重視し、国民に消費増税を求める勇気を持つべきだという「財政再建派」だ。

両氏の論争の行方は、ばらまき色の強い政策に傾く公明党との関係や、当面の消費増税を否定する民主党の主張にも影響を及ぼさずにはおかない。

さらに「上げ潮派」と呼ばれるグループもある。財政規律は大事だが、増税は避け、減税など経済の成長戦略を優先すべきだという立場だ。「上げ潮派」の重鎮といえば、なんといっても中川秀直元幹事長だ。総裁選の意義をより深め、本格的な政策論争を盛り上げるためにも、ここは中川氏が自ら名乗りをあげてはどうか。

自民党の論戦は、民主党の政策を吟味するうえでも有権者には役立つ。自民党が本気になればなるほど、民主党も綿密な政策づくりに動かざるを得ない。そんな総裁選にしたいものだ。

昨日の民主党鳩山幹事長も、自民党の総裁選の立候補者の顔がマスコミに取りあがる場面が多い、民主党もマスコミに売り込みが出来る対策を考える打ち合わせをしたという。自民党のお祭り騒ぎである。有権者をお祭りに巻き込んで、総選挙をやられたらどうなるのかという心配なのだろう。

しかし、国会の空白で、無駄な時間を使ってしまって、お祭り騒ぎをしている場合ではないだろう。国民の目線で考えると福田首相の思いを忘れず、継いで欲しいものだ。

« 鬼にやんま | トップページ | パンダは何時来るの? »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 総裁選はどうなる:

« 鬼にやんま | トップページ | パンダは何時来るの? »