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2008年9月26日 (金)

“きぬかつぎ”の思い出

今日の名言

嫉妬をする人はわけがあるから疑うんじゃないんです、疑い深いから疑うんです。

シェイクスピア『オセロウ』

Taro3e1_2                                                                                                親芋の子芋にさとす章魚のこと フクスケ

皿に煮物の芋と章魚が盛り付けてある。大きめの芋が親芋。小さいのが子芋。子芋が親芋に尋ねる。「なんでここに章魚がいるの?」親芋は章魚に気を使って小声で子芋に応える。

「一緒にいると私たちだけでいるよりも美味しくなるからでしょ」「なんで?」「それぞれの美味しいダシが混ざってもっと美味しくなるのよ」「そうかなぁ。なんかイボイボが気持ち悪い」「そんなこというものじゃありません。

失礼でしょ章魚さんに」そんなことを言いながら三者はやがて食べられてしまいました。目が点、耳がダンボ、式にちょっと可愛くちょっと戯画化した少女四コマ漫画ふうの俳句は現代のひとつの流行。

自己表現という大命題のダサさをおちょくって氾濫しているが、この句ような馬鹿馬鹿しいまでのドン臭さはまた別ものの笑い。やはり流行りの気取った「可笑しみ」の俳諧とも違う。これを作るのも勇気はいるが、取った虚子もつくづく凄い。虚子編『新歳時記・増訂版』(1951)所載。(今井 聖)

芋と言えば、むかし母親に、“おこじゅう”(3じのおやつ)よく食べさせてもらった。そのころ母親から“きぬかつぎ”とハッキリ教えてもらわなかったまま死んでしまった。何故かこのことが今となって残念で仕方がない。

他に何もない、土間の“へっつい”の鉄鍋の中を覗くと里芋が茹でてある。両手で5・6個取り出し皮を指で強く押すと「つる」と剥ける、それを醤油につけて食べるのである。他に食べるものがなかったので、仕方なしに食べたのであるが、美味しいと思ったことがなかった。

だから、“きぬかつぎ”と言う言葉はずーと後の20歳過ぎたころ、隣の伯母さんに聞いて始めて知った。

9月の お月見に、どこの家でも供えていたなあ・・・柿・栗・さつまなどと一緒に、公に盗みが許されたお供え物を覚えている。

Mutsumefuta21

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