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2008年9月15日 (月)

金融危機の深刻化

Kamejima41最悪のシナリオだ。世界の金融危機は深刻さを増して来た感じである。

朝日webより15日14時17分【ワシントン=西崎香】米金融当局は金融危機の深刻化を重大視し、金融市場の混乱を抑える緊急態勢を徹底する方針だ。15日のニューヨーク市場は相場が急落する懸念が強い。市場関係者には連邦準備制度理事会(FRB)が緊急会合を開き、市場対応をさらに強化するとの観測も浮上した。

米財務省のポールソン長官は14日、実質的な破綻(は・たん)処理に直面している証券大手リーマン・ブラザーズをめぐる金融機関や当局の対策などが、市場の円滑な機能に不可欠なことを指摘。市場は異常な状況に直面しているとの認識で、金融システムの安定に取り組む姿勢を強調している。

証券業界を監督する証券取引委員会(SEC)も同日声明を発表。市場の混乱を回避させる対策を徹底し、海外の金融当局と連携していることを明らかにした。週明けの15日のニューヨーク市場では、金融・証券相場の急落が予想されており、当局は神経をとがらせている。

米中央銀行のFRBは日曜日の14日夜、証券会社などへの緊急貸出制度の条件を大幅に緩和。証券会社リーマン・ブラザーズの破綻懸念だけでなく、複数の証券や金融、保険会社などの経営危機が同時多発で進行する深刻な事態を重視し、金融システム不安の急拡大に歯止めをかけることに懸命だ。

FRBは16日に金融政策を決める定例の公開市場委員会(FOMC)を開く予定だが、市場には週明け早々に緊急会合を開くとの観測も浮上。リーマン・ブラザーズの救済交渉が行き詰まる前は政策金利の据え置きが確実視されていたが、金融システム不安が急拡大する恐れが強い場合は、資金繰りを緩和することを視野に入れた議論の可能性もあるとの見方だ。

 流血の日曜日」と報道=金融危機で米メディア

【ニューヨーク15日時事】流血の日曜日-。米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻が不可避となった14日、CNBCのホームページにはこんな見出しが躍った。米メディアでは、失職を覚悟し、私物を入れた段ボール箱を運び出すリーマンの従業員の姿も紹介された。
一方、リーマンの次の「標的」と目されていた。

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