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2008年8月23日 (土)

地球を他の星から見たら何と思うだろう?

06oga_toga11時の経つのは早い。今年も色々あった。ミャンマーサイクロン・中国四川省大地震・岩手宮城内陸地震など、多くの犠牲者が出た。地球上で不測の自然現象である。

地球人類最大のイベントと言っても過言でない、200カ国以上の人を集め、オリンピックが中国北京で開催された。17日間で今日・明日で終わりである。次回は4年後のイギリスのロンドンである。

しかし、人災?人間同士のトラブルは耐えない。チベット・新疆ウイグル自治区の暴動とグルジア問題でロシア・アメリカの冷戦状態?

こんな、地球を他の星から見たら何と思うだろう?

朝日新聞コラム(天声人語)では・・・                                            きょうは「処暑」。暑さ収まる候とされる。なるほど、秋の風が吹き始め、熱波と雷雨が暴れた季節も出口が見えてきた。浅黒い子どもたちが、観念して勉強机に向かう頃でもあろう。〈日焼顔(ひやけがお)見合ひてうまし氷水〉水原秋桜子。

かき氷というもの、久しく口にしていない。それでも、シロップの原色、脳天に走る稲妻とともに、小さな雪山を崩していく感触がよみがえる。冷房の喫茶店ではなく、駄菓子屋の店先、炎天下の小景である。

枕草子の「あてなるもの」(上品なもの)の段に「削り氷(ひ)にあまづら入れて、あたらしき金椀(かなまり)に入れたる」とある。平安貴族は、つる草の甘い汁で食したらしい。清少納言が「上品」に分類した通り、保存に手間がかかる氷は貴重品だった。

別段の「星は」には、すばる、ひこぼし、ゆふづつと並ぶ。ゆふづつとは宵の明星、金星のことだ。明るい天体に目が向くようだが、「削り氷」食べ放題の星があると知れば、列記は別物になったかもしれない。

火星に水があることが、米国の探査機によって科学的に確かめられた。少なくとも氷の状態で大量に存在する。水は命の母という。遠い過去には、生命を育む海や川があったのだろうか。「生の痕跡」を求めて、火星探査はいよいよ佳境に入る。

大宇宙の悠久の営みは、命を紡ぎ出せる環境を至る所に用意したはずだ。それがご近所にもあったと分かれば、銀河の孤独はいくらか癒やされる。残暑の夕刻、赤い惑星に「夏日星(なつひぼし)」の字をあてた先人を思いながら、納めの氷水にさじを運ぶのもいい。

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