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2008年8月29日 (金)

東海・関東の土砂災害の情報

今日の名言

の世界に偽詐(ぎさ)多く、疑の世界に真理多し。

福沢諭吉『学問のすゝめ』

447141秋出水家を榎につなぎけり 西山泊雲

出水で舟を岸辺に繋ぐくらいの発想しか通常は出てこない。それは自分の中に累積したイメージで作ろうとするからだろうな。イメージは自由に拡がると思うと大間違い。想像の方が先入観に縛られて古い情趣まみれの世界しか生み出せない。

言葉だけをいじって清新なイメージを紡ごうと四苦八苦したあげく他ジャンルの表現を借用してモダンを気取ることになる。「馬酔木」の出発以来俳句は「見て作る」か「アタマで作る」かのせめぎあいだった。

表現はすべてアタマで作るのだなんてことは言わずもがな。要は「もの」のリアルをまず起点に置くかどうかということ。こういう句を見ると両者のせめぎあいははっきり決着がついた感がある。

家をつなぐ。榎につなぐ。どちらもアタマでは作れない。こんなリアルは見ることの賜物。『新歳時記増訂版虚子編』(1951)所載。(今井 聖)

今夜、午前0時ごろから、もの凄い雷と滝のような雨が降って、午前3時現在も収まらない。NHKのラジオの大雨の情報では、八王子・青梅・日野・あきる野・などが、土砂災害危険情報を出している。私が住んでいる八王子市片倉町では、1時間に77ミリの雨量観測したそうだ。

京王線高尾線で昨夜11時50分、8両編成の高尾山口発高幡行きの電車が崩れた土砂に乗り上げてしまった。土砂を取り除いて、始発の電車に間に合うか分からないという。しかし、乗客はいなく。乗務員2人は無事だそうだ。

それにしても、愛知県の岡崎市は2時までに、記録的な140ミリも降った市は、自衛隊に、災害救助法の適用を要請したという。3時20分NHKのニュースである。東京町田市でも116ミリの記録的な豪雨が降った。

(時事ドットコム)愛知県岡崎市は29日午前2時10分、豪雨により土砂災害などの恐れがあるとして、市内全域(約14万6000世帯)に避難勧告を出した。(8/29-03:37)

3時40分のニュースで、調布市多摩川の水量が氾濫水域5メートル58センチに達したと、国土交通省で住民の避難勧告を出し、危険を呼びかけている。しかし、当地八王子は大分収まったようである。

この長雨と豪雨は、この時期、低気圧を伴った秋雨前線に向かって太平洋から、暖かい湿った高気圧から流れ、それの北の冷たい高気圧とが、鉢合わせで、力が拮抗しているためである。3時40分東京23区に大雨の情報が出た。

そして、4時東北地方のも広がった。低気圧の動きが遅いことが原因だ。当地は4時10分現在、ようやっと静かになった。

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