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2008年8月 3日 (日)

わが町の風景

今日の名言

飲食は飢渇をやめんためなれば、飢渇だにやみなば其上にむさぼらず、ほしゐままにすべからず。

貝原益軒『養生訓・和俗童子訓』

Img_0004平均台降りて夏果てとも違ふ 中原道夫

そういえば先日朝日新聞に、清水哲男さんが日本の詩歌はスポーツをきちんと扱っていないと書いていました。なるほどと思っているところに、この句と出会いました。平均台というと、なぜか女子のスポーツです。

中学生のときに、体育館の中で、跳び箱の順番を待ちながら、女子が平均台の上で苦労している姿をぼんやりと見ていたものです。夏であれば、体育館の開け放たれた扉の外には、空高く入道雲が盛り上がっていたことでしょう。

この句が詠んでいるのは、平均台の上での動きそのものではなく、演技が終わって後のほっとした瞬間です。中空から足を地に下ろす、その時の心情が、閉じられようとする季節に重ねて詠われています。季語は「夏果て」、夏の終わるのを惜しむ気持ちです。

ただ、句は夏果てとも違ふと、締めくくっています。この否定は、競技に燃焼しつくせなかったことを表しているのでしょうか。あるいは、季節に取り残した大切なものが別にあるということでしょうか。身体だけではなく、句の結末も、あやうげに中空に浮かんでいるようです。『角川俳句大歳時記 夏』(2006・角川書店)所載。(松下育男)

 白髪や 夏の太陽と 玉の汗

河川河川敷は、散歩する人買い物に出かける人そして通勤通学する人、便利に使われている。本来河川管理用であるので、自転車・バイクは乗り入れ禁止であるが、歩行者とバイクの接触事故がないように、公道と接続口に「バイク乗り入れ禁止」の看板を立ててもらった。

通る人が、楽しんで歩けるようの近くの町会のみなさんで、コスモスを植えている。近くの公園に来るか方のにも楽しんでもらっている。そんな場所にジョギングする団塊の世代の白髪交じり男の姿があった。

川に鯉の群れを見ながら走り、汗をかくというのは気持のいいものと思う。もう、キバナコスモスはところどころで咲きだした。300メーター近くを植えているので、見ごたえがある。

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