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2008年8月26日 (火)

まさか、福田首相も頭が痛い?

07tamurano_yuhi31_2太田誠一農林水産相の政治団体が05年と06年の2年間、当時の政策秘書(現農水相秘書官)の自宅を「主たる事務所」として届ける一方、事務所 費計550万円余りを計上していたことがわかった。事務所費に、人件費や備品・消耗品費を加えた団体の経常経費は2年間で計約2346万円にのぼる。政治団体の経費計上の適切さをめぐって議論を呼びそうだ。

団体は「太田誠一代議士を育てる会」。東京都選挙管理委員会に提出された政治資金収支報告書によると、05年に約305万円、06年に約248万円の事務所費を計上。報告書は事務担当者の欄に、現在は農水相秘書官をしている秘書の名前が書き込まれ、連絡先は衆院議員会館にある太田氏の事務所の電話番号となっていた。

しかし、主たる事務所の所在地として届けられているのは、東京都目黒区の閑静な住宅地にある秘書官の自宅。秘書官の名前の表札があるだけで事務所の表札は見あたらない。

太田氏は26日午前の閣議後会見で「問題は全くないと考えている。ただ、指摘されれば受け止めて検討しなければならない。経費はすべて実際に支出している」と説明している。

辞任する考えはないことを明らかにした。一方、町村信孝官房長官は会見で「内閣の取りまとめ役として一度詳しく事情を聴きたい」と述べ、農水相から事実関係を聴取する意向を示した。
首相官邸サイドは「法律的な問題はない」としており、農水相に説明責任を尽くさせることで乗り切る構え。しかし、9月12日召集予定の臨時国会に向け野党側が徹底追及するのは必至で、支持率低迷に苦しむ福田康夫首相にさらなるダメージとなりそうだ。

農林水産大臣と言えば、事務所費問題で辞任した大臣は過去に三人いる。

松岡利勝氏 2007-5-28自殺 

赤城徳彦氏 2007-8-1辞表 

遠藤武彦氏 2007-9-2辞表

三人とも自らの不祥事で辞めざるを得ない、情けない辞め方である。またもや辞任に追い込まれる?それどころではないだろう、僅々大きな課題が山積していると言うのに!!福田康夫首相も、任命に当たっての、身辺調査を見落としたのか。これは、任命責任で、命取りになってしまうなんて大田誠一農林水産大臣の説明責任の仕方では取り返しのつかないことになる。

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