発言サポートに意義あり
太田誠一農水相が、NHKの番組で、食の安全への取り組みについて、「日本国内では心配しなくていいと思っているが、消費者がやかましいから、さらに徹底していく」と述べた。
これに対し、食の安全は既に確保されているが、消費者の過剰要求を背景に政策を進めると受け取れる発言だという意見が出てるようだ。確かに、そんな言い方をすべきではなかったが、どちらかというと、そういう一言よりも、ギョウザ事件のような問題が出ないと食問題に敏感にならない国民のほうにも問題があるのではないか。たとえば、うなぎの問題はどうだ。うなぎの国内産は2割と分かっていた。だから、スーパーに大量に並んでいる国内産うなぎが本当なわけがない。食品偽装問題が流行になってから過剰に騒ぐんじゃないと思う人も多いのでは?今話題になってない問題がいっぱいあるじゃないか。食問題で言えば、カジキやマグロのメチル水銀も騒ぐべきじゃないか?
麻生自民党幹事長は関西では、「やかましい」は、「よく知っているという意味」と太田氏を擁護した。それに対し野田聖子消費者行政担当相は、「そういうサポートは非常に残念だ」と“口撃”した。「日本の北から南まで、皆さんが分かる日本語を使っていただかないと困る」と改めて批判した。
政府要人の発言は、慎重に発言しないと、とんでもない誤解を招く、しかし、この発言は国民の茶の間でも大きな話題となっている。今朝の朝日テレビの」スーパーモーニング」でも取り上げ、コメンテーターの鳥越俊太郎さんは同じ福岡出身でるが、なるほど麻生幹事長の「よく知っている」と言う意味もあるが、「やかましい」は、発言の前後から全く違う。
大田農水産大臣の言い訳をサポートした麻生自民党幹事長など、言い訳すればするほど国民に不信をかってしまう。
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