困難を乗り切るために
「困難を乗り越えるために。福田康夫です。]
昨日、広島で原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式に参加しました。幾万の尊い命とともに焦土と化した広島は、今や、わが国の有数の大都市に発展し、平和のシンボルとして国際的にもその名を知られています。
被爆者やご遺族の方々とお会いし、お見舞いを申し上げる機会も得ましたが、今もなお、多くの方々が被爆の後遺症に苦しまれています。原爆の悲劇は、六十三年を経た現在でも、終わることはありません。
唯一の被爆国として、こうした悲劇を二度と繰り返してはならず、平和協力国家として、平和で安定した国際社会において、責任ある役割を果たしていかねばならないとの決意を新たにしました。
このところメルマガの読者の皆さんから、「物価高で苦しい生活を何とかしてほしい」といったご意見をいただいています。
私は、国民経済が大きな困難に直面している今だからこそ、将来にわたって経済成長していくための構造改革をしっかりと進めていかなければならない、と改めて申し上げたいと思います。
そして、同時に、改革を加速していくためにも、皆さんの暮らしの中の不安の声に耳を澄まし、生活改善を実感できる政策も実現していかねばなりません。「政策の実現・実行」を重視して、先週、内閣を改造しました。
今、わが国は、世界的な資源・エネルギー価格の高騰と、国内における本格的な少子高齢化社会の到来という、二つの大きな構造的な変化に直面しています。
第一に、原油や食糧などの世界的な価格高騰にどう対応していくかという問題です。相次ぐ値上げで、やりくりも大変になってきたというのが皆さんの生活実感だと思いますが、新興国が猛烈な勢いで発展していることを考えれば、一時しのぎの対策では、この問題を解決することはできません。
地球温暖化、資源高騰の時代にあって、省エネ技術の導入を加速するなど、一日も早く低炭素社会を構築しなければなりません。穀物価格の高騰に対しても、農商工連携、流通改革などを通じ、わが国の農業の体質強化と自給率の向上を実現していく必要があります。
こうした構造改革をさらに力強く進めていくためにも、急激な物価高で困難に直面している農業や漁業、中小企業の皆さんをはじめとする、様々な声にもきちんと応えていかねばならないと考えております。
第二は、年金・医療など社会保障に、いろいろな欠陥が判明した結果生じた、国民の皆さんの不信や不安をどう解消していくかという問題です。
本格的な少子高齢化社会に対応するためには、安心して生活できるよう、将来を見据えた抜本改革を着実に進めていく必要がありますが、そのためにも、今、国民の皆さんが感じている不安を、一日でも早く、一つひとつ解消していく努力も重要です。
先日発表した「5つの安心プラン」のうち、不足している産科・小児科医療、救急医療に対する緊急対応や、待機児童が多い地域での保育所整備の加速、労働者派遣法の見直しや、正社員を目指して職業訓練中の若者の支援など、可能なものから前倒して実施してまいります。
大きな時代の転換点にあって、国民生活はいくつもの大きな困難に直面しています。
しかし、新しい内閣のもとで、改革をさらに加速するとともに、皆さんが日々の生活で感じる不安に対してもきめ細かな政策を実施することにより、皆さんとともにこの困難を乗り越えていきたいと考えています。
と言う事だが、人間が便利さだけを追い求めた結果であろう。その為の弊害が精神力の未熟者が増えて心の豊かさと、幸せの有り難さの不感症人間が多くなってしまったことで社会生活に順応できないで犯罪や、不適切な行為に気づかない子供が育ってしまった。
それは、ゆとり教育の付けかもしれないが、家庭崩壊・地域の社会の軽薄化・先生の職業意識増長など、物質での豊かさが、心の不毛になってしまった要因かと思う。
ここで、限られた資源は何時か尽きる。石油も後68年で掘りつくされるという。いずれはなくなる事になる。代替エネルギー開発は勿論だが、明るい未来が展望できる設計図を示して頂きたい。
そして忘れてはいけないのが、我慢の出来る精神と物がなくても、心の豊かさは得られる。という事を、日本人いや人類全てが見直し、未来に繋げて行くことが大事で、この地球救う、視点に立って取り組まなければならないが・・・。
福田康夫首相に、ご意見を承りたい。
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