「いっそ小さく死ねばいい」森山直太朗新曲の本当の意味
「生きてることが辛いなら いっそ小さく死ねばいい 恋人と親は悲しむが 3日と経てば元通り…」
そして、直太朗さんは、次のようなエンディングで締めくくった。
「生きてることが辛いなら 嫌になるまで生きるがいい」 「生きてることが辛いなら くたばる喜びとっておけ」
この曲は、出だしが自殺をあおっているかのように聞こえるだけに、放送後にネットで賛否両論が出て話題になった。発売元のナユタウェイブレコーズ宣伝担当者によると、「過激すぎる」「どきっとした」という疑問から、「心にしみる」といった共感まで、これまで1000件以上の書き込みがあったという。
なぜ、こんな過激とも思える新曲を歌うことにしたのか。
作詞したのは、高校時代からの友人で詩人の御徒町凧(おかちまち・かいと)さん。宣伝担当者によると、御徒町さんの歌詞を読んだ直太朗さんが、「これは面白いね」と気に入り、自ら作曲して歌うことになった。
ヤフー調査だと「まったく問題ない」が約半分
歌を作った動機は、表面的な人生の応援歌ではなく、死と向き合ったときに出てくる言葉を紡ぎたいと考えたからだった。
「決して、冷たく死を突き放しているわけではありません。どっきりさせるような毒のある表現がありますが、死を考えてみることで、命の大切さ、尊さが分かるよ、と言いたかったということです」(宣伝担当者)
歌詞の内容は、実体験などを元にしたものではないという。直太朗さんの所属事務所セツナインターナショナルのマネージャーも、こう説明する。
「命を絶つという意味で使っているとは限らず、多岐にわたる解釈ができるのが詩です。確かに、賛否両論があることは懸念していましたが、人々に死ねばどうなるか考えていただくこともいいのではと歌うことにしました。最後まで聞いて、真意を汲み取ってほしい」
直太朗さん自身は、初披露したNHKの番組で、地球を守る意識を育てるには、「まず自分自身のことを大事にしていく、自分の命を大切にしていく」ことが必要だと話している。コンサートツアー「諸君!?」最終日の7月24日にも、最後に新曲を披露し、「未来は明るい。みんなが1人ずつ思えばそうなると信じている」とメッセージを送っている。
ちなみに、ネット上で話題になったことから、ヤフーが7月25日から8月4日までの日程で意識調査を始めた。25日午後7時過ぎ現在では、「『いっそ小さく死ねばいい』の歌詞は問題ある?」との問いに対し、「まったく問題ない」との回答が48%と半分近くを占めた。「ほとんど問題ない」が21%で、否定的な「とても問題がある」が16%、「少し問題がある」が17%だった。
世の中が、悪いのか、何て眠れないほど悩んでしまう人間もいれば、また、こんなことで気にするなんて、おかしいと言う人、そして直太郎さん自信が言っているように自分自身を大事にしていき、自分自身の命を大切にする。人それぞれの受け止めがあっていいと思うが、こういう歌は(詩)、私としては「問題ある」である。
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