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2008年8月12日 (火)

スエ・マエ組みに喝采

Sira61三洋電機のオグシオ組(小椋・潮田)にストレートで勝った経験がある。NECの末綱聡子、前田美順組の前評判は殆どメデアで報道されていなかった。小椋・潮田組に隠れてしまったようだ。スポーツの世界で、特にオリンピックの桧舞台で人気だけでは勝てない。勝負で負けたらお終い。どんなに人気がなくても実力がある選手が社会から崇められることではないのかなあ・・・。

このニュースを見て、報道のあり方に少し疑問を抱く一人である。あまりのも偏った取材は公平さを欠く、はっきり言って「美人だから取り上げる」というのは、如何なものかと思う。結果的には、スエ・マエ組みは、世界ランキング1位を破った。一方オグ・シオ組みは世界ランキング3位にストレートで負けた。

以下YAHOO!ニュースより                                                      北京五輪のバドミントン女子ダブルス準々決勝で“スエマエ”こと、末綱聡子、前田美順組(共にNEC・SKY)が、世界ランキング1位でアテネ五輪金メダルのヤン・ウェイ、チャン・ジーウェン組(中国)を下す大金星を挙げた。最強ペアを下しての準決勝進出。メダル獲得へ大きく前進する勝利だった。

会場には多くの中国人観客と中国メディアが詰め掛け、相手ペアがスマッシュを打つたびに大きな掛け声がかけられる完全アウエー。「雰囲気にのまれた」(末綱)という第1ゲームは、8-21と一方的なスコアで落としたが、第2ゲームで16-19から一気に4連続ポイントを奪って流れが変わった。セッティングの末に23-21で第2ゲームを奪うと、第3ゲームは完全にスエマエのペース。スタンドから「どこかのタイミングで前に出ろ」というNEC SKY・今井彰宏監督のげきが飛ぶ中、積極的に打って出て21-14と相手を引き離し、ゲームカウント2-1で勝利をものにした。

2人の信頼関係が呼び込んだ逆転勝利

27歳の末綱と22歳の前田。5歳の年の差がある2人がペアを組んだのは、前田が入社した2004年。いきなり日本ランキングサーキットで優勝し、その年に代表入りを果たしたが、常にオグシオ(小椋久美子、潮田玲子=共に三洋電機)らの影に隠れる存在だった。だが、07年から着実にステップアップし、08年には五輪出場権を獲得。6月のインドネシア・オープンでは、日本人として初めてスーパーシリーズの決勝に進出して準優勝を果たし、徐々に注目を集め出した。そして、7月13日の全日本実業団の決勝で、2年続けて敗れていたオグシオをストレートで破り、実力的には日本トップに肩を並べる存在になった。

以前はお互いの調子が悪いときに精神的に切れてしまって敗れることがあった。この試合でも1ゲーム目は前田のミスが多く相手に狙われた。しかし、「この1年で人間的に一回り大きくなった」(今井監督)という末綱は、「自分が切れた試合で、いい結果が出せていないし、試合終わったあとも2人がギクシャクして、気分が悪かった。今日は我慢したというか、こういう場に立っていますので、気持ち悪いまま終わりたくなかった」と、辛抱強く前田の復調を待った。
この先輩の姿に、前田も「昔だったら、今日の第1ゲームはお互いがギクシャクしていたかもしれないです。でも、先輩も私のダメさに我慢して自分のことをやってくれているし、私も切れないように我慢して、とりあえず(いつものプレーに)戻ろうと思っていました。それまでは絶対に待っててくれてると思ってやりました」と奮起。日本勢初となる準決勝進出を呼び込んだ。

勝利の瞬間には海外メディアからも拍手が巻き起こったスエマエ。2人の信頼関係が引き寄せた快挙で、日本のバドミントンがオグシオだけではないことを内外に証明して見せた。

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