森ビル「上海ヒルズ」お披露目 高さ492メートル
私以前に勤めた会社(東芝エレベーター株式会社が、ワールド・ファイナンシャル・センターに納入した)ニュースである。
森ビルが建設する「上海環球金融中心(ワールド・ファイナンシャル・センター)」が完成し28日、一般公開を前にガラス張りの展望ルームなどが報道陣に公開された。世界一という。
東芝エレベーター・(8/28/ニュースリリースより)
中国大陸・最高層ビル「上海環球金融中心」向けエレベーター
【概要】当社(社長:木村俊一、本社:東京都品川区)は、2008年5月にオフィス部分が竣工し、9月にホテルオープン予定の「上海環球金融中心(事業主:上海環球金融中心有限公司、建物高さ:492メートル)」向けに中国大陸最高速(当社調べ)となる分速600メートルの超高速エレベーター3台および階間調整機能付*1高速ダブルデッキエレベーター8台、合計11台の高速エレベーターを納入しました。
*1:フロアの高さにあわせて、上かごと下かごを自在に伸縮させる機能
中国大陸で最高速となる超高速エレベーターは、世界一高い場所にあるホテル向けのシャトル用エレベーターとして「キャビン」と名付けられ、1階からホテルロビー階がある87階、さらにその上の91階にあるレストラン階までの約400メートルをわずか1分程度の乗車時間で直行運転しています。
この超高速エレベーターは、かごの形状の最適化をはかった「整風カプセル」やビルの風揺れに対応するロープ制振技術など、「TAIPEI101」に納入した世界最高速エレベーター(当社製、分速1,010メートル、ギネス世界記録認定)の技術をベースに中国法規(GB規格・中国国家標準)に適合した安全装置等を付加させた最先端技術を搭載したエレベーターです。
また、中国向けとしては当社初となる高層および低層オフィス向けに納入した「階間調整機能付高速ダブルデッキエレベーター」は、通常のエレベーターに比べ約1.9倍(ダブル運転時*2)の輸送能力を備えているため、エレベーターの設置スペースを低減できる省スペース・省資源に配慮した環境調和型製品です。
*2:ダブル運転とは、上かごは偶数階のみ、下かごは奇数階のみサービスする運転方式
当社はこうした世界最高水準の技術力を通して、当社の得意とする高層ビル向けの高速エレベーターの更なる販売活動を行っていくとともに、中国の開発部門である中国エンジニアリングセンターの強化および増強した生産体制を活かしてシェアアップを図ります。
【上海環球金融中心】
「上海環球金融中心」は、森ビルグループの都市づくりのノウハウを注ぎ込んでつくられる「垂直の複合都市」です。中国大陸で最高層ビルとなる同ビルには、最新鋭のスペックを誇るオフィス、最高級クラスのホテル、世界中から人々が集う商業施設やカンファレンス施設などで構成され、上海におけるビジネス文化、エンターテイメントの一大拠点を担っていくとみられています。
【基本仕様】
(1)超高速エレベーター(ホテル向け)
①乗車定員 18人
②積載重量 1,350kg
③定格速度 上昇 分速 600m 下降 分速 480m
④昇降行程 339.48m(1・2号機)~409.53m(3号機)
⑤台数 3台
(2)階間調整機能付高速ダブルデッキエレベーター(オフィス向け)
①乗車定員 上かご・下かご 各18人
②積載重量 上かご・下かご 各1,350kg
③定格速度 高層オフィス向け(1-27階) 分速300m
低層オフィス向け(1-17階) 分速210m
④台数 高層オフィス向け(1-27階) 4台
低層オフィス向け(1-17階) 4台
合 計 8台
【写真(上海環球金融中心外観)】
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