心の豊さ
心の豊かさが手の届くところに満ちあふれているのに、それに気づかずに暮らしていることが多いのではなかろうか。だから、“心の豊かさ”を意識する事がなく日常を送っているのだろう。
一日一回心を沈め、両手を合わせて、反省・感謝する事が大切。。。。
一昨日も、15歳の少女が父親をナイフで殺すという痛ましい事件があった。親子のつながりは険悪なものになって来た最近、何かにつけて親に余裕というものがなくなったようだ。理由一つは、不況ムード・閉塞感のある社会であると思う・・・が。
幼児の子育てにおいても親は子に、「しっかり・がんばれ・きっちり・さっさと・早く」と、急き立てる、親のこの言葉から子はいつも逃れたいと感じているようである。自分の部屋に閉じこもり、ゲームに夢中になるのも、いい子ぶっているふりをしているのもそのためだろう。
塾や習い事に時間を費やし、青空の下で土を踏んで、友と戯れることもなく、少子化で友達の数も少なくなり、大きい子が小さい子を遊んでやったり、遊び事を教えたりすることもなくなったようだ。子供同士でのつながりも弱くなり、どうしても孤立孤独化していくのだと思う。
親も忙しいからと子供と対話することも少なくなり、父親の単身赴任や深夜に及ぶ仕事に追われ、父親が子供と対話することも遊ぶこともなくなり、母親も子の教育費のためにと、そして自分の楽しみに、家計の足しにと仕事に出れば、どうしても子供と接する時間もなくなる。食事さえも母親の手作りのものが少なくなり、親の身勝手で夫婦別れして、子供は寂しい状況におかれることも最近は多い。
どんな生き物にも共通することだが、親は子育てに没頭する、親は危険をもかえりみることなく子育てにのみ力を尽くす。親は子を育てることに心血を注ぐことは当然のことなのに、昨今の親たちは、かつて家庭には祖父母がいたので親の代わりをしてくれたが、またご近所が地域で子供の成長を見守り支えるという地域力もあった。
核家族化進み子供成長を家庭も、地域も、空洞化されて本当の意味の子育ての環境は、崩壊してしまたようである。その要因で少年犯罪が多発しているのだ。
大人が心豊かに生活すれば子供も、それに見習う。ゆとりと穏やかな生活を心がけることが、日本の将来を希望のある世代に繋げる。
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