大暑真っ只中
今日の名言 どんなものでも、前もって思ってみるように、よいものはありませんわ。 |
G・エリオット『サイラス・マーナー』 |
子どもの頃、野原や河原で遊んでいて、いきなり雷鳴とともに夕立に襲われて家へ逃げ帰った経験は誰にもあるにちがいない。そう、子どもたちは年中外で黒くなって遊んでいた。乾ききった田んぼ道をポツ、ポツ、ポツ、ザアーッと雨粒が背後から追い越してゆく。それを爪先で追いすがるようにして走って帰った記憶が、私には今も鮮明に残っている。
空地でワイワイ遊んでいる子どもたちにとって、夕立に濡れるのはいやだが、同時に少々ずぶ濡れになってみたいという好奇心もちょっぴりあるのだ。遊んでいた子どもたちの声は、夕立によって一段と高くにぎやかになる。しかも、夕立は大きい子にも小さい子にも、分け隔てなく襲いかかる。
まさしく「どの子」をも分け隔てなく夕立が包んでゆく情景を、作者はまず上五で見逃していない。どの子にも太陽光線が均一に降りそそぐように、夕立も彼らを均一に包んでしまう。あたりまえのことだが、そのことがどこかしらうれしい気持ちにもさせてくれる。気張ることなくたった十七文字のなかに、さりげない時間と空間がきちんととりこまれている素直な句。
正浩は詩人だが、俳句歴も長い。ほかに「眉消して少年の病む金魚かな」「夕端居手足長きを惜しげなく」などくっきりとした夏の句がある。「澤」(2008年7月号)所載。(八木忠栄)
夫々に 団扇片手に 夕涼み
人息と 汗が飛び交う 夏神輿
光より 闇が音する 遠花火
夕立は、夏の風物詩のである。今の時期は、梅干を干す土用である。むかし、むしろ、3枚ぐらい干して、遠くにかみなりの音がすると、急いでしまった母親の姿を思い出す。今が一年で一番暑い24節気の大暑(7/22~8/6)である。今年の土用の丑の日は24日である。
うなぎ、偽装うなぎで大きなニュースなって、うなぎの人気がなくなったとか、貧乏人は食べれない。しかし駅前の路地裏から、煙が舞い上がり、食欲をそそる蒲焼の匂いはたまらない。
26日は、花火大会である。8月1・2・3日は夏祭りである。今年も交通整理に、借り出される。
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