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2008年7月23日 (水)

「看護・介護に外国人」の課題

05gihu_hana_festa21NHK・おはようコラム 「看護・介護に外国人 課題は?」から

日本の看護や介護の現場で働くために、インドネシアからの第一陣226人が、来月7日、来日することが決まったという。

インドネシアからの人材の受け入れは順調に進んできたかと言うと、日本政府の主たる目的とインドネシアの想いがずれをどう調整するかが大きな焦点となった。

今回の受け入れを巡っては、当初から、現場と日本政府の認識のずれが指摘されていたが、それが解消されないまま、インドネシアからの第一陣を迎えることになった。その認識のずれというのはこういうことだ。

日本の看護や介護の現場では人手不足が深刻だから、施設関係者は海外からの人材の受け入れを要望しているし、インドネシアの人たちも、日本で得られる高収入や高度な技術を学べることを期待して、来日には積極的である。

ところが、日本政府は、今回の受け入れは人手不足解消のためではなく、インドネシアとの経済協力に基づく、例外的に受け入れにすぎないとしているのである。だから、来日した人たちが、専門職として日本で長く働くのに、高いハードルを設けている。

看護師を目指す人は来日して3年以内、介護福祉士を目指す人は4年以内に、日本語の国家試験に合格して、国家資格を取得しなければならないというものだ。

今回の受け入れを成功させるには何が重要かと言うと。

インドネシアの人たちは、来日から半年間、日本語研修を受けたあと、病院や施設で働きながら、合格を目指すことになる。重要なのはその間の教育である。

施設任せにせずに、政府が試験に合格するための教育を支援する体制を整えることが必要だ。それと同時に、受け入れ施設で働く人たちの待遇を改善することも考える必要がある。

日本人が燃え尽きてやめてしまうような状況では、(実際は、給料があまりにも安く食べていけないと言う)適切な指導もできない、また海外から優秀な人材がきても、働き続けることはできないと思う。

インドネシアの人たちを、日本の看護や介護を担ってくれる専門職として育てていけるのかどうか。今回の受け入れは、高齢化が急速に進む日本で、優秀な人材を確保できるかどうかの、試金石になる。

今後注目して行きたい。

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