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2008年7月 3日 (木)

これが普通?で悩んでいる

Photo_2感覚麻痺・常識認知・異常感覚・一般常識など四語字熟語を並べるとハハアーンと分かるかと思うが、最近の世の中、政治、役人、の心意気と一般市民との乖離があるのが気がついていない。

個人の感覚の差というものは、あっていいと思うが、当然である。しかし、判断基準は、最大公約数の範囲がヅレてしまっているのである。

このことは、一般市民でも、感じることが多い。例えば人のモラルに基準の認識の違いで、毎日、ゴミ拾いをしながら悩んでいるのであるが、タバコの吸殻を道路に棄てる、そこに紙くずを棄てる、また、空き缶を棄てるとゴミの山になるのである。これが普通の光景となって感覚麻痺となって、恐ろしい取り返しのつかない状態になってしまっている、これが、洞爺湖サミットのテーマでもある基準作りの環境問題である。

環境は人には守れないから、法律が出来、罰則が作られるのだ。個人の我ままと利益だけで生きる人間の罪深き行為が「普通」の感覚で来てしまった結果だと思う。

フランスのモットー「自由・平等・博愛」1789年王政に反旗を翻し民主化を求める市民によって成し遂げられたフランス革命。その際制定された青・白・赤の三色のフランス国旗は夫々、自由・平等・博愛を表すものとされ、それ以後市民社会におけるシンボルとされてきた。国を問わず法律や政治もこれらの精神によるものが望ましいとされてきた。

しかし、今度の洞爺湖サミットに参加するフランスのサルコジ大統領の個人的行動は、日本人の常識感覚では考えられないことである。離婚。そして結婚を大統領になって間もない時に行ってしまった。そして奥さんは同伴で来日する予定をドタキャンしてしまった。

そのことでも、欧州では普通なのかも知れないが、日本人の感覚では考えられない事だ。

自由の裏返しに責任があるが、その自由と責任も、国・個人の認識の差がある、そこが理解出来ないて悩んでしまっている。

何れにしても、平均的見識を持った、人に優しい思いやりのある人間が一人でも多くなって欲しいと思う。

  

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