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2008年7月27日 (日)

福沢諭吉先生も嘆く

05detohama11

東京新聞社説(抜粋)より、                                      大分の教員汚職事件にはあきれました。郷土が生んだ偉人、福沢諭吉に顔向けができないでしょう。腐敗を許す土壌が広がっているのではと恐れます。

今回の教員採用汚職とは似て非なる不祥事があります。2001年5月から6月にかけて、山形大、富山大、金沢大で400人を超す受験生が誤って不合格とされていたことが発覚したのです。

得点集計するコンピュータープログラムの合否判定ミスが原因でした。ミスは数年間続きました。

多くの若者の人生が変わりました。浪人して翌年遠方の私大に進学した人や2年連続で「不合格」とされ、専門学校を卒業してその春に就職した人もいました。

 底なしの様相呈す疑惑

大学側は「遅すぎた合格通知」を被害者に送る一方、慰謝料をはじめ、他大学への入学金や学費など、総額で7億-8億円の損害賠償金を支払うことを決めました。

大分の事件は、影響の大きさは似ていても原因は異なります。こちらは贈収賄という犯罪です。県警の調べや関係者の証言から、ひどい話が次々に浮かんでいます。

2 口利き許す体質と構造

さらに由々しい事態は、合否連絡をめぐる国会議員秘書や県議といった地元有力者の口利きの横行です。名古屋市教委など多くの教育委員会が、特定の受験者の合否を個別に事前連絡していました。

3 「門閥制度は親の敵」

福沢諭吉が「福翁自伝」に書いています。「先祖代々、家老は家老、足軽は足軽、(略)何年経(た)っても一寸(ちょい)とも変化というものがない。どんなことをしても名を成すことが出来(でき)ない」。そうした封建制度を憤り、わが子を僧職にしようとした亡父の心中を察し、「門閥制度は親の敵(かたき)で御座る」。

こう語ったのは110年前。世襲制は、諭吉が敵視した門閥制度につながりかねません。

今、当事者はどういう心境だろう、何も申し開きが出来ない。昔なら打ち首獄門である。

門閥制度とは=    「門閥制度は親の敵(かたき)でござる」 福沢諭吉の生涯は、 この武士としての意地から始まったのではないか。「親の敵」とは比喩ではない。諭吉の父親は学問を志しながらも、下級武士として細々とした事務的な仕事しか与えられずに、45歳の 短い生涯を終えた。

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