小さい事の積かせね
「大記録とは、小さい事の積重ね」昨日イチローがインタビューに答えていた。
常日頃から、一つ一つ積み重ねていけば結果が出るという事だ。大きな目標を立て努力すると言うことかも知れないが、イチローはそうは思っていないのではないかと思う。毎日々の小さい数字(努力)の積み重ねで通過点に過ぎないと言う。
それは、イチローたりとて人間で感情の起伏もあれば、体調の波もあるだろう、しかし日常の摂生した生活がある。精神力・体力などのモチベーションを最高の条件にする事で小さな数字がでる。
毎日の小さい数字を出す努力し続けることが大事だ。古い諺で「ローマは一日にしてならず」だ。そして、楽しんでする事だ、辛かったら続かない。
産経新聞社説でも、 米大リーグ、シアトル・マリナーズのイチロー外野手イチローが日米通算3000本安打(日本で1278安打)を達成した。日本球界出身者としては、張本勲氏の3085本に次ぐ史上2人目の記録だ。
同選手は1992年、ドラフト4位でオリックスに入団後、当時の仰木監督らに才能を見いだされて力をつけ、パ・リーグで7年連続首位打者に輝くなど日本を代表する選手に成長した。
2001年にメジャー移籍すると、いきなりMVP、首位打者、新人王に輝いた。04年にはシーズン最多記録の262安打で首位打者となり、今季は8年連続200安打に挑戦中だ。
変化球で打撃フォームを崩されてもボールをしっかりとらえることができるバットコントロールに加え、持ち前の俊足でヒットの山を築いてきた。
いとも簡単に見えるが、磨きあげられた巧みな技術と鍛え抜かれた身体能力があるからこそだ。努力する姿を見せることを嫌うタイプだけに、人知れずバットを振り込む。才能だけで通用するほど、勝負の世界は甘くないことを知り尽くしている。
常に「準備を怠るな」と自らに言い聞かせながら試合に臨む。対戦する投手の情報を細かく分析して、イメージトレーニングを重ね、打席に向かう前の屈伸運動で心身ともにリラックスする。準備さえできていれば何事にも対応できる。だからこそ、8年間の大リーグ生活で大きなケガもせず、最高のパフォーマンスをファンに見せ続けられた。
こうした努力する姿勢は、スポーツ界にとどまらず、人生を生き抜くなかで挫折感にとらわれやすいとされる日本の若者たちの鑑(かがみ)ともなるはずだ。
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