限られた資源・環境保全を子孫に残す努力
自然の生きものたちは、ただ無心に生きている
東の空が白みはじめる黎明の時刻になると、【5/4(子供の日)東京の日の出 04時45分 : 日の入 18時32分である。】それまで静まりかえっていた空気を破るかのように、第一声の鳥のさえずりが雨戸の向こうに、聞こえてくる。すると、それに呼応するかのように他からも鳥の鳴き声が聞こえ始め、そして、あちらからも、こちらからも、さまざまな鳥たちの「今日が始まるよ」という声が、言葉のように聞こえてくる。生きものたちが最も活き活きしているのが、朝の一時である。
5月は生命が躍動する時節である。木々の緑は深みを増し、花を咲かせる、生きものの多くがこの時期に子孫を産み育て、鳥や昆虫、動物たちが一年で最も命の輝きを見せるのもこの時期である。今まで草木をよく観察する余裕がなかったので、太陽の暖かさで大地が暖められ、水と大地の養分吸収し、一斉に芽を出し伸びるそして、殆どの植物は、花を咲かせる。
生きものたちは、生きるということになんの疑問もなく、自然現象の如くに命を躍動させています。それは子孫を残すという遺伝子のはたらきのままに生きているという姿のように見える。
生きものたちの命が最も輝く季節であるが、、人間社会ではこの時期に悩み苦しむ人が多くなるようで、五月病などともいわれている。4月から新年度が始まり、仕事や勉学で、また生活環境でも変化がある季節である。そして、ようやく慣れてきたのがこの5月。はつらつとして仕事や勉学にとりくみ、新しい生活環境を楽しんでいる人もあれば、変化に馴染めないとか、疑問を感じたり、意欲がわかなくなったり、明暗が別れてくるのもこの時期だろう。
春夏秋冬の季節がある自然環境のもとでは、この時期に生きものたちの新しい命の誕生が集中する。だから、生きものたちにとっては短い一生の中で最も命輝く時節である。自然の流れのままに生かされている生きもたちは命が輝いているように見えてくる。それはあたえられた命をただ無心に生きているからだろう。
多くの生き物は先祖のDNAを引き継ぎ子孫に受け渡していくことを本能であり、無心である。自分は何時か死ぬと言うことが、地球上で分かっている生きものは、人間だけである。
分かっているなら、限られた資源・環境保全を子孫のためにも、残していくことに腐心したいものだ。
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