« 環境相会合―歩み寄りの芽を育てたい | トップページ | 夏の海 »

2008年5月27日 (火)

人間形成

Center171現代の歪が出ているのも人間形成時期に、おなざりになっていた教育方針が、はっきりしないままに、人が育つ環境が急速に変化してしまっている。少子・高齢社会の到来による社会構造の変化、産業・雇用状況が及ぼす家庭への影響、地域社会における人間関係の希薄化、各家庭における価値観の多様化など、この変化は、人が学び、育っていく家庭・学校・地域・社会の各階層において進行しており、さまざまな歪みが問題を引き起こしている。
人の一生を学びの過程と考え、幼児期、学校教育期、社会人、それぞれの段階における学びとその環境構築について考察・研究していくことが大事なことである。したがって、人の健康、心のあり方、家族関係、教育問題、教養、生涯学習基盤の問題等々について検討し、より良い人間形成と発達が保障される環境作りをしなければならない。

地域社会での日常生活をフィールドにして、
地球環境問題を見据える・・・・
人と自然が共生し、
人と人が共生できる社会を目指すためである。

 「何気なく生きる」のは悪いことではない。しかし「何も知らずに流される」のは不幸である。私たちはどこに住み、何を食べているのか。それは誰が作り、どこから運ばれてきたのか・・・食べ物だけでなく、水や空気でさえ、誰かが作り、そして誰かが汚している。家を建てたとき、その土地に以前に住んでいた人、そこに生えていた植物や、その植物と暮らしていた虫はどこへ行ったのだろう?

他人の心を思う自分の心のあり方を
明確に把握するため、
心理学の必要性の認識することである

 人にやさしくしてあげたくなるのはなぜ? いじめを見てみぬふりをしてしまうのはなぜ? 食卓に花が飾ってあると、どうして気持ちが和む。公園に緑が少ないと落ち着かないのは、どうして。人の心を理解することは、まず自分を見つめることからはじまる。

« 環境相会合―歩み寄りの芽を育てたい | トップページ | 夏の海 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 人間形成:

« 環境相会合―歩み寄りの芽を育てたい | トップページ | 夏の海 »