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2008年5月 8日 (木)

実質二倍の人生

07tamurano_yuhi31実質二倍の人生をどう生きるか

88歳の元気のおじいさんと一緒に散歩をした。人間の成長期間を生まれてから成人までの20年とすると、寿命が50年の時代では大人期間が30年間であった、ところが今や平均寿命が80歳超ですから、大人期間が60年間と2倍、多く生きるようになった。

すなわち、人生が50年の時代においては、子を産み育て終えるや命尽きたのですが、21世紀になって多くの日本人がさらに30年間も生き続けるようになったのである。
子を産み育てる第一ステージの30年間は気力体力ともに充実しているのだが、、50歳を超えた人生の第二ステージでは、加齢とともに健康を維持しにくくなり、体力が衰え気力も弱くなり、社会との接点をも縮小していく。この人生の第二ステージをどう楽しく生きるかが、人々の課題でなんだよな。

高齢化社会では、悩める老人の姿と重なりあって見えてくる人もあり、老いを悩む、病や死を嘆く、満たされない気持に沈み込み勝になる。悩みを脱却するためにも、背筋伸ばして姿勢を正したほうが前向きな気持になれる。

しかし、体が悪くて、病院に入院しても老衰の場合、的確な治療方法はない。今の医療制度では3ヶ月で退院させられるという。家庭では介護が必要となってくるのであるが家族は出来ない家庭が多い。そんな悩みを年よりはしなければならない。長く生きればそれだけ苦労はあるものだが、国はこのことをどのくらい理解しているだろうか?

この時代を生きる人々にもそれぞれの生き方が見えてこないのである。60歳を超えて、心身ともに健康で社会の担い手として活き活きと活動できる、経験と技術を生かして仕事ができる、社会に貢献できる、生き甲斐や楽しみを求め持つことができる、そうありたいものだ。

日本の年金・医療・介護の問題を皆で考え年をとっても、楽しく暮らせる世の中にしたいものだ。何時もより足取りが重く疲れた。

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