夜明け
「春眠暁を覚えず」今朝は、何時もの通り3時30に起きて、パソコンをいじっていたら雨戸の向こうで、小鳥の鳴き声がして来た。時計を見ると、4時30分だった。雨戸の隙から僅かに明るさが漏れている。早速雨戸を明け、庭におりたつと小鳥達は、空を鳴きながら飛び交っていた。
小鳥の鳴き声で目を覚まし
雨戸明け庭に下り立つ
沙羅の若葉の葉陰より
空ながむれば東方に雲の空き
将に陽が登らんとする
過去を未来に引き継ぐ今日が始まる
そう言えば、一昨年シャラの木を植えたが今年も、新緑となった。シャラの木で思い出すのが、吉田兼好の徒然草である。
祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらわす
おごれる人も久しからず
ただ春の世の夢のごとし
たけき者も遂には滅びぬ
偏に風の前の塵に同じ
また、「青葉の笛」の歌は3年まえに亡くなった長兄が私の5・6歳の頃、よく歌っていて覚えてしまった歌詞も懐かしく思い出す。
①一の谷の戦やぶれ 討たれし平家の公達あわれ あかつき寒き須磨の嵐に 聞き出しこれが青葉の笛
②更くる夜半に門をたたき わが師に托せし 言の葉あわれ いまわの際まで 持ちし箙に残れるは「花や今宵」のうた
時の経つのは早い。
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