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2007年10月21日 (日)

延命治療

今日の名言

人は父親の死は早く忘れるが、その遺産の喪失は忘れない。

マキアヴェッリ『君主論』

61

最近年を重ねて来て、つくづく思うのであるが、延命治療に関することであるが、個人的には「安楽死」もあっても良いのではないかと思う。

法的には、まだまだ議論を重ねることだが、高齢化・平均寿命の伸び・などには、植物人間で長耐えられていても、本人も辛いし、家族にとっても経済・精神的にも大変な負担のなってしまう。何とか、法律的に、考えの方向性(ガイドライン)を示すことが大事な時期に来ていると思う。

延命治療の中止には明確な公的基準がなく、たとえ患者の希望でも、治療をやめた医師は殺人罪に問われる恐れがある。それが現場の混乱を招いていることから、このガイドラインもつくられた。

しかし、どのように死を迎えたいかはそれぞれの死生観がかかわる。このガイドラインを使っていくためには、社会に幅広く受け入れられることが必要だ。

患者がどのような状態のときに人工呼吸器をはずしたのか。家族とはどんな話をしたのか。それは患者にとって最善の道だったのか。救急医学会は事例ごとにきちんと検証し、公表してほしい。

そのうえで患者や市民、さまざまな分野の専門家の意見を反映させ、ガイドラインの内容を改善してはどうか。そうすれば、末期がんの患者などの延命治療をどうするかの幅広い議論にも役立つ。

延命治療を中止するにしても、その前提は救命の手だてを尽くすことだ。 救急医療をいっそう充実させる必要があることは言うまでもない。

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