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2007年1月17日 (水)

虚無とは

「虚無」とは自惚れと自責のなかにある。

辞書では、

1、何物もなく、むなしいこと。空虚

2、この世に存在するすべてのものに、価値や意味を認めないこと。「虚無感」

3、虚心であること、「虚無自在の心」

4、無限の宇宙、大空、虚空

5、古代中国の老子の哲学、「万物の根源・本体は、はかりがたく無である。」

という事だが、虚無を語るには、修行しているとき、修行で体感・実感出来るものだと思う。

時々、人間の生き方を考えると、どうしても「虚無」なるには、修行をしている時だけは実体験出来るのではないかと想像していたが、今朝がたの深夜便で、「虚無からの脱出」島根大学名誉教授の松塚豊茂氏が、「自惚れと自責のなかにある」という。だから人間の心理は、普段の生活の中においては、体感できないし、また出来たとしても、虚無という言葉では言い表せない根っこないもので欺瞞である。

心の平静さと、穏やかな生活の営みを続ける事は、人間の究極の願望であろう。宗教や信仰と言った手段では、解決できない大きな壁があり殆どの人間が谷底から脱出できないでいる。はっきり言って良く分らない難しい問題で、もやもやしているのである。

     暖冬の    渇きを癒す    通り雨

     掌をかざす  燃えるストーブ  夜警あと

     東方へ    啼いて烏や    寒の朝

     青草を    麦に似て踏む   懐かしく

今朝は、塵拾いをして、実家の点検とアパートのチェックと掃除をする。途中雨が降ってきて、少し濡れた。大庭町会長と会ったが、どうも体調が悪いらしい。消化器系かな?

  

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