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2006年8月28日 (月)

昔の思い出①

東京都南多摩郡由井国民学校に入学が昭和19年4月(1944年)戦争真っ只中だった。当時は、今の由井中で校舎の裏の土手に坊空壕が掘られてあった。

入学は4月6日で、西門入ると左手に桜の木があり、丁度八重桜が奇麗に咲いていた。覚えているのは、母親と一緒に来た事だ。あの優しい母親の一寸不安げと、緊張した顔は覚えていて、ときどき風で舞う桜の花びらがとても印象的に頭に残っている。確か、もんぺ姿で、下駄を履き、木ぐち(手提げ)を持っていた。

その時は、他の同級生のことは余り覚えていない。ただ唯一記憶にあるのが西門を入って直ぐ右に、使われていない、深い井戸があり、除くと、とても深いところに水が光って見えて、落ちたら、死んでしまうだろうと思って、深刻に考えたのだった。そこに居た城所茂君の元気な声で、「そんな井戸なんか覗いていないで、宝取りをしよう。」

と言ってみんなを誘って、飛び回っていた事に、真剣に落ちたらどうしようと思って、一寸陰になって考え込んでしまって居た気分を、陽に変えさせてくてた人だと、それ以来今でも、時々思い出す。小さい時の体験はその人の性格、人生までが決まる大事なことになるんだ、と今も感じている。

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