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2021年8月17日 (火)

仏教用語の解脱とは

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「解脱」・・・(真言宗の解説)
解脱[げだつ]とは、一つには、際限なく生滅を繰り返す輪廻転生から抜け出す事であり、もう決して再び生まれなくなることを意味します。
 
あるいはまた、みずからを苦しみに導く種・原因であるみずからの愚かさを知ってそれに打ち勝ち、再び愚かな行いを、なさなくなることも解脱といい得ます。
 
この意味では、悟りとも言いますが、この場合、一回解脱すれば良し、悟ればお仕舞いなどといった、お手軽なものではありません。
 
常日頃みずからを律し、苦しみの原因となる悪しき行為、愚かな行いをなさないよう、よく気をつけて怠ることなく生活したならば、その日々の中にこそ解脱があって、それは一回こっきりのものではないのです。
 
ある程度、高い境地に至るまでに、「もうこれくらいで良いだろう。充分だ」と、それまで怠ることがなかった生活を放棄してしまえば、ただちに元の木阿弥になってしまいます。
 
この意味での解脱とは、なにかとてつもなく高邁で達しがたい、不可思議で神秘的な体験や境地などではなく、私たちの努力次第で現実に達し得るもので、仏教徒はそれを達すべく努力すべきものなのです。

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