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2021年4月 7日 (水)

花を見て感動する心

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コンクリートの割れ目に咲いた一株のタンポポや建物のわずかな隙間に群れて咲く小さな野のスミレはけなげに美しいものです。

「明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」・・・親鸞聖人

人の命は花の如くであり、その儚さを讃えた歌です。桜は絢爛として咲きほこるが、ほんの数日で散ってしまいます。寒の戻り、花冷えの日が続くと、時に長く咲いていることもありますが、暖風に枝を払われ、はらはらと散ってしまい、葉桜に変わります。
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ふくらむ蕾に春の到来を喜び、爛漫に咲きほこる姿に心はずませ、散りゆく姿に哀愁の心をいだく、日本人は桜に我が人生の一コマを重ね見るから特別な思いを桜によせます。
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花を見て人は美しいと心に感じるけれども、自分勝手な思いで見ていないだろうか、花は子孫を残すために花咲き虫を招く、人に見つめられたくて咲いているわけではない、花は人間に何の期待もしていない、ただ咲く姿を無心と人は見ているだけでしょう。
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生きるとは「生まれる」ことでもなく、「人生」でもない、今、現に生きている、この事実です。桜は今を咲いているから美しい、だがその美しさをしらずに散ってしまう。全ての、こだわりをはなれてこそ、桜の本当の美しさが見えてくる。

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