自己中心的な人
最近、自己中心的な人が多いように思いますが?
自己中心の人は・・・「自分さえよければ・・・」どうしても自分が有利になるように考えます。反対に利他的な人は、周囲の意見や行動とのバランスを見て「自分が引いたほうがいいな」と感じたときは、我慢したり譲ったりします。
これがいわゆる“協調性”なのですが、「自己中心的」と言われてしまうタイプは、この度合いが低いということです。他人よりも自分の主張を通したい、無理にでも通そうとする ので「自分中心」、「自己中心的」と言われてしまうのです。
この性格はうまくいけばリーダーシップに結びつきますが、度が過ぎたり、あまりに周りの話を聞かなかったりするようだと、ただの独裁者、周囲を振り回す人になってしまいます。
「自己中心的」な行動にはさまざまな、要因がありますが、育ってきた環境に影響を受けている場合が多いのではないでしょうか?
人は幼いころに、「人生脚本」と呼ばれる自分の中でできあがった生き方の主軸、価値観が作られると言われますが、これは親の価値観や育った環境によって固まっていきます。
例えば、幼いころから親に「やりたくないことはやらなくていい」と言われていたり、兄弟や近所の友だちがおらず物事の決定権が常に自分にあったりすると、自然と「自分の気持ちで動いていい」と思う傾向が強くなります。
中には悪意がある人もいるかもしれませんが、どちらかというと「自分の判断にみんなが従ってくれる」という“強い甘え”があるといえるでしょう。
また、普段は協調性の高い人でも、精神的に追い詰められたり想定外のことが起こったりすると、冷静に考えられなくなり、自己防衛のために「自己中心的」な発想になることもあり、心に余裕がなくなることも、自己中心的な行動の要因 になるでしょう。
« 自分を知ること | トップページ | 老いては子に従え »
コメント