人生の下山の心得
人生を「山登り」に例えることってよくあります。
人生は、困難なことに、立ち向かいながら、何度も坂道を登っていく、「山登り」のようなものです。「確かに、生きていると困難なことに直面することもあって、それでも前に進み続けなければならない。」そんな風に考えることもできます。しかし、下山を考えなければなりません。
人生の下山の心得
永遠に続く登山というものはありません。この下山こそが本当は登山のもっとも大事な局面です。登山のときと、下山では、姿勢が違う。気持ちが違う。めざすのは山頂ではなくて、新たなスタート地点です。
登山が山頂を征服する、挑戦する行為だとする考え方は、すでに変わりつつあり、そしていま、下山の方に登山よりもさらに大きな関心が深まる時代に入ったように思います。
安全に、しかも確実に下山する、というだけのことではありません。下山のなかに、登山の本質を見いだそうということです。下山の途中で、登山者は登山の努力と労苦を再評価する・・・下界を眺める余裕も生まれてくる・・・自分の一生の来し方、行く末を思う余裕もでてくるだろうと思います。
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