永久不変のものは無い
「諸行無常」・・・無常とは常が無いと書きますが、世の中の一切のものは常に変化し生滅して、永久不変なものは、無いということです。
草木はじめ、あらゆる生きものの躍動するありさまは、季節とともに変わっていきます。
私たちの住むまちの山も川も刻々とその姿は変わり続けています。人の思いとは気ままなもので、変わってほしいと思うこともあれば、変わらないでいつまでも現状のままであってほしいと願うこともあります。
ところが天候が変化するように、晴れの日が続いてほしいと思っても雨が降る・・・一雨ほしいと願っても降らなかったり・・・降れば豪雨であったり、先の読めないのがこの世であり、ことごとくが変わりゆくものばかりです。
変わりゆくとは、時の流れでもあり、ものの存在もそうです。
一昨日、私の生まれ育った実家の近くの大先輩に会ったのですが、昔を語って頂きました。私が覚えている・・・いま此処に立っている場所(八王子市片倉町の一角)も、「あぁーそうだったの・・・」そういう歴史があったことに驚きさえ覚えたのです。歴史を学び今を生きることは、大事なことだと思いました。
歴史を学んで未来を想い現在を生きる
光陰は矢の如しで、人の一生などあっという間です。のんべんだらりと日々を過ごしていたら、一月や一年はすぐに経ってしまいます。いつまでも若くありたいと願っても、老いはさけられません。
世の中の出来事はいずれは終わり、無くなり、滅んでいきます。しかし逆に言えばまた新たなものが生まれ、物事は進化していくとも言えます。なくなっていくこと、離れていくことは悲しいことですが、それは終わりではなく新しい始まりの一つなのです。
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