季節の移ろいで思う
いま、関東地方は梅雨です。
日本には日本独特の四季があり、その中で独自のものの考え方や感じ方を育んではきました。春夏秋冬それぞれの季節の特色が、人々の暮らしと心を豊かにし、生活の中に、日本人は季節の感覚を取り入れています。
初夏には衣替えが行なわれ、同時に住まいの装いも夏向きに変えられます。今日の大都会は味気ないものとなりましたが、その中においても移り変わる四季の気配と美しさを見出すのが日本人です。四季それぞれの自然を観賞し、溶け込み、楽しむ心があります。
「梅雨」
雨の日が続くのはできれば勘弁してほしいと思う人は多いでしょう。しかし、雨が降らなければ困るという人たちも世の中には多くいます。農業に従事している人たちは雨が降らなければ死活問題です。
農作物の成長には水は欠かせません。かといって降りすぎると洪水等で大きな被害にもなります。人それぞれに梅雨への思いがあるのだと思います。
「時すぎて やまの緑は 増すばかり」
「草の道 早朝散歩で 靴が濡れ」
「静けさや 新緑の葉に 玉しずく」
「入梅りや 紫陽花の花 色を増し」
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