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2019年4月17日 (水)

湯殿川に想う

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画像に含まれている可能性があるもの:空、草、木、山、家、屋外、自然

私は生まれも、育ちも同じ、八王子市片倉町に、八十数年暮らしている、いわゆる土着者です。

戦争と終戦で激しい時代を経てきて、片倉町の景観が、大きく変わりました。私たちの年代の人が暮らしの中の一部としていた、湯殿川も大きく変わりました。四~五十年前の湯殿川は、蛇行し、川幅は狭かったり、広かったり、浅かったり、深かったりで、変化に富んでいました。

そこに暮らしている私たちは、湯殿川は、生活の基盤でもあったのです。田に水を引く・水車を回す・洗濯をする・野菜を洗う・魚を獲るなど、今では考えられないことで、生活が成り立っていたのです。

一方危険もいっぱいありました。カクシを踏む(篠の切り株で足の裏を突き刺す)・虫に刺される・蜂に刺される・蛇に咬まれる(シマヘビ・マムシ・ジモグリ)・漆にかせる(川の淵に漆の木がたくさんあり、素手で触ると、肌にブツブツが出来る)・川の深みで泳ぎ溺れるなど・・・

夏は一日三回ぐらい泳ぎ、学校帰りにはフルチンで泳ぎました。晒しの褌があればまだまし、手ぬぐいを腰に巻きつけただけで、味噌漉しザルで鮒っ子、ドジョウを掬い(田んぼのみの口あたりでよく獲れた)身体が冷えると、田んぼの稲の中へ入り、身体中泥を塗り寝そべって遊びました。

湯殿川の魚の種類も多かったです。ハヤ・コイ・フナ・ウナギ・ナマズ・ギバチ・ドジョウ・八目ウナギ・カジカ・オババ・砂モグリ・エビ・タニシ・シジミ・イモリ・カニ・などが獲れました。

獲り方は他に、釣り、あんま釣り、投げ込み(雨などで水が増え濁った時ミミズを餌に投げ込んで置く)下げ針(前の日の夕方ミミズとかドジョウを餌にウナギ釣り針に付けて、いそうな川の淵に仕掛けて翌日の朝に引き上げる)投げ網、網、穴つり(ウナギの穴に針のついた棒を差し込みつき刺す)かいぼり(川のある部分をせき止める)モリ・ざる・手掴み・どう(竹で筒状に編んで一旦入ったら出られない)などの方法があったのです。

私たちは、そんな環境で育ったのです。いま五十歳代~七十歳代の方達は、湯殿川を、どんな思いで見ているでしょうか・・・                       

田んぼは無くなり、湯殿川は整備され・コンクリート化され、河川管理通路を市民は便利に利用しています。現在も湯殿川は、むかしと同じに、西から東に流れています。コイなどと、小さな魚がいますが、獲っても食べられません。

昨今はゴミ、タバコの吸い殻を捨てる心ない人が後を絶ちません。大きなもの(財産)を失いかけているようです。将来のことを考えますと、もうこれ以上自然破壊をさせることはできません。

住民一人ひとりの心がけで、魚も昆虫もカエル・ホタルも呼び戻せるのです。是非ご理解と協力をお願いしたいと思います。

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