世のため、人の為に尽くす
『利他の心』とは
仏教でいう「他に善かれかし」という慈悲の心・・・キリスト教で言えば愛です。簡単にいうと、「世のため、人の為に尽くす」ということです。
利他とは・・・社会のために、思いやる小さな心がけです。
人間は、世のため、人のために何かをしたいという“善”の気持ちを備えもっています。
他人のために何かをする・・・尽くす事は他人の利だけでなく、めぐりめぐって自分も利することです。
他人に親切にすると、喜ばれたり感謝されたりします。それで自分も、善い気持ちになるのです。反対に他人に意地悪をすると、嫌われたり憎まれたりします。それで嫌な気持ちになるのです。
中には、他人に意地悪をすると良い気持ちになったり、他人から親切にされると「人から情けは受けない!」などと言って腹を立てる人もいますが、そのような人は心のひねくれた人間です。そのような人間は、世間の人々から憎まれるので不幸です。
そして本人も、自分の人生に幸福を感じていないと思います。いつもイライラし、自分でもわけが分からずに腹が立ち、幸福そうな世間の人々を憎んでいるのではないかと思います。
ふつう人間は、他人から好かれることを望み、他人から憎まれることを嫌います。だから、人から好かれるようになるために、あるいは人から嫌われないようにするために、「利他の心」が起こるのです。
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