子は親を選んで生まれてくる
「子は親を選べない」
その正反対に「子は親を選んで生まれてくる」という考え方があります。
○ 「子は親を選べない」というのは、まことに息苦しい世界です。偶然にひどい親の元に生まれてしまったから、わたしは不幸だ、ということになるわけです。
○ 「子は親を選んで生まれてくる」というと、偶然ではなく、自分自身に主体性があることになります。親のせいにしていたものが自分に返ってきてしまいます。
親に強いうらみを持つ人にとっては、どちらが辛いでしょう?
自分の中に要素があると分かれば変えていくことができます。偶然が自分を支配しているという考えに立てば、永遠に自分に主導権はありません。
「子は親を選んで生まれてくる」というのは、物質的な世界観の領域を超えています。したがって、信じないという人もいると思います。
こんな親・家に生まれてきたお陰で苦労ばかりなのか・・・一生堅苦しい思いをすることになると思うのか・・・
はたまた、なんの心配もなく居心地のいい家で楽に暮らせるなどと、その家に生まれてよかったと思うか・・・は、すべて本当は本人の心しだいです。
そう言って親や家のせいにするのは、何事も人のせいにしたがる弱い心が考え出した、いいわけに過ぎないと思います。
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