善と悪について
勧善懲悪(かんぜんちょうあく・善を勧め、悪を懲しめる)
「善悪の基準」とは…善悪は時代や地域、における正義に準じることです。「正義」とは、人の道に適うことです。
一般的には、結果や量、外見や形で善い悪いと判断されがちですが、善いことへの結果や量、外見や形ではなく、動機や心の持ち方が良いか…悪いか…です。
良い心の持ち方とは、心が清まっていることです。怒りや貪りが少なく、落ち着いてリラックスし、朗らかで、言葉も対応も丁寧な姿勢でしょう。
反対に、悪い心でとは、心が汚れていることです。怒りや攻撃性に満ち、本心では野心があり、言葉も粗暴で、態度もぞんざいで、落ち着きが無く、騒がしい状態です。
大規模な社会貢献をするよりも、小さくても身の回りで心を込めた親切のほうが、実は大きな結果を招く…量ではありません。質(動機・心のあり方)のほうが何百倍、何千倍も尊くなると思います。
普段の生活の中から、善行ができるのです。性格や気質によって苦手・得意はありますですので、それぞれができることをやっていくのが大切です。例えば、近隣のお付き合い・地域社会での助け合いの心と行動で示すことです。
また、こういう基本的な善悪の見方をするようになれば、無理を強いたり、言わなくてもすむようになります。
出来たなら社会貢献やボランティアはやったほうがいいでしょう。ただし、悪い心でやったなら、それはあまり効果が無いといいますか、意味を成さなくなるということです。そうして、実際に、悪心を起こしながら、行っている方もいますので、せっかくの善行を台無しにしているようでもったいないです。
理想的には、善い心で社会貢献やボランティアをすることになると思います。ですが、量の多さ、活動の広さとかではなく、自分ができる範囲で取り組んでいくことということになると思います。
心を抑圧するのではなく、また興奮したり感情を激しくかき立てるのではなく、リラックスした中庸のある感じで取り組むのが良いと思います。
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