生きていられることに感謝
一日の無事平穏に感謝・・・
まさに、ご先祖さまの「お陰さま」で、私たちの生かされているのです。
食事の前に「いただきます」・・・感謝の気持ちの表れです。
そして、当たり前のことが当たり前にできる姿こそが、自分が生きている証です。そして生かされている証でありますから、その時々に手を合わせ、感謝を表すことができれば、それ自体が、他ならぬご先祖さまへの感謝の表れとなります。
また、「おはようございます」や「こんにちは」の挨拶も、自分が生かされ、周りの人がいてこそできることです。したがって、日常の挨拶を感謝の気持ちでするだけでも、一日がより充実したものとなることでしょう。
今の自分や家族があるのも、ご先祖さまがいて下さってこその存在でありますから、家族で交わす挨拶そのものが、ご先祖さまに感謝する行為と何ら変わるものではないのです。
感謝を表す代表的なことばに、「ありがとう」があります。食事の「いただきます」「ごちそうさま」もそれにあたります。私もそうですが、感謝のことばを、本当に感謝の気持ちを持って発しているでしょうか・・・
漢字で書くと…「ありがとう」とは「有難い」ことなのです。
残念ながら、「有難いこと」でも、「してもらうのが当然」のように捉えてしまうと、感謝の気持ちは薄れてしまいます。家族や身近な人に対しては、余計にそうではないでしょうか・・・
私たちは、何事でも、「有難い」こととして捉え、それに感謝する。感謝できる環境に生かされていること自体が幸せである。「日日是好日(にちにちこれこうにち)」なのです。
その幸せに対し、家族や身近な人にこそ、大きな感謝の気持ちを示し、常にそれを口にすることができれば、本当に素晴らしいことであると思います。
また、感謝の気持ちやことばは、決して一方通行ではなく、互いを思いやり支え合う「お陰さま」「お互いさま」の精神で成立します。
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