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2016年11月11日 (金)

これからのまちづくりを考える

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地域社会の理念

地域は、隣人たちとの社会的な関係の中で、それぞれの住民が自分らしい生き方を実現していく場であり、歳をとっても、障害があっても、住み慣れた地域で自分らしい生き方を全うできることが、その人の尊厳を支えることです。

地域社会の変化

少子高齢化・晩婚化・未婚・などの家族の形態が変容、地域の連帯感が希薄化し、さらに価値観やライフスタイルの多様化などで、これまでのような地域の活力を期待することも難しくなっています。

私たちの地域社会でも、老夫婦のみ、独り暮らし、空き家が増えて、その存在が深刻となって来ています。また人々の移動性や流動性が高まり、個人主義的傾向も強まる中で、「ご近所」の人間関係が形成されず、地域の求心力の低下を招いています。

安心・安全の暮らしのまちづくり

上述の現代的事情を背景に、国や社会のことに目を向けるよりも個人生活の充実など個人個人の利益を大切にする傾向にあります。そのため、互助・共助の意識も希薄なことから、地域社会の停滞につながる一因となっています。

長い伝統をもって地域の自治を担ってきた町内会・自治会は、今後いっそう進む少子高齢化の、多様で深刻な状況や課題に応じた組織と活動の見直しを迫られています。

孤独死の防止や認知症住民の徘徊(はいかい)・生活の見守り、子どもの安全、空き地・空き家の管理など、新たな課題が生まれてきており、こうした課題に、会の運営と活動の新たな展開を図ることが求められていると思います。

退職住民の活躍の場づくりの支援(住民と自治2016年1月号より)

地域には多様な世代の住民が生活しています。かれらが地域で隣人同士、十分な交流機会をもてないでいることが、その能力を発揮できないでいる大きな原因となっています。

その背景には、組織が住民に十分開いていないことがあるように思われます。この隘路(あい ろ)の打開のために、先ず強化が求められているのが情報発信力の向上です。

町内会・自治会の未加入者が、加入しない理由としてあげる主な理由は、「多忙」と並んで「地域のことがわからない」ということです。情報発信の重要性に見合った人材の確保と広報体制づくりがぜひとも必要ですが、各種の職業で情報発信の経験を積んだ退職者が地域にもどってきています。この人たちの組織化が重要なポイントです。

さらに最近、子ども会が、子ども数の減少で世話をする親も減って負担増となり、それが支障となって子ども会を解散する事例が多いことに胸が痛みますが、子ども会の行事を老人会と一緒にしたり、必要に応じていろいろなお手伝いをしてくれる「お助け隊」を組織したりする例も聞かれます。

地域では、多様な役割を住民みんなで協力して担い合うことができます。お互いの負担を均(なら)して、無理なく役割を果たしあえる関係をつくることが重要です。

そこでは、コンピュータ操作等の得意技で高次の役割を担う人もあれば、住民の誰もができることはみんなで少しずつ担当するということもあるでしょう。いずれにせよ、“つながり”とは「役割を担い合うこと」であり、それが地域で生きる活力を生みだすことにもなります。

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