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2010年9月28日 (火)

生物多様性条約会議に思う

282_field111 来月、名古屋で「生物多様性条約 締約国会議」が開かれる。世界の192の国とEU、国際機関やNGOなどが参加する。

地球が生まれて46億年、生命が誕生して以来、単純な細胞から、生物は次第にさまざまな動植物や微生物へと分かれ、そして進化してきた。

多様な生き物の「種」があること、種をはぐくむ多様な「生態系」がある。そして多様な「種」同士は密接に関係している。

人間は、毎日、動物や植物を食べなれば生きていけない。また、すべての生き物は、食べたり食べられたり影響したり、共生しながら、お互いに密接に関わり合いながら生きていかれる。だから、「生物多様性」は地球上の生物が多様であるおかげで、すべての生物が生きていかれるのである。

いま恐ろしい勢いで「種の絶滅、あるいは絶滅危惧」が増大していると言われている。世界の絶滅危惧種は1万7千291種で、毎年、数百種づつ増えていると、ある学者は言っている。

「環境破壊や汚染」「外来生物の侵入」「過剰利用」さらに「気候変動」などは、すべて「人間活動」によるものである。

いったん絶滅したら、絶対に元に戻せない、つまり、絶滅が問題なのは人間の手で種を再生できないこと、不可逆で、もとにもどせない。「種」というのは「生命の歴史」が生んできたものだからだ。

怖いのは、絶滅が進むと、ある時点から一気に加速する可能性もあるからである。そうして「絶滅」が大規模に進めば地球環境や生物はどうなるのか・・・。そして、最終的には「人間が種を維持すること」自体も困難になる。

それには、「生物多様性を保全する人類共通のルール」をつくり、しっかり守れば、すくなくとも現在のバランスを保てるのではないだろうか・・・。

来月、名古屋で開かれる「生物多様性条約会議」で話し合われる。

1)生物多様性を保全する
(2)生物資源を持続的に利用する 
(3)遺伝資源(生物資源ともいう)の利用から生じる利益の公正で衡平な配分

などが話し合われる。人が名前をつけた動植物は、およそ176万種という。、地球上の動植物は未知のものが、はるかに多くあるという。

人間が足を踏み入れたことがない生物資源に満ちた環境、それは主に途上国にある。自然環境の中ではぐくんできた「日本の里山」。農業を含めた里山の機能の復活と、生物多様性保全の取り組みの活性化を期待して「里山イニシアティブ」を大いに発展させてほしい。

あすの世代へ、この豊かで、すばらしい地球を残すために、「地球温暖化防止」と、重要な「生物多様性」をどうやって保全していくのか、という大事な環境課題が、人間一人ひとりつきつけられている問題である。

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