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2009年8月16日 (日)

新型インフルエンザで死者が

0261かかっても殆んどの人が軽く済んでしまっているとのことだが、沖縄で(57歳男性)とうとう新型インフルエンザで死者がでてしまった。

報道によれば、厚生労働省は「新型インフルエンザの病原性が強毒化したものではない」との見解を示しているが、今回の場合、感染が確認されたのは患者の死亡後で、病院と自治体などとの連絡体制には課題も残した。専門家は「これを機に危機感を新たにし、感染の拡大防止に力を入れるべきだ」と指摘している。

慢性腎不全のため透析治療中であったという。新型インフルエンザに感染して死亡したことが確認され、15日午後5時から那覇市の同県庁で開かれた記者会見では、全国初のケースという事態に、同県の担当者たちは一様にこわばった表情だったという。

この秋には再び感染の拡大が恐れられているが、「新型インフルエンザの病原性が強毒化したものではない」としているが強毒化が心配である。私も夏風を引いてなかなか抜けないで酷い目にあってしまったから、余計心配だ。

毎日新聞社説・・・新型インフルエンザの感染者が増えれば、重症者や死亡者の増加は避けられない。多くの人が軽症で治る一方で、一部に重症化しやすい「ハイリスク」の人がいるからだ。

日本で初の犠牲者となった沖縄の男性も、ハイリスクだったようだ。急性脳症や肺炎で重症化する患者も出てきている。必要以上に恐れることはないが、今後も重症者や死者が出ることは覚悟すべきだ。症例をきちんと検討した上で、感染者の重症化防止にいっそう力を入れなくてはならない。

新型でも季節性でも、ハイリスクと考えられるのは、循環器病や呼吸器疾患、糖尿病、腎臓病などの持病のある人、それに妊婦や乳幼児だ。新型では、持病のない若者や成人の中にも重症化する人がいる。米国では、肥満もリスク因子のひとつと考えられている。

今回、死亡した50代の男性は、慢性腎不全で人工透析を受けていた。過去に心筋梗塞(こうそく)で治療を受けたこともあり、重症化のリスクが高かったと考えられる。

どこで感染したかは不明だが、ハイリスクの人は人ごみや感染リスクのある病院を避けられれば、それに越したことはない。しかし、透析を受ける人などは病院に行かないわけにはいかない。ハイリスクの人が訪れる病院では特に、院内感染を防ぐ手だてを徹底する必要がある。

抗インフルエンザ薬投与のタイミングも検討の余地がある。死亡した男性もそうだが、簡易検査では感染していても「陰性」と出るケースがかなりある。ハイリスクの人に対し、疑わしければ陰性でも投与するのかどうか、指針が必要ではないか。

子供のいる家庭では、急性脳症が増えてきているのが気になるところだろう。家庭や小児科での対応についても、政府や自治体が情報をまとめ、共有しておくことが大事だ。

ワクチンの使い方も重要な課題だ。作成中の新型ワクチンは量に限りがある。誰に優先的に打つか、政府は早く考え方を示し、議論を進めるべきだ。抗インフルエンザ薬も有効活用し、犠牲者を減らす戦略を早急に立てなくてはならない。

日本では現在、夏場にもかかわらず、インフルエンザの拡大が続いている。推計では毎週全国で2万~3万人の患者が発生しているとみられる。秋冬の大流行は避けられないだろう。

多くの人にとって季節性並みとはいえ、誰がハイリスクかはっきりしない部分もある。あなどらず、早期に診断・治療を受けることが重症化を防ぐことにつながる。自分は軽症でも、人にうつさないための注意も欠かせない。大量の感染者に対応できる医療体制の整備も急務だ。

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