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2009年7月 5日 (日)

露草に朝のつゆ

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今日の名言

自分は今幸福かと自分の胸に問うて見れば、とたんに幸福ではなくなってしまう。

J・S・ミル『ミル自伝』

282_field111愛されずして沖遠く泳ぐなり 藤田湘子

もっとも鮮烈で純粋な愛は片思いであると、先日韓国ドラマを見ていたら、そんなセリフが出てきました。愛に関する言葉など、どんなふうに言ったところで、身に惹きつけてみれば、長い人生の中でそれなりに頷かれる部分はあるものです。

岸から遠くを、激しく腕を動かしながら、若い男が泳いでいます。見れば海岸には、思いを寄せる一人の女性の姿が見えています。遠くて表情まではわからないものの、友人と並んで、屈託なく笑ってでもいるようです。どんなにこちらが愛したところで、その人に愛されるとはかぎらないのだと、泳ぎの中で無残にも確認しているのです。

夏の明るすぎる光を、いつもよりもまぶしく感じながら、どうにもならない思いの捨て場を、さらに探すように沖へ泳いでゆきます。夏休み、と聞くだけで妙に切なくなるのは、ずっとその人のことを思うことの出来る長い時間が、残酷にも与えられてしまうからなのです。『日本名句集成』(1991・學燈社)所載。(松下育男)

Murasakituyukusa1 露草の つゆひたたりし 朝の露

庭隅に 生いし露草 色清し

天気予報では、今週は天気が悪い、梅雨はまだまだ先のようだ。何処から種が飛んできたか分からないが、我が家の庭の片隅に露草が出て、3年ぐらいしたら、大きな株になってしまった大紫露草だ。

紫の花が綺麗に咲いて赤・白の草花の中で、色の調和が良い。朝の庭の見回りで気がついた露草の花は実がついて、黒くなって落ち、その実が芽生えて殖えている。ちょっと昨日多すぎて、一株切て処分した。

むかし、お袋が、露草の実で子供たちに、正月の比較的暇な合間にお手玉を作ってもらったことを思い出す。お手玉の中に入れるものは、なかなか選ぶのに難しい。重さ、柔軟さが大事で、米や、大豆などでは、もったいない。

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