選挙のこと
何といっても今、私の最大関心事は、都議選・衆議院選である。麻生政権の支持率は10パーセント台である。確かに国民は、チェンジを願っているのだろう。麻生太郎主首相の言動に不信の念を抱かずにはいられないことが多い。そして昨日の注目する静岡知事選で、民主党が接戦を制止し当選した。
アメリカのオバマ大統領の「チェンジ」を掲げて新しい風に乗ったことで共和党のマケイン候補を圧倒的大差で破ったことから、世界同時不況の悪い環境を脱したいアメリカ国民の強い要望から実ったものだと思う。
それにしても、政治と金の問題は、後を絶たない。自民党も鳩山代表の献金問題を取り上げて相手の急所を突こうと考えているようだが、自民党も不審は拭い去れない。いわば同じ穴のむじなの戦いで、なんとも醜い。
もっと政策の違いをハッキリさせて、国民に示す判断材料が欲しい。国民が、安心・安全に暮らせる信頼ある政治を国民は望んでいるし、そのことが原点である事を忘れては困る。
毎日新聞社説・・・有権者の間に「チェンジ志向」が一段と広がっていることを裏付けた選挙だった。5日投開票された静岡県知事選は、民主党に加え社民党、国民新党が推薦した静岡文化芸術大前学長、川勝平太氏が自民、公明両党推薦候補らを破り初当選した。
もちろん、衆院選の結果が最終的にどうなるかはまだ分からない。しかし、民主党色を前面に出し、「政権交代の前哨戦。静岡のためだけの選挙ではない」とアピールして戦った川勝氏が勝利したことで、麻生政権がますます苦境に立たされるのは間違いないだろう。
今回の知事選は石川嘉延前知事の辞職に伴うものだ。県政の課題では大きな争点は少なく、「自民・公明対民主」という次期衆院選の対決構図を念頭におきながら投票した有権者が多かったのではなかろうか。
しかも、民主党は告示直前まで候補者調整に手間取り、元同党参院議員も出馬して一本化に失敗。当初は党執行部も苦戦するとみていた。
そんな中、激戦だったとはいえ勝利したのは、民主党に対して予想以上の追い風が吹いていることの表れと見ないわけにはいかない。そして麻生太郎首相の決断力の乏しさを露呈した一連の自民党執行部人事をめぐる迷走劇も今回の選挙に大きく影響したと思われる。
これで自民、公明両党は、衆院選の「前哨3地方選」と位置づけられた選挙のうち、先月14日の千葉市長選に続いて2連敗となった。「麻生首相の下では衆院選は戦えない」と自民党内の不満が高まるのは確実だ。毎日新聞の世論調査では12日の東京都議選も自民党は苦戦が予想される。8月下旬以降に総選挙を先送りするよう求める声が与党内で強まるのは必至で、「麻生降ろし」の動きは早まるかもしれない。
だが、これまで再三指摘してきたように国民に信を問うことなく自民党議員の都合だけで、これ以上、首相を交代させるのは許されないと考える。麻生首相も「地方選の結果は国政と無関係」と強弁するなら、潔く早期の解散に踏み切るべきだと改めて指摘しておく。多くの国民は政権選択の機会を「今か、今か」と待っているはずだ。
無論、民主党も盤石とはいえない。特に鳩山由紀夫代表の政治資金問題については、鳩山氏のこれまでの説明に納得できないと感じている人は多いと思われる。終盤国会で与党側は追及姿勢を強めるだろう。
いずれにしても、今週から来週にかけて解散をめぐる最終攻防が続くことになる。地方選挙のある地域の人たちだけでない。全国の有権者が政治の動きに目をこらし、衆院選の判断材料としていこう。
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