核の番人のトップに日本人が選ばれる
世界で唯一の被爆国である日本から、国際原子力機関(IAEI)の事務局長に日本人が選ばれた。イラン・北朝鮮などの核開発で進められているというが、特に北朝鮮は、国際的に制裁を含めて強い国際監視が取られている。それに呼応するように昨日も短距離ミサイルを日本海に発射している。
今後、日本人がIAIEの事務局長に選ばれたことによる日本えの反発は強まるだろう。世界中を敵にまわしても核保有国としてアメリカと対等に渡り合うことが目的のようだ。そんな北東アジアの安全は先行き大きな嵐が吹き荒れそうである。核の番人の組織のトップの役割をつとめる天野之弥大使に期待したい。
朝日新聞社説(一部)・・・原子力をこっそり軍事目的に悪用している国はないか。それを査察で確かめる役割を担うのが、国際原子力機関(IAEA)だ。「核の番人」の異名を持つこの組織のトップを、12月から日本の外交官がつとめることになった。天野之弥(ゆきや)大使である。
被爆国として日本は核廃絶を訴えてきたが、米国のオバマ大統領が「核のない世界」を目指す決意を示し、核をめぐる世界は新たな転換期を迎えようとしている。その時に、原子力や核査察などの識見と経験で世界でも高く評価される天野氏が事務局長に就任する。実に時宜にかなったことだ。
4年前にIAEA理事会の議長、2年前に核不拡散条約(NPT)再検討会議の準備委員会議長をつとめた。そうした長年の実績が評価された。
当選の背景には、日本の非核政策への評価もある。原子力の平和利用を徹底するため、世界で最も多くのIAEA査察を受け入れてきた。
北朝鮮が核実験をした後も核廃絶の重要性を主張し、非核外交を展開している日本は、世界に安心感を与え、尊敬を集めている。天野氏は、そんな日本が生んだ逸材である。
ただ、忘れてならないのは、IAEA事務局長は時に政治的な判断、行動を求められる厳しい職であることだ。米国など核保有国の意向とぶつからねばならない時もある。
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