« 照り入梅? | トップページ | 9割が認識 暮らし向き悪化、老後心配 »

2009年6月20日 (土)

天の声は他にも・・・

06oga_toga11政治不信の温床?小沢一郎代表代行の「法に則り、忠実に収支報告を行っている」は、政治家のマニアルであるようだ。小沢一郎事務所から、公共工事談合の「天の声」を出していたという。検察側の見解である。

しかし、西松建設疑惑はこれだけでは済まされない。到底国民は納得いかない。自民党関係の二階経産相はじめ何人かいる。これらを解明してこそ政治不信の払拭のきっかけになる思いである。

西松建設は多くの政治家に政治団体名義で献金をしてきた。その中でなぜ小沢代表代行への献金だけを立件したのか、検察は明快な説明をしておらず、総選挙が近いだけに政治的意図を勘繰る声さえ出ていた。

冒頭陳述、論告は立件に踏み切った理由を明かしたものになっているが、他の献金を規正法違反に問うていない訳の説明にはならない。

つい3日前には、二階俊博経済産業相の派閥政治団体から西松建設側がパーティー券を買った問題を立件しなかった検察の処分に、検察審査会が異を唱え、再捜査・再処分を求める議決をした。

裁判員と同様に一般国民からクジで選ばれる検察審査員が突きつけた「公平な検察権の行使」要請を重く受け止めて、検察は小沢代表代行以外のケースの捜査を続けなければならない。

月5日投開票の静岡県知事選への影響が注目される。

朝日新聞社説・・・小沢一郎・前民主党代表事務所の「天の声」を得るために、西松建設は社名を隠して小沢氏側の政治団体に多額の献金をし、東北で約122億円分の公共工事を落札した。

検察側は、公共事業の受注をめぐる小沢事務所と建設業者との癒着の構図をこう描いて見せた。西松建設がダミー団体を作って偽装献金したとされる事件の初公判で、被告の西松建設前社長らは起訴事実を争わず、裁判は1日で結審した。

法廷では、2億円を超える西松側からの偽装献金が小沢事務所からの要請もあって続けられた経過が、検察側から明らかにされた。小沢氏の大久保隆規秘書が、「西松からの献金と知っていた」とする供述調書も採用された。

検察側の論告は「建設業者と特定政治家側との金銭的癒着を国民の目から覆い隠したもので、政治資金の透明性を確保し、政治腐敗を防止するという規正法の目的を踏みにじる極めて悪質な犯行だ」と断じた。

「形式犯」でなぜ党首の秘書を逮捕したのか、という捜査批判に対する検察側の回答ということだろう。

その大久保秘書は、西松建設から計3500万円の偽装献金を受け取り、収支報告書にうそを書いたとして起訴されている。公判は分離され、日程は決まっていない。

秘書の弁護人は「ゼネコン関係者の一方的な供述に基づくもので、裏付ける証拠もない」とする所感を発表し、真っ向から争う姿勢だ。献金の違法性をめぐる判断や事件の背景の認識について、裁判所の見解を早く聞きたいと思う人は少なくあるまい。

小沢氏自身の説明責任も消えない。この事件では、総選挙前という時期に大久保秘書を逮捕、起訴したことが、政局に重大な影響を与えた。

同じような手法による献金を受けた自民党議員側は摘発されていない。民主党だけでなく国民の間からも「不公正ではないか」との批判が絶えない。東北以外の地域でも政治家との癒着があったのでは、という疑念も募る。

こんな批判や疑念に答えるためにも検察は小沢氏以外の政治家側への捜査を急ぎ、結論を出してほしい。とくに二階経産相をめぐっては、二階氏が代表を務める政党支部に対し、西松建設が社員の個人献金を偽装していた疑惑があり、市民団体が、二階氏側の団体などを政治資金規正法違反で東京地検に告発している。

検察審査会法が改正され、検察が不起訴処分を決めても、検察審査会が2度「起訴相当」と結論を出せば、自動的に起訴される仕組みに変わった。

検察は白黒を示さなければならない。起訴に至らないなら、それはなぜか。何らかの形で国民への説明責任を果たすことも求められよう。

« 照り入梅? | トップページ | 9割が認識 暮らし向き悪化、老後心配 »

コメント

政治不信はどんなことやっても払拭できません。検察は政権政党と相談して、起訴したり不起訴にしたりするのですから。検察の裏金を暴こうとした元大阪高検部長が逮捕され、裁判にかけられた時には、判決より前になんと判決文と同じ判決文が政界に流れていたそうですから。世の中きれいごとばかりでない、というより、検察や裁判官も腐っています。それも階級が上ほど腐っている。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 天の声は他にも・・・:

« 照り入梅? | トップページ | 9割が認識 暮らし向き悪化、老後心配 »