高齢者の犯罪が多発が深刻だ
高齢化は、ますます進む日本、経済の発展も大事であるが、国民の安全・安心は政府が守る。事こそが真の政治である。社会構造の変革で家族の崩壊?が原因で高齢者の犯罪に繫がっている証拠である。独り暮らしは400万人という。
話相手はいない、家族は遠く離れているといった人はこれからも増え続けるだろう。地域社会で見守れ、とは言っても、地域も過疎化・高齢化が進んで他人のことに目を配らせる人も少なくなってしまった。そして振興住宅に済んで二代目は少ない。地域社会の活動には無関心、これでは、先行きが不安である。
お金はあるうちは、寄ってくるが無くなれば、早くどうにかなてくれ、子供達に邪魔扱いされ、ますます孤独になてしまう。そんな世の中である。景気も大事だが、誰でも通る道の年寄りになっていく事である。姨捨山の現代版では困る。そして高齢者の犯罪が増える原因を突き止め、政治は動かなければいけない。
朝日新聞社説・・・耳の遠い人、軽い認知症が見られる人がいる。食べやすい刻み食が欠かせない人もいる。どこかの老人ホームの話ではない。いまの刑務所の実情だ。そこに入る高齢者が増え続けているのだ。
昨年、交通事故を除く刑法犯罪で検挙された約37万人のうち、65歳以上の人は約4万8600人だった。10年間で4倍近くに跳ね上がった。お年寄りの人口の伸びをはるかに上回っている。何がお年寄りを犯罪に走らせるのか。今年の犯罪白書から二つの大きな要因が浮かぶ。
まず経済的な苦しさだ。お金と住む家に事欠いて、盗みに走る高齢者がいる。お年寄りは、働きたくてもなかなか雇ってもらえず、アパートも借りにくい。そんな暮らしにくさが、時に事件の引き金ともなる。
もう一つは社会での孤立だ。白書によると、罪を重ねた高齢者ほど独り身の割合が高く、親族との音信も途絶えがちだという。家族や地域とのつながりを失った高齢者は、追いつめられやすい。孤独や喪失感が募る。困ったことがあっても、だれにも相談できない。
ある67歳の男性は、刑務所を出て所持金が底をついたとき、「福祉に頼ろうとしても、どこに相談したらいいのかわからない」と盗みをした。路上生活のはてに万引きや無銭飲食で捕まり、「刑務所なら寝床と食事がある」と語った70代や80代もいる。
残念で、やりきれない現実だ。もしも誰かが親身になって相談に乗っていたら。そう考えずにはいられない。犯罪は社会を不安にする。犯罪が増えれば、それだけ多くの被害者が生まれる。受刑者の更生にかけるコストも膨らむ。
塀の中の高齢化は、本人にとっても社会にとっても不幸なことだ。高齢者の犯罪を防ぐには、摘発や防犯対策だけでは足りない。かぎを握るのは、刑務所と医療・福祉関係者との緊密な連携だ。
受刑中から出所後の住まいや生活手段について、もっと手厚く相談に乗らねばならない。福祉担当者も加わって、職探しを手伝い、身よりがない人には老人ホームや更生保護施設を探してほしい。
地域社会でもできることはある。民生委員だけでなく、住民もお年寄りが孤立しないよう目配りする。生活に困っていないか声をかけ、生活保護など福祉への橋渡しをする。NPOの力を借りる手もある。
手間はかかるが、高齢者の暮らしを安定させることで犯罪を防げるなら、世の中にとっても望ましい。日本社会の高齢化はますます進む。対策は待ったなしだ。
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