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2008年10月 6日 (月)

エイズウイルスに関する研究

539571『音のない戦争』と言われている、「エイズ」は世界中で、問題になっている恐ろしい病気である。今朝、後述にあるエイズウイルス(HIV)の増殖を制御する蛋白質に研究成果のニュースがあったので興味あり、記して見た。

日本ユニセフの調査・・・エイズによる死者は累計で2300万人にのぼり、この数は2010年までに4500万人になると予測されている。現在、HIVに感染している人は4200万人にのぼっており、2003年だけで新たに500万人がHIVに感染したと推定されている。最も感染者が多いのがサハラ以南のアフリカ地域で、感染者の6~7割がこの地域に暮らしている。

世界的に流行しているエイズウイルスの主流、HIV1型の主系統(M群)がヒトの間で広まったのは、従来考えられていた1930年代より早く、1908年ごろにアフリカ中部のベルギー領コンゴ(現コンゴ民主共和国)の首都レオポルドビル(現キンシャサ)で起きた可能性が高いことが分かった。米アリゾナ大などの国際研究チームが2日付の英科学誌ネイチャーに発表した。

HIV1型の起源は、アフリカ中西部に生息するチンパンジーのサル免疫不全ウイルス(SIV)であり、ヒトが捕獲して食べたために感染したと考えられている。レオポルドビルは当時、植民地交易の中心地で都市化が進み始めており、人口が集中し、濃厚接触が増えたことで、HIV1型が確立して感染が拡大したとみられるという。

HIV1型が確認された最古の試料は、59年にレオポルドビルの男性から採取された血液。国際研究チームは、60年に採取された女性のリンパ節試料に含まれるHIV1型M群の遺伝情報を解析し、59年のウイルスとの違いを比べ、変異にかかる時間から共通の祖先が1908年ごろに存在したと結論付けた。 

今朝の産経新聞web・・・エイズウイルス(HIV)の増殖を制御するタンパク質「アポベック(APOBEC)3G」について、これに酵素を結合させることで増殖を抑える効果が高まることを、エイズ予防財団の白川康太郎研究員(ウイルス学)と京都大学医科学研究科の高折晃史講師(同)の研究チームが突き止めた。新たな治療薬の開発につながると期待されている。6日発行の米国科学誌に研究成果が発表される。

アポベック3Gはもともと、HIVの増殖を制御する物質とされるが、同じ制御性を持つタンパク質「Vif」と結合することでHIVの増殖を進めている、とみられている。

研究チームでは人の細胞を使った実験で、Aキナーゼ(タンパク質リン酸化酵素)と呼ばれる酵素がアポベック3Gに作用すると、Vifとの結合が抑えられ、HIVの増殖が抑制されることを初めて突き止めた。

研究チームは、アポベック3GとVifの結合を抑える薬品の研究を進めれば、新たなエイズ新薬に結びつく可能性があるとしている。

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