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2008年10月16日 (木)

自衛隊の犠牲者

05sikotuko31自衛隊の不祥事が続いている。今回の江田島の訓練中の事故死の問題はマスコミで大きく取り上げている。15人を相手に戦うという激しい訓練?でも死んではなのもならない。幹部指導者は、この訓練は承認していたそうだ。浜田防衛大臣は行き過ぎと、他人行儀のような話をしていた。確かに国を守るには、強い任命感と精神力と体力・技術力を鍛えることは大事なことであると思うが、「死んでは何もならない」事だけは確かである

16日産経抄・・・自衛隊員は入隊時に、「事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえる」と誓う。きのうの「主張」にもあったこの「服務の宣誓」通りの仕事をしたのが、平成11(1999)年11月に起きた、航空自衛隊のジェット練習機墜落事故で、殉職した2人のパイロットだ。

事故機は、埼玉県狭山市の送電線を切断したため、首都圏の鉄道、ATM、金融取引など広範囲に影響が出た。事故直後は、被害の大きさばかりが取りざたされたが、事故調査が進むと、2人が命と引き換えに、住民への直接の被害を防いだことがわかった。

最初に脱出を図ったときは、住宅地にまだ近く、被害が及ばない地点まで、あえて飛行を続けたというのだ。自衛隊員は日々、厳しい訓練に明け暮れている。安全を優先させれば、いざというときに国家の滅亡につながるからだ。

自衛隊の前身である警察予備隊が発足した昭和25(1950)年以来、殉職隊員が1798人にものぼっている事実が、それを裏付けている。まして、海上自衛隊のえりすぐりの隊員で構成された「警察予備隊」の養成訓練となれば、その過酷さは、想像を絶するものがある。

とはいえ、広島県江田島市の海上自衛隊第1技科学校で、訓練中に頭を強打して、死亡した3等海曹(25)の事故は、首をかしげることばかりだ。すでに中途離脱が決まっていた海曹1人に、15人相手の格闘をさせていた。7月にも、やはり異動直前の隊員が同様の訓練でけがをしている。

訓練に参加した隊員は、「異動のはなむけのつもり」で、「いじめ」や「しごき」ではない、と話しているという。少なくともエリート隊員が、果たすべき「責務」ではないだろう。

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