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2008年9月

2008年9月30日 (火)

株価下落で与党が「補正優先」確認

035571緊急経済安定化法案で最終合意していたが、思わぬどんでん返しである。共和党3分2が反対では、大統領指導力が問われても仕方がない。

米下院本会議は29日、最大7000億ドル(約75兆円)の公的資金で不良資産を買い取る制度を柱とした、金融危機に対応するための緊急経済安定化法案を反対228、賛成205の反対多数で否決した。11月の大統領・議会選挙を控え、国民の支持が少ない巨額公的資金による金融機関救済に強い批判が示された格好だ。

法案否決を受けニューヨーク市場のダウ工業株30種平均は金融関連株を中心にほぼ全面安となり、前週末比777.68ドル安と史上最大の下げ幅で終了。外国為替市場では一時、1ドル=104円01銭まで円高ドル安が進んだ。30日の東京株も大幅続落して始まった。

法案は上院採決を待たずに事実上廃案となる。下院は法案の修正作業を続ける意向だが、取りまとめは困難が予想され、米国初の金融危機が一段と拡大。日本を含む国際金融市場に深刻な打撃を与えそうだ。 ブッシュ大統領が所属する共和党から3分の2以上の反対票が出ており、政権末期の大統領の指導力のなさも露呈した。

大統領は法案否決後「非常に失望している」と述べた上で「前進するための方策を考え出す」と強調した。大統領はポールソン財務長官やバーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長らと今後の対応についての緊急協議に入った。議会指導部とも会談する意向だ。

ポールソン長官は29日、記者団に、再修正法案の取りまとめを議会へ要請していく考えを明らかにした。

一方、米下院も選挙前の休会を取りやめ、法案修正などに向けて継続審議する考えを示した。民主党側は「今後も取り組みを続ける」(フランク金融委員長)と表明。共和党も経済への影響を避ける方法を検討する考えを示した。

ブッシュ大統領は19日に不良資産買い取りを柱とする抜本的な金融危機対策を表明。政府と議会指導部が28日、緊急経済安定化法案で最終合意していた。(共同)

日本は欧米と比べ、影響力は少ないと言われているが、相当の影響あると思われる。しかし、総選挙も控えている事だし、麻生太郎首相の判断で決める解散・投票日も微妙になって来た。

 30日の日経平均株価の終値483円安の1万1259円であった。

ドル供給:日米欧、計65兆円 資金繰り逼迫に対応

15401世界的規模で、この金融危機を解決し世界同時不況に対応する事になった。

毎日新聞webより

日米欧などの10中央銀行は29日、金融機関が資金を融通する短期金融市場へのドル資金の協調供給総額を6200億ドル(約65兆円)に倍増させると発表した。米金融危機を背景に市場でのドル調達金利が高止まりし、金融機関の資金繰りが逼迫(ひっぱく)しているのを沈静化させる狙い。日銀も供給総額を1200億ドル(約13兆円)に倍増させる。

日米欧などの中銀の従来のドル供給枠は2900億ドルだったが、追加供給額は3300億ドル(約35兆円)。このうち日銀は600億ドルを追加供給する。供給期限も09年1月末から4月末まで3カ月延長する。

米証券大手リーマン・ブラザーズ破綻(はたん)後にドル金利が急騰したため、日米欧の6中銀は18日、総額1800億ドルのドル資金を新たに追加供給する対策を発表した。だが、その後も米銀4位のワコビアの経営危機など市場の動揺は収まらず、危機が欧州にも波及して、米欧金融機関を中心にドルが調達しにくい状況が続いていた。

協調供給に参加するのは、日銀と米連邦準備制度理事会(FRB)、欧州中央銀行(ECB)、英イングランド銀行のほか、カナダ、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、スイス、オーストラリアの各中銀。日欧などの中銀は、自国通貨とドルを交換するスワップ協定に基づいてドルを調達し、自国の短期金融市場に供給する。

スパイラル的な現象?米の株価一時700ドル暴落(朝日新聞webより)

法案が否決されるとの情報が伝わったニューヨーク金融市場では、株価が暴落し前週末比700ドルを超える暴落になった。

米議会下院は29日、金融危機対策でブッシュ政権が創設を求めていた不良資産の買い取り制度の法案を否決した。公的資金を最大7千億ドル(約75兆円)の投入することへの反対が予想以上に強く、賛成205に対し、反対228で否決された。

下院指導部は法案を見直して30日以降の再審議に持ち込む考えだが、国民負担増への反発が強く、見通しは極めて不透明になっている。

法案が否決されるとの情報が伝わったニューヨーク金融市場では、株価が暴落し、ドルが売られる展開となった。ニューヨーク株式市場では、否決情報が伝わった午後の取引で下げ幅を一気に拡大。大企業で構成するダウ工業株平均は一時、1万0438.01ドルまで下げ、前週末比700ドルを超える暴落になった。外国為替市場ではドル相場が急落。対円では、東京市場の午後5時時点と比べ約2円ドル安円高の1ドル=104円台前半まで売られている。

下院での法案採決に先立ち、ブッシュ大統領は、「この救助計画がなければ、米経済への損害は悲惨なことになりかねない」と異例の早朝声明を発表。議会の協力を強く促していた。

人間の体と水分

今日の名言

啓蒙とは、人間が自分の未成年状態から抜けでることである。

カント『啓蒙とは何か 他四篇』

Shiraito_fujinomiya1人間は水のかたまり曼珠沙華 松尾隆信

人体の化学成分比率は水分が60%、組織が40%であるという。新生児には80%だったという水分量を聞くと、大人になったことで失ってしまったさまざまな潤いが数字に表れているようにも思う。

それでもやはり、人間の半分以上は水なのだ。考えたり、悩んだり、いらついたり、右往左往する水のかたまりを、作者はわずかに苦笑しつつ、愛おしく感じているのだと思う。そして曼珠沙華も人臭い花である。

法華経に「摩訶曼珠沙華」として登場し、サンスクリット語で 「マカ」は「大きい」、「マンジュシャカ」は「赤い」を意味するありがたい花のはずなのだが、有毒であったり、鮮紅色が災いしたりで「死人花」「捨て子花」「幽霊花」など因果を強く感じさせる別名を持つ。

さらに枝葉を許さぬ花の形が、だんだん人間の姿となって、かたまり咲く曼珠沙華が冠を載せた人の群れのように見えてくる。渚より先へは行けず赤とんぼ〉〈鯛焼の五匹と街を行きにけり〉『松の花』(2008)所収。(土肥あき子)

人間の体の60%は水分!大切な体内の水の循環

人間の体の約60%は水分。体内の水分の多くは、汗や尿で排出される。失われた水分を補給し、体内でスムーズに水を循環させることで、健康な状態を維持できる。

口から入った水は食道と内蔵を通って、まず腸で吸収される。そして、血液に混ざって、毛細血管を通り、脳まで運ばれる。さらに血液は、酸素や消化器から吸収された栄養素を、体の隅々の細胞まで運ぶ。
血液の約60%は液体成分なので、体内の水分が不足すると、たちまち血流が悪くなってしまう。

体内の循環を正常に保つためには、1日2~3リットルの水分補給が必要である。水分の多い食事から約1リットル前後、飲料から約1.2~1.5リットル摂取するのが平均的な量。ミネラルウォーターで、水分をしっかりとることである。
(参考:『トコトンやさしい水の本』谷腰欣司著(日刊工業新聞社)/『ミネラルウォーターで生まれ変わる』早川光著(マガジンハウス))
私は寝る前に、必ず水分を取って寝るようにしている。そして枕元にペットボトルを用意し、トイレに起きた時、飲むようにしている。ペットボトルは、大き目のもの地震などの災害時に何か役に立つと思う。

2008年9月29日 (月)

最近テレビで食べ物の番組が多くなったと思いませんか

3612最近、食べ物の番組が多くなったと思う。夕方5時から始まる日本テレビのN リアルタイム・フジテレビのN スパーテレビ・は夕飯時の6時30分ごろからの特集で、大食い競争などを特集で放送している。いったいどういうつもりなのか聞きたい。

どこかの食堂で、10人前を食べつくすと、賞金がもらえるとか、大食い競争で何人前食べて優勝すると、賞品がもらえるそんな番組を放送するデレクターとスポンサーの気持が分からない、今世界では三秒間に一人の餓死者がいると、報道している民放で、その意図が分からない、その挙句、何時も出演している女性をもてはやし、バラエテー番組に出演させているとは言語道断である。

経済不況・中小企業の倒産・穀物高騰のこの時期にこんな食の無駄な食べ方を奨励するよな番組は自重しなければいけないと思うが、如何なものか・・・。

テレビが与える影響は、計り知れないものがある。放送倫理規定がなくても、考えてもらいたい。

昨晩、東京テレビで、大食い選手権みたいな番組があって、アナゴの天ぷらを30皿食べつくしたのは、驚いただけでなく、こんな無理な食べ方して、何がいいのか、体には良くない。資源の無駄であり、この番組ももう絶対止めてもらいたい。

見なければいいじゃないかと言われそうだが、それは違う。テレビの持つ恐ろしいところであり小中学生の判断がつかない。結論は、何でも視聴率が取れればいいという事ではないと思う。やめて欲しい。

日本人は「本土型」と「琉球型」…

06oga_toga11先だって中山国交相の問題発言の「日本は非常に内向きな単一民族」で、話題となった。日本民俗で、次のような発表の記事が読売新聞webにあった。

日本人は、遺伝的に「本土型」と「琉球型」に大別できることが、理化学研究所が約7000人を対象にした遺伝解析で明らかになった。日本人の起源を知る手がかりになるもので、26日の米科学誌(電子版)に掲載される。

理研の鎌谷直之チームリーダーらが、全国の病院から患者の遺伝情報データを収集。14万か所のDNAの個人差(SNP)を手がかりに分類したところ、「本土型」「琉球型」の大きく二つのグループに分けられた。

両者を分ける最も大きな違いは「髪の毛の太さ」と「耳あかのタイプ」に関係するSNPで、「本土型」の方が髪の毛が硬く、乾いた耳あかができる傾向にあった。「本土型」の方が、中国人と遺伝的により近かった。

本土型で、アイヌ民族( - みんぞく)は、日本とロシアにまたがる北方先住民族で、歴史的には本州東北部から北海道、千島列島、樺太(サハリン)を生活圏としていた。現代においては北海道を中心に関東ほか都市部で生活を営んでいる。ウタリはアイヌ語で同胞、仲間を意味し名称などで使用されるが、民族呼称ではない。

6月7日、「政府はアイヌの人々を先住民族として認めること」を求める国会決議が衆参両院本会議で採択された。

昨年9月、国連総会で、政治、経済、社会的な自決権や同意なくして没収された土地・資源の権利など46条に渡って定めた先住民の権利宣言が採択されことと、7月にアイヌの地元で北海道洞爺湖サミットが開催されることが追い風となって、アイヌの人々の悲願であった先住民族としての諸々の権利が認められるところとなった 、というわけである。

上記のように国会決議で採択されているので中山発言は、今もアイヌの血を引きついている方の人権にも及ぶ、無責任さは国会議員の資質が問われる発言である。

「過眠症」に関連遺伝子、東大教授らのグループが発見

05sikotuko31毎日新聞web記事よりだが、過眠症とかナルコレプシーとい言葉は聞いた事がない。実際に私は朝2時・3時に起きてパソコン弄りをしていて、不摂生な生活を送っているので時々、日中、酷く眠くなる事がある。まあ・・・毎日サンデーであるので昼寝をしているのであるが・・・

日中でも激しい眠気に見舞われたり、発作的な脱力などに襲われる「ナルコレプシー」の発症に関係する遺伝子を、徳永勝士・東京大教授の研究チームが発見した。診断や治療に役立つ可能性がある。28日付の米科学誌ネイチャー・ジェネティクス電子版に発表した。

研究チームは、患者と健康な人のゲノム(全遺伝情報)を解析。両者の間で、4種類ある化学物質の塩基の並び方が異なる場所(スニップ=SNP)を調べ、ナルコレプシー発症と最も関係が高い1カ所を特定した。具体的にはチミンという塩基が、シトシンという別の塩基に置き換わっていると、ナルコレプシー発症の危険性が1.8倍高いことが判明した。

また、このSNPに隣接し、正常な睡眠や脳の働きを担う2種類の遺伝子に注目。シトシンの人は、2種類の遺伝子の働きが低下し、ナルコレプシー発症につながっている可能性が高いことを突き止めた。

日本には約20万人の患者がいると推定されている。発症の詳しい原因は未解明で、治療は対症療法にとどまっている。

研究チームの宮川卓東京大助教(人類遺伝学)は「遺伝子が作るたんぱく質の機能を補う物質を開発すれば、新しい治療薬になりうる」と話す。

いずれにしても、この記事では全く分からない。生活に支障をきたしている人は、朗報と思うが、私の場合は、不摂生を直す努力をすれば問題ないと思う。

ナルコレプシーとは・・・

日中の活動時に突然生じる抗しがたい眠気のために居眠りを繰り返す病気です。眠りの発作のほかに情動脱力発作、睡眠麻痺、入眠時幻覚、夜間の熟眠障害などを伴うことが多いのが特徴です。脳炎などの後遺症として起こる場合もありますが、大部分の原因は明らかではありません。時に遺伝することもあります。男女差はなく、10~20歳代で発症します。発症率は0.003~0.16%でまれな病気です。

症状

・過度の睡眠
抗しがたい睡眠の発作が何の前ぶれもなく突然に生じるのが特徴です。持続時間は、数分から1時間以上続くものまで様々です。通常は20分以内に目覚めます。目覚めた後にはすっきりとした爽快感が出現します。頻度は1日に2~3回程度から、頻繁に生じる場合まであります。発作は歩行中あるいは運動中など、時や場所をかまわずに生じ、日常生活に支障をきたします。自然にあるいは軽い刺激ですぐに目覚め、意識を取り戻します。発作中の睡眠は、通常の睡眠と外観上何ら変わりはありません。

・情動脱力発作(カタプレキシー)
身体の一部あるいは全身の筋肉の緊張が突然失われる発作です。笑う、興奮する、怒るなど感情の動きによって誘発され、全身に生じた場合は倒れてしまうこともあります。持続時間は数秒ないし数分と短く、睡眠発作と同時に起こる時と別に生じる場合とがあります。REM(レム)睡眠にみられる筋肉の弛緩(しかん)と同じ現象ではないかと考えられています。意識障害や呼吸筋の麻痺は生じません。

・睡眠麻痺
入眠時や覚醒時に、意識ははっきりしているにもかかわらず体を動かすことができない状態が生じます。これを睡眠麻痺と呼び、主に覚醒時に生じます。いわゆる“金縛り状態”です。意識と運動機能がずれて入眠あるいは覚醒するために生じると理解されています。

・入眠時幻覚
入眠直後に生じる視覚、聴覚、体性知覚にかかわる幻覚です。内容はひどく生々しい感覚を伴い、不快感や恐怖感を生じさせます。

・夜間の熟眠障害
夜間の睡眠は浅く、途中でしばしば目が覚めてしまうことが多くみられます。

診断

通常REM睡眠は入眠後90分ぐらいしてから生じますが、ナルコレプシーの発作中の脳波は入眠してから速やかにREM睡眠に移行します。

ふるさとはどこへ

今日の名言

友への同情は、堅い殻のしたにひそんでいるのがいい。

ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』(上)

08nairikusen_kayabuki11ふるさとは風に逆らふ稲穂かな 八木忠栄

作者は新潟の出身だ。言わずと知れた米所、一大穀倉地帯である。同じ田園といっても、山口県の寒村のちまちましたそれしか知らなかった私は、新潟の列車の窓から見た行けども尽きぬ田園風景には圧倒された覚えがある。句では、その田園が実りの秋を迎えている。ちょうど今ごろだ。

初夏には青田風にそよいでいた稲たちも、いまやずっしりとした稲穂をつけており、少々の風にはびくともしないほどに生長している。そんな「ふるさと」の光景に、これぞ我が風土と、作者は頼もしげに共感している。

そしてこのとき「風になびかぬ」ではなくあえて「逆らふ」と詠んだのは、作者がこの土地の歴史を意識しているからだ。有名な戊辰戦争において、決して時の権力に迎合しなかった先祖たちの反骨の気構えを誇りに思っての詠みである。

読者としては、その後の「米百俵」の故事も想起され、さらには作者その人の生き方にも思いが及んでゆく。スケールの大きい佳句と言えよう。『身体論』(2008)所収。(清水哲男)

秋の日に柿の実が目に付くようになって来た。分譲住宅の裏庭にいつの間にか柿の木の存在を知る頃となった。そんな近所のお宅の裏道を歩いていたら、奥さんから柿の実を取ってくれた。

開発が進んで田んぼはなくなってしまったが学校・サラリーマン時代は、実家の親父が独立した子供達を休日に召集をかけて、稲刈りを手伝わされた。男6人と兄弟が多かったのと、近くにいたこともあって、その時は気持のよい汗をかいたものだ。

35年前の事である。住宅や・マンションが立ち並び、この場所に、田んぼがあったなんて分かる人も少なくなってしまったようだ。故郷はどこかにいってしまった。

2008年9月28日 (日)

研究船“みらい”が探る北極の未来

05detohama11 NHK「スタジオパークでこんにちは」より

北極海の氷は去年、観測史上最小面積を記録し、温暖化に関連して大きな話題になりました。今年は、日本の研究船「みらい」が北極海の氷について調査を進めています。研究船「みらい」の目的と意義について、NHKの解説委員の谷田部解説委員に聞きます。

1.「みらい」とはどんな船なのか
正式な名称は地球海洋研究船「みらい」原子力船「むつ」の船体を改造し、ディーゼルエンジンで運行。海の中の海流や温度の変化などのデータを詳しく集め、異常気象の原因や地球温暖化などについて研究するための船。今回の北極調査は先月15日から来月9日までの56日間。北極海の主に太平洋側を調査する。

2.なぜ北極の調査が必要なのか
北極海に大きな変化が起きているから。北極海の氷は、夏場に最小面積になる。毎年の記録を見ると、日本が本格的に観測を始めた直後の90年代後半、と去年、急激に減っている。

なぜ、こんなことが起きるのか。
今後、北極海の未来は、氷の減少がどのように進むのか。しかし、コンピュータによるシミュレーションでの予測は難しい。正確に予測するためのデータがないから。氷に覆われていることもあって、北極海は海のデータの空白地帯。本格的な北極の学術調査は、冷戦が終わった90年代から始まったばかり。歴史が浅い。そこで、衛星からの観測ではわからない氷の状態はもちろん、海流や水温、塩分濃度、大気の動きなど、基礎的なデータを地道に集める必要がある。北極海の未来を予測するために「みらい」での観測が必要。

3.北極海の変化についてはどんなことが考えられるのか
北極海が、氷が融けやすく、氷ができにくい海に変化している。白い氷は太陽熱を反射する。氷が融けて海面が太陽にさらされると熱を吸収する。海水の温度が上昇して、更に氷を融けやすくする。その貴重な証拠が今回の調査で撮影されている。気温は氷点下。しかし、氷がやせ細っている。一つ一つの氷をよく見ると、上は溶けていない。ところが、海に浮かんでいる部分は溶けている。水温が氷が解けるほど高い。

水は熱しにくく冷めにくい。(大気の1000倍)
温度が上昇した海水は、冬になっても温度が下がりにくく、冬の間に出来る氷の量を少なくする。少なくなった氷が、夏になって更に融ける。北極海の氷の減少を加速することになる。これに、海流や大気の流れや、塩分濃度など変化が組み合わさって、北極海の氷の量を決めている。データを集めて分析する以外にこの現象を捉える方法はない。

4.これからの研究の課題は
北極海の氷の減少は、経済的にも注目されている。北極海航路の開設によって、ヨーッロパとアメリカが近くなる。海底では石油などの資源が豊富。経済を巡るロシア、アメリカ、カナダなどの思惑が北極海に向けられている。

このため、「みらい」が目指すような学術的な調査は、排他的経済水域では認められない場合もある。地球の未来のために、北極海を自由に調査できるような取り決めが必要である。また、もっと詳しく知るには、氷に覆われたところでも調査が必要。「みらい」は氷を砕く砕氷能力がない。砕氷船での調査が必要。北極海は温暖化の影響が強く表れる場所であると同時に、温暖化を加速させる可能性もある。

国交相辞任でも早期解散

24191『麻生丸、厳しい舟出』である。

NHKのwebニュースより、28日に放送されたNHKの「日曜討論」で、与党側は、中山国土交通大臣の辞任という事態を受けても、早期に衆議院の解散・総選挙を行う戦略に変わりはないという考えを示し、民主党も、早く国民の信を問うべきだと訴えました。

この中で、自民党の細田幹事長は、衆議院の解散・総選挙に関連して「麻生総理大臣が、経済や地方対策などを国民にしっかり訴えれば、支持率はさらに上がってくると思う。前回の衆議院選挙から3年を超えており、節目で信を問うのは当然だ」と述べました。

公明党の北側幹事長は「衆議院選挙で信任を得た内閣でなければ政策の実行はなかなかできず、できるだけ早い時期に国民の信任を問うべきだ」としたうえで、中山国土交通大臣の辞任という事態を受けても、早期に衆議院の解散・総選挙を行う戦略に変わりはないという考えを示しました。

民主党の鳩山幹事長は「中山大臣の辞任で選挙ができないという与党側の党利党略は許されない。早く衆議院を解散し、どの政権を国民が望んでいるのか判断を求めるべきだ。民主党政権を作るために万全の体制で選挙に臨んでいく」と述べました。

共産党の市田書記局長は「今の政権が大企業を優遇し、アメリカ言いなりの政治を進めてきた結果、雇用は破壊され、暮らしと経済の土台は崩れた。国民の暮らしと平和を守る立場で選挙を頑張り抜きたい」と述べました。

社民党の重野幹事長は「株主への配当や経営者の報酬は上がっているのに、労働者の賃金は横ばいか下がっている。国民の消費意欲を高めることで、経済を活性化させる政策に転換することを訴えたい」と述べました。

国民新党の亀井久興幹事長は「選挙で政権交代を実現し、郵政民営化の見直しを図りたい。また、大企業や富裕層のみが豊かになり、その分、大勢の人が苦しくなっており、1億総中流社会の再構築を目指したい」と述べました。

総選挙は11月2日?・9日?確かに11月4日にアメリカの大統領選挙がある。もし民主党のオバマ候補が当選したら、その影響は日本の政界にも出るだろう、との自民党の執行部にあるらしい。

それにしても、日本の政治の歴史を汚す,政権樹立4日目でこんな形で辞職とは、任命責任を問われても仕方がない。国会議員の中でこんな人がいるなて、なんとも恥ずかしい。

中山成彬国交相は、就任四日目で辞任で、官房長官が兼務という処置をとった。果たして国民の評価は・・・。

人間らしく臨終を迎えられるためには

05sikotuko31病院の事故ではない、病院の人手不足から、仕方がないのか、看護するする人も、人の子である。確かに、人間を縛る行為は普通の状態では出来ない。

そこには、人権蹂躙と管理の介護人人権の問題となって、非常に難しい問題である。今回取り上げた朝日新聞の社説でも日本の貧しい医療制度であり、医療・介護及び強いては保険制度の見直し、人間らしく臨終を迎えること出きる制度を考えるべきだ。

本人の同意なしに患者を縛るのは、病院といえどもやはり違法――。名古屋高裁が今月5日、判決を出した。

愛知県一宮市の病院に入院していた女性患者が、必要もないのに体を拘束されたとして、病院を相手取って損害賠償を求めた控訴審判決は明快だった。高裁は病院に70万円の支払いを命じ、原告側が逆転で勝訴した。

判決によると、事件が起きたのは03年11月の夜のことだ。圧迫骨折で入院した当時80歳の患者が、看護師にひもの付いたミトン(手袋)で左右の手をそれぞれ覆われ、ひもでベッドのさくに固定された。腰が痛くて上を向いて寝られない患者はミトンをはずそうともがき、手と唇に軽いけがをした。

患者は看護師を呼ぶナースコールを何度も押して、汚れていないおむつの交換を要求したり、車いすで看護師詰め所に来たりした。患者の意識が混濁し、転ぶおそれがあるので拘束が必要だったというのが病院側の言い分だ。一審判決は病院側の主張を認めて原告の請求を退けた。

たしかに、病院は介護施設とちがって命にかかわるような患者も少なくない。人工呼吸器や点滴を患者がはずしてしまうようなことは防がなくてはならない。入居者を拘束することが旧厚生省令で原則として禁止されている介護施設と同列には扱えないだろう。

しかし、拘束が必要かどうかは介護の世界で使われている三つの条件に照らして判断すべきだ、と高裁は指摘した。(1)患者に切迫した危険が迫っている(2)ほかに手だてがない(3)長くは続けず一時的。この三つである。 この判断はバランスがとれており、病院も受け入れられるのではないか。

訴えを起こした患者はこれらの条件に当てはまらなかった。自分でトイレに行ける患者には、おむつではなくトイレに付き添い、看護師が寄り添って不満や不安に耳を傾ければ患者も落ち着けたのではないか。

介護施設では縛らない介護が少しずつ進んでいる。病院でも安易な拘束がまかり通っていないか、見直してほしい。病に苦しんでいる人がさらに苦しい目にあうことがないよう最大限の配慮をしてもらいたい。

「老人に自由と誇りと安らぎを」と福岡県の10病院が抑制廃止福岡宣言をしたのは10年前だ。中心になった有吉病院では、おむつをやめて患者をトイレに誘導し、鼻からの栄養補給をやめて口から食べてもらう努力をした。生活の質が上がると、患者の「問題行動」が減り、縛る必要がなくなった。

人手がかかるこの試みは、残念ながら広がらない。医療費の抑制が続くなかで病院の持ち出しが増えるからだ。必要な人手が確保できなければ患者は守れない。高裁判決が突きつけたのは、日本の貧しい医療の現実だ。

月夜舟

今日の名言

彼らに取って絶対に必要なものは御互(おたがい)だけで、その御互だけが、彼らにはまた充分であった。彼らは山の中にいる心を抱(いだ)いて、都会に住んでいた。

夏目漱石『門』

07oomori__kiri_ike11人下りしあとの座布団月の舟 今井つる女

座布団から下りただけなのですから、数センチの高さのことなのでしょう。しかし、読んだときに思い浮かべたのは、もっと大きな、ゆったりとした動きでした。それはたぶん、「舟」という乗り物が、最後にでてくるからなのです。

「人」「月」「舟」、放っておいてもロマンチックな空想へいってしまう言葉たちを、「座布団」が中心にどしりと座り込んで、現実とつなげているようです。それでも依然として句は、人をどこか未知の世界へ運んでくれています。人が座っていたあとの、なだらかなへこみが、舟のかたちをしていると詠っているのでしょうか。

あるいはへこみから視線を上空へ向ければ、夜空に舟の形をした月が浮かんでいるということなのでしょうか。かぐや姫を持ち出すまでもなく、あるいは魔法の絨毯に言及するまでもなく、句には、どこか異世界のにおいのする素敵な光がみちています。ここから自由にどこへでも、わたしたちは漕ぎ出してもいいのだと。『合本俳句歳時記 第三版』(2004・角川書店)所載。(松下育男)

「月夜舟」が、思い出される。

       それにしても古い歌だなあ・・・

      藤浦洸 作詞  古賀政男 作曲

おおいそこ行くのぼり船 今夜は月夜だ何処行きだ え
船底一ぱい荷を積んで 釜石行きだよ 追い風だよ 追い風だよ
 
おおい入り船くだり船 今夜は月夜だお泊りか え
積荷をしっかり上げたらば 笛吹く間もなく ひき返し ひき返し
 
帆づな ともづな 心づな 月が良いとてゆるめなよ え
船は木造り 木の柱 腕はくろがね 気は勇む 気は勇む

2008年9月27日 (土)

早くも初冠雪の立山

Iwao1702c1中日新聞ニュースより、富山地方気象台は27日、北アルプスの立山で初冠雪を観測したと発表した。平年より12日、昨年より23日早い。午前中は晴れ間が広がり、うっすら雪化粧した姿が見られた。立山黒部貫光によると、雪は26日夜から降り始め、積雪は室堂付近(標高約2450メートル)で1、2センチ。

長野県側の北アルプス北部の白馬岳(2、932メートル)も雪化粧した。白馬村営頂上宿舎によると、同日夜から降り始め、登山道の積雪は数センチでアイスバーンになっているという。「ここ2、3年の初冠雪は10月に入ってからで、今年は早め」と話した。

岐阜県高山市丹生川町の北アルプス・乗鞍岳を走る山岳道路「乗鞍スカイライン」終点の畳平駐車場(2、702メートル)近くでは27日未明、初霜を観測した。昨年より約10日早く、例年並み。

確実に季節は、移り変わっている。しかし、今年は台風が一回も本土に上陸していない。なにか悪いことの起こる前兆なのか?麻生太郎首相の就任挨拶で、このことを話された。人間のすることが悪くては困るのであるが、自然の力は人間たりとて、太刀打ちで出来ないだろう。

今朝は、寒さで目が覚めた。昨日は日中30度ぐらいになって、暑い位だったが、今朝は半袖ではいられない。長袖を探してきる事にする。

裏の無人の家の柿ノ木の実が、赤く熟れて野鳥の餌になってしまいそうである。

「好戦的な民族主義者」

0008tyokai1ここまで言うか、誤解では済ませられない発言である。ある報道では、総裁選の第一声に、「下々のみなさん」と言ったそうだ。

「麻生氏は好戦的な民俗主義者 NYタイムス社説、不穏当な表現乱発」

今朝の産経新聞は報じている。船出そうそうに、麻生太郎首相の発言は聞いた人の中には「ただ事ではない」と感じる人もいると思う。

25日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、首相に就任した麻生太郎氏について、「好戦的な民族主義者」で「日本の植民地支配を称賛した」と決めつけるなど、不穏当な表現をちりばめた社説を掲載した。

社説のタイトルは「タロー・アソウの復活」。麻生氏を「(中国などの)隣国では好戦的な民俗主義者としてよく知られている」と紹介し、「外相時代には日本が植民地支配下で行ったことを称賛し、第2次大戦での残虐行為を正当化し、中国を危険な軍事的脅威と表現して中国、韓国との関係を損ねた」と批判した。

そのうえで「日本の将来は最大の貿易相手国である中国、韓国、急速に発展する他の近隣諸国との政治、経済関係の強化にかかっている」と麻生氏を牽制(けんせい)した。さらに「米国が最も必要としているのは責任ある戦力的パートナーとしての日本であって、アジアから怒りを買うような帝国主義を空想し、力を誇示するような政府ではない」とクギをさし、「隣国を対等に扱い、民族主義を現実主義に入れ替える必要がある」と“進言”した。

一方、「日本は小泉純一郎元首相が着手した市場改革を仕上げ、経済の近代化を図る必要がある。外交政策は隣人と対等につきあうことで近代化を図る必要がある。麻生氏がこうした手法を取れるほどに現実主義的であれば、首相として成功するだろう」と挑戦的な言い回しで締めくくっている。

「下々のみなさん……」と呼びかけたのは麻生太郎首相だったそうだ。国民の目線ではない。真意はなんだろう「何様なんだ?」

「麻生太郎『おぼっちゃま』耐えられない軽さ」この方の「軽さ」はどこからくるものなんだろう。

「品のいいボンボンと見られることを嫌がって、わざと悪ぶる」、「話は面白いけど、どれも誰かの受け売りで、自分で考えて理論構築していない」のでは・・・疑ってしまう。

彼岸になると夜が長く感じてくる

今日の名言

はづかしきもの 色このむ男の心の内。

清少納言『枕草子』

05detohama11ページ繰るとき長き夜の新しく 蔦 三郎


おもしろい本を夢中で読んでいる時思わず、どの位まで読んだんだろうと、残っているページの厚さを確かめてしまうのは、子供の頃からの癖だ。

引きこまれるように読みながら、残りが半分を切っていると、このわくわくした楽しい時間がもうすぐ終わってしまう、と残念な気分になりながら、それでも早く先が読みたいし、小さいジレンマに陥るのだ。

「長き夜」(夜長)は、暦どおり実際に夜が短い夏の「短夜」に対して、春の「日永」同様心情的な言葉だが、確かにこのところ、暗くなるのがめっきり早くなった気がする。過ごしやすくなり寝苦しいこともなくなってくると、かえって目が冴えてしまうものだ。

この句の作者もそうなのだろう、かすかな虫の声につつまれながら、読書に耽る幸せな夜を過ごしている。本を読むことでしか得ることのできない、自分だけの空想の世界が、新しく、の一語でどこまでも広がってゆくようだ。『薔薇』(2007)所収。(今井肖子)

 彼岸とは

1.太陽が真東から昇り、真西に沈む日

涅槃の世界を、「西方浄土」と呼ぶことがあるとおり、阿弥陀仏の極楽浄土は「西」にあるとされています。そのため、真西に太陽が沈む春分の日、秋分の日は夕日が極楽浄土への道しるべとなると考えられたのです。
この日沈む太陽が示す極楽浄土への道を「白道(びゃくどう)」といい、仏の示してくれたこの白道を信じて進めば必ず極楽浄土に至ると言う信仰が生まれました。この信仰は、浄土思想が盛んになるのと軌を一にして広がって行き、現在に至っています。

2.昼と夜の長さが同じ日

仏教の説くところの「中道」の精神を昼夜を二分すると言う点で、春分の日・秋分の日があらわしていると考えた。(春分・秋分の日の日の出から日の入りまでの時間を計算してみると、実際は同じになりません。)

宗教(仏教)も太陽の動きからの流れで発展した考えで今日の仏教があるのだと思う。

2008年9月26日 (金)

環境問題は喫緊の政治課題だが・・・

15401日経新聞「春秋」より

天気にはクセといっていいものがあって、特定の気象現象たとえば「小春日和」とか「寒の戻り」とか「木枯らし」とかが訪れやすい特異な日が観測記録を調べると、ある。それでいくときょうは大型台風が上陸しやすい日のようだ。

日本気象協会が出版した「続・台風物語」には「大災害をもたらした台風」が7つあげられ、うち「洞爺丸」「狩野川」「伊勢湾」の3つまでが9月26日に上陸している。さらに、この日に上陸中だった台風にまで範囲を広げて理科年表の「おもな気象災害」から拾い出せば、数えるのが嫌になるほど多い。

「今年、台風はまだ1度も本土に上陸していません。こんなことは過去に例がない。何となく異常だと感じている方も多いと思います」。新内閣の発足にあたり、自分で閣僚名簿を読み上げる異例のやり方をした麻生太郎新首相が、斉藤鉄夫環境相の再任を発表するときに付け加えた、意表を突くコメントである。

地球温暖化はすでに気象に変調をもたらしていて、上陸台風ゼロはその1つの表れ。ことほどさように環境問題は喫緊の政治課題だ、と言いたかったのだろう。確かに上陸の特異日だというのに台風が日本近海にいないのは、より大きな“気象災害”が接近しているせいなのかもしれない。早く手を打たないと……。

ゲリラ豪雨と言う言葉が生まれたのも、不思議ではない。あちこちで、記録的大雨が降って被害が出た。その中で最も記録を作ったのは、愛知県岡崎市で、(8/29日)午前2時までの1時間に146ミリの豪雨を記録した。これは、過去を含めて愛知県で観測したもっとも激しい雨である。

麻生首相の総裁選での遊説で、名古屋市で行われた、街頭演説会で、8月末に愛知県などを襲った豪雨災害に触れ、「これが安城、もしくは岡崎だったからいいけど、この名古屋で同じことが起きたら、この辺全部洪水よ」と述べた。これに対し岡崎市や安城市では、納得行かない。という無責任な発言があったのは頂けない。

どうも麻生さんの、口が滑ってしまう悪い癖があったり、河村官房長官の不明瞭な献金・中山国土交通相の不思議な発言では、先行き不安である。まして桝添厚労相の後期高齢健康保険の発言問題でどう修復するつもりなのか、心配である。

環境の問題は深刻であるが、問題だらけの日本経済・食・金融・教育・内閣・国会議員の先生に頑張ってもらわないと、沈没してしまう。

麻生内閣船出につまずく?

06oga_toga11麻生新内閣も、思わぬ「失態・失言」難しい政局が余計おかしくなってしまったようだ。まず河村建夫官房長官の問題法人”からの410万円の献金の問題と・・・中山国土交通相の発言では、ちょっとつまずいてしまっただけで、済むのか?心配だ。

共同通信の記事内容では

中山国土交通相は25日、報道各社のインタビューで問題発言を連発した。「誤解を招く表現があった」として撤回したが、今後、波紋を呼びそうだ。

住民の根強い反対もあり整備が遅れる成田空港。今後の施策、整備の考え方を問われ「ごね得というか戦後教育が悪かったと思いますが、公共の精神というか公のためにはある程度は自分を犠牲にしてでも捨ててもというのが無くて、なかなか空港拡張もできなかった」と、住民の対応を批判した。

来月1日に観光庁が発足するなど注目を集める観光行政。訪日観光客を増やすには閉鎖的な国民性の克服が必要ではないかとの質問に「日本はずいぶん内向きな、単一民族といいますか……」と答えた。86年、当時の中曽根首相は、「日本は単一民族」と発言し、アイヌ民族から抗議を受けた。

文部科学相を経験している中山国交相は、教育問題にも言及。大分県教委の汚職事件について「日教組(日本教職員組合)の子供は成績が悪くても先生になる。だから大分県の学力は低い」と主張した。自ら提唱した全国学力調査については「日教組の強いところは学力が低いんじゃないかと思ったから」と実施の背景を説明。その仮説が証明されたとして「テストの役目は終わった」とも述べた。

毎日新聞の世論調査では、毎日新聞は24、25両日、麻生内閣の発足を受け、電話による全国世論調査を実施した。内閣支持率は45%で、昨年9月の福田内閣発足時を12ポイント下回った。

この世界的経済不況・金融危機での日本丸の舵取りは、緊張が途切れたら荒波にさらわれてしまう。国民の必死で藁をも掴む思いで麻生太郎首相に期待しているのを閣僚が分からないでは困る。

“きぬかつぎ”の思い出

今日の名言

嫉妬をする人はわけがあるから疑うんじゃないんです、疑い深いから疑うんです。

シェイクスピア『オセロウ』

Taro3e1_2                                                                                                親芋の子芋にさとす章魚のこと フクスケ

皿に煮物の芋と章魚が盛り付けてある。大きめの芋が親芋。小さいのが子芋。子芋が親芋に尋ねる。「なんでここに章魚がいるの?」親芋は章魚に気を使って小声で子芋に応える。

「一緒にいると私たちだけでいるよりも美味しくなるからでしょ」「なんで?」「それぞれの美味しいダシが混ざってもっと美味しくなるのよ」「そうかなぁ。なんかイボイボが気持ち悪い」「そんなこというものじゃありません。

失礼でしょ章魚さんに」そんなことを言いながら三者はやがて食べられてしまいました。目が点、耳がダンボ、式にちょっと可愛くちょっと戯画化した少女四コマ漫画ふうの俳句は現代のひとつの流行。

自己表現という大命題のダサさをおちょくって氾濫しているが、この句ような馬鹿馬鹿しいまでのドン臭さはまた別ものの笑い。やはり流行りの気取った「可笑しみ」の俳諧とも違う。これを作るのも勇気はいるが、取った虚子もつくづく凄い。虚子編『新歳時記・増訂版』(1951)所載。(今井 聖)

芋と言えば、むかし母親に、“おこじゅう”(3じのおやつ)よく食べさせてもらった。そのころ母親から“きぬかつぎ”とハッキリ教えてもらわなかったまま死んでしまった。何故かこのことが今となって残念で仕方がない。

他に何もない、土間の“へっつい”の鉄鍋の中を覗くと里芋が茹でてある。両手で5・6個取り出し皮を指で強く押すと「つる」と剥ける、それを醤油につけて食べるのである。他に食べるものがなかったので、仕方なしに食べたのであるが、美味しいと思ったことがなかった。

だから、“きぬかつぎ”と言う言葉はずーと後の20歳過ぎたころ、隣の伯母さんに聞いて始めて知った。

9月の お月見に、どこの家でも供えていたなあ・・・柿・栗・さつまなどと一緒に、公に盗みが許されたお供え物を覚えている。

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2008年9月25日 (木)

身を削り、気力尽くし=病と闘った「世界の王」-王監督退任

539571精神力でここまで持った。『お疲れさんでした。』ここまで来たのも並大抵の努力では出来ない。多く人に、勇気と希望を与え続けてきた、勇退と決まってその偉大さが改めて知らされる。

「体の続く限り」の永久政権を約束されていた王監督に幕引きが訪れた。23日、シーズン途中での退任発表。突然のように見えた決断も「一昨年の発病からの流れ」と、王監督は語った。
2006年に胃の全摘出手術を受けた。昨年は春季キャンプから指揮を執り続けてシーズンを完走。完全復帰を果たした形にはなったが、術後に一時8、9キロもやせた体には、本人の見通しをはるかに超える負担がのし掛かっていた。

現役時代に868本の本塁打を放った一本足打法を支えた下半身の肉はそげ落ち、「いすやベンチに座ると、今まで当たらなかった骨が当たって痛いんだよ」と座布団を持ち歩いた。点滴を打って試合に臨んだこともたびたび。この日の記者会見では「自分の足ではない気がすることもあった」と打ち明けた。

昨年も限界を感じて辞任を考えたが、もう一度と気力を振り絞り、「集大成」と位置付けて臨んだ今季。体調は「良くはなってきたけど、万全ではない」ままだった。

8月14日には食べ物を詰まらせ、体調不良で試合を欠場。「グラウンドに足を踏み入れることもできなかった」。術後初めて公式戦を休んだことは、ショックだったようだ。

ファンは、やせ細った姿を見て心配しつつ、王監督なら、との期待を抱いて声援を送り続けた。03年以来遠ざかっていた、世界一美しいといわれた胴上げで有終の美を飾ってほしいと望んだ。

いつからか王監督は、東京へ「行く」、福岡に「帰る」と言うようになった。「巨人」から踏み出し、激しい戦いに身を投じて弱小球団を育て上げた、山あり谷ありの14年。「どうして九州、福岡の人はこんなに温かいのだろうと思いながら過ごした」。万感の思いを込めて話した。

麻生3原則?で民主と対決

282_field111自・民歴史的対決へ

次の衆院選は、小選挙区制度の下、自民、民主両党が党の存亡をかけて政権の選択を有権者に問う歴史的な選挙となる。

民主党の小沢代表は生活重視、官僚主導の統治機構の打破を争点と明言した。麻生内閣に対抗し「小沢内閣」の閣僚名簿と、基本政策実現に向けた工程表を含むマニフェスト(政権公約)を近く発表する。「麻生VS小沢」攻防の火ぶたが切られ、公明、共産、社民、国民新党など各党も事実上の選挙態勢に突入した。

与党に空前の勝利をもたらした先の衆院選は、郵政民営化という単独テーマに争点が絞られた。次の衆院選で問われるのは政権交代の是非そのものであり、マニフェストを通じて与野党の政策、総合力が問われることは間違いない。

だからこそ「小泉改革後」の中長期の経済対策のビジョン、米大統領選後を展望しての外交戦略、官僚機構のあり方などへの見解を首相は来る所信表明演説で、より丁寧に語らなければならない。今や自民党こそ、政権担当能力の証明を厳しく迫られるのだ。

それにしても昨日記者会見で、閣僚の任命にあたり、次の3原則を基本理念でお願いしたいと話されたそうだ。

「国民本位の政策を進める」

「官僚は使いこなす」

「省益ではなく国益に専念する」

ように指示した。これを“麻生3原則”とし、政策推進の基本に据える考えを示した。

とは言え、麻生太郎首相の三万坪の屋敷の実家がテレビで映し出された。「国民本位」?国民の目線はあの歩けど歩けど、高い塀である。ようやっとお宮のような門のある入り口があった。中の様子は全く分からない。これで庶民の生活感覚が掴めるのかとても信用できない。

滑らかな舌で言いすぎまで問題になって来た麻生太郎首相の本当の狙いはなんなんだろうと疑ってしまう。10ヶ月無役の間に日本中を歩いて回ったと言うが、どこかお坊ちゃんの旅行したとしか思えない。

一部報道関係者によると、どうも総選挙対策内閣人事が見え見えだという。小渕優子少し化担当相にしたのは、選挙で人気取りの目当てとか?

『敵失』のチャンスを生かせるか

Center171アメリカのプライムローンから端を発してリーマンブラザーの倒産まで、経済の嵐に晒されてしまい。アメリカのみならず全世界まで影響を及ぼしている。日本は、先刻経験済みでようやっと乗り切れたところである。全く影響はないとは言えないが、比較的少ないと言われている。だから、『敵失』のチャンスを生かす絶好の好機でもある。

朝日新聞社説より(抜粋)米国の金融危機は、今月に入って緊張の度を一気に高めた。危機回避のため米政府が75兆円規模の公的資金の拠出を決め、次は、金融機関が自助努力で資本を増強し、いかに生き残りを図るかが焦点になってきた。

では、どこが資本を出すのか。世界を見渡すと、一時期は威勢がよかった中東や中国・アジアの政府系ファンドは、これまでの投資が損失を出しており動きが鈍い。そこで、バブル崩壊の痛手から慎重な経営を続けてきた日本の金融機関が、有力な出し手として浮上してきたわけだ。

「敵失」で日本へ好機が巡ってきたというべきか。好機を生かすには、リスクを覚悟したうえでの大胆な決断が必要だ。まずは三菱UFJや野村の素早い動きを評価したい。

買収や出資により、世界の有力投資家を顧客に抱える人脈や、高い金融技術をもつ専門スタッフを活用できれば、弱かった日本の投資銀行業務を強化することが期待できる。

ただし、課題は多い。欧米の金融機関は高収益を誇ってきたが、いまから考えると、それはバブルに支えられてきた面が多分にある。これからはバブルに頼らず、新たな収益源を開拓していかねばならない。それを日本勢が主導できるか。産業の高度化をめざした企業の合併・買収(M&A)や新興国への投資は、その候補だろう。

欧米の投資銀行という組織を掌握し運営するのは、日本企業にとって不得手かもしれない。80年代のバブル経済全盛期に、日本の金融機関は世界の銀行・証券に出資したが、ノウハウらしいものも吸収できぬまま、バブル崩壊で撤退した苦い体験がある。その二の舞いは避けなければいけない。

そもそも、分業でこつこつ仕事を進める日本型と、特定の人間に権限を持たせて一挙に進める欧米流では、人の使い方に大きな差がある。

とりわけ、リーマンの海外部門をじかに運営することになる野村は、相当な自己変革を求められよう。日本の金融産業がどこまで変わりうるのかの試金石でもある。変化した者だけが生き残る。そう肝に銘じつつ、大胆かつ慎重に進んでいってほしい。

曼珠沙華

今日の名言

苦労が人間をけだかくするというのは、事実に反する。幸福が、時にはそうすることはあるが、苦労はたいてい、人間をけちに意地悪くするものなのだ。

モーム『月と六ペンス』

Higanbana21曼珠沙華思へば船の出る所 摂津幸彦


昨年の今ごろ埼玉の高麗へ曼珠沙華の群生を見に出かけた。鬱蒼と茂る緑の樹下のどこまでも真っ赤な曼珠沙華が広がり広がり続くので不安になった。

「曼珠沙華叫びつつ咲く夕焼けの中に駆け入るひづめ持つわれは」(小守有里)という歌のままに、この不思議な花を見つめている自分が内側から歪んでゆくような妙な気分だった。地面からするすると緑の軸が伸びてきて花を開くのが彼岸どきというのも出来すぎている。

摂津の句は夢のようなつじつまのあわなさが魅力であるが、この句の場合は「曼珠沙華」と「船」が現実と非現実を結ぶ紐帯となって読み手を不思議な世界へ誘う。ゆく船を見送る寂しい気持ち。

その気分は「曼珠沙華」が呼び起こすあの世への旅立ちとも繋がっている。「思へば」という動詞が現実の曼珠沙華から船着場の映像をだぶらせる効果的な言葉として働いている。摂津の句を読んでいると実人生と言葉の二重性を生きた人のせつなさが感じられてしんとした気持ちになる。『摂津幸彦全集』(1997)所収。(三宅やよい)

子供の頃から、不思議だなあ・・・と思っていた花だ。小さい時両手に一杯取ってきて、得意に母親に見せたのだが、不吉な花だから直ぐ棄てるように言われ、酷く怒られた記憶がある。毒もあるようで手を洗うように言われた。よーく見ると人間の手では絶対出来ない色合いと形はなんともいえない繊細な形である。

現役時代忙しく働いていた時代に曼珠沙華が赤い花が咲き出すと、『お彼岸』だな・・・と季節を教えてくれる花と 『彼岸花』で不思議な花だと思っていた。

色が赤だけと思ったら、白がある。昨日車で買い物に行く時、土手に一面に咲いているのを見た。これも不思議な光景だった。

谷戸と屋号

心というものは、それ自身一つの独自の世界なのだ、――地獄を天国に変え、天国を地獄に変えうるものなのだ。
ミルトン『失楽園』(上)

20080120990742131_2戸谷戸に友どち住みて良夜かな 永井龍男

谷戸は「やど」とも呼ばれる。「谷(やと/やつ)」のことでもあり、龍男が住んでいた鎌倉に多い地名でもある。詩人・田村隆一はかつて稲村ヶ崎から入った谷戸の奥の小高い土地に住み、書斎の窓からは水平線がよく眺望できた。

「良夜」は時期的に今やちょっと過ぎてしまったが、主として十五夜=九月十三日の月の良い夜をさす。鎌倉住いの龍男は名月を見上げながら、同じ鎌倉の谷戸に住んでいる友だちの誰彼を想っているのだろう。

良夜であるゆえにことさら、親しい友だちは今どうしているか気になっている。同じように月を眺めているか、まだ片付かない仕事の最中か、のんびり悠然と酒盃をかたむけているか・・・・それからそれへと自在に想像を連ねているのだ。ここでは「鎌倉」という地名は隠されているけれども、「谷戸谷戸」によってその土地が奥床しくも、幸せな一夜のように感じられてくる。

昭和十年、横光利一がリーダーになってつくった門下生たちの十日会で、「俳句は小説の修業に必要だ」と横光は俳句を奨励した。そのなかに中里恒子や永井龍男らがいた。横光の歿後も、龍男は文芸春秋句会や文壇俳句会にも参加して、味わいのある俳句を詠んだ。谷戸の多い鎌倉を詠んだ句に対し、橋の多い深川を詠んだ龍男の句に橋多き深川に来て月の雨がある。平井照敏編『新歳時記(秋)』(1989)所収。(八木忠栄)

生まれも育ちも今住んでいる所で、故郷でもある。だから私のとっての故郷は、開発された今住んでいる所ではない。町名も部落名も過去におき去られ、忘れ去られてしまった。

それでも、この地区で一番高所と思われる御殿峠の山に登って、眺めて見ると、まだむかしの面影を残している谷戸の一部がある。

谷戸と言えば、片倉地区では、時田・川久保・釜貫・車石・台・只沼があり、宇津貫地区では、菖蒲谷戸・君田・和田内・中村などが思い出される。

谷戸谷戸にお地蔵さんがあたり、大きな木があったり、谷戸のシンボル的なものが必ずあった。そこに住んでいる住民が同姓の家が多かったのか必ず“屋号”あった。その屋号で呼んでいた。その屋号を知っている人が少なくなってしまった。

にしむらや・くるまや・しろした・まとば・しんや・上のむかい・いんきょば・さかした・しも・むかい・さかうえ・などが思い出される。

2008年9月24日 (水)

クラインガルテン / Kleingarten

08nairikusen_kayabuki11先だってNHKの番組でクラインガルテン / Kleingarten 紹介があった。ドイツで生まれて日本でも、かなり宣伝され、各所に行われれているようだ。

その歴史は・・・調べると

街の郊外や住宅地を歩いていると、市民農園がとても多いことに気がつきます。例えば、野球場ほどの敷地が100個くらいに区分けされ、それぞれの区画には芝生、花、野菜、サクランボの木などが植えられています。植えられているのは野菜ばかりではないので『市民農園』と訳すのは少し変です。ドイツ語では『Kleingarten(klein=小さい、Garten=庭)』と言うので、日本語読みで『クラインガルテン』と呼ぶことにします。クラインガルテンは19世紀半ばクラインガルテン運動を広めたDr.Schreberにちなんで『シュレーバーガルテン』とも呼ばれます。

クラインガルテンは『クラインガルテン協会』が管理し、希望者は協会員になって区画を借ります。ドイツで最初のクラインガルテン協会は1814年、北部の街カペルン(Kappeln)で生れました。その後1864年ライプツィヒで最初の『シュレーバーガルテン協会(クラインガルテン協会)』が作られ、ドイツ各地に広まっていきました。

当時、工場労働者の労働環境は非常に悪く、健康を害する人がたくさんいました。そういった人達に健康回復のための自然を提供することが運動の目的の一つでした。また、一般に当時の労働者は子供がたくさんいましたが経済的に豊かだったわけではありません。そういった子供たちが週末など、手軽に自然に触れられるようにすることもクラインガルテンの役割でした。

今環境問題・農林就業者が激減しているという。植林より間伐が出来ないで環境にも大きな問題となっている。

一方団塊世代の定年で都市は、問題となっている。したがって、この制度を理解し利用する事によって、自然の保護にも、本人の健康管理にも素晴らしい活動だと思う。

法人企業景気の判断と日本勢は米金融危機を好機にできるか

07tamurano_yuhi31NHKwebでは・・・財務省などが3か月ごとに実施している法人企業景気予測調査によりますと、ことし7月から9月にかけての大企業の国内景気に対する判断は、アメリカ経済の減速などを背景に調査開始以来最低の水準となりました。

この調査は、財務省と内閣府が全国の資本金1000万円以上の企業を対象に3か月ごとに実施しています。それによりますと、ことし7月から9月にかけてのそれぞれの企業の景気判断について、「よくなっている」と答えた企業から「悪くなっている」と答えた企業を差し引いた割合は、資本金が10億円以上の大企業ではマイナス10.2ポイントと「悪くなっている」という見方が多いものの、前回の調査に比べて5ポイント改善しました。

これに対して、国内の景気に対する判断は、大企業で、繊維・衣服製造業がマイナス63.3ポイントとなったほか、金融・保険業でマイナス57.8ポイントとなるなど、厳しい見方が増えた結果、全体でマイナス36.1ポイントとなり、平成16年度の調査開始以来最低の水準を更新しました。

これは、アメリカ経済の減速や、原油などの原材料価格の値上がりなどが背景にあるものとみられ、財務省は「企業の売り上げや収益は今のところ大きく落ち込んでいないが、今後の景気動向を注意深く見守る必要がある」としています。

日経新聞社説では・・・深刻な米金融危機に続く世界の金融再編に、日本勢が相次ぎ名乗りを上げた。三菱UFJフィナンシャル・グループは米証券大手モルガン・スタンレーに最大20%を出資して筆頭株主になると表明した。野村ホールディングスは破綻した米リーマン・ブラザーズが持つアジア太平洋部門の買収で合意し、欧州・中東部門の買収も決めた。

三菱UFJはモルガンの第三者割当増資に際して最大9000億円を手元資金から出し、取締役も派遣する。20%の出資ならモルガンは持ち分法適用会社となり、収益の一部は三菱UFJの連結業績も左右する。モルガンは銀行持ち株会社への転換を表明しており、銀行業務の連携も視野に入る。

今年に入りみずほコーポレート銀行が米証券メリルリンチに、三井住友銀行が英銀バークレイズにそれぞれ1000億円規模の出資を決めているが、リーマンの経営破綻に端を発した金融動乱で三菱UFJが決めた出資は金額も関与の深さも段違いだ。日本勢の攻勢が新しい局面に入ったことを意味する。

米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題による金融危機は、世界の金融勢力図を激変させた。米欧の金融機関は高収益の源だったサブプライム関連商品の焦げ付きで巨額の損失を出し、経営危機に直面する。国際業務で出遅れ、収益力も見劣りした日本の金融機関は幸いにもサブプライムの傷が浅かった。新興国の投資ファンドが株安で資金を出し渋るなか、邦銀の業績は比較的堅調で、危機の救済役としての存在感を高めている。

日本の大手金融機関には、欧米勢などからの出資や提携の申し入れが後を絶たないという。他のメガバンクや証券、保険大手も世界の金融再編にどう割って入るかが注目される。米金融危機の出口は見えないが、リスクを十分に見極めたうえで、日本勢が世界的な再編に絡んでいくことは、金融の競争力を高める意味でも望ましいことといえるだろう。

ただ、日本勢が今回の米金融危機を真の「好機」にできるかどうかはまだ不透明だ。欧米勢がいま期待するのは当面の資本増強や信用補完であろう。危機から復活した後でも、欧米勢とどう連携し、影響力を行使するのか、明確な戦略を持って出資や提携に臨む必要がある。多額のジャパンマネーを米金融機関などにつぎ込みながら、経営管理のノウハウなどが足りず、現地での足場づくりに失敗した1980年代後半の経験を繰り返すようでは困る。

麻生新政権が今日誕生する。この難局を乗り切る手段どんな手法がとられるか注目したい。

自民・公明と連立政権を組みなのか

0107ukisima11今日の新聞各紙(朝日・産経・読売・毎日)が自民・公明との連立政権についての説明を問うているないようだ。連立を組んで10年めである。このところ公明の指導権が増して存在感が浮き上がったようだが・・・

毎日新聞・・・公明党は党大会で太田昭宏代表の再選を承認し、「太田第2期体制」がスタートした。先の通常国会では自民、民主両党の対決に埋没しがちだったが、福田康夫首相の退陣劇で主導的な役割を果たし、突然、存在感を増した。まもなく、自民党と連立政権を組んでから10年目に突入する。与党・公明党に 三つの注文をしておきたい。

第一は、衆院解散・総選挙を直前に控えた臨時国会に臨む姿勢である。24日に発足する新政権は、当面の景気対策の柱となる補正予算に加え、米国発の金融危機への対応が焦点となる。同時に、国民は「食の安全」や年金記録の改ざん問題への対応を注視している。

与野党は、国会論戦を通じ、これら諸課題の具体的方針を明確にすべきだ。総選挙の争点を明確にすることになる。太田代表は大会あいさつで「政局ではなく生活こそが大事だ」と語り、その後の記者会見では「現在の経済状況を受け、総合経済対策をまとめたのでやらなければならない」と補正予算の必要性を強調した。自民党が論戦に消極姿勢なら、毅然(きぜん)として批判し、予算委員会審議の実現に努力しなければならない。

第二に、最近の行動に明快な説明を求めたい。福田首相とはアジア政策などで一致していたはずである。にもかかわらず「福田降ろし」に走った真意は何だったのか。選挙をにらんだ「党益」中心の行動と受け取られても仕方ない。

インド洋での給油活動継続問題への対応はさらに不可解だった。1月には新テロ対策特措法を衆院の「3分の2」で再可決する自民党に同調した。が、今回は同法を延長する改正案に賛同しながら、再可決に反対姿勢だった。太田代表はあいさつで「特措法は延長すべきだ」と述べたが、公明党の対応をめぐる経緯については触れなかった。

再可決に反対なら、1月の行動は誤りだったのか。テロ包囲網への対応を変更したのか。それとも、国民から反発の強い再可決は総選挙に得策でないという判断なのか。説明が必要だ。

そして、三つ目の注文は総選挙後の行動である。

民主党が勝った場合に同党と連立する可能性を示唆する幹部の発言もある。「世論志向政党」と指摘する声も聞こえる。政局に臨機応変に対応することも必要だろう。しかし、次の総選挙は公明党にとっては自民党との9年間の連立が問われる選挙でもあるのだ。

公明党が創価学会という強固な組織を支持母体としているのは選挙では強みだ。しかし、それ故に反発も強く、組織防衛を優先するだけでは創価学会との関係はアキレスけんになりかねない。この反発・批判を避けるために政権に身を置くというのでは国民の理解は得られまい。会審議と選挙を通じて、明快な説明と国民が納得できる行動を求めたい。

2008年9月23日 (火)

麻生自民対小沢民主

Natsu1_2いよいよ麻生自民対小沢民主の対決の幕開けである。景気の落ち込みは、金融危機・重油の値上げ・穀物の高騰などで危機的な生活は、目の前に来ている。この国難をどう乗り切ることが出来るか、目の離せない国会情勢となった。

日経新聞社説より

自民党総裁選挙は大方の予想通り麻生太郎幹事長が圧勝した。これにより、次期総選挙は麻生新総裁の自民党と小沢一郎代表の民主党との対決構図が確定した。今度は国民が総選挙で政権選択をする番である。自民党も民主党も明確な政権公約(マニフェスト)を提示して国民の審判を仰ぐべきである。

麻生氏圧勝の要因は明確である。各種世論調査で次期首相にふさわしい候補として抜群の人気があり、「選挙の顔」として自民党内の圧倒的な支持を集めた。景気が後退局面に入り、麻生氏の景気対策に期待が集まった点も見逃せない。

今回の総裁選は5人が立候補して、にぎやかに始まったが、途中から失速気味になった。麻生氏の独走展開になって勝敗に関する関心が薄れ、各候補の間に大きな政策の違いがなく政策論争も盛り上がりに欠けた。後半は世間の関心が米国発の金融危機や事故米転売問題などに集まり、消化試合の様相を呈した。

それでも総裁選を通じて麻生新総裁の政策の輪郭は浮かび上がってきた。「日本経済は全治3年」と宣言し、景気対策重視を明確にした。具体的には定額減税の実施や政策減税、中小企業対策などを示した。

2011年度までに財政の基礎的収支を均衡させるとした政府目標にはこだわらない姿勢も見せた。3年間は消費税引き上げをしないと明言した。社会保障費を毎年2200億円抑制する方針は「ほぼ限界に達している」とも述べ、後期高齢者医療制度は見直す考えを表明した。基礎年金の国庫負担を2分の1に引き上げる財源は特別会計の剰余金などで充当する考えも示した。

麻生新総裁の誕生で従来の小泉改革路線からの転換が鮮明になった。景気は後退局面に入り、米国発の金融危機で先行きは不透明になりつつある。必要な景気対策は適切に実施すべきだが、その中身は経済の構造改革を促し、経済成長につながる政策に力点を置くべきである。

財源を安易に国債増発に頼るのは好ましくない。行政改革やムダ排除を進める必要性はむしろ高まっている。国の出先機関の統廃合などの行革ビジョンも提示すべきである。

麻生新総裁は24日召集の臨時国会で首相に指名され、新内閣を組閣する。前回の総選挙から3年が経過し、その間に3回も首相が交代する事態になった。次期首相は速やかに衆院を解散して民意を問うべきである。厳しい経済情勢を踏まえれば、臨時国会で補正予算審議を行ってから解散するのが望ましい。

彼岸の中日

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岸の中日である。何時もの通り3箇所のお墓参りに行っ来た。

お彼岸の話し

「春分・秋分の日に墓参りをするのはなぜですか?」
 唐突に疑問符で始まった今回の話題は「彼岸」です

彼岸と行事彼岸は春分の日と秋分の日の前3日と後3日の間の7日間(春・秋分も含み)。暦の上では雑節の中に入ります。                              

 春分(秋分)の3日前の日を「彼岸の入り」と言い、3日後を「彼岸の明け」と言います。春分・秋分は、その中間に位置しますので、「彼岸の中日」と呼ばれます。
 この彼岸は、仏教行事であるのですが、日本独特の行事で他の仏教国には無いものだそうです。ちなみに、「彼岸」とだけ言った場合、これは春の彼岸を指します。秋の彼岸は「秋彼岸」または「後の彼岸」と言うのが本当です。
 昔から、彼岸には先祖の霊を敬い墓参りをする風習があります。また地方によって若干の違いはありますが、ぼた餅、おはぎ、団子、海苔巻き、いなり寿司などを仏壇に供え、家族でもこれを食すと言った風習も残っています。

彼岸のルーツは?
彼岸は仏教用語。元々梵語(ぼんご)の波羅蜜多(はらみつた)を漢訳した「到彼岸(とうひがん)」のことだそうです(梵語も漢語も知らないから信じるしかないです・・)。煩悩に満ちた世界「此岸(しがん)」から解脱した悟りの世界、涅槃を指します。こちら(此方)の岸とあちら(彼方)の岸と言う意味だと考えるとわかりやすいですね。
さらに煩悩に満ちたこちらの世界を現世、涅槃の世界を死後の極楽浄土ととらえ、あちらの世界と考えたところから、亡くなった先祖たちの霊が住む世界を「彼岸」と考えるようになりました。このことから「彼岸に墓参り」と言うことはわかります。
 なお、この時期には「彼岸会」という仏教の法会が開かれ、これが現在の「彼岸」の由来となります。最初に行われた彼岸会は大同元年(AD806年) に平城天皇が霊を鎮めるために行ったと言われております。

問.春分の日・秋分の日はどんな日か
1.太陽が真東から昇り、真西に沈む日
2.昼と夜の長さが同じ日

太陽が真東から昇り、真西に沈む日

先ほどからたびたび登場する涅槃の世界を、「西方浄土」と呼ぶことがあるとおり、    阿弥陀仏の極楽浄土は「西」にあるとされています。そのため、真西に太陽が沈む春分の日、秋分の日は夕日が極楽浄土への道しるべとなると考えられたのです。
この日沈む太陽が示す極楽浄土への道を「白道(びゃくどう)」といい、仏の示してくれたこの白道を信じて進めば必ず極楽浄土に至ると言う信仰が生まれました。この信仰は、浄土思想が盛んになるのと軌を一にして広がって行き、現在に至っています。

昼と夜の長さが同じ日

仏教の説くところの「中道」の精神を昼夜を二分すると言う点で、春分の日・秋分の日があらわしていると考えた。(春分・秋分の日の日の出から日の入りまでの時間を計算してみると、実際は同じになりません。この辺の事情は、日の出日の入りの時刻とはどう定義されているかという問題が関係します。日の出、日の入りの時刻とは?も併せて読んでいただけると多少は納得できると思います)

お休みの日(祝日)
春分、秋分は祝日。主旨はそれぞれ、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」と「祖先をうやまい、無くなった人々をしのぶ」と書かれています(法令に)。特に秋分の日の趣旨は、まさに現在の彼岸そのもの。彼岸の中日を祝日にしたと言ってもよいようですね。
ちなみに、戦前は同じ日が「春季皇霊祭」「秋季皇霊祭」という祭日で、これは皇室内の「もと仏式行事」が神事化し祭日になったものです。

 農耕と彼岸
                                                                 春分と秋分は、農耕と言う観点から眺めると、
春分:種苗の時期秋分:収穫の時期
にあたり、作物を育てる太陽と自分たちを守る祖先神への信仰と言う土着の信仰が仏教伝来以前からあり、春分には豊穣を祈り、秋分には収穫に感謝して供え物をしたことが原型と考えられます。
仏教が伝来すると、春分・秋分がそれぞれ彼岸の中日にあたることもあり、仏教の習俗と古来の風習が混交して現在の姿になったと思われます(ちなみに、サンスクリット語の[bhukta (飯)]+[mridu(柔らかい)]が「ぼた+もち」となって定着したのだと言われます(年中行事を「科学」する・永田久著))。

彼岸と墓参りの習慣
 これまで書いてきたような様々な要因が混交し、江戸時代頃から彼岸に墓参りをすると言った風習が起こったと考えられています。
また、彼岸の時期は気候的にもよい時期であるため、墓参りにかこつけて野外への遊山をすると言った娯楽としての側面もあったと考えられます。

さてさて、今年のお彼岸には、みなさんお墓参りはする予定?私はと言えば、ぼた餅の方が墓参りより気になりますが。

 
ぼた餅とおはぎ
ぼた餅は「牡丹餅」、おはぎは「御萩」。牡丹の花は春に咲きますので、春は牡丹餅といい、萩の花の咲く秋は御萩餅(あるいは、萩の餅)と言うそうです。
 昔、母に牡丹餅は牡丹の花の様に大きめに作り、御萩は萩の花の様に小振りに作るのだと教わりましたが、真偽の方はどうなのでしょうか?

突然の雷雨で戸惑う

時分の花を誠の花と知る心が、真実の花になほ遠ざかる心なり。ただ、人ごとに、この時分の花に迷ひて、やがて、花の失(う)するをも知らず。
世阿弥『風姿花伝』

05tasiroike11山裏に大鬼遊ぶ稲光 小島 健
今年ほど雷が鳴り響く夏はなかったように思う。雷鳴は叱られているようでおそろしいが、夜空に落書きのように走る稲妻を眺めるのは嫌いではない。学生時代アルバイトからの帰り道、派手な稲妻が空を覆ったかと思った途端、街中が停電したことがあった。

漆黒の闇のなか、眼を閉じても開いても、今しがた刻印されたの稲光りの残像だけがあらわれた。あれから私の雷好きは始まったように思う。

掲句は、鬼がすべったり転んだりする拍子に稲光が起きているのだという。この愉快な見立ては、まるで大津絵と鳥獣戯画が一緒になったような賑やかさである。また、雷に稲妻、稲光と「稲」の文字が使用されているのは、稲の結実の時期に雷が多いことから、雷が稲を実らせると信じられていたことによる古代信仰による。

文字の由来を踏まえると、むくつけき大鬼がまるで気のいい仲人さんのように、天と地を取り持っているように見えてきて、ますます滑稽味を加えるのである。はじめよりふぐりは軽し秋の風〉〈秋雨や人を悼むに筆の文〉『蛍光』(2008)所収。(土肥あき子)

昨日の全国交通安全運動に、交通安全協会指導員として、街角の立った。朝7時30分から9時である。出かけにポツポツ振り出していたので、カッパを着て出かけたが、下のズボンカッパは、はいて行かなかった。途中8時ごろから雷ともの凄い雨で下半身がビッショリ濡れ、冷えて、体がガタガタ震えだして来た。

真夏の雨なら、濡れても大丈夫だが、昨日は突然の雷雨で戸惑った。

2008年9月22日 (月)

事故米の転売の問題

08nairikusen_kayabuki11厳格なマニアルに基づき“Gメン”検査 汚染米「性善説に立ちすぎた」と反省も

産経新聞webより・・・米粉加工販売会社、三笠フーズ(大阪市北区)などによる農薬などに汚染された事故米の不正転売問題をめぐり、内閣府、農林水産省、厚生労働省の3府省は22日、再発防止策の具体策を発表した。残留農薬などの基準値を超えた事故米は輸入や国産を問わず、全面的に流通させないほか、「性善説に立ちすぎた」との反省をもとに、検査は厳格なマニュアルに基づき、“Gメン”が抜き打ちで行う。

※性善説・・・人間にはもともと善の端緒がそなわっており、それを発展させれば徳性にまで達することができるとする説。孟子が唱えた。

具体的対策として、輸入検疫時や輸入後に残留農薬などの食品衛生法上の問題が判明した場合、輸入業者に輸出国への返送や焼却などの廃棄処分を行わせるとし、国と輸入業者間で契約条項を明確化する。

また、輸入米や備蓄の国産米で、保管時にカビなどが発生した場合には、国が廃棄処分する。

米の流通・取引の検査は農水省の米販売の担当ではなく、食品表示Gメンなどの検査担当が行い、役割を完全に分担する。厳格な検査マニュアルを作成し、検査は抜き打ちとする。

検査担当の能力向上のため、他省と人事交流を行うことも決めた。検査体制の改革を発表した内閣府の増原義剛副大臣は「これまで性善説に立ち過ぎた」と述べた。

今後、米について食品衛生上の事故が発生した場合に備え、流通ルートを特定できる追跡システム「米トレーサビリティーシステム」導入や原料米原産地表示システムの確立に着手したことも明らかにした。

今回、国内に流通してしまったもの以外の事故米も処分する。事業者に売却していない政府の事故米は、単なる水ぬれや袋破れなどを除いて販売停止し、廃棄処分とする。事業者が回収・保管している事故米は、処理計画を自治体の衛生部局に提出するように求め、こちらも処分を徹底する。

知らずに事故米を扱ったため、経営的に苦境に立つ中小企業などには政府系金融機関、信用保証協会、商工会議所、農林漁業金融公庫、農林中央金庫などが、資金繰り相談窓口を設置した。加えて、政府として別途の財政支援も検討しており、「早急に数字などを詰める」(増原副大臣)とした。

日本のお役所仕事、性善説だけの問題でない、役人根性が緩んでいる。役人の危機意識の不足だ。企業ばかりを責めないで、役人管理人の徹底した危機意識の教育を考えて貰いたい。そちらが先だろう。ふんぞりかっている税金泥棒はやめてくれ!

生徒落雷事故 『ゴロゴロ』には避難だ

Tombi061東京新聞社説よりなるほど、サッカーなどの野外でのスポーツの警鐘である。責任者は、英断を持って中止することだ。

サッカー大会で高校生が落雷に遭って重い障害が残った責任は学校にある、と高松高裁が認めた。引率者は子供の安全を預かる立場にいることを自覚すべきだ。雷鳴を聞いたら、まず避難を考えよ。

原告の男性(28)は高知市内の私立高校1年だった1996年8月、大阪府高槻市で開かれたサッカー大会に学校のクラブ活動として出場していて落雷に遭った。命は取り留めたが、視力を失い、手足には重い障害が残った。

男性は学校と大会を主催した高槻市体育協会に損害賠償を求める訴訟を起こしたが、一、二審とも「落雷は予見できなかった」として請求を棄却した。しかし、最高裁は落雷の予見可能性を認め、審理を高松高裁に差し戻した。

差し戻し審判決は「雷鳴が聞こえ、雲間に放電が目撃された」と最高裁と同じく、落雷を予見できたとした。争点の事故回避の可能性についても、会場周囲にあるコンクリート柱付近に避難すれば事故を回避できた、と認定した。

落雷そのものは自然現象だ。学校側に責任があるとした判決には「天災ではないのか」と戸惑う教育関係者がいるかもしれない。

しかし、前兆がある以上、直撃の危険を避けようとすればできたはずだ。クラブ活動の場合、生徒は自由な行動を規制されており、安全を預かる先生の責任は一般的な状況よりも重い。そこで指導者が何の対策も取らなければ人災だ。妥当な判決といえよう。

落雷は年間50万回ほど観測されている。判決も事故前の3年間に年間5-11件の死傷事故があり、3-6人が死亡したと頻度に言及した。関係する文献も少なくない。教育関係者は部活の指導に尻込みすることなく、落雷事故の回避措置を知っておくべきだ。

建物や車内に移動する。できるだけ身を低くする。基本的な知識の習得は当然だが、何よりも求められるのは、いま行っている試合や練習をやめるという決断だ。

サッカーなどで試合の中断となると選手や保護者から「雨は強くない。まだできる」と異議が出ることもあろう。そんなときに状況と危険性をきちんと説明して説得し、避難に向かわせるのが指導者や試合主催者の責務だ。

登山やキャンプ、海水浴などの野外活動でも落雷事故は起こり得る。「ゴロゴロ」が聞こえたら、まずは避難することを考える。先生でなくても児童や生徒を引率する者であれば、常識としたい。

中国の食の安全と日本

3612国の食の問題は後を絶たない、日本でも多くの食材を輸入している、毒餃子に始まって、まだまだ続いている。どうも「食の安全」の感覚の認識が違うのは、政府・企業の食の安全を見直すことは必要だが、徹底するまでは時間が掛かるだろう、日本の輸入の検査体制を見直す事が急務だ。それにしても粉ミルクは、酷いことになったもんだ。

毎日・朝日新聞webより・・・中国衛生省は21日、化学物質メラミンに汚染された粉ミルクを飲んだ乳幼児が腎臓結石などにかかった問題で、同日までに患者数が5万人を超えたと発表した。診察・治療後回復した乳幼児は3万9965人、入院治療中の患者が1万2892人で、うち比較的症状が重い患者は104人だった。2歳未満が8割以上を占めた。

衛生省は17日、患者数6244人と発表しており、短期間で健康被害が急増した。メラミン禍は中国の「食の安全」に関し、最大規模の被害となった。

調べでは、診察を受けた患者の大半は大手乳製品メーカー「三鹿集団」の粉ミルクを飲んでいたという。だが、被害相談を受けた弁護士は「三鹿」以外の粉ミルクを飲んでいた乳幼児の健康被害も多数報告されたと指摘している。

中国製の牛乳や乳製品が化学物質メラミンに汚染されていた問題は21日、香港や台湾、シンガポールにも相次いで飛び火した。香港では世界最大手の食品メーカー、ネスレ(スイス)の中国製牛乳からメラミンが検出され、政府機関がネスレに製品回収を求めている。被害はさらに拡大する勢いだ。

香港でメラミンが検出されたのは、中国山東省青島で製造された業務用の「ネスレ・デイリー・ファーム・ピュア・ミルク」(1リットル)。香港政府の食品安全センターによると、メラミンの濃度は1・4ppmで「通常に飲む程度なら健康に影響はないが、子供には飲ませない方がいい」(同センター)としている。

また、香港の大手スーパー各社は、ネスレの中国産粉ミルクも撤去を始めた。香港紙・蘋果日報が乳製品の調査を検査機関に独自に依頼した結果、黒竜江省製のネスレの粉ミルク(900グラム缶)からメラミンが検出されたと21日付で報じたため。濃度は0・6ppmと微量だったという。

これに対し、ネスレは「どの製品もメラミンに汚染されていない自信がある。中国の農家とも緊密な関係を築き、牛乳の質の向上を指導している」と発表し、報道の根拠はあいまいだと批判した。

一方、台湾の衛生当局は21日、粉ミルクなどすべての中国産の乳製品の輸入を全面的に禁止すると発表し、即日実施した。飲料メーカー「金車」がインスタントコーヒーに使っていた中国産原材料から微量のメラミンが検出されたといい、同社も製品の回収を始めた。

シンガポールの農業・食品・獣医庁も、中国製の「ホワイト・ラビット・クリーミー・キャンディー(大白兔乳糖)」からメラミンを検出。中国製の牛乳と乳製品、中国製牛乳を原材料に含む菓子類の輸入・販売を全面禁止し、地元食品メーカーにも使わないよう命じた。

小沢民主党―説得力ある行程表を

05detohama11民主党はきのうの党大会で、小沢一郎代表の3選を正式承認した。自民党では麻生太郎氏が新総裁に選出される見通しだ。 小沢氏は演説で、迫る次期衆院選を政治生命を懸けた「最後の戦い」と位置付け、昨夏の参院選と同様に生活重視路線を掲げ、政権交代の実現を目指す決意を示した。

朝日新聞社説より・・・米金融危機、年金不信、食の安全など国民の生活不安が増す中で「生活」「脱官僚」を争点としたい小沢氏の考えははっきりと示された。「麻生VS.小沢」の政治決戦がいよいよ幕を開ける。

党大会の演説で、小沢氏は「変化」と「覚悟」を強調した。「いまこそ日本を変える時だ」「この一戦に、新しい国民生活をつくることに、私の政治生活のすべてをつぎ込む」

2大政党が政権選択を問う小選挙区制の選挙では、党首のイメージや発信力が勝敗を左右する。その意味で、小沢氏がこの演説を国民に向けての所信表明と位置づけて臨んだのは当然のことだろう。

膨大な税金のむだ遣いを生んできた自公政権の財政構造、統治機構を根本から転換し、そこから生み出した財源で国民の生活を守るセーフティーネットを整備していく――。

小沢氏が発信した基本的なメッセージはこれに尽きるが、注目されるのは、それを実現していくための手順を次のように整理したことである。

政府の一般会計と特別会計の支出は合計で212兆円にのぼる。その1割にあたる22兆円を段階的に組み替え、民主党の主要政策を実行する財源にあてる。具体的には(1)来年度予算で直ちに実行するもの(2)来年の通常国会で法案を通し、2年以内に実行するもの(3)衆院議員の任期である4年の間に実行するもの、の三つに分類するという。

どの政策をどこに仕分けるかについては「今月中に総選挙のマニフェストで明らかにしたい」と述べた。

農家への戸別補償制度など民主党が掲げた政策に対し、与党は15.3兆円もの支出が必要になるのに財源があいまいだと批判している。政権交代の必要性は感じつつも、この点に不安や不満を抱く有権者は少なくないはずだ。

総選挙のマニフェストで、政策を実現していく順番や財源の手当てを明らかにすれば、確かに民主党のめざす政権像は鮮明になる。要は、与党の攻撃をはね返し、有権者が納得できる行程表を示せるかどうかである。

大会で気になったのは、来賓としてあいさつした国民新党の綿貫民輔代表が、郵政民営化の見直しをめぐる民主党との合意を自画自賛したことだ。

選挙で勝つには他党との協力が大事というのは分かる。だが、合意された日本郵政株の売却凍結や4分社化の見直しは、民主党が主張する統治機構の抜本改革と矛盾はしないか。選挙目当てのご都合主義と取られないよう、丁寧な説明が必要だろう。

民主党に求められているのは、政権をとったらどんな政治を、どんな社会を実現するのか、選挙本番に向けて骨太のマニフェストをつくることだ。残された時間はあまりない。

崖の上の柿

今日の名言

子供は苦労を和らげる。しかし不幸を一段とつらいものにする。子供は人生の煩(わずら)いを増す。しかし、死の思いを和らげる。

『ベーコン随想集』

07tamurano_yuhi31木守柿万古へ有機明かりなれ 志賀 康

柿の実をすべて採らずに一つだけ残しておく。来年もよく実がなりますようにという願いからか、あるいは全部採ってしまったら鳥たちが可哀相だからか。これが「木守柿」。

木のてっぺんに一つぽつんと残された柿は、なかなかに風情があるものだ。作者はこれを一つの灯のようにみなし、蛍光のような有機の明かりとしてではなく、ほの暗い自然のそれとして、「万古(ばんこ)」すなわち遠い昔をいつまでも照らしてくれよと祈っている。

私はこの句から、シュペルヴィエルの「動作」という詩を思い出した。草を食んでいる馬がひょいと後ろを向いたときに見たもの。それは二万世紀も前の同じ時刻に、一頭の馬がひょいと後ろを向いて見たものと同じだったというのである。この発想を生んだものこそが、木守柿の明かりであるなと反応したからである。

つまり、揚句における木守柿は、シュペルヴィエルにおける詩人の魂だと言えるだろう。魂であるからには、有機でなければならない。作者もまた、かくのごとき詩人の魂を持ちたいと願い、その祈りが木守柿に籠められている。

近ごろの俳句には、なかなか見られない真摯な祈りを詠んだ句だ。他の詩人のことはいざ知らず、最近の私は無機の明かりにに毒され過ぎたせいか、この句を読んで、初発の詩心を忘れかけているような気がした。詩を書かねば。『返照詩韻』(2008)所収。(清水哲男)

崖の上のポニョではないが、むかし崖の上の家があって、と言うより大正12年(1923年)の関東大震災で山が崩れて崖となっていたのだろう、かろうじて家は大丈夫で残っていたのだ。その家と夕日にあたった木守柿が子供心に、印象的に目に焼きついている。

崖に藤つるがあって「アーアァー」何てターザンごっこで藤つるにしがみ付いて遊んだところでもある。今は開発がなされて、もう跡かげばない。

2008年9月21日 (日)

総理大臣になったら公約したいランキング

08iwakisan_zinzya1121日・時事ドットコム「なんでもランキング」より

福田康夫首相の突然の辞任表明を受け、立候補者が乱立する形となった今回の 自民党総裁選。 民主党の 小沢一郎代表に対抗できる候補を選ぶ総裁選に注目が集まるのは必至です。

新しい総理大臣の下でのこれからの政治に期待したいことは数多くあれど、もし自分が 木村拓哉主演のドラマ 「CHANGE」のように総理大臣になったらどんな政策を実現させたいかを聞いたところ、《税金無駄遣いの禁止》、《天下りの禁止》、《出産費用の無料化》などが上位にランク・インする結果となりました。

1位になった《税金無駄遣いの禁止》。先の見えない経済の低迷を目の前に、経済政策など実現してほしい政策がいろいろある中、日々の生活で原油高や原材料高に苦しんでいる国民の目線で考えれば、更なる増税をする前に税金の無駄遣いをやめてほしい……というのは切実な思い。

徹底的に無駄を排除し、本当に必要なところに税金を使うという、当たり前の政治を望む声は大きいはずです。また、少子化問題についても危機感を持つ人は多く、3位・4位には《出産費用の無料化》、《保育料の無料化》がランク・イン。

金銭的問題で「産みたくても産めない」という人を少しでも減らすことが必要と考える人は多いよう。関連して、 産婦人科医の減少が著しいことも問題になっており、《医療従事者の待遇見直し》を早急に行い、安心して子供が産み育てられる社会を望む人が多いことがわかります。

総裁選の後は、解散・総選挙に至るのは秒読みと見られ、今後の政局から目が離せませんが、いずれにしろ本当に国民のための政治が行われるようにしてほしいものです。あなたが総理大臣になったら、どんな政治を実現したいと思いますか?(提供:gooランキング)

「真我」とは

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「本当の自分とは何か」

今朝目が覚めた時計を見たら2時であった。「真我」以前何かの本で見た事を思いだし、意味を調べてみた。  「真我」とは、宇宙意識と言ってもいい私たちの実在、私たちの心の一番奥に在る本当の自分ということだ。

これは古今東西の宗教・哲学において問われてきた、永遠のテーマです。
「本当の自分」は、他人に評価された自分とも、自分で思っている自分とも異なります。他人に評価された自分も、自分で評価した自分の一つの自分のイメージなのです。
自分のイメージは、自分の普段の志向や言動、表情に出たりすることを振り返ることによって形作られます。

そして、自分の普段の行為は必ずしも真実の自分を反映しているわけではありません。

例えば、極悪人と思われている人にも本当はものすごく優しい心があって、何かの間違いで元の心とは違う心の癖がついてしまったのかもしれません。その人の心の奥には、本当は素晴らしい自分があるのかもしれません。
そして、私は、私の主宰する研修において、全ての人の心の最深層には必ず愛に溢れた素晴らしい自分が存在するということを確かめてきました。
ですから、私は揺るぎない確信とともに、心の奥にある素晴らしい自分を大前提として、全ての人を理解しています。

私たちの心は、二種類の心で出来ています。人間の心と宇宙の心です。

人間の心には迷いがあります。物事をさまざまに解釈して、人間対人間の関係は誤解の塊なのです。「あの人は良い人だ(悪い人だ)」と、想像を加えて同じ人に対して全く逆の解釈をすることもあります。
宇宙の心は本当の自分の心です。宇宙の心は一つの心であり、調和の心、愛の心です。ですから、真実の自分を知れば世界は一つになります。

宇宙の心は埃をかぶって曇っていても、あることには間違いありません。それを自覚しなければ出てはきません。地下に埋もれていようがあるのだと自覚することです。
目の前に見えないからと言って、ないわけではありません。必ずあります。

全ての人の心の最深層には必ず愛に溢れた素晴らしい自分が存在する。

真我(=本当の自分)に出逢うことは、精神世界や心理学、成功哲学や宗教などあらゆることを求めてきた人の、双六で言う上がりなのです。そしてそれと同時に、新たな生まれ変わりへの出発でもあるのです」

「朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり」 (孔子)

これは、「自分の生きる目的が明確になれば、今晩死んでもかまわない」というくらい、「真我」に出逢うことが人生において価値のあることである、という孔子の言葉です

秋の全国交通安全運動が始まる

Odaiba971 私も交通指導員で街角の立ち、交通事故防止の啓蒙活動を行う。今朝方、暴走族かもの凄い爆音で目を覚ましてしまった人もいるだろう。どうも交通マナーが良くならない。自分の思うように走れないで、クラクションを鳴らしたり、道路にたばこを投げ捨てたり、歩行者の直ぐ近くを車を寄せたり、これでは事故はなくならない。

特に、問題が多いとされる、高齢者の事故防止を基本方針とする秋の全国交通安全運動が21日から始まった。

6月に改正道交法が施行されたことを受け、全座席でのシートベルト着用や高齢者(もみじ)マークの表示を周知徹底するほか、チャイルドシートの正しい装着や夕暮れ時のライト点灯などの啓発活動を実施。飲酒運転の取り締まりにも力を入れる。期間は30日までの10日間。
警察庁によると、今年の交通事故死者は18日現在、3450人で昨年同期より469人少ない。都道府県別では愛知が166人と最多で、次いで埼玉158人、東京153人の順。最少は鳥取の21人で、次が宮崎の26人となっている。

消費者行政組織案 選挙で国民に問うて!

Sekiseiinko_m1福田首相の構想だった諸費者庁の設置、『国民の目線』掲げた福田内閣は沈没してしまった。またガソリン税の一般財源化は、国会で約束したが、その意志を次ぐ時期首相?総選挙で、このことはしっかり意見を聞いて判断したい。

毎日新聞社説より・・・主(あるじ)なき構想の行方はどうなるのか。汚染米問題で揺れる中、福田内閣が看板政策とした消費者庁を設置する法案が閣議決定された。推進役だった福田康夫首相の退陣で法案の国会での行方が見通せないまま、バトンは次の政権に引き継がれる。

「国民目線」を掲げた福田内閣だったが、太田誠一農相の辞任に発展した汚染米への農水省の対応を見る限り、中央官庁にその意識は全く浸透しなかった。組織改編で消費者行政の一元化を目指す政府案に対し、民主党は外部から行政、業者を監視する「消費者権利院」構想をまとめた。どちらが的を射ているか、次期衆院選で競い合うべきである。

消費者庁は内閣府に新庁を設け、商品表示、取引規制や物価問題などの司令塔とする構想だ。29法令を移管、09年度予算案概算で要員208人、総額182億円の要求を盛り込んだ。

関連法案の「消費者安全法案」は自治体に置かれた消費生活センターを正式に法律上の組織と位置づけ、国からの支援を定めた。首相が消費者事故に関する情報を公表したり、他省に措置を求められるよう規定。所管不明な「すきま事案」は首相自ら業者に勧告や命令ができるようにした。

ただ、構想がうまく稼働するか、疑問がつきまとう。「薬害」「保険」など多くの分野が所管外のうえ、担当分野も従来の所管省との共管など権限の線引きが複雑な部分が少なくない。屋上屋を架す組織となる懸念は、払しょくできない。

自治体への支援も、課題が残る。大半が非常勤で雇用期間も短く、不安定な状態に置かれている消費生活相談員の身分保障に法案は踏み込んでいない。首相に与えられた各種の権限も、消費者庁への正確な情報集約が行使の前提だ。法案は消費者事故が発生した際、中央官庁から首相への通知義務を定めたが、どこまで徹底されるかは不確かだ。

一方、民主党案は内閣から独立した「消費者権利院」を設け、民間から任用した「消費者権利官」をトップに据える構想だ。権利官は各省に調査を求めたり、業者への処分を勧告する。地方の相談員は任期つきの国家公務員とし、中央と相談窓口の一元化を図る。

民主案は組織いじりをしないためわかりやすく、肥大化も招きにくい。ただ、外部組織が中央官庁に実権をふるえるか、権利官にふさわしい人材がいるかなどの問題がある。相談員を国家公務員とした場合、地方分権の流れと整合するかも論点だろう。

法案が次の政権で改めて閣議決定されても、衆院が解散されれば廃案となる。汚染米問題が物語るように、どう組織を改編しても官僚の意識が変わらない限り、消費者行政の改革は絵に描いたモチに終わる。「目線」を改めるためどんな組織が効果的か、議論を深めなければならない。

コスモス花粉と種が・・・

今日の名言

男にして女の誘惑よりつつがなく身を脱するは、まことにこの世のただ一つの奇蹟たるべし。

『完訳千一夜物語』(一)「シャハリヤール王と弟シャハザマーン王との物語」

Sunset51秋の燈や連弾の腕交差せる 丹羽利一

たしかに秋には音楽が似合います。澄み切った高い空へ抜けてゆくものとして、この季節に楽器の音を連想するのは自然なことです。句はしかし、日が落ちたあとのゆったりとした時間を詠んでいるようです。居間に置かれたピアノ。弾いているのは幼い姉妹でしょうか。必死になって練習をしているようです。

ピアノの発表会に連弾はつきものです。第一部で小さな子が演奏し、第二部のお姉さんたちが出てくる前に、緊張を少し緩めるように、何曲かの連弾がプログラムに入っています。お母さんと娘であったり、ピアノの先生と生徒であったり、でも一番多いのは姉妹の連弾です。

練習はどうしてもソロで弾く曲に時間が割かれ、連弾は後回しになってしまいます。それでも弾き始めてみれば、二人分の音の響きは驚くほどに力強く、一人では表現できないところにまで触れてゆくようです。「腕交差せる」という動きは、句を読むものにさまざまな連想をさせますが、ここは素直に読むことにします。

腕の動きの柔らかさと、人の思いが、秋の楽器に静かに置かれているようです。よけいなことを意味づけずに、わたしたちはこの句に、じっと耳をすましていればよいのだと思うのです。「朝日俳壇」(「朝日新聞」2008年9月15日付)所載。(松下育男

コスモスや 種と花粉が シャツにつき

昨日、台風13号の影響で早朝まで雨と風だったが、夜明けには、上がった。湯殿川のコスモスが、2メートル以上もなって倒れたところもあり、起こして紐で止めた。汗をかいてシャツが濡れていたのか、気がついたらシャツに黄色い花粉と種がついてしまった。洗濯した落ちるかなあ・・・アアまた女房に怒られる?

市民センター祭りは地域のお祭りで、毎年 嗜好を考えて崔物を考えるのだが、今年は地元にある高校生の、OBの方の吹奏楽演奏と、お祭りの神楽囃子・近所の方のカラオケなど、行う予定となった。他に、近隣の農家の方の野菜直売、家庭の刃物と研ぎ、ゲームコーナー、焼きそば、軽食コーナー、体力測定など盛り沢山を予定している。

今年は住民協議会の20周年記念で、役員は、準備に大変である。

2008年9月20日 (土)

一つ一つの積み重ね

イチロー(背番号51)が日米通算8年連続200本安打という偉業を成し遂げた!この記録はメジャーリーグ一世紀ぶり(107年ぶり)の大記録となる。

一つ一つの積み重ねだ。イチローは2001年にマリナーズに入団。同年に242安打をマークし、02年に208安打、03年に212安打、04年に262安打、05年に206安打、06年に224安打、07年に238安打を記録した。

米大リーグでは、ウィリー・キーラーが1894年から1901年にかけて8年連続200安打を達成。イチローは107年ぶりに大リーグ記録に並ぶ偉業を成し遂げた。
イチローは200本安打達成まで日々、打てない恐怖感との戦いだったという。170本目から190本目が怖かったという。

イチロー1

あるチームメイトが言っていたというが、努力の人、人の数倍の練習・準備体操をして試合に臨む、この姿勢が大記録に繫がっているのだろう。勿論自分自信に勝たなければいけないことだ。

健康に恵まれている。イチロウと言えども生身の体、体調も精神力の維持管理も出来が素晴らしい努力の成果と思う。人より抜きんでいる事だろう。

豊かな感性と心にゆとりを

15401_2いつの時代でも人の欲望は豊かさをもとめる。その欲望があるから科学技術が発達し、生活が、便利になった。その反面、いつもいろいろな問題も生じている。近年、グローバルかが進み、地球規模で市場経済が広がるにつれて、国境を越えた犯罪やテロが多発するようになって来た。

強力な軍事力を持つ国が世界を制覇し、経済の論理を押しつけ、勝ち組と負け組をつくり、富む国と貧しい国の格差も大きくなっている。負の産物として、地球規模で環境汚染・温暖化が急速に進んでいる、また地域紛争も後を絶たたない。

国連安全保障会議、国際警察などが、組織として作られているが、完全に機能していない。特に宗教の問題で、価値観の違いが大きな問題となって、力で抑え込もうとしている大国でも、イデオロギーの違いで紛争は絶えない。

欲望の渦巻く世情では、お金ですべてが動きます、お金や物がありさえすればという考え方が日常的になっていますから、お金がすべてという価値観が、子供の心までも蝕んでいきます。国内においては犯罪の凶悪化、低年齢化、親の子殺し、子の親殺し、いじめやひきこもりなど、さまざまな深刻な問題が数多く起きている。

長寿の高齢化社会、一方では子を産み育てることが少ない少子化、いわゆる少子高齢化が我が国では急速に進み、社会構造が大きく変化してきた。

欲望の渦巻く世の中にあって、人は限りなく豊かさをもとめるけれど、お金がすべてである、お金ですべてが動くという価値観のみで、すべてが満足するとは思えない。と思うのだが・・・。

豊かな感性を育てる努力をしよう。相手を許す心の余裕を持とう。ちょっとでも心のゆとり、と豊かな感性は、人類の平和を願う人ならば必ず意は通ずる。

相手を許す心があれば、世界の平和は保たれるだろう。

不正転売 農水省へ批判相次ぐ

07tamurano_yuhi31NHKwebより・・・食用に使えない輸入米などの不正転売問題を検証するため、政府は、19日夜、元検察官など有識者による会議の初会合を開き、出席した委員から、農林水産省が食用に使えないコメを十分にチェックせずに食品を扱う業者に販売したことへの批判が相次ぎました。

食用に使えない輸入米などが不正に転売された問題を検証するため、政府は、前の検事総長で弁護士の但木敬一氏を座長とする有識者会議を設け、19日夜、その初会合を開きました。

この中で、出席した委員からは「なぜ、食用のものを扱っている業者に、食用には使えないコメを売ってしまったのか」といった疑問や、「コメが主食の日本人にとって命にかかわる問題に発展するかもしれないのに、農林水産省は消費者を無視している」といった批判が相次ぎました。

これに対し、農林水産省の担当者は「われわれの判断ミスがあった。今後は、問題のあるコメは流通しないようにする」と述べました。

有識者会議は、今後、農林水産省が立ち入り調査を繰り返してきたにもかかわらず不正な転売が見過ごされてきた原因を究明したうえで、関係省庁などの責任についても検証していくことにしています。

政府に対応・農林水産省の対応はお粗末そのもので、大臣・事務次官の退陣は、全く無責任である。国民の目線で政治を!と言っていた福田首相に顔に泥を塗る行為で全く役人の目線の考え?こんな政治感覚では、国民は呆れて果ててものが言えない。

日本人だったら、恥を知れ!

現代版整理信託公社(RTC)設立

06oga_toga11まあ・・・手の打つのが遅かったと思うが、少しは落ち着くかな・・・

読売新聞社説より・・・金融危機に歯止めがかからず、場当たり的な対応ではすまない緊急事態が米政府を動かした。サブプライムローン問題で損失を抱える金融機関から不良債権を買い取り、公的資金を投入して一括処理するための公的機関を設立する。米政府がそうした案の検討に入った。

ポールソン財務長官と、バーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長が、ブッシュ大統領や議会幹部に説明した。金融機関から不良債権を切り離し、これ以上の損失拡大を食い止める狙いだ。1980~90年代の貯蓄貸付組合(S&L)危機の時に創設した整理信託公社(RTC)は、S&Lの不良債権処理で大いに実績を上げた。今回は、現代版のRTC設立構想といえる。

住宅価格の下落と、金融機関の損失拡大が止まらない。サブプライムローン問題による危機は、S&L危機よりはるかに深刻だ。米当局が乗り出さなければ、根本的な解決は困難な状況である。それだけに、米当局の動きを歓迎する声が支配的だ。ニューヨーク株式市場の株価が急騰したのも期待の大きさを示す。だが、決断は遅すぎたという批判も免れまい。

グリーンスパン前FRB議長やブレイディ元財務長官らは、こうした形での不良債権処理の必要性を早くから提唱していた。しかし、米当局はサブプライムローン問題の認識が甘く、当初は公的資金の投入を否定した。

金融危機への対応で後手に回り、世界の金融システムを揺るがす事態を招いた責任は重い。今週、公的資金投入を見送った米証券4位のリーマン・ブラザーズは経営破綻。保険最大手AIGについては公的資金で救済した。場当たり的にもみえる対応が、混乱を加速させている。

大統領選のさ中だけに、新機関の設立協議は難航も予想される。だが、議会などと調整し、具体化を急ぐよう望みたい。RTCには約800億ドルの税金が使われたとされる。新機関にも巨額の財政支出が予想されるが、金融危機の拡大を食い止めるにはやむを得まい。

一方、FRBと日銀など日米欧の中央銀行は、それぞれの市場でドル資金を大量に供給する協調体制を取ることで合意した。短期金融市場で資金を調達しにくい金融機関を支援する狙いだ。各国の金融当局が緊密に連携して、金融市場の安定化を図ることがますます重要となろう。

公的資金で不良債権処理を進める方針が打ち出されたことで、信用不安が最悪期を脱するとの期待から、金融株を中心に幅広い銘柄で買い進まれている。

3;44分現在 DOW 358㌦値上げで、11375:99㌦であった。これで少しは落ち着くか?

健康維持で山歩き

今日の名言

うれしまぎれに、軽はずみな承諾を与えてはならない。酒の酔いにまかせて、腹を立て怒ってはならない。

洪自誠『菜根譚』

07akitakoma_sumire11二人行けど秋の山彦淋しけれ 佐藤紅緑

紅葉狩だろうか。妻と行くのか、恋人と行くのか。まあ、恋多き紅緑自身のことだとすれば後者かも。それはともかく、高々と澄みわたった秋空、陽射しも空気も心地よい。つい「ヤッホー!」と声をあげるか、歌をうたうか、いずれにせよ山彦がかえってくる。(しばらく山彦なんて聴いていないなあ)

山彦はどこかしら淋しいひびきをもっているものだが、秋だからなおのこと淋しく感じられるのだろう。淋しいのは山彦だけでなく、山を行く二人のあいだにも淋しい谺が、それとなく生じているのかもしれない。行くほどに淋しさはつのる。

春の「山笑ふ」に対して、秋は「山粧ふ」という。たとえみごとな紅葉であっても、「粧ふ」という景色には、華やぎのなかにもやがて衰える虚しさの気配も感じられてしまう。秋の山を行く二人は身も心もルンルン弾んでいるのかもしれないが、ルンルンのかげにある山彦にも心にも、淋しさがつきまとっている。ここは「行けば」ではなくて「行けど」が正解。

紅緑が同時に作った句に「秋の山女に逢うて淋しけれ」もある。両方をならべると、「いい気なものだ」という意見も出るかもしれない。されど、紅緑先生なかなかである。

紅緑は日本派の俳人として子規に師事したが、俳句の評価はあまり芳しくなく、やがて脚本・小説の世界へ移り、「あゝ玉杯に花うけて」で一世を風靡した。句集に『俳諧紅緑子』『花紅柳緑』があり、死の翌年(1950)に『紅緑句集』が刊行された。『文人俳句歳時記』(1969)所収。(八木忠栄)

人生も下り坂と感じるようになる年頃に、少しでも気分転換という事で山歩きもいいだろう。足にも自信がなくなって、高さ・距離なども若いときより大分控えめとなってしまった。まあ・・・そんな夫婦と行った山なのかあ・・・ 9月の時期で紅葉となると北海道の大雪山は、8月の後半から、1400㍍ぐらいで始まるとテレビで実況していた事を思い出す。

私は、一人で山歩きと言っても家から近くの山に散歩する事がある。最近住宅が出来て、静かなところがなくなってしまったが、健康維持から、2時間ぐらいだ。一人では長時間は自信がなくなった。出かけるときは必ず、水と携帯電話を持っていくようにしている。転んで、動けなくなたときなどが心配だからだ。

2008年9月19日 (金)

寝たきりは長生きのリスク

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モーニングスターwebより

「鶴は千年、亀は万年」この言葉のように、長生きはいつの時代も永遠のテーマであり、世界中のどんなお金持ちでも決して買うことができません。しかし、ただ長生きすればいいというものでもなく、元気で人に迷惑をかけずに生きていくことができれば、何よりも素晴らしい人生であると考えるべきでしょう。

たった一度の人生なら死ぬときは人の手を煩わせることなく、ポックリとあの世にいきたいと願うお年寄りも少なくありません。現に奈良の斑鳩町にある吉田寺、通称「ポックリ寺」には、毎日多くのお年寄りが足を運んでポックリ死ねるようにお参りしておられるようです。「決して家族に迷惑をかけたくない」「寝たきりはイヤ! 」などと自分自身の人生の終着点をいかに締めくくるか、年をとれば取るほど実感は大きくなるようです。
 
高齢化社会が訪れ、老後に対する不安がますます大きくなるのに伴って、2000年4月から施行された公的介護保険は、もし何らかの事情で介護が必要となった場合に自治体がバックアップしてくれる制度です。この制度は40歳以上の全ての人が加入することになっています。市町村は単独で保険者になるのが原則ですが、複数の市区町村が協力して保険者となることもできます。
保険者は、65歳以上の第1号被保険者と40歳以上65歳未満の医療保険に加入している人が第2号被保険者となります。

 具体的なサービスとして、ショートステイやデイサービス、ホームヘルプサービス、並びに老人訪問看護などの在宅サービスと特別養護老人ホームと老人保健施設、療養型病床群などの施設サービスが大きな二本柱となっています。在宅介護サービスの支払限度額は要介護度に応じて定められたサービス利用の限度額で、限度額以内での利用者負担は費用の1割で、限度額を超える部分は全額利用者負担となります。また、施設の場合の食事も利用者負担となります。

汚染米の対策の事

Higanbana21どうも納得のいかない、事故米の問題は、そもそも農林水産省が、外国から輸入したものが問題を起こしている。しかも立ち入り検査を950回も行っていて、見抜けなかった。そればかりではない、係官が食事誘われ接待を受けた事はハッキリしている。それなのに業者には厳しい社会の目が向けられているが、役人は罪の意識はないようだ。まあ・・・大田農水大臣は、昨日国会で謝ったが、何か心が入っていない。

白須敏朗事務次官が太田誠一農相に辞意を伝えていたことが18日わかったが、大田農水相は認めない方向という。、「食」に関する政府全体の危機管理能力が問われている。

しかし、今朝、福田首相は更迭という断を下した後任に井出道雄林野庁長官が就任する人事を発表した。そして、大田農水大臣も福田首相に辞表を今日提出したという。

今朝の東京新聞の社説に、私が納得いかない事故米(汚染米)対策で載っていたので記して見た。三笠フーズによる汚染米転売問題は、衆参両院の農林水産委員会で集中審議され、省庁横断の対策チームも民間の参加を得て始動した。失われた信頼は取り戻せるか。食品行政の転機である。

「長期にわたって汚染米の流通を見逃し、食の安全に対する不安を招いた責任を痛感しています」太田誠一農相は、国会の閉会中審査で陳謝した。汚染米の流通先は二十四都府県の延べ三百七十九事業者に及び、一般の食用にも六百二十二トンが転用されていた。

汚染米はコンビニや、愛知県では、地域を代表する老舗の銘菓にも及んでおり、消費者の不安も食品業界の動揺も、しばらくは収まりそうにない。新たな転売先が見つかる恐れも強い。太田農相は「人体に影響がないことは自信を持って申し上げられる。あんまりじたばた騒いでいない」とテレビで発言し、消費者のひんしゅくを買った。

しかし、消費者や食品業界の不信や不安をあおってきたのは、農水省の「どたばた」だ。方針を一変させて、業者名の公表に踏み切ったのはいいとして、発表時から流通先を再三訂正し、結局は無関係の業者を公表してしまうという、失態も演じている。

業者名の公表は、主食に対する消費者の不信や不安を取り除くための手段である。知らず知らずに買わされてしまった食品メーカーなども、れっきとした被害者だ。ただ「安全」だと繰り返すだけでなく、消費者サイドにどっしりと視点を固定して、汚染の度合いや毒性、健康への影響評価など、具体的な「安心材料」も、きめ細かく、客観的に公表し、風評被害の拡大を抑える努力も必要だ。

省庁横断の対策チームも同じである。複雑極まる「コメ流通の闇」の全容解明はもちろんのこと、「食」に関する政府全体の危機管理能力が問われている。

今度の問題では「食品」に対する政府と消費者の認識のずれが浮き彫りになった。コメ余りの中で、なぜ輸入が続くのか。なぜ汚染米が輸出元に突き返されず転売が黙認されたのか、基準値以下なら安全なのか…。こうした疑問に初めからきちんと対応するべきだった。「食」への信頼を取り戻すには、消費者が抱いた素朴な疑問に、一つずつ丁寧に答えていくほかはない。

食卓に無用の混乱をもたらさないためにも、消費者側に、情報を冷静に受け止める姿勢がほしい。

ミニバブルが崩壊?

Odaiba971これは、大変ただ事ではないぞ!18日に発表された都道府県地価調査によると、景気が後退局面に入るなか、地価は、全国の商業地が再び下落に転じ、三大都市圏の商業地や住宅地の上昇幅も大幅に縮小した。読売新聞の社説より

大都市でこの数年続いていた地価のミニバブルが、いよいよ崩壊しつつあるようだ。世界経済に打撃を与えているサブプライムローン問題などが背景にある。地価の先行指標とされる東京などで本格的な下落が始まれば、全国的に大きな影響を与える。今後、大都市の地価動向を注視する必要があろう。

国土交通省が発表した今年7月1日時点の都道府県地価(基準地価)は、全国の住宅地で前年比1・2%、商業地で0・8%、それぞれ下落した。昨年は、住宅地で4年連続して下落幅が縮小していたが、今年はそれが拡大した。商業地は昨年、16年ぶりに値上がりに転じたが、今年は再び水面下に沈んだ。

3大都市圏の地価回復にブレーキがかかったのが響いた。3大都市圏平均で昨年は、住宅が4・0%、商業地で10・4%の上昇だったが、今年は1・4%と3・3%の上昇に減速した。

なかでも、東京都区部の動きが目を引く。住宅地で昨年24・1%も上昇した港区が今年は2・3%の下落に転じた。同じく23・3%の上昇だった渋谷区も、3・7%値下がりした。商業地でも似たような状況である。さらに詳しく分析すると、地価反落の様子が鮮明だ。

この1年間を半年ごとに区切って調べたところ、港区六本木のある住宅地は、昨年後半は7・3%上昇したのに、今年前半は6・8%の下落だ。調査対象の都内の住宅地15地点で、今年前半に下落したのが12地点もある。商業地では、渋谷区恵比寿のある地点が、昨年後半は10・0%値上がりしたのに対し、今年前半は6・7%値下がりした。調査対象の都内29地点のうち、今年前半に下落したのは13地点で、横ばいだったのが9地点だった。

東京都心ではここ数年、年率30~40%も値上がりした地点が少なくない。今回はそうした地点ほど値下がりに転じており、今年に入って下落傾向に拍車がかかっていることが見て取れる。優良地の地価が上がり過ぎて収益が得にくくなり、投資が手控えられたのが値下がりの要因だ。

サブプライムローン問題の影響で、海外の投資ファンドが日本から資金を引き揚げていることも影響している。世界的にみて、地価は多くの国で値下がりに転じている。日本でも今後、下落傾向がさらに強まると覚悟せねばなるまい。

もの言う鶏

今日の名言

たいていの男は意気地(いくじ)なしね、いざとなると。

夏目漱石『行人』

20080120990742131 間引菜をうばつて鶏の走りけり よしひこ

こんないきいきした鶏をずっと見ない。烏の賢さや狡さを人間は話題にするけど、鶏の賢さや狡さは語られることはない。嫌がられても烏の方がまだ動物として扱われている。鶏は違う。人にとって鶏はそもそも心や知能を持たない存在なのだ。

鳥取県で鶏二千羽と暮らしていたとき、手乗り鶏を作ろうと考えた父は、雛の頃から訓練をして見事に手乗り鶏を育てあげた。シロと呼ばれた白色レグホンはひょいと差し出された僕の腕に飛び乗った。

爪が痛いので布を腕に巻かなければならないのが難点。この鶏は地元の新聞に写真入りで報道された。鳥インフルエンザの伝染を防ぐためとして数百万羽の鶏の焼却処分が当然のように語られる現代、一方でトキの繁殖が奇跡のように喜ばれている。

ああ、鶏はかわいそうだ。虚子編『新歳時記・増訂版』(1951)所載。(今井 聖)

戦争中のこと、水飲み百姓の子供の頃の我が家に鶏が4・5羽飼っていたことがある。雄鳥が一羽と雌鳥四羽である。特に鳥小屋なんてなかった。いわゆる放し飼いである。だから、家の中に入り座敷や、お勝手に上がって時を作っていた事も覚えている。

卵を納屋の藁の積んである奥のほうに産むのであるが、時々場所を変えるのである。毎日2・3個探し当てて、とるのであるが、探す方法は、鶏は卵を産むと大きな声で鳴き出すのでないているところを探すのである。何か人間に「今卵をうんだよ!」と言っているようだった。

9人の大家族では、一日3個の卵では一人一個とはいかない、一個を醤油をおお目にして三人でご飯にかけて食べたのである。卵を取り忘れてしまい10何個も溜まっことがあった。お袋は、前掛けの中に大事そうに入れてどこかえ持っていって、ほっとしたような顔で帰ってきた。卵を売ってきたのである。鶏も家族?一緒の家で生活していたという、普段は気にしないが一羽でも見かけないと、どこにいったのかなあ・・・と探して見たり、天敵の猫などが来れば大声で鳴き、その鳴き声でどの鶏か姿が見えなくても分かった。そんな思い出がある。

しかし、物はなかった、子供だったから生活が苦しいとは感じなかったし、全く屈託がなかった。だが一つだけ、なぜ、どうしてと言ってお袋を困らせた事がある。それは、田んぼ一反で頑張って10表が取れるのが標準であるが、そのうち6表を年貢米として、地主さんに納めた。リャーカーの後押しをしながら、質問したが、お袋は黙って答えてくれなかった。

2008年9月18日 (木)

豚に口紅

Shibutoge61 読売新聞webより                                                ワシントン=小川聡】17日付の米ニューヨーク・タイムズ紙は、自民党総裁選について、米大統領選の民主党候補バラク・オバマ上院議員が対立候補の唱える「変革」を見せかけだと批判した際に使った「口紅つけても豚は豚」という言葉を引き合いに、「日本では自民党がこれとほとんど同じことをやろうとしていると言われている」とやゆした。

記事では、自民党が経済構造改革や派閥支配からの脱却を訴えて選挙で大勝した小泉元首相時代の再現を望んでいるとしたが、最有力候補の麻生幹事長が財政支出を増やす伝統的な自民党の経済政策を行おうとしていると言及し、「麻生氏は小泉氏ではない」とばっさり。「変革の宣伝がただの見せかけ以上のものであるかどうかははっきりしない」と批評した。

 一方、同日付のワシントン・タイムズ紙は、小池百合子・元防衛相を米大統領選の民主党予備選で惜敗したヒラリー・クリントン上院議員に見立て、「日本のヒラリー」などと紹介する記事を掲載した。

 

民営郵政の見直し

Omoide31東京新聞社説に小泉政権で問題になった。郵政民営化がどうも消費者から見るとサービスが悪くなっている。今さら、官に戻すことはあり得ないが、「消費者の利便を第一」を考えて、各党の、総選挙の政権公約(マニフェスト)を掲げ国民が判断できる資料を示して欲しい。

記事内容・・・・民主党と国民新党が民営郵政の見直しで合意した。自民党も見直しの検討に入っている。次期総選挙の争点の一つになりそうだが、見直しは各党とも「消費者利便第一」を念頭に置くべきである。

両党の合意は「持ち株会社・日本郵政などの株式売却凍結」「郵便局会社、郵便事業会社、ゆうちょ銀行、かんぽ生命の四分社化見直し」「郵便・貯金・簡易保険の三事業一体化」の三項目。

民営化後の郵政事業は利用者にとって使い勝手が悪くなったので、地域社会の再活性化などを目的に見直しに取り組むのだという。最優先される対象は分社化が招いたサービス低下だとしている。

民営化を境に、郵便配達のついでに貯金の出し入れを代行する業務が廃止された。配達員を頼りにしていた過疎地のお年寄りの多くがバスなどを利用して郵便局に出向いている。両党合意の狙いは株式売却を凍結して完全民営化を拒み、稼ぎ頭のゆうちょ銀などを手元に置くことにあるようだ。

これにより、両党と全国郵便局長会との選挙協力が一気に進む見通しとなった。近々予想される総選挙の結果次第では、小泉純一郎元首相が主導した民営化路線は大幅な修正を迫られる可能性がある。その場合、混乱を避けながら見直しを進められるか、手順など細かな説明が不可欠だ。

ドイツや英国など欧州でも民営化が相次いだが、総じて経営は芳しくない。英国は競合する他社に顧客を奪われて経営が著しく悪化した。その余波で数多くの郵便局が閉鎖を強いられ、財政援助を含む全面見直しを迫られている。

今更「官」の手に戻すことはあり得ないが、日本も修正課題が生じれば見直しは当然のことだ。

「過疎地切り捨ては避けなければならない。低料金で手を差し伸べたい」という郵便局長も少なくない。国会は民営化法成立に際し、郵便や貯金、簡保の全国一律サービス維持を決議した。小泉改革の目玉、郵政民営化の副作用をいかに癒やすかが優先課題だ。

全国二万四千に上る郵便局の収入の五割は、ゆうちょ銀からの手数料。ふるさと小包など自前で利益を稼ぎ出す商品は限られ、手数料は利用者との接点である郵便局の存立を左右する。

全国一律サービスの維持という約束をいかにして守るのか。民営化を実現した自民党も、民主・国民新党も、詳細な政権公約をまとめ上げて国民に問うてほしい。

なんでもランキング

Sekiseiinko_m1時事ドットコムより何でもアクセス・ランキング1位という。ちょっと気になり記して見た。

日長時間電車に揺られて会社や学校に通っている人も多いと思いますが、そんな電車の車内でなんとなく見てしまうものを聞いたところ、ダントツで《車内広告》という結果になりました。

《車内広告》と言っても、 「中づり広告」「まど上ポスター」 「ドア横ポスター」など色々ありますが、中づり広告で週刊誌の見出しをチェックする人は多いのかも。

さらに、4位にランク・インした《液晶ディスプレイの映像》を見ている人もかなりいるという結果に。

JR東日本の 「トレインチャンネル」をはじめ、大都市圏でよく見る車内映像広告は広告主からも注目度が高く、かなり先の広告枠まで埋まっているそう。

男女で順位に差が出たのは、ついやってしまう人物観察の対象。 男性で3位と上位にランク・インしたのは《キレイな人・カッコイイ人》。

一方、 女性は《キレイな人・カッコイイ人》よりも《女性客のファッション》をチェックしている人が多いという結果になりました。

車内といわず、電車待ちのホームでも《自分の携帯電話》とにらめっこしている人を多く見かけますが、たまには《車内広告》や《女性客のファッション》を見て、トレンドチェックしてみるのはいかがですか?(提供:gooランキング)

なるほど、こんなところに目をつけているんだ。うがった見方をするとこのデーターを商売する?一儲けを考えている人もいるのか・・・・。

“goo”電車の中で何となく見てしまうものランキング!

1.車内広告

2.路線図

3.自分の携帯電話

4.液晶デイスプレイ映像

5.電光掲示板(行き先表示)

6.女性客のファション

7.キレイな人・カッコイイ人

8.快速などの通過するホーム、駅の風景

9.野外の看板

10.メイクをしている女性客

寝待月

今日の名言

我々が空想で描いて見る世界よりも、隠れた現実の方が遥かに物深い。

柳田国男『遠野物語・山の人生』

07oomori__kiri_ike11満月の終着駅で貝を売る 武馬久仁裕

言葉だけ追ってゆくと現実のありふれた描写のように思えるのに、俳句全体は非現実的な雰囲気を醸し出している。季の言葉としての「月」はそのさやけさが中心だが、この句は満ちた月と終着という時間性に重きが置かれている。

それが季を超えた幻想的なイメージをこの句に与えているのだろう。満月に照らされている駅は出発駅にして終着駅。ここから出立した電車はすべてこの場所へ帰ってくる。そう思えば月光に浮かび上がる終着駅は『銀河鉄道の夜』や『千と千尋の神隠し』にあるようにこの世と違う次元にある駅のようだ。

それならば貝を売っている場所はつげ義春の漫画にあるような鄙びた海沿いのモノトーンの景色が似合いだ。無人駅の裏にある小さな露店に暗い裸電球をぶらさげ顔も定かでない人が貝を売っている。売られている貝は粒の小さい浅利、真っ黒なカラス貝?それともこの世から消えた幻の貝?満月の下に売られている貝を想像してみるのも一興だろう。『貘の来る道』(1999)所収。(三宅やよい)

最近夜、外に出ることが少なくなったが昨夜は、住民協議会の会議で出かけ帰宅は10時頃となった。台風13号は台湾からUターンして日本列島を横断するかも知れないとの気象庁の話だ。しかも沖縄付近海上で、力を蓄えてというから、恐ろしいことになるのか?そんな前触れの空模様である。

しかし、昨夜は、 が見られた。ぼんやりとして、少し欠けはじめていたが、寝待月である。ちょっと遅い月の出でのことある。寝て月の出るを待つということだそうだ。

月の出る時間が徐々に遅くなり、月の出るのを寝ながら待つという、なんとも風情のある情景を連想させられる。あわただしい一日を締めくくり、夜の帳が下りて暫くして月が現るのである。

 北の空 あの娘は何処 寝待月

我子は、北朝鮮に拉致されて30年、いまだに消息が掴めない。今宵の月は少し欠けているがこの月をどこかで見ているかもしれない。寝て待つより仕方がないのか・・・。そんなことを思い浮かべてしまった。

2008年9月17日 (水)

75歳以上医療費タダ

05tasiroike11何と羨ましい。私もそんな夢のようなところに住みたい。

読売新聞9月17日(水)の夕刊に載っていた。東京日出町のことだ。日出町は来年度から後期高齢者(75歳以上)の町民が病院の窓口で支払う医療費の自己負担分(原則1割)について、全額負担することを決めた。

厚生労働省は「このような取り組みは聞いたことがない」としている。

町によると、8月1日現在の対象者は、町の人口の1割に当たる1830人。来年度当初には、900人近くが増える見込み。年間支出額は8500万円程度と見込んでおり、来年度一般会計予算に盛り込む。

町は『日本一高齢者に優しい街づくり』を目標に掲げており、75歳になる町民の人間ドッグ受診料の全額負担など高齢者福祉施策も来年度から実施する方針だ。

町では、昨年11月にショピングモールがオープンし、その影響で住宅の建築も相次いでいる。固定資産税と住民税の税収は、今年度、計3億円ほど増える見込みで、これまで進めてきた職員の給与カットなど経費削減分と併せ、予算のめどがついたという。

ミドリムシが地球を救う!?

この研究が実って、人類の食料危機を救ってくれれば、素晴らしい事だ。期待したい。

産経新聞webより・・・世界規模で直面している地球温暖化と食糧危機への手だてとして、ミドリムシを活用する研究が進んでいる。原生動物でありながら光合成をするミドリムシは二酸化炭素(CO2)の固定効率が高いだけでなく、人間に必要な栄養素のほとんどを作り出せる。東京のベンチャー企業が大量培養に乗り出したほか、大阪の老舗昆布店は高い栄養価に着目、食品への応用に向け研究を続けている。

ミドリムシは学名を「ユーグレナ」といい、水田などの淡水に生息。体長は30ミクロン~50ミクロンで尻尾のような鞭毛(べんもう)を動かして運動する一方、葉緑素を持ち光合成を行う。地球上で唯一の動物と植物の中間的微生物だ。

「これほど環境浄化に優れた生物はいない」と話すのは、約30年ミドリムシを研究している甲子園大栄養学部教授(生物化学)で、大阪府立大名誉教授の中野長久氏(64)。中野氏によると、光合成によるCO2の固定効率は、イネが0.7%、トウモロコシが1.5%に対し、ミドリムシは30%。炭素濃度が高ければ固定効率はさらにあがり「25%のCO2が含まれる鉄工所の排煙なら固定効率は78%になる」という。

約5年前には電力会社と共同研究を実施。50万キロワットの火力発電所が1日に出すCO2約4300トンをミドリムシに吸収させるには縦横800メートル、深さ1メートルの巨大水槽で培養する必要があることを弾き出した。ただ、実際に水槽を作り、維持管理するには1000億円以上の費用がかかることから、実用化は見送られた。

ミドリムシの特徴はCO2固定効率だけでない。水や栄養塩、太陽光とCO2だけで、必須アミノ酸や必須脂肪酸、ビタミン、ミネラルなど人間に必要な栄養素のほとんどを作り出すことができる。仮に実用化が見送られた巨大水槽でミドリムシを培養、乾燥させた場合、1日に5000トン、カロリー換算では19万人分以上の食料の生産が可能になるという。中野氏は大阪府立大の研究メンバーとともに乾燥させたミドリムシ入りのクッキーを開発した。

こうしたなか、ミドリムシの培養に本腰をいれる企業も現れた。3年前、東京のベンチャー企業「ユーグレナ」が大阪府立大や東大、近畿大などと連携し、沖縄県・石垣島で屋外大量培養に成功。同社は「排出権取引ビジネスにも応用できる」と期待を寄せる。

一方、高い栄養価に着目したのは、大阪の老舗昆布店「こうはら本店養宜館」。ユーグレナ社から協力を受け、自社の塩昆布にミドリムシの栄養成分を溶け込ませた新商品やサプリメント(栄養補助食品)の開発に挑戦している。

FRB救済策を発表

15401ポールソン財務長官も高く評価してる。

FRBとは、Board of Governors of the Federal Reserve System(またはThe Federal Reserve Board)の略称で、日本語では「連邦準備(制度)理事会」と呼ぶ。議長は、ベン・バーナンキ議長である。

NHKにwebより、アメリカの金融市場の混乱が続くなか、経営危機がささやかれていたアメリカ最大手の保険グループ「AIG」に対し、アメリカの中央銀行にあたるFRB・連邦準備制度理事会は、850億ドル・日本円にしておよそ9兆円を融資する異例の救済策を急きょ発表しました。

FRBが16日発表した救済策は、AIGの資産を担保に最大850億ドル、日本円にしておよそ9兆円の融資を行うとしています。同時に、アメリカ政府はAIGの株式のおよそ80%を握るとしており、巨額の融資と見返りにAIGを事実上、公的管理下に置く内容となっています。

中央銀行が保険会社に対し巨額の融資を通じて異例ともいえる救済に乗り出す理由について、FRBは「AIGが破たんすれば、金融市場をさらにぜい弱にする可能性があった。この融資によって、AIGが必要に応じて事業を売却することを後押しし、経済全体への影響を最小限にできる」と説明しています。

民間金融機関の救済に消極的だったアメリカの金融当局が、今回、AIGの救済に踏み切ることになった背景には、日本をはじめ海外でも複数の事業を展開する巨大保険グループが経営破たんに追い込まれるような事態になれば、世界の金融市場の混乱がさらに拡大すると判断したことなどがあるとみられます。

FRBから巨額の融資を受けることになったAIGは、16日、コメントを発表し、「アジア地域を含むAIGの保険事業は通常どおり営業し、十分な資本をもって保険契約者への義務を果たしていく」と強調しています。

また、AIGは、世界各地にある傘下の保険会社について、「各国の監督当局が必要と定める以上の十分な資本をもっている」として、市場の不安を和らげようとする姿勢を打ち出しています。さらに、「とりわけ長い間サービスを展開してきたアジア市場は、AIGにとって成長のカギだ」として、今後もアジアでの業務を重視していく方針を示しています。

自民党総裁選真っ只中

06oga_toga11「見て見て、全員いる」「麻生さーん!」。自民党総裁選の全国遊説初日となった11日午後4時。東京・渋谷ハチ公前は5000人を超える聴衆で大変な騒ぎだ。

今回の総裁選で自民党は遊説日程を告げる異例の新聞広告を出した。党広報局は「お祭り騒ぎと批判されているので、真摯(しんし)に政策論議していると知ってほしかった」と説明する。

だが支持者らは各候補の名前を書いたプラカードやのぼりをあちこちに掲げ、まるでアイドルのコンサート会場。女子中学生まで麻生太郎幹事長にカメラ付き携帯電話を向ける。

そんななかで、アメリカの証券会社の破綻、事故米の問題、道路財源の問題、年金の問題、などの政策がはっきりしない。どうせ人気取りに頭を使ってしまい、そこまで議論をするどころでないのかも、でも、与謝野馨財政大臣は、リーマン・ブラザーズ倒産で日本の対応をしなければと言うことで、選挙遊説活動を中止を考えているという。

自民党最大派閥である町村派の森元総理・町村官房長官は麻生太郎氏を小泉元総理・中川元幹事長は小池元防衛庁官を支持すると言う。

福田首相の無責任な職場放棄で、貴重な時間と莫大なお金を浪費して、本当に国民の目線で、暮らしの安心・安全で信頼できる政権を作って欲しいものだ。

総裁選で一番大事なのは、政策論議を聞きたい。5人の候補者はみな同じように聞える。上潮派だの財政再建重視派だの難しいどちらをとっていいか分からない。

確かに消費税を上げるのは生活が大変になる、しかし、国の借金を子・孫に付けを回すのはどうも・・・と思うが、所詮今までの自民党政権の政策の失敗で今の借金財政にしたのだろう。とはいうものの、そう言う有権者が選んだから責任は国民?にあるのかなあ・・・。

何んだか、世界的金融危機・経済危機が国民に不安を抱かせている。お祭り騒ぎの総裁選でいつの間にか誰かに決まり、そして総選挙となるのだろう。このどさくさ紛れに漁夫の利を得ようとしているようでしかたがない。

江戸末期の浜口梧陵のような、洞察力と、民衆を助ける為に私財を投げ打ってまで民衆の力になってくれる人を望むのだが・・・。または山田方谷のようは人だ。

AIGの「アリコジャパン」支払いは心配はない(と言う)

07akitakoma_sumire11J-CASTニュース・・・

米保険最大手のAIGに経営危機が表面化し、日本支社の各生保・損保に問い合わせが相次いでいる。アリコジャパンのホームページには、アクセスが殺到し、つながらない状態になった。アリコでは、「日本支社は、支払い余力の基準を満たしており、ご心配には及びません」と説明している。

AIU保険会社のホームページ
がん保険などで知られ、収入では業界5位になる日本初の外資系生命保険会社のアリコジャパン。そのホームページが、AIG(アメリカン・インターナショナル・グループ)の経営危機が報じられた2008年9月15日ぐらいからつながりにくくなっている。16日午後には、
「アクセスが集中し、サーバにつながりにくい状態となっております」との表示が表れるようになった。

経営危機は、米証券大手リーマン・ブラザーズが経営破たんした「流血の日曜日」が引き金になった。同じようにサブプライム問題にかかわっていたAIGが、投資会社との融資交渉に失敗し、米ニューヨーク・タイムズ紙が、格下げされて資本を引き揚げられた場合、2~3日しか存続できない可能性があるとも報じたのだ。

AIGでは、FRB(連邦準備制度理事会)に400億ドルものつなぎ融資を要請。しかし、当局は受け付けず、株価は6割も下落して、格付会社が次々に格下げしている。これに対し、グループ会社から200億ドルの融資が可能となり、FRBも金融機関に700~750億ドルの融資を求めるなど、打開策が模索されている。

日本支社では、アリコやAIGスター生命保険、AIGエジソン生命保険の生保3社、AIU保険会社、アメリカンホーム保険会社の損保2社がある。外資では、最大級の規模だ。5社を取りまとめているAIGホールディングスの広報室では、J-CASTニュースの取材に対し、保険契約者らから問い合わせが相次いでいることを明らかにした。

「ニュースをご覧になって、『どうなっているんですか』と聞いてこられる場合が多いです。私どもは、『財務内容は基本的に問題ありません』と説明しています。日本の各保険会社が、サブプライム案件の資産運用などに関連していることはないからです」

AIGとは、ホームページより(アメリカン・インターナショナル・グループ)は世界の保険・金融サービス業界のリーダーであり、130以上の国・地域で事業展開しています。

AIGグループ各社は、世界最大級のネットワークを通して、個人・法人のお客様に損害保険・生命保険を提供しており、米国内では企業向け損害保険で最大、生命保険でもトップクラスの規模を誇ります。このほか、航空機リースを含む金融サービス事業、全米最大規模で展開するリタイヤメント・サービス事業、高い運用技術を誇る資産運用事業も、AIGグループの世界的な事業となっています。

日本では損害保険のAIU保険会社、アメリカンホーム保険会社、生命保険のアリコジャパン、AIGスター生命、AIGエジソン生命のほか、グループ会社が多数営業しています。

運動会

今日の名言

世間には完全な反目も和合もないばかりに夫婦が互いにいや気がさしながらもずるずると何年ももとのままで暮している家庭がたくさんある。

トルストイ『アンナ・カレーニナ』(下)

Img_0008教官の帽子の上や秋の雲 内田百鬼園

百鬼園の小説や随筆は、時々フッと読みたい衝動に駆られる。その俳句もまた然りである。たとえ傑作であれ、月並み句であれ、そこには百鬼園先生独自のまなざしが生き、風が吹いている。こちらの気持ちが広がってくる。

掲出句の「教官」は、帽子をかぶって幾分いかめしく、古いタイプの典型的な教官であろうか。その頭上に秋の雲を浮べたことにより、この人物のいかめしさに滑稽味が加味され、どこかしら親しみを覚えたくなる教官像になった。

すましこんで秋空の下に直立しているといった図が見えてくる。事実はともかく、さて、この教官を少々乱暴に百鬼園の自画像としてしまってはどうか。そう飛躍して解釈してみると、一段と味わいに趣きが加わってくる。「教官」にはどうしても固い響きがあり、辞書には「文部教官・司法研修所教官など」とある。教員・教師などといったニュアンスとは別である。この教官はのんびりとした秋の雲になど気づいていないのかもしれない。

百鬼園は芭蕉の句荒海や佐渡に横たふ天の川を「壮大」とした上で、「暗い荒海の上に天の川が光っていると云うのは、滑稽な景色である」と評している。されば掲出句を「教官の帽子の上に秋の雲が浮いていると云うのは、滑稽な景色である」と言えないだろうか。明治四十一年に「六高会誌」に発表された。つまり岡山の六高に入学した翌年の作だから、私の解釈「自画像」は事実とちがう。けれども、今はあえて「自画像」という解釈も残しておきたい。『百鬼園俳句帖』(2004)所収。(八木忠栄)

秋・「天高く馬肥える秋」というが、秋・小学校の運動会でもある。運動場の中央から万国旗が張られ、歓声・ピストルの音・行進曲の音楽・昼の母親の弁当のおにぎり・が思い出される。

 走る子の 歓声の空に 赤とんぼ

賞品 一等 帳面が一冊 2等鉛筆3本 3等鉛筆1本 であった。前の日から気合が入って、なかなか眠れない。でも一生懸命走った。そんな懐かしい思い出がある。

そうだ一番下の孫の女の子の運動会がある。元気に走る姿をみたい。

2008年9月16日 (火)

リーマン、ドル防衛“人身御供”にされた

07akitakoma破綻に至った最大の理由の1つは、米政府や金融当局が公的支援を拒否したことにあると思う。

3月に米銀行大手JPモルガン・チェースに買収された米大手証券ベアー・スターンズは、「公的支援が付いたから破綻せずに済んだ」とされる。米政府がリーマンに対する公的支援を拒絶した背景を考えて見ると、米国の抱える“病巣”が浮かび上がってくる。

リーマン救済にあたって公的支援を求める民間金融機関側に対し、米財務省と同連銀は最後まで認めようとはしなかった。(米東部時間)14日昼すぎには、最後までリーマンの支援に関心を示していた英金融大手バークレイズが協議から撤退したと報道され、一挙に破綻ムードが高まった。これでリーマンの命運が決してしまった。

経営危機に陥ったベアー・スターンズがJPモルガンに救済買収された際は、米連邦準備制度理事会(FRB)が最大で300億ドル(約3兆円)の特別融資を実施することで合意するなど、公的支援がしっかり付いた。なぜ、リーマンでは一転、公的支援が拒絶されたのか。外資系金融機関の幹部がこう指摘する。

「公的支援を拒否した背景には、米国が抱える巨額の財政赤字がある。リーマンを含めた金融システム全体に対する公的支援に踏み切れば、財政赤字はさらに膨らみ、ドル安が急加速するおそれがある。原油価格や食品価格が高騰している現状下でのドル安進行は、インフレを招き、スタグフレーションが現実のものとなる。米国経済が崩壊するのを防ぐため、米政府は公的支援をかたくなに拒否したという。

「前門の金融危機、後門のドル暴落」という状況に追い込まれている米国。同国の先行きは深い闇に覆われている。

東証:一時646円安

07kitayamazaki_yoakemae11「東証:一時646円安 米リーマン破綻で世界同時株安」毎日新聞web記事より

米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻(はたん)をきっかけに、日米欧や新興市場の株価が急落している。連休明け16日の東京株式市場の日経平均株価は一時、前週末終値比646円98銭安の1万1567円78銭となった。取引時間中としては、3月17日の年初来安値(1万1691円00銭)を更新した。午後1時15分現在、同625円25銭安の1万1589円51銭。週明け15日のニューヨーク市場のダウ工業株30種平均の終値も、前週末終値比504.48ドル安の1万0917.51ドルまで下落し、06年7月以来、約2年2カ月ぶりの安値。下落幅は米同時多発テロ直後の01年9月17日以来の大きさとなった。

リーマン破綻で信用不安が増したことから、金融関連株が軒並み大幅安となった。連休明け16日の中国株式市場も売りが先行。上海総合株価指数は午前10時半(日本時間同11時半)現在、前週末比4.29%安の1990.38と、06年11月以来1年10カ月ぶりに2000の大台を下回った。

週明け15日のニューヨーク市場では、資本不足への懸念が強まっている米保険大手AIGが同7・38ドル安の4.76ドルと約61%下落した。リーマンの株価は同3.44ドル(94%)安の0.21ドル(約22円)まで下げた。欧州やロシア、中南米市場などの株も下落した。

一方、米金融不安からドル売りが膨らんだことから、16日の東京外国為替市場の円相場は一時、1ドル=104円台前半に急伸した。7月16日以来、2カ月ぶりの円高・ドル安水準。午前11時時点は、前週末午後5時比3円26銭円高・ドル安の1ドル=104円24~26銭。金融危機が欧州にも波及するとの懸念から、円は対ユーロでも買われ、午前11時時点は前週末比2円69銭円高・ユーロ安の1ユーロ=148円58~63銭。

また、16日の東京株式市場で、リーマンが大株主になっている企業の株価が相次いで値幅制限の下限(ストップ安)まで売り込まれた。不動産関連会社のダヴィンチ・ホールディングスは、一時、ストップ安となる前週末終値比4000円安の4万2550円まで値下がり。リーマンが発行する社債を多額に保有していると報じられたみずほフィナンシャルグループ(FG)やあおぞら銀行の株価も大幅に下落。みずほFGは一時、ストップ安となる同5万円安の41万8000円をつけた。

金融危機で世界経済さらに減速

06oga_toga11読売webニュースより深刻さが増してきた。果たして、投機マネーは、何処え流れていくのだろう。

15日のニューヨーク市場は金融危機の深刻化が大きく波及し、株式市場のダウ工業株平均は取引開始直後に300ドルを超して暴落。円相場もドルを売って円を買う動きが加速し、約3月ぶりのドル安円高となった。原油価格も引き続き急落している。

ニューヨーク証券取引所では証券大手リーマン・ブラザーズの実質破綻(はたん)などを受けて大量の売り注文が殺到。ダウ工業株平均は午前9時半(日本時間午後10時半)に取引が開始されると、一気に100ドル下落し、その直後に300ドル余りまで急落した。339.36ドル安の1万1082.63ドルまで下落したが、午前11時過ぎ(日本時間16日午前零時)現在は181.24ドル安の1万1240.75ドルで取引された。

市場参加者によると、下落幅は大きいものの、いまのところパニック売りなどによる投資家の恐怖感は目立っていないという。リーマン社は実質破綻したが、証券大手メリルリンチは買収され、リーマン関連の損失を抑える業界主導の大型基金が設立されたことなどが、一応の歯止めになる可能性があるという。しかし、金融・商品市場の混乱は当分続きそうだ。

一方、円ドル相場は先週末の終値より2円86銭高い1ドル=105円07銭までドル安円高となった。これに先立つロンドン市場では一時は104円台半ばまで円が急上昇し、今年6月初め以来の高水準となった。午前11時過ぎ現在は1ドル=106円21銭で取引された。ドルの急落には連邦準備制度理事会(FRB)など米金融当局が神経をとがらせており、ドル買い支えの為替介入を警戒する動きもある。

原油相場も急落が続き、国際指標(WTI)の先物価格は先週末終値より7.05ドル安い1バレル=94.13ドルまで下落した。今年4月以来の低水準だ。その後は反動で96ドル台に戻ったが、下落傾向は根強い。金融危機で世界経済がさらに減速し、国際的な投機マネーもエネルギー・商品市場から比較的安全といわれる米国債などに逃避する可能性があるため、原油相場も80ドル台が視野に入ったとの見方も出ている。

16日4時30分現在 ニューヨーク市場 1ドル104.40円 株価376ドル安であった。

きのこのこと

今日の名言

復讐と恋愛においては、女は男よりも野蛮である。

ニーチェ『善悪の彼岸』

0107ukisima11月夜茸そだつ赤子の眠る間 仙田洋子

月夜茸は内側の襞の部分に発光物質を含有し、夜になると青白く光るためその名が付いたという。一見椎茸にも似ているが、猛毒である。ものごとにはかならず科学的根拠があると信じているが、動き回る必要のない茸がなぜ光るのかはどうしても納得できない。

元来健やかな時間であるはずの「赤子の眠る間」のひと言にただならぬ気配を感じさせるのも、月夜茸の名が呼び寄せる胸騒ぎが、童話や昔話を引き寄せているからだろう。ふにゃふにゃの赤ん坊の眠りを盗んで、茸は育ち、光り続けるのだと思わせてしまう強い力が作用する。

今宵満月。不思議は月夜によく似合う。あちこち探して、月夜茸の写真を見つけたが、保存期限が過ぎているため元記事が削除されてしまっていた。紹介するのがためらわれるほど不気味ではあるが、ご興味のある向きはこちらで写真付き全文をご覧いただける。タイトルは「ブナの林に幻想的な光」であるが、どちらかというと「恐怖SF茸」という感じ。〈水澄むや盛りを過ぎし骨の音〉〈鍋釜のみんな仰向け秋日和〉『子の翼』(2008)所収。(土肥あき子)

秋・ あきというと、実りの秋という事だが、もう一つの、自然の恵がある。茸であるが、秋雨前線で秋梅雨が続くと山には、茸の王様の松茸をはじめ、しいたけ、しめじ、食用出来る茸が取れる。但し、猛毒の茸があるので注意しないと、大変である。

むかし、私も茸を前の山に行って、しめじを取ってきたことがある。他の茸は、良く分からないので採るでないぞ!親父に言われ、採ることはなかった。

しめじを一杯入れた、手打ちうどんを良く作らされた。お袋が亡くなってからは、夕飯は自分が作る事があった。最近は、その山が開発されて、茸が採れる場所がなくなってしまった。

2008年9月15日 (月)

金融危機の深刻化

Kamejima41最悪のシナリオだ。世界の金融危機は深刻さを増して来た感じである。

朝日webより15日14時17分【ワシントン=西崎香】米金融当局は金融危機の深刻化を重大視し、金融市場の混乱を抑える緊急態勢を徹底する方針だ。15日のニューヨーク市場は相場が急落する懸念が強い。市場関係者には連邦準備制度理事会(FRB)が緊急会合を開き、市場対応をさらに強化するとの観測も浮上した。

米財務省のポールソン長官は14日、実質的な破綻(は・たん)処理に直面している証券大手リーマン・ブラザーズをめぐる金融機関や当局の対策などが、市場の円滑な機能に不可欠なことを指摘。市場は異常な状況に直面しているとの認識で、金融システムの安定に取り組む姿勢を強調している。

証券業界を監督する証券取引委員会(SEC)も同日声明を発表。市場の混乱を回避させる対策を徹底し、海外の金融当局と連携していることを明らかにした。週明けの15日のニューヨーク市場では、金融・証券相場の急落が予想されており、当局は神経をとがらせている。

米中央銀行のFRBは日曜日の14日夜、証券会社などへの緊急貸出制度の条件を大幅に緩和。証券会社リーマン・ブラザーズの破綻懸念だけでなく、複数の証券や金融、保険会社などの経営危機が同時多発で進行する深刻な事態を重視し、金融システム不安の急拡大に歯止めをかけることに懸命だ。

FRBは16日に金融政策を決める定例の公開市場委員会(FOMC)を開く予定だが、市場には週明け早々に緊急会合を開くとの観測も浮上。リーマン・ブラザーズの救済交渉が行き詰まる前は政策金利の据え置きが確実視されていたが、金融システム不安が急拡大する恐れが強い場合は、資金繰りを緩和することを視野に入れた議論の可能性もあるとの見方だ。

 流血の日曜日」と報道=金融危機で米メディア

【ニューヨーク15日時事】流血の日曜日-。米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻が不可避となった14日、CNBCのホームページにはこんな見出しが躍った。米メディアでは、失職を覚悟し、私物を入れた段ボール箱を運び出すリーマンの従業員の姿も紹介された。
一方、リーマンの次の「標的」と目されていた。

世界経済の不透明は続きそう

07akitakoma_sumire11米銀大手バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)が米証券大手メリルリンチを440億ドル(約4兆7000億円)で買収することで合意した、と伝えた。バンカメと英銀行大手バークレイズは経営危機の米証券大手リーマン・ブラザーズの買収を検討したが、米政府の支援が望めず難しいとの判断に傾き交渉は不調に終わった。リーマンの救済策をめぐる官民協議は難航しており、経営破たんの恐れが強まっている。

サブプライム住宅ローン問題に端を発した金融危機は経営体力の弱った米金融大手の淘汰と大型再編に発展する様相だ。バンカメは、リーマン同様にサブプライム問題関連の損失拡大に苦しむメリルの買収に転じた。ニューヨーク市場のメリルリンチ株は、12日の終値が17・05ドルで、1週間前に比べて4割近くも下落していた。

朝日新聞社説は、米国で金融不安が高まる。その一方で、景気の悪化が世界的に広がり、高騰していた原油相場が一時100ドルを下回るまで下落した――。

そうした先週の動きを総合すると、昨年8月に米国で始まったサブプライム問題による国際経済の混乱が、新しい段階に入ってきたように見える。まず週初めに米財務省が、経営危機にある政府系の住宅金融機関2社を政府の管理下に置いた。国有化の一歩手前ともいうべき措置だ。

2社が関与する住宅ローン関連証券は約5兆ドル(約530兆円)の巨額にのぼる。これらには「暗黙の政府保証がある」とされたため、海外の中央銀行や金融機関が1兆5千億ドル(約165兆円)も保有している。

これが焦げつけば、世界中の金融市場が大混乱に陥り、ドルも暴落する恐れがある。「米金融史上最大」ともいわれる救済策は当然のことだ。しかし、それでも米国の金融不安は収まらない。すぐさま証券大手リーマン・ブラザーズの経営不安が持ち上がった。週末には同社の救済策について、財務長官とニューヨーク連銀総裁が主要金融機関のトップを招いて協議する異例の事態になった。

金融不安が高まったのは、サブプライム問題を引き起こした住宅価格の下落が進み、なお底が見えないからだ。体力を失った銀行が融資を渋り、それが米国の景気をさらに悪化させるという悪循環が始まっている。

引きずられるように、世界の景気悪化も表面化してきた。週半ばに欧州委員会が、今年の成長率見通しを下方修正した。空前の高成長を続けてきた中国も、五輪を終えて減速しだした。

そして週末には、ニューヨークで原油が一時1バレル=100ドルを割った。7月につけた史上最高の147ドルから、2カ月で3割以上も急落した。世界の人々の節約と景気悪化により、需要の減退がはっきりしてきたからだ。

サブプライム問題以降、混乱する金融・証券市場を嫌った投機資金が原油市場へ向かい高騰させてきたが、この流れは終わったようだ。投機資金が次はどこへ行くか、まだ見えない。最大の心配は「ドル売り」へ向かわないかということだ。いまのところ、原油と歩調を合わせて急上昇していたユーロが下落し、ドルは相対的に堅調だ。

だが、米国の金融不安と世界の景気悪化は終わらない。両者とも、むしろこれから厳しさを増していくのではないか。米国の金融危機と景気後退が「ドル暴落」に結びついたとき、世界経済が被るであろう打撃は計り知れない。最悪の事態を防ぎつつ、景気好転への出口を探る。米国を始めとした世界の経済は、いばらの道が続きそうだ。

お彼岸と彼岸花

Higanbana21秋の彼岸頃に咲くのでこの名前になっている。田舎道の脇に群生していているが,町中でも空き地や家庭の庭等に見かける。
真っ赤な色が火を連想させるので,子どもが取ってきて母親に「そんなもの取ってきたら家が火事になる」などと叱られたことがある。それは,彼岸花に毒がある(リコリン)ので,子どもがそれに触らないようにとの親心もあったのかもしれない。

サツマイモが大きくなったか、試し堀りをして、草道を駆け下りると真っ赤燃える彼岸花が咲いていた。そんな情景が印象深く思い出される。

そして、今日は満月である。古くから日本には八月十五日に秋の澄んだ空に昇る満月を鑑賞する風習があり、このときの月を「中秋の名月」と呼ぶようになったそうだ。

秋は収穫の時期でもあったので、その年の収穫物を月に備える風習が各地に残っている。「芋名月」などの呼び名はここから生まれたものだと考えられる。

「芋」は、「いもにーちゃん」のように使って「冴えない」という意味にとられることもあるので芋名月では「冴えない月?」みたいな印象を受けそうだが、違いますよ!。
現在、月見団子を備えるのも、芋を備えた風習の変形だと考えられているそうだ。(団子は芋の代わり)。

栗・柿・月見団子・ススキなどをお供えて、秋の収穫の感謝を表したのだろう。どこの家でも縁側に出していた。子供らは、そのお供え物を盗む事がこの日は、公認され、何もとがめられなかった。柿をほおばり、品定めをして、楽しい夜を過ごした。

また何と言ってもススキは、秋の代表とも言うべき花の一種である。有名な俳句に

おりとりて はらりとおもき すすきかな 飯田蛇笏

がある。確実に季節は移り変わっている。なんともいえない、侘しい思いになってしまう、秋である。

75歳以上の人口初の1割超え

0261今日が敬老の日であるが昨日、わが町でも「敬老の集い」を行った。70歳以上の方の自主登録制で人数を集計したら206名となった。

会場に来て、粗品(紅白饅頭・海苔・タオル・煮しめセット)を取りに来てくれる人、会場にこれなかった人たちに自宅まで届けてたりで朝から、一日忙しかった。

粗品を届け、喜んでいただいた笑顔がとても印象に残ったひともいた。そして入院されている人、足が悪くて外に出られない人など年寄りの、生の姿の現実に触れることが出来た。

毎日新聞のwebに記されていた記事が「敬老の日」にちょっと考えてみたい。核家族の問題・介護の問題・医療の問題・防災・防犯の問題など高齢化が進むわが町でも深刻な問題となって来た。

今日は、中秋の名月である。昨夜は20時ごろは良く晴れてまん丸の月に近くの湯殿川のススキがとても秋の感傷をさそう風情であった。

毎日新聞のweb記事内容・・・総務省は14日、敬老の日に合わせて65歳以上の高齢者人口の推計値(15日現在)をまとめた。08年度に始まった「後期高齢者医療制度」の対象となる75歳以上の人口は、前年比53万人増の1321万人。総人口の10.3%を占め、現行の統計方式が始まった1950(昭和25)年以来初めて1割を超えた。

70歳以上は2017万人(男820万人、女1197万人)とやはり初めて2000万人を超え、総人口の6人に1人が70歳以上となった。65歳以上の高齢者は前年比76万人増の2819万人(男1203万人、女1616万人)と22.1%を占め、いずれも過去最高だった。75歳以上を男女別にみると男性498万人、女性823万人。

一方で14歳以下の人口は1718万人と70歳以上より少なく、少子高齢化の傾向は顕著となっている。総人口は前年比5万人減の1億2771万人。

65~74歳で働く人の割合(07年)は32.2%と、前回調査時の02年より1・1ポイント上昇した。都道府県別でみると長野が43.7%と最も高く、次いで福井40.1%▽山梨39.9%▽静岡、石川37.7%が上位を占めた。農業や製造業に従事する人の割合が高かった。

世帯主が65歳以上で無職の「高齢無職世帯」の1カ月あたりの家計の支出額(07年)は20万3567円だったのに対し、年金などから税金などを引いた手取り収入は16万3023円で、赤字額は4万544円。前年より5276円、赤字が増えた。支出額は前年比2329円の増だった。原油高や食料品の高騰などで、支出がかさんだとみられる。【石川貴教】

敬老の集い

今日の名言

権威を引いて論ずるものは才能を用いるにあらず、ただ記憶を用いるにすぎぬ。

『レオナルド・ダ・ヴィンチの手記』(上)

33s1敬老の日のとしよりをみくびる芸 瀧 春一

今日敬老の日に、たいていの自治体が高齢者を招いて演芸会を開く。このテレビ時代に演芸会でもあるまいにと思うが、我が三鷹市でも77歳以上の市民を対象に「敬老のつどい」がこの土日に開かれた。

ちなみに、出し物は青空球児・好児の漫才と菊池恵子の歌謡ショーだった。むろん私は見ていないので、みくびりがあったかどうかは何も知らない。ただ揚句が言うように、テレビではかなり以前から「みくびり芸」が多いことに腹を立ててきた。

元凶はNHKのど自慢の司会者だった宮田輝だと、私は言い張りたい。高齢者が登場するや、抱きかかえんばかりの表情で、名前を呼ばずに「おじいちゃん、おばあちゃん」を連発した男だ。彼の前に出たら最後、出演する高齢者は固有の名前を剥ぎ取られ、彼のペースで良き老人役を演じさせられるのだから、たまらない。

かつて私は芸能プロまがいの事務所にいたことがあるのでわかるのだが、この宮田ウィルスの跳梁ぶりはひどかった。作者はそんな時代に、敬老行事に招かれたのだろう。

瀧春一は十五歳で三越に入社し、戦後は労組の副委員長を務めた苦労人だ。「みくびり」などは、すぐにわかってしまう。この句が哀しいのは、しかしみくびりを見抜きながらも、芸人に「なめるんじゃない」とは言えないところだ。言っても甲斐がない。多くの高齢者は、そんなふうにあきらめているように思える。私もいずれ、そうなるのかもしれない。『硝子風鈴』(1971)所収。(清水哲男)

わが町片倉一丁目町会でも毎年恒例となっている「敬老の集い」を昨日行った。対象は町内在住の70歳以上の方である。70歳以上の方の対象者を各班で登録してもらいその結果206名のとなった。

前年まで、芸人を呼んでいたがそれこそ「みくびる芸人」と揶揄されかねないこと、予算が厳しいという事で参加者のカラオケ大会で大いに盛りあった。

そのための、料理は婦人会でお願いし、飲み物、紅白饅頭、タオル、海苔、赤飯などの用意と会場作りと、セット(袋詰め)作りは町会の3役の7人で行った。これなかった人には、詰め合わせセットを自宅まで届けた。

ちょっと、雨の心配したが殆ど降らず、無事に終わり、ほっとする。

2008年9月14日 (日)

魚が大好きな人が気になる話

1040423_img1今朝の朝日新聞に魚大好きな私が気になる社説が載っていた。魚と人間の暮らしののなかで、どれほどのかかわりをもってきたか、乱獲で資源が、枯渇するようなことがなければと常ずね思っていたのであるが・・・。

海は地球の表面の7割を占め、豊かな生命にあふれている。その多様な生態系は、人間にもさまざまな恵みをもたらしてくれる。だが、その大きな恵みの一つである魚が乱獲で枯渇する恐れが出ている。

国連食糧農業機関(FAO)によると、主要な200魚種のうち8割近くが「もうこれ以上とってはいけない」という事態に追い込まれている。背景にあるのは、世界的な魚食ブームである。FAOの統計では、1人当たりの魚介類の消費量は、この40年間で2倍近くにふくらんでいる。鳥インフルエンザやBSE(牛海綿状脳症)による「肉」離れに加え、健康志向が魚食に拍車をかけている。

「乱獲を放置しておくと、2048年には海から主要な魚が消える」。米国とカナダの科学者が2年前、米科学誌サイエンスでこう指摘したのも、あながち大げさなシナリオではない。

■現行制度は乱獲の温床

「海の憲法」といわれる国連海洋法条約は、漁業資源の管理などの視点から、海を二つに分けている。沿岸国の管轄権が及ぶ200カイリの排他的経済水域と、どの国の主権にも属さない公海である。

日本をはじめ各国がまず大事にしなければならないのは排他的経済水域だ。200カイリ水域の大部分は大陸棚にあたり、魚の産卵場になっている。稚魚が育まれる命のゆりかごだ。

日々の食卓を支えるのも、200カイリ水域の魚だ。日本の漁獲量を見ると、公海で魚をとる遠洋漁業は全体の1割にも満たない。輸入の水産物を含め、大半が200カイリ水域の魚でまかなわれている。

そうした資源を持続的に利用するため、世界の漁業国は海洋法条約にもとづき、200カイリ水域で魚種ごとに漁獲枠を設定している。科学的な調査から許容漁獲量をはじき出し、それをもとに漁獲枠を決定する。その枠を上回る漁獲は「乱獲」とみなされる。

日本も97年に法を整備し、サンマやマイワシ、マアジなど7種で魚種ごとに毎年の漁獲枠を決めている。ところが、その大半の魚種で許容量を超える漁獲枠が慢性的に設定されている。

とりわけマイワシの超過がひどく、2万8千トンの許容量に対し、10倍以上の34万2千トンの漁獲枠が設定されたこともある。漁業者の経営状態など「社会的要因」を加味した結果だ。

政府が乱獲の線引きをするといって、乱獲を容認する。そんな資源管理の現状は、国際条約に違反しているといわれても仕方ないだろう。いま見直しを進めているが、栄養源の多くを魚に依存する国として、まずはこれを急いで改めなくてはならない。

■漁船ごとに漁獲枠を

次に必要なのは、個々の漁船の操業方法を変えることだ。いまの制度では、総量だけを規制しているので、日本全体の漁獲量が漁獲枠に達するまで各漁船は競争で操業を続ける。「ヨーイ、ドン」で漁を始めることから、「オリンピック方式」と呼ばれている。

その結果、何が起きているか。早い者勝ちなので、船を大型化し、小さな魚まで根こそぎとってしまう。将来の資源を食いつぶしてしまうわけだ。とりたくない魚も網に入ってくる。そうした魚は海中に捨てられ、資源の無駄遣いにもつながる。

主要な漁業国でこうしたオリンピック方式を採っているのは日本だけで、持続可能な漁業とは言いがたい。 改革をするうえで、手本になりそうなのがノルウェーだ。

ノルウェーの近海でも、70年代に乱獲でニシンやタラが激減した。政府は漁船ごとにあらかじめ漁獲枠を割り振る制度を導入した。この制度では、漁期全体をにらんで、よく育った成魚だけを計画的にとることができる。

さらに注目したいのは、漁獲枠を売買できることだ。漁業から撤退したくても、漁船の借金があるため、操業を続けているような場合には、船とともに枠を手放せばいい。それによって過剰な漁業者を減らすことができる。乱獲を防ぐ手本は日本国内にもある。漁業者が自ら禁漁区を設けたり、減船したりする自主管理型漁業だ。

たとえば、世界遺産に登録された北海道・知床では、ユネスコの審査にあたって、スケトウダラなどの減少を防ぐための禁漁区の設定や減船が「生態系を守るための持続可能な漁業」と評価された。こうした伝統的な漁業システムをもっと広げていきたい。

■新たな日本型モデルを

内外の好例を生かす知恵をしぼれば、日本が新たな近海漁業のモデルを築くことができるだろう。そうすれば、同じように多様な魚種を抱えるアジア太平洋地域で先導役を担うこともできる。

海洋法条約では、世界の海の魚は人類共同の財産とうたわれている。公海を泳ぎ回る魚はまさに共有財産であり、国際協力による資源管理が大切だ。マグロやサケなどの漁獲規制を取り決めた多国間条約がいくつかあるが、公海でも日本が資源管理をリードしていかなければいけない。

まず近海の漁業でしっかりとした乱獲防止の仕組みをつくり、そこを足場に地球規模で漁業の未来を構想していく。それは海に囲まれた日本が海と共生できる道でもある。

好きな魚の秋刀魚

今日の名言

ひとは単に知っていることによって知慮あるひとたるのではなくして、それを実践しうるひとたることによってそうなのである。

アリストテレス『アリストテレス ニコマコス倫理学』(下)

1020208_img1うらがえすやもう一つある秋刀魚の眼五十嵐研三

つい先日も、夕食のテーブルの上に、ちょこんと載っていました。勤めから帰って、思わず「サンマか」と、口から出てきました。特段珍しいものではありませんが、箸をつけて口に入れた途端、そのおいしさに素直に驚いてしまいました。

掲句、「うらがえすや」とあるのですから、片面を食べ終わって箸で裏返したところを詠っています。眼がもう一つあると、わざわざ言っているからといって、秋刀魚の眼を意識しながら食べていたわけでもないのでしょう。それほどに威圧的に見つめられているわけでもなく、眼のある位置に眼があるのだと、あたりまえの感慨であったのかと思います。

とはいうものの、秋刀魚を食べている時に、眼がもう片方にもあるのだとは、通常は考えないのですから、ここに文芸作品としての発見があるのは言うまでもありません。ただ、そんなことはことさらに書くことでもないのです。

その、ことさらでないところが、秋刀魚という魚のもっている特長とちょうどよくつりあっており、この句は、日々の生活に添うように、不思議な安心感を与えてくれるのです。『合本俳歳時記 第三版』(2004・角川書店)所載。(松下育男)

秋刀魚といえば、大衆魚である。むかし七輪で焼き、「もうもうと煙が立ち昇る」のを見て、今夜、あそこの家では秋刀魚が「おかず」だな、と直ぐ分かったものだ。

今年は豊漁で、秋刀魚が安い、私は秋刀魚が大好きである。焼いても、煮ても、どちらでも、できれば毎日でも食べたい。スーパーで、一匹65円で大安売りをしていたが、女房は、無向きもしない。ちょっと残念。

スーパー、魚屋さんなどで、生・開き・丸干しなどが売られているが、どうしても刺身を食べたい。築地市場に行かないと食べられないのかな・・・。それと、「煮こごり」が美味しい、暖かいご飯にかけるが実に美味しい。

2008年9月13日 (土)

男体山:活火山の可能性 7000年前の噴出物確認

174s1毎日新聞webより、栃木県日光市の男体山(2486メートル)が活火山である可能性が高いことが、富山大理学部の石崎泰男助教(火山学)らの調査によって明らかになった。

山頂の堆積物を調べたところ、約7000年前の噴火による噴出物が確認された。22日に秋田市で開かれる日本地質学会で発表する。気象庁は今後、現在国内に108ある活火山に、男体山を加えるかどうかを検討する。

気象庁が認定する活火山は、過去1万年以内に噴火したか、現在活発に噴気を出している火山。これまでの調査で、男体山の最後の噴火は約1万4000年前とされ、活火山に入っていなかった。

石崎助教らは04年9月、山頂火口内で、噴火の痕跡とみられる火山灰や軽石が堆積した厚さ20~30メートルの粘土層を発見した。その中にあった炭化した木片の年代を調べたところ、約7000年前のものと分かったという。

男体山は現在、噴気などは観測されていない。石崎助教は「男体山周辺には多くの観光地があり、自治体は噴火の可能性も考えた防災計画を策定した方がよい」と話している。

こうなると、観光地の安全確保を始め、色々な面で、認識を変えないといけないな・・・。

加速器始動 宇宙の謎解きに期待する

7081毎日新聞社説より

なぜ加速器始動 宇宙の謎解きに期待する物質には質量があるのか。宇宙に大量に存在する暗黒物質の正体は何か。宇宙の起源と進化の謎に挑む「大型ハドロン衝突型加速器」(LHC)が、スイスとフランスの国境で稼働した。

うまくいけば、物質に質量を与えたと考えられる「ヒッグス粒子」が2、3年で見つかるという。さらに早い段階で他の新粒子がとらえられるかもしれない。

小難しく、とっつきにくい話に聞こえるかもしれない。だが、私たちが住むこの宇宙の成り立ちを知りたいという知的好奇心は誰にでもあるのではないか。実験には日本人研究者も100人ほど参加しており、今後の成果に期待したい。

LHCは欧州合同原子核研究所「CERN」が14年をかけて完成させた。地下100メートル、周長27キロの円形トンネルの中で、光速近くまで加速した陽子同士を衝突させ、宇宙の始まりの「ビッグバン」直後に相当する高エネルギー状態を作り出す。衝突によって飛び出してくるさまざまな粒子を観測することにより、未知の素粒子を発見するのが使命だ。

最も注目される「ヒッグス粒子」は、現在の標準理論で予言されている素粒子の中で、唯一見つかっていない。発見できれば質量の謎が解け、標準理論も検証される。

最近の観測で、宇宙の組成の96%が正体不明の暗黒物質と暗黒エネルギーで占められていると考えられるようになった。暗黒物質の候補として「超対称性粒子」の発見も期待される。宇宙空間が四次元以上あると考える新理論の手がかりとなる新粒子や、極小のミニ・ブラックホールの生成も観察できるかもしれない。

LHCが国境を超えた国際実験であることにも注目したい。「CERN」に加盟する欧州20カ国に加え、日本、米国、ロシア、インドなどが参加している。お国なまりの英語が飛び交う研究現場は、若手研究者の国際感覚を磨く場として重要だ。

LHCの建設費は加速器と検出器を合わせて約5000億円。日本も約166億円を拠出した。この後も運用費の一部を負担することになる。経済的な観点からは「費用の割に役に立たない実験」かもしれない。だが、基礎科学の重要性は経済効果では測れない。

だからこそ留意してほしいのは、研究者が一般の人にもよくわかるように、実験の内容や成果をタイミング良く説明することだ。専門用語が飛び交う分野だけに、おもしろさを生き生きと伝える工夫をしてほしい。

LHCは、米国を中心とした加速器計画が頓挫した後に国際計画として浮上した。すでに次世代加速器の構想もある。こうした巨大な基礎科学を国際協力で進めるための試金石としても、LHCに注目したい。

毎度の不適切な発言

06oga_toga11これは、どうも民意を無視したもので、農林水産大臣の立場である「発言」ではない。総裁選から、解散総選挙のシナリオの国会であるが、この前の事務処理の問題とこの発言で福田首相の任命責任が問われることになり、政府・自民党に対する影響は免れないだろう。

「毒餃子に比べればたいしたこがない」大田農水大臣の発言で怒り爆発

j-castニュースより残留農薬や毒カビに汚染された「事故米」が食用に転売されていた事件で、酒造メーカーや米菓子メーカーのほか、2008年9月11日には老人ホームや病院の患者の食事、12日には幼稚園の給食にも使われていたことが分かった。しかし、08年9月12日に記者会見に現れた太田誠一農水相は、緊張感のない笑顔を浮かべ、「焼酎は(毒が)無害化されることもある」「ギョーザ事件と比べれば60万分の1の量」などと「他人事」のように発言。ネットでは「発言自体が信じられない!」と、農水省や太田農水相に対する怒りが爆発している。

 笑顔で「他人事」のような記者会見

08年9月12日放映のテレビ朝日系ニュース「スーパーJチャンネル」によると、太田農水相の記者会見はこんなものだった。記者から、いつまでにこの問題を解明するつもりなか、と質問されると、「(大臣としての)任期も迫っておりますので、早くやりたいと・・・」

と笑みを浮かべた。「事故米」が食用として流通したことを見抜けなかった農水省への批判が日増しに増加する中、「太田農水相はどこか他人事(ひとごと)。その表情には『笑顔』さえ浮かんでいた」と「Jチャンネル」は伝えた。

さらに、この日に配信された時事通信の記事には、「事故米に含まれる殺虫剤メタミドホスの濃度が『(中毒事件が起きた)中国製冷凍ギョーザの60万分の1と極めて低い』との認識も示した」と書かれている。つまり、毒ギョーザよりも人体への被害が少ないから、あまり騒いでも意味がない、という事らしい。

「焼酎は製造過程で無害化されることもある」

さらに、酒造メーカーが焼酎に「事故米」を使わされ、全商品を回収する騒ぎの真最中にもかかわらず、「焼酎は製造過程で無害化されることもある」(同日の産経新聞電子版)

と発言。そして、前日に発覚した老人ホームや病院での「事故米事件」について、太田農水相が報告を受けた日時も曖昧だった、と産経新聞は書き、「農水省の情報開示の遅れとともに、状況認識の甘さも露呈した」と批判した。

こうした報道にネットでは、「発言自体が信じられない!」といった雰囲気になっている。ネット上の掲示板やブログを検索すると、「だから毒を入れてもいいのか?」「完全に国民の敵だろこれ?」「さすが『集団レイプする人は元気があるからいい。正常に近い』の人だな」などというカキコミが並んでいる。

秋の海

今日の名言

(われ)事におゐて後悔をせず。

宮本武蔵『五輪書』

282_field111日の丸を小さく掲げ島の秋 阪西敦子

明るい句である。日の丸の赤と白、高い空と島を取り囲む海の青、そのコントラストは誰もが感じるだろう。島、というから、そう大きくはない集落。そこにはためく日の丸を、小さく掲げ、としたことで、広がる景は晴々と大きいものになった。

日の丸はどこに掲げられてあり、作者の視点がどこにあるのだろう、といったことを考えて読むより、ぱっと見える気持ちのよい秋晴れの島を感じたい。実際は、この句が詠まれた吟行会は、神奈川県の江の島で行われたのであり、日の丸の小旗は、入り江の漁船に掲げられていたのだった。

しかし、それとは違う日の丸を思い浮かべたとしても、作者がとらえた晴々とした島の秋は、読み手に十分感じられることだろう。同じ風が吹いているその時に、もっとも生き生きとする吟行句とは一味違って、色褪せない一句と思う。「花鳥諷詠」(2008・七月号)所載。(今井肖子)

秋の海というと、青い空に、青い海、白い砂浜続き、遠くに外洋に白い貨物船見える。明るい初秋を思い浮かべてしまう。何を考えるでなくただ「ボーッ」眺めているだでいい。気持が落ち着くのである。海と言えば、自分の生物の起源より海にあったものと想像してしまう。自分にあるDNAが目覚めるのか。不思議だなあ・・・。

 秋の海 眺めていれば 気はやすし

秋の空気は、一年の中でも、一番いい。まして今年の夏は、毎日のように夕立が降り、それも豪雨でとなって日本のあちことで被害が出た。そして、湿気がなんとも耐え難い。

朝晩涼しく、蝉に変わって、コオロギや、鈴虫の鳴き声と変わって、何となく気持が落ちつきがでる。そんな時候が好きだ。

 

 

2008年9月12日 (金)

イラクから航空自衛隊が引き上げが決まる

282_field111_2イラクから航空自衛隊が引き上げが決まった。小泉政権の無理ともいえる強引さは、アメリカのブッシュ政権と対米関係を良好に保とうという一点に集中された。

私も、これはちょっと行き過ぎと思っていたが、名古屋高裁で厳しく批判され、イラク派遣は「違憲」とされた。インド洋での給油問題に関心が集まるアフガニスタンについても、より広い視点から支援のあり方を考える時だと思う。

今朝の朝日新聞社説も、イラクに派遣されている航空自衛隊が年内に引き揚げることになった。2年前には、南部サマワで活動していた陸上自衛隊が撤収している。4年を超えたイラクへの自衛隊派遣に、ようやく幕が引かれる。

政府が撤収の方針を決めたのは、自衛隊がイラクで活動する根拠となっている国連安保理決議が年内で切れるという事情が大きい。米国も駐留軍を削減する方針を打ち出した。そろそろ潮時であり、撤収しても対米関係にひびは入るまいと踏んでのことだろう。 だが、初めからこの自衛隊派遣には無理があった。

イラクで戦闘に巻き込まれ、「海外で武力行使をしない」という憲法の大原則に反してしまう事態もありえた。そもそも、イラク攻撃に国際的な正当性があるかも疑わしかった。

その後、開戦の大義とされた大量破壊兵器の存在も、アルカイダとのつながりもなかったことを、米国自身が認めざるを得なかった。そうした事実にまともに向き合わず、ずるずると派遣を続けてきた小泉首相や以後の歴代政権の責任は重い。

自衛隊の派遣は、確かにブッシュ政権から高い評価を得た。だが、一方で日本に大きな傷跡を残している。7年前の9・11テロ以来、国際テロをどう封じ込めていくか、世界は難しい問題に直面した。なのに、日本政府の対応はイラクへの自衛隊派遣で対米関係を良好に保とうという一点に集中し、日本はどのような形で国際責任を果たすべきなのかという議論が、対米協力論の中に埋没してしまった。その後遺症は今も続く。

また、世論が分裂する中で、無理に無理を重ねた憲法解釈で自衛隊を出したツケもある。 「自衛隊が活動する地域は非戦闘地域」というむちゃな論理。自衛隊機が武装した他国の兵員を運んでいるのに、武力行使とは一体化していないという主張。これらは今年4月の名古屋高裁の判決の中で厳しく批判され、イラク派遣は「違憲」とされた。

強引な政府解釈に対する国民の素朴な疑問に答える判決でもあったろう。航空自衛隊の輸送機が実際に何をどれだけ運び、どんな作戦を支援していたか、政府は今なお具体的に明かそうとしない。政府は国民にきちんと説明する責任があるし、国会も自衛隊の活動を検証すべきだ。

さらに、イラク派遣に自衛隊のエネルギーを集中したあまり、それ以外の地域の平和構築活動に極めて消極的になってしまった。憲法の下で日本ができる協力はほかにも多くある。インド洋での給油問題に関心が集まるアフガニスタンについても、より広い視点から支援のあり方を考える時だ。

浜口梧陵と「稲むらの火」

08nairikusen_kayabuki11昨日「八王子で、タウンセキュリテイ推進機構発足」に、ちなんで記念講演があった。講演はNHK番組でおなじみの、「その時歴史が動いた」で司会の松平 定知さんでした。内容は「浜口梧陵と稲村の火」である。和歌山県広川町のホームページから拾い出して、詳しき浜口梧陵の功績を読んでみた。

浜口梧陵は文政3年6月(1820年)に、紀州藩(現和歌山県)の広村(現有田郡広川町)に、浜口七右衛門の長子として生まれた。しかし父は一年後死去、母親しんの手によって育てられ、名は成則、字は公輿、通称儀兵衛と呼ばれ、梧陵は号である。

彼は幼いときより、温厚な人物であり、また聡明で物事を深く考え、洞察力に富んだ人物であった。
彼が成長した時代は幕末の激動期であり、日本の将来に対して、不安と期待の入り交じった
多難なときであったペリーの黒船が1853年に来て翌年1854年に和親条約に調印)の時代背景がある。)
彼は、日本の将来を見据え、鎖国攘夷論者を批判し、「世界の現状は門戸開放主義である。もし人が遠方より訪れるなら、迎えて交わるのは普通の礼儀である。しかるにその容貌を見ず、その来意をも確かめず、ただこれを拒絶するのは、あたかも臆病な犬が見慣れぬ人の影を見て遠吠えするようなものである。」と語った。
そのように進取の気性に富んだ梧陵は、30歳の時、海外への渡航を幕府に願い出ているが、時まだ至らず、断念している。

当時、外国の侵略に備え、武器などを購入し、人々を組織する試みがなされていたが、梧陵は、「武備がいかに厳重でも、人の心が一致していないならば、何の効果があろうか」と語り、「目下の急務は、学校を興し、文武を励まし、人材を養成することである」と述べた。

そして、浜口東江、岩崎明岳らと相図り、広田町に道場を設け、子弟の教育にあたる。後の慶応2年(1866年)に、新たな場所に道場を新築し、耐久中学(高校)の前身、耐久社を設立し、ここに本格的な学校を創立する。
彼は人材を養成することの大切さを知っていただけではなく、それをまさに実践したのである。彼はまた、郷土の人材育成だけではなく、広く人材を育成し、学問の道を望みながらも、貧しき者たちのために、学資を融通している。その中には勝海舟も含まれていた。

彼は明治2年(1868年)に和歌山藩小参事に任ぜられ、大広間席学習知事に任命される。彼は西洋の文物を研究する必要を感じ、英語学校を設立しようとして、福沢諭吉に教授を依頼する。しかし福沢諭吉には断られたが、イギリス人サンドロスや、通訳山内堤雲、吉川泰次郎、有名な英学者松山棟庵らを招いて、共立学舎を設立する。

広の町は、浜が湾曲していることから、昔から津波の被害の受けやすい土地であった。
安政元年11月5日(1854年12月24日)夕刻大津波が広の地を襲った。そのとき、梧陵はすすき(籾を取り除いた後のわらの堆積物)に火を放ち、多くの人命を救ったという。これは後に小泉八雲によって、「生ける神」として世界的に知られるようになった。また後にこれをもとにして、「稲むらの火」として教科書に掲載され、有名になった。

しかし梧陵の偉大さはそのようなエピソードで表せるものではない。阪神大震災でもそうであるが、被災した後、再び元の生活にどのように戻していくかと言うことの方が大変である。

彼はまず食糧を確保するために、備蓄米を出し、地元の有志もまた食料を援助し、260俵、銀840貫を得たことが記録に記されている。さらに彼は小屋を建てて、被災した人々のために住まいを備え、農具を鍛冶屋に命じて多く作らせ、生産手段を確保した。また自ら住居を建てたものには、普請料(建設補助金)を与え、漁師のためには、漁船、漁網などを与え、再びもとの生業ができるようにされた。

梧陵の優れた人格と、博愛精神をかいま見ることができる。しかしながら、広の地は幾たびもの津波によって、甚大な被害を被ってきた。ある人々は広の地には住めないと感じ、別の土地へ移住していった。梧陵は広の土地を津波から守るため、また職を失った人々のために、堤防を築くという、当時としては大変な大工事を起こした。しかもその資金は浜口の両家から出すという、壮挙であった。安政2年(1855年)に起工し、足かけ4年目の安政5年(1858年)に完成した。さらに彼は、借家を建設し、極貧の者には無料で貸与し、農商業者には極めて低利で資本を貸した。

広橋も破損したので、その橋も自費で修復した。彼が出費した総額は実に4665両に上ると言われる。村民が彼を尊崇し、浜口大明神として祭り上げようとしたが、彼は堅く固辞した。このような業績により、小泉八雲によって「生ける神」と評されたことも当然であろう。まさに人々のために自らを費やした、真の政治家である。

彼は明治元年和歌山藩勘定奉行を命じられる。明治13年(1880年)には和歌山県初代県会議長に就任している。明治17年(1884年)海外の視察の情止み難く、65歳の高齢を押して、アメリカに旅立った。しかし翌年の明治18年2月(1885年)アメリカにて発病し、帰らぬ人となった。

今日、自らの利益を優先させる世にあって、梧陵の生き方はまさに偉大である。教育の危機が叫ばれているが、その根本原因は、自らの利益が第一になっている点が上げられるであろう。梧陵のように、他の人々のために自らを費やすことの価値を、今一度私達は認識すべきではないだろうか。

秋の夜の流れ星

今日の名言

おのれに存する偉大なるものの小を感ずることのできない人は、他人に存する小なるものの偉大を見のがしがちである。

岡倉覚三『茶の本』

Shibutoge41星がおちないおちないとおもう秋の宿 金子兜太


星がおちない、で一息入れて下につづく。山国秩父の夜空だ。鳥取の夜の浜辺で寝ころんで空を見上げているとゆっくり巡っている人工衛星が見えた。海外ではもっとすごいらしい。

星がおちてきそう、というのは俗な比喩。秋の宿の「秋の」もむしろおおざっぱなな言い方。ナマの実感の旗を掲げ、俗とおおざっぱを破調の中でエネルギーに転じてぐいぐい押してくる。それが兜太の「俳諧」。

加藤楸邨、一茶、山頭火らに共通するところだ。「季題というものは腐臭ぷんぷんたり」とかつて兜太は言った。それは季題にこびりついている古いロマンを本意本情と称して詠うことを揶揄した言葉。兜太の「秋」は洗いざらしの褌のような趣。講談社版『新日本大歳時記』(1999)所載。(今井 聖)

 柿の実と  草葺き屋根に  星が降る

毎週、火曜日、防犯パトロールを行っている。夜8時半ごろ町内を4・5人で回っている。「アッ」流れ星だ!と叫んでしまった。拍子木を打つのを止めて暫く上空を見入ってしまった。

最近必ず一日に夕立があるので、中々流れ星を見るチャンスがなかったが、運良く見れた。家の庭に柿の木のある家は少なくなったが、私の住んでいる地区は田んぼ・山・池があり農業を営んでいる家もある。

子供の頃「♪一番ボシ見つけた!」と歌いながら、遊びから帰った記憶がある。遠い西の山並みを見ながら帰る。スーッ!と流れ星が山の裏側に消えた。

2008年9月11日 (木)

公定歩合のコントロールで経済活性化

07tamurano_yuhi31世界的に不景気風は、収まらない、その国の経済をコントロールする、米連邦準備理事会(FRB)議長。日本の日本銀行総裁の公定歩合で日本経済は、大きく変わる。このところの不景気が長引きもその見極めが難しい。

日経新聞コラム春秋より、低金利の期間が長すぎた、などと手厳しく批判されているのが、グリーンスパン前在任中は「巨匠」ともたたえられたが、住宅バブル崩壊で揺れる米国では、今や、いけにえのヤギの印象だ。

そんな批判をどんな思いで聞いていただろう。7日逝った澄田智元日本銀行総裁も同様の批判を受けた。経常黒字減らしのため金利引き下げの先頭に立ち、バブルに入ってからは日銀生え抜き組の懸念をよそに公定歩合を2年3カ月も2.5%に据え置いたからだ。退任後「確かに低金利は長すぎた」と反省の弁。

それでも、ご本人が悔しそうに語るのを聞いたことがある。1986年秋、米国から内需拡大を迫られたとき、大蔵省の幹部から電話があった。「ここは金融緩和でやってください。お願いしますよ、先輩」。自らが事務次官を務めた古巣からの頼みを断れず、その後の低金利政策につながっていった。

バブルの後、日銀の独自性をうたう新日銀法が成立、財政と金融の分離も実現して建前上、行政府の介入はなくなった。だが、こんどは政治家が必要以上に日銀に介入している。民主党が先の国会で、高名な経済学者の幹部起用まで阻んだのは理解に苦しむ。日米のバブルの教訓にまだ学び足りないのだろうか。

龍蛇無鱗(りゅうにへびのうろこなし)

041福田康夫首相のマガジンが本日11日に送られてきました。その内容は、読者の皆様からいただいたメルマガについての感想の中からの一部であるが、記してみる。

龍蛇無鱗(りゅうにへびのうろこなし) 4文字熟語ではない。意味は、弘法大師の『般若心経秘鍵』に曰く「龍之蛇鱗有るが如し」とこれは「龍に蛇とに鱗があるからといって両者が同じでないように、般若心経と大般若経に同じような文面があるからといって、同じ物とはいえない」ということかな。。。

一枚のうろこ。福田康夫です。

「龍蛇無鱗」、大変よいことばを教えていただきました。政策というよりは、むしろ福田総理ご自身の生きかたに反映されていることばなのではないでしょうか。これからも龍であり続けていただきたいと思います。
福田首相が一枚のうろこに書かれたような政治姿勢であるとは考えられません。政治家がアフガンで無念の死を遂げた伊藤さんのような志を少しでも持っていたら日本の政治は良くなると思います。
福田総理の苦悩と国民への配慮が窺えます。人は決して完全では無いという、ごく基本的な事を忘れているのではないかなとよく思います。重箱の隅を突付く様な事ばかりし他者を蹴落とそうとしないで、もっと協力し合って良い国づくりをして頂きたいものです。
福田首相閣下、貴方は龍のおつもりですか。おとなしく見守るだけで、何もアクションを起こさない龍ですね。龍だと思っているが実はただの蛇だった。そのように見えるのは私だけでしょうか。
今回号の「一枚のうろこ」はわかりやすい言葉でよかったとおもいます。難しい言葉よりもわかりやすい言葉で首相の思いを書いてください。これからもお体をいたわって頑張ってください。
今回の総理のメッセージのように含蓄のある故事成語を紹介してくれると総理の真意がより一層受けとめられやすくなります。これからも楽しみにしています。
いくら立派にみえる政策でも、そこにひとつの嘘があれば、国民の目をごまかすことはできないという龍蛇無鱗のお話は確かにそうですが、現実問題、完璧な政策はありません。一人でも多くの国民が幸福になれる最善の政策を実行願います。
派手さはなくても良い。でも、商品にたとえるならウインドウやチラシなど知らしめる手段がないと人に伝わりません。良い政策なら、人の心に訴える演出も必要なのではありませんか?「龍蛇無鱗」はすばらしい。でも、心に残るひと言が国民を動かすのです。
「一枚のうろこ。」総理就任以来初めて総理の心情を聞かせてもらいました。メルマガでは無く、閣議や記者会見など他の公の場での意思表示をしてもらいたい。一人秘かに思っているだけでは国民と信頼の共有の仕様がありません、是非御一考を。
名言を述べるより実際の政策実行を心掛けよ。言うだけなら誰でも言えるぞ。
福田さん、龍蛇無鱗の言葉が好きなら各大臣、主要官僚たちに徹底的に鋭い国民目線を意識させてください。相変わらず大臣発言や官僚不正が絶えません。レベルの低い事に時間をとらず、国民のためにきっちりした姿勢と政策と日限を決めて行動してください。
福田総理の「龍に蛇の鱗なし」を読み、国民の目線で見ようとしておられる事は良く判りました。しかし、ただ見ているだけでは何にもなりません。即実行を強く要望します。
一枚のうろこですか…事務所費問題などきちんと嘘がなく国民に説明して欲しいですね。安全と安心と信頼なんて今の政府にはほど遠いかと思います。

龍蛇無鱗・・・立派な内閣の閣僚の中にヘビの鱗みたいな感じの農水相問題。これでは国民の信頼は失われます。・・・・云々と。

政治家とは、国民の生活と利益守る。安心安全を保障することである。自分の信念を貫く人は、当然敵が出来る。権力で、ことを進め進めて仕舞おうとすれば必ず妨害する人間が現れる。確かに偽りがあっては、人は信用できない。無我の境地で事を運ばないといけない事も大事なことだ。

しかし、権力者になるには、自分の考えている事をしっかり伝えることが必須条件となってくる。

北朝鮮の危機?

0008tyokai1産経新聞webニュースより、他の報道でも中国から、医師が派遣されたと言う。独裁国家の最高権力者がどういうものか分からないが、一家の長、ワンマン社長、ワンマン町長など想像して見ても分からない。首領様という、絶対服従の社会は想像も出来ない。

金日成の息子の金正日総書記が、建国60周年の式典に姿を現さなかったとなると、重病説があたっていると思う。しかし、こういう独裁者で国が成り立っていること事態不思議である。首領様の一言が法律になってしまうなんて想像もできない。

勿論、言論の自由・結社の自由はない。当の本人も、日常生活は、落ち着いていられない生活で疲れ、体調を崩してしまったのだろう。北朝鮮の動きに目を離せない。

記事内容・・・建国60周年の式典に欠席した北朝鮮の金正日総書記について、米情報筋は「健康上の問題があることは間違いない」と語った。米国内では金総書記が脳卒中にかかり、重病であると見方が強まっている。

 米メディアは金総書記の重病説を9日午前(日本時間同日夜)から夕方にかけて、相次いで伝えた。米情報当局者が匿名を条件に説明したとみられる。

 米議会調査局(CRS)の朝鮮問題専門官ラリー・ニクシュ氏は、金総書記が心臓病や糖尿病などの持病を抱えていたため、これらが脳卒中の引き金となった可能性を指摘。中国から平壌に医師団が派遣されたと伝えられる中、米政府が中国からの情報収集に努めているとの見方を示した。

 6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は北京で6日、同協議の議長国・中国の武大偉外務次官と会談したが、真の目的は金総書記の病状について中国から説明を受けるとともに、今後の対応について意見交換することにあったのではとの指摘も出ている。

 今のところ北朝鮮国内で、権力の権限移譲を示すような動きはないというが、問題は金総書記が病に倒れた後も、権力を掌握しているかだ。ロイター通信によると、米情報当局者は「多くの憶測を呼ぶことだろう」と述べている。

 マコーマック国務省報道官は9日の記者会見で、病状については「コメントする立場にない」と述べた一方で、ここ数週間、核施設の検証問題で北朝鮮側から反応がないことを認めた。

 米シンクタンク、マンスフィールド財団のゴードン・フレーク所長は「これまで核施設の無能力化などに消極的だった軍が主導権を握ることが、懸念されるシナリオだ」と指摘した。

 米情報筋は「後継者が決まっていない中、金総書記が指導力を発揮できない状態が続くと内紛や混乱につながる可能性がある」と述べ、北朝鮮が混とんとした状態に陥ることへの懸念を示している。

乾いた青空が広がり始めた

今日の名言

なんとなく好きで、その時は好きだとも言わなかった人のほうが、いつまでもなつかしいのね。忘れないのね。別れたあとってそうらしいわ。

川端康成『雪国』

Yudonogawakobiki001天高しみんなが呼んで人違ひ 内田美紗

夕方になると雷鳴とともに大雨が降りだす油断のならない空模様が続いていた東京もようやくからりと乾いた青空が広がり始めた。そんなふうに空気が澄みわたって見晴らしのいいある日、駅の集合場所でなかなかやってこない一人を待ちわびている。

「あっちからくるはずよ。」みなで同じ方向を眺めていると、遠くからやって来る人影が。背格好といい身なりといい、あの人に違いない。おのおのが手を振り、名前を連呼する。手を挙げて合図しているのに、近付いてくる人はつれなくも知らん顔。

「こっちに気づいていないのよ。」確信を持った意見になおもみな声を張りあげ、大きく手を振る。やって来る人の顔がはっきり見える距離になって、人違いだったとわかる。ああ、恥ずかしい。

それでもみんなと一緒だから、バツの悪さも救われる。(間違えられた人のほうがどんな顔ですれ違っていいんだか当惑気味かもしれないが)これが一人だったらどれだけカッコ悪いことか。

でも大きな声を出して人違いしたのも行楽に浮き立つ気持ちと仲間がいたからこそ。これがどんより曇った天気で、一人だったら顔を合わすまでおとなしくしていたでしょうね。『魚眼石』(2004)所収。(三宅やよい)

昨日は、サッパリとした空気で気持が良かった。良く外国人が日本の夏は湿度が高いので嫌だと言う。その気持が分かる気分だだった。気温は真夏日(30度以上)であっても、爽やかであると過ごしやすい。と言う訳で一日壮快であった。こういう日が続くと何だか寿命が延びるような気分になった。

町会の皆んなと植えたコスモスが綺麗に咲きだした。農家の庭先の柿が赤く色づいて来た。そういえば子供の頃9月になると、大きな柿の木ににのぼり食べたものだ。そして大雨が降ると栗が落ちる。それも川に落ちるのである。川岸に落ちた栗を朝早く拾うのである。もう、そういう季節になったんだ。

秋は、何と言っても「実りの秋である」山に行けば、茸のしめじを始め、栗・アケビ・山芋などが取れた。学校から帰ると毎日のように山を駆けづり回った思い出がある。

2008年9月10日 (水)

「ケータイは喫煙より危険」?

05sikotuko31日本ではすっかり下火になった感もある「ケータイの電磁波は危ない」という議論だが、海外では、その議論が再燃しつつある。オーストラリアの脳外科医が「ケータイは喫煙よりも危険」という主張したことを英高級紙が大きく取り上げ、CNNの老舗討論番組も、この問題を取り上げた。

「ある種の脳腫瘍との関係を示す証拠は多い」

日本国内の状況を見ると、ここ2年ほどの雑誌の見出しを検索してみても、ケータイと電磁波との関係を扱った記事は、せいぜい10件。国内ではすっかり話題にならなくなってしまったことがうかがえる。ところが、海外では様相が異なるようなのだ。

例えば2008年に入ってから、フランス政府が、特に児童の携帯電話の使用について警告したとされるほか、ドイツも、出来るだけ受話器を使って通話しないように呼びかけているという。また、米科学アカデミーも、PCやケータイが発信する電磁波が及ぼす影響を研究する必要性を訴える報告書をまとめている。

08年3月になって、さらに刺激的な記事が英高級紙の「インディペンデント」に掲載された。「ケータイは喫煙よりも危険だ」と題した記事で、オーストラリアで神経外科医をしているヴィニ・クラナ博士の主張を紹介したものだ。クラナ博士は、ここ16年で14の賞を受賞している。記事では、

「ケータイの使用と、ある種の脳腫瘍との関係を示す証拠の量は多く、増え続けている。このことは、この次の10年で、確実に証明されることだろうとした上で、「この危険は、アスベストや喫煙よりも広範囲に、国民の健康に対して悪影響をあたえるものと懸念される」と予測。「今すぐに抜本的な対策を打たないと、脳腫瘍の患者数が10年間で世界的に増加するだろう。だが、そのときには手遅れになっているだろう」と訴えている。

出来るだけ離して通話するのが良い

これに対して、英国の業界団体は「(クラナ博士の主張は)一個人による、論文にすぎない。バランスのとれた分析が示されていない。論文では、WHOや、他の30以上の論文と、全く反対の結論が示されている」などとして反発している。

この問題は、CNNの老舗トークライブ「ラリー・キング・ライブ」でも08年5月と7月の2度にわたって取り上げられ、クラナ博士も出演。ケータイが脳に影響を及ぼす懸念について発言した。

番組には、「電磁波と脳腫瘍との間には因果関係は確認できない」とする専門家も出演。賛否両論を戦わせた。ただし、番組中に出演した複数の専門家は、「(直接ケータイ端末を耳につけるのではなく)イヤホンマイクを使うのが望ましい」という立場では一致をしており、「自分の頭部とケータイのアンテナは、出来るだけ離して通話するのが良い」ということだけは間違いなさそうだ。

自分自身を客観的に見ることができる

539571_3朝日新聞のコラム「天声人語」に書かれていた内容だが、福田首相の「自分自身を客観的に見ることができる。あなたとは違う」という言葉を辞任の記者会見で聞いた。その時の頭は正常でないと誰にも分かったと思う。

興奮していたようでもあった。何時もの福田首相と違っていた。もともと、当事者でありながら、人ごとのような発言をしていたようなところがあったが、敵を作る事の出来ず、しかし自分を主張しなければならない立場を誇張だったのか?

コラムの内容は・・・福田首相は能が好きかどうか知らないが、世阿弥の書いた能楽の秘伝書『花鏡(かきょう)』に「離見(りけん)の見(けん)」という言葉がある。舞台で舞う自分を見物人として冷静に眺める、もう一つの目が必要という意味だ。

「自分自身を客観的に見ることができる。あなたとは違うと辞任会見で見えを切った福田さんは、だから能役者向きかもしれない。ならば辞任表明後、記者団の「ぶらさがり取材」に1週間も応じなかった沈黙は、自身の目にどう映っていたのだろう。

国民に意思を伝える機会を、自らつぶしてきたことになる。おととい久々に姿を見せ、だんまりの理由を「(自分の発言で)政治の情勢が影響されてはいけない」からと述べた。この「政治の情勢」は、翻訳すれば「政局」にほかなるまい。

つまり「党利によろしい環境」であって、国民のための政治ではない。思惑含みの辞任を質(ただ)されたくないのだろうが、「首相」のバトンはまだその手にある。あとは野となれと、国政への責任を忘れてもらっては困る。

福田さんが総裁に選ばれた時、小欄はやはり世阿弥の『風姿花伝』から一節を引いた。「たとえ跡取りでも、不器量の者には奥義を伝えるべからず」。そして増えつつある世襲政治家の志や責任感を案じた。1年たって、不安は当たったようである。

「一寸先は闇」は何も政界の専売ではない。災害あり、経済不安あり、国際問題あり。国民生活のいたる所で、あす何が起きるやも知れない。総裁選の祭りに浮かれず、最後まで褌(ふんどし)を締めてかかるのが、せめてもの奉公だろう。

ブラジル人の思い出

今日の名言

惚れきっていてしかも疑い、あやしみながらしかも愛さずにおれぬ男はなんという呪われた月日を過ごすことでしょう!シェイクスピア『オセロウ

07bonchi_asayake_kumo11ブラジルに珈琲植ゑむ秋の風 萩原朔太郎

おそらく俳人はこういう俳句は作らないのだろう。「詩人の俳句」と一言で片付けられてしまうのか? ブラジルへの移民が奨励され、胡椒や珈琲の栽培にたいへんな苦労を強いられた人たちがいたことはよく知られている。

1908年、第一回の移民団は八百人近くだったという。今年六月に「移民百年祭」が実施された。四十年近く前、私の友人の弟が胸を張り、「ブラジルに日の丸を立ててくる!」と言い残してブラジルへ渡った。彼はその後日本に一度も里帰りすることなく、広大な胡椒園主として成功した。

ところで、珈琲は秋に植えるものなのか。朔太郎にブラジルへ移民した知人がいて、その入植のご苦労を思いやって詠んだものとも考えられる。「ふらんすへ行きたしと思へども/ふらんすはあまりに遠し」と詩でうたった朔太郎が、フランスよりもさらに遠いブラジルに思いを馳せているところが愉快。

遠い国「ブラジル」と「珈琲」のとり合わせが、朔太郎らしいハイカラな響き生んでいる。そういえば、「珈琲店 酔月」というつらい詩が『氷島』に収められている。朔太郎の短歌四二三首を収めた自筆歌集『ソライロノハナ』が死後に発見されているが、俳句はどのくらい作ったかのか寡聞にして知らない。

友人室生犀星に対して、朔太郎は「俳句は閑人や風流人の好む文学形式であって同時に老成者の愛する文学」である、と批判的に書いた。犀星は「俳句ほど若々しい文学は他にない」と反論した。朔太郎が五十歳を過ぎたときの句に枯菊や日々にさめゆく憤りがある。まさしく「老成者」の文学ではないか。『文人俳句歳時記』(1969)所収。(八木忠栄)

ブラジル移民百年である。私が勤めていた会社の職場に、派遣労働者が沢山いた。その中にブラジルから来た人が何人か働いていた。名前は、佐藤さん、山本さんのようの日本名である。そして全く日本人である。違うのは言葉が、旨く話せない のである。

15年前の事である。その頃の会社では、忙しく残業・残業の連続で人手不足であった。だから、働いてもらっていたのだろう。その時代のブラジルは、逆に不景気で、仕事がなく、日本に職を求めて、やってきたのだろう。仕事を覚えること、真面目に仕事をするなどは、日本人となんら変わりはなかった。

今、BRICsの世界経済の隆盛で大きなうねりとなって、G8も相当に気を使わなければならない国となった。特に穀物の輸出国のブラジルの動きは世界経済を左右するくらいの大きな存在となっているようである。たった10年・15年である。まさしく激動の世界経済である。

それにしても、あのブラジル人はどうしたかなあ・・・。

2008年9月 9日 (火)

事故米のこと

Sekiseiinko_m1NHKお早うコラム9月8日内容・・・・安部キャスター***・・・大阪の加工米販売業「三笠フーズ」が、カビ毒などに汚染された事故米を食用として流通させていた問題。事故米の処理の仕方が問われることになりました。合瀬宏毅解説委員です。

Q:なぜ汚染した米が出回ってしまったのか?

国が備蓄用や援助用として買い取った米のうち、水に濡れたりカビが生えたりして食用には回せないコメを事故米と呼んでいる。食品衛生法では有害物質を含んだ食品は流通が禁止されていますから、国ではこうしたコメを食用ではなく、のりや接着剤など工業用原料に限定して販売している。
ところが三笠フーズは、事故米をいったん買い取った後、焼酎のほか、せんべいや和菓子の原料として転売していた。

Q:どうしてそんなことをしたのか?

コメは利用方法によって価格が極端に変わる特殊な農産物。たとえば主食用として流通する場合はトンあたり30万円から35万円ほどですが、これがせんべいや焼酎原料などの加工用米として流通する場合には5万円、工業用のりとして販売する場合は高くても1万円。
通常は品質の悪いコメを加工用米や工業用に回すのだが、業者としては工業用として安く買い入れたコメを、焼酎原料などとして売ったり、混ぜたりすると、それだけで莫大な利益となる。それだけ旨味の多い商品。

Q:農林水産省は不正を監視してこなかったのか?

通常、事故米は買い取った業者か農林水産省ら加工計画書を提出させ、計画通り工業用などに加工するのか、農水省の職員が処理現場に立ち会って確認することにしている。※
ところが職員は加工すべてを見張っているわけではない。そこで三笠フーズは計画よりも少なめに加工し、食用に回していたようだ。
農水省はだまされたと主張しているが、コメは昔から不正流通が後を絶なかった。食用に転用されないように、加工や販売先などを徹底して確認すべきだった。

Q:他にこうしたことを行っている業者はいないのか?

事故米は、毎年2000トンあまり販売されている。農林水産省では、平成15年度以降、事故米を販売してきた他の16社についても、食用に回していなかったか緊急に調査することにしている。
コメは今後バイオ燃料につかわれたり、家畜のエサになったりするなど、利用を拡大する方向。こうしたコメが他用途米や主食として紛れ込むことはないのか、安全面からの仕組みを早急に考える必要がある。

別なニュースでは、農林水産省の立会いは、事前に通知があったそうで、立会い当日は別なものを見せて、立会いは、事実上形式に終わっていたようだ。しかも、農林水産省は、食べても体に影響は少ないと言っていた。何かおかしい。

問題は、農林水産省の立ち合い方法と、問題意識と認識甘さに問題があったと思う。

年々増え続ける高齢ドライバー

06oga_toga11 私も高齢者の一人である。車を運転するが、何時も乗せている妻に最近危ないことが多くなった。と言われる。何時も気を引き締めて運転しているのだが注意は怠ってはいけない。

そんな思いと安全協会の指導員でもあるので、気になる記事があったので記して見た。

NHKwebより

年々増え続ける高齢ドライバーの安全対策を検討する警察庁の委員会の初会合が、8日開かれ、今後、個人の健康状態や運転技術に応じた規制のあり方を検討することになりました。

警察庁の委員会は、65歳以上の高齢ドライバーの安全対策のあり方を検討する目的で設置され、8日の初会合には高齢ドライバーの現状に詳しい有識者や自動車評論家が出席しました。

65歳以上の高齢ドライバーは年々増え続け、運転免許の所有者全体の40%を占めているほか、75歳以上では加害者になるケースが10年前と比べておよそ2倍に増えています。

このため、高齢ドライバーに対する規制強化が続いていて、70歳以上の高齢者が運転免許を更新する際には3時間の講習が義務づけられているほか、免許の更新期間も高齢になるにしたがって短くなっています。

一方で、運動機能の低下には個人差があり、一律の規制強化には反対する意見もあることから、委員会では、個人の健康状態や運転技術に応じた規制のあり方を検討し、年内に高齢ドライバーの安全対策について提言をまとめることにしています。

悪しき行いは凡夫の悪業

Hasu41大麻の陽性反応を示して発覚。麻薬は、やっていない。露鵬・白露山のロシアの関取は、報道陣の前で、こう言っていた。

昨日、検討委に事情を聴かれ、露鵬が「大麻は(6月の)ロサンゼルス巡業の時に、黒人シンガーから入手した」と告白していたことが、関係者の話で明らかになった。(毎日新聞)

米卸加工会社「三笠フーズ」(大阪市)による事故米の転売問題でも、不正が発覚した。

大分県の08年度教員採用試験にからむ不正合格者の採用取り消し処分・退職の辞令交付が8日午前、所属校や県内各地の教育事務所で始まった。教員の身分は同日いっぱいあるが、既に学校を去った教員も。男性教員が教壇を去った県南部の小学校ではこの日、全校集会などが開かれ、校長らが児童へ説明した。涙を流しながら校長の話を聞いていた児童いたという。

大田農林水産大臣の、事務処理問題も何かハッキリしないで解散でお終い?

たった昨日の一日で、テレビ・新聞などの報道で分かった。悪事は後を絶たない。人の心は、少しぐらいは良いだろう。と、行ってしまう行為はだれでもある。車の運転にも速度制限が時速40キロメートルのところ50キロいや気がついたら60キロで走っていたりするもんだ。

人の社会は、不正で、金儲け・人より良い生活したいという、いわゆる人には貪瞋癡(むさぼり、いかり、おろかさ)の三毒の心がある、この三毒の心がはたらき悪しき行いをしてしまうのでる。人はこの三毒の心のはたらきを抑えて、大地自然の道理に則して生きる理想的人間像である仏に近づこうとするのですが、どうしても三毒の心を消滅できない。この三毒の心のおもむくままに勝手気ままな自分本位の生き方をしてしまう、これが普通の人すなわち凡夫である。
凡夫の生きざまを業
(ごう)という、悪しき行いは凡夫の悪業である。天の声やご先祖の視線が倫理となり、三毒の心のはたらきが抑えられるのだが、現代人には自己の権利意識のほうが強くなりすぎた人が多い。

その原因は、道徳教育不毛・社会グローバル化・核家族化などの環境もある。人間の叡智で、解決していくことが、課せられている。日本人は行動に移さねばならない。

重陽の節供

今日の名言

まず食うこと、それから道徳。

ブレヒト『三文オペラ』

Yangtzeinthreegorges1菊の日のまだ膝だしてあそびゐる 田中裕明

本日重陽(菊の節句)。3月3日の桃の節句や5月5日の端午の節句、7月7日の七夕などの他の五節句に比べるとかなり地味な扱いではあるが、実は「陽数の極である九が重なることから五節句のなかで最もめでたい日」であり、丘に登って菊花酒を酌み交わし長寿を祈るという、きわめて大人向けの節句である。

旧暦では十月初旬となり、本来の酒宴はすっかり秋も定着している景色のなかで行うものだが、はっきり秋とわかる風を感じるようになったここ数日、落ち着いて来し方行やく末につれづれなる思いを馳せていることに気づく。

掲句では、むき出しの膝が若さを象徴している。四十半ばで早世した作者に、雄大な自然を前に無念の心を詠んだ杜甫の七言律詩「登高」の一節「百年多病(ひゃくねんたびょう)独登台(ひとりだいにのぼる)」が重なる。

眼前の健やかな膝小僧が持つ途方もない未来を眩しく眺める視線に、菊の日の秋風が底知れぬ孤独を手招いているように思えるのだ。『田中裕明全句集』(2007)所収。(土肥あき子)

webこよみのページより、重陽(ちょうよう)の節句はたびたび出てくる中国の重日思想から発した祭日。重日とは月の数と日の数が同じ数字となる日付。めでたい特別の日付と考えられました。ここでは9月9日と「」が重なっています。9が重なることから重陽の節句は「重九(ちょうく)の節供」とも呼ばれます。
次に重陽のですが、中国伝来の陰陽説によれば、奇数は陽の数、偶数は陰の数とされていました。9は一桁の奇数としては一番大きな数ですので「陽の極まった数」として陽数を代表する数と考えられました。ということで「陽の極まった数の重日」ということで「重陽」となったわけです。

重陽の節供は他の重日思想に基づく節供と同様に「日付」に固定された祭日です。それで現在では初秋の頃が重陽の節供となるのですが、元来は旧暦の日付で祝われたわけですので元は晩秋の頃の行事でした。

平安時代の初期に伝来し、始めは宮中行事として貴族の間だけで行われたもの。当時は中国から伝来したばかりの珍しい花だった菊を眺めながら「観菊の宴」を開き詩歌など読み、長寿を祈ったとか。

  杜甫の「登高」

  風急天高猿嘯哀   風急に天高くして猿嘯哀し
  渚清沙白鳥飛廻   渚清く沙白く鳥飛び廻る
  無辺落木蕭蕭下   無辺の落木蕭蕭として下り
  不尽長江滾滾来   不尽の長江滾滾として来る
  万里悲秋常作客   万里悲秋常に客と作り
  百年多病独登台   百年多病独り台に登る
  艱難苦恨繁霜鬢   艱難苦だ恨む繁霜の鬢
  潦倒新停濁酒杯   潦倒新たに停む濁酒の杯
 

風は吹きすさび、空は高く澄み、猿の鳴き声が悲しく聞こえる。
長江の水際は透きとおり、砂は白く、鳥が輪を描いて飛んでいる。
 
果てしない林の落ち葉は、寂しげに散ってゆき、尽きることのない長江の水は、湧きかえるように流れて来る。
 
万里も故郷を離れて、この悲しい秋を迎えた私は常に旅人の身で、ずっと病気がちの体で、今たったひとり、この高台に登っている。
 
苦労を重ねて真っ白になったわが髪が嘆かわしい。年老いて衰えたため、楽しみの濁り酒すら止めなくてはならい。

2008年9月 8日 (月)

世相を切る(1)

Hiroshima101福田康夫首相の突然の辞職表明と日本相撲協会の北の湖理事長の不名誉の辞任表明は、なんとも情けない。

その辞め方であるが、福田康夫首相は、広島原爆慰霊祭・北京オリンピック開催での出席・続いて長崎原爆慰霊祭・終戦記念日の出席と無事に大役をこなし、いよいよ、臨時国会を月末に控え、インド洋給油法案など、サプライムローン問題・原油高騰・穀物値上げなどや、景気低迷で、日本経済も、テコ入れしないといけない時期、経済対策を立てる?財政健全派・上げ潮派と自民党内でも意見が分かれていることで、調整などが、困難と判断したのか全く予測がつかなかったことである。

一方北の湖理事長は、種々問題があって、マスコミに引き回されてとうとう自らの部屋に及んで辞めざるを得なくなた。自らの北の湖部屋の弟子の白露山から大麻の容疑で、自分が理事長を努める相撲協会の推薦の検査機関でしかも世界的権威があるといわれていることを否定するような発言は、納得いかない。

二人の辞め方は、日本人武士道からすれば、潔しとは到底言えない辞め方で、惨めさが残ってしまた。

今日本は、この二人の辞職劇に象徴されるように責任の取り方が、いわゆる日本古来の武士道の精神に例がない、辞め方である。

そんなどさくさ劇で、目を離している隙に、北朝鮮の拉致の再調査の延期や、年金・医療・ガソリン税の一般財源化などがうやむやされてしまうのか、心配である。

我々高齢化世代の悩みは、年金の減収・医療費の高騰など治安悪化と、生活環境の悪化である。年寄りが安心安全に暮らしていける社会であって欲しい。

そして、教育の問題も、犯罪の低年齢化で家庭の躾などから、一概に犯罪を犯している本人ではなく、親や、地域の大人は見てみぬ振りして眉をひそめるが、その眉をひそめている親達や大人の責任であるという意識を持っていかないと、日本は立ち直らない。大人の責任は重大である。

先ず、我慢が出来ない。責任を取らない。人・社会・学校のせいにする人間が多すぎる。大人の道義・無知には悲しい。福田首相・北の湖理事長の退任も底辺は、子供躾と関連するようでならない思いである。

今日は、こんな事を考えて見た。

拉致調査の延期

Tombi061一つの口実だ。何の為の合意だったのか、「拉致問題は解決済み」という北朝鮮の思惑は、日本の外務省も分かっているが、日朝合意を空文化させないで前に進めるには、議長国中国をはじめ、6各国で、協議を再開させる努力が必要と思う。そして、北朝鮮に対してはその間も、核問題と拉致問題の早期解決を強く迫るメッセージを発信し続けていく必要がある。

今朝の毎日新聞の社説でも次のように書かれていた

北朝鮮が拉致問題を再調査するための調査委員会の設置を延期すると日本側に伝えてきた。福田康夫首相の辞任表明を受けてのことだ。再調査延期の口実を与えてしまった福田首相の責任は重大だが、だからといって再調査を遅らせる北朝鮮の態度を認めるわけにはいかない。

北朝鮮から連絡があったのは4日のことだ。福田首相の辞任表明後、日本側が調査委員会の早期設置を求めたのに対し回答した。高村正彦外相によると、その内容は「日本側の事情にかんがみて、新政権が合意履行についてどういう考えか見極めるまで調査委員会の立ち上げを差し控える」というものだ。

8月中旬の日朝実務者協議では、北朝鮮が権限を持った調査委員会を設置し、可能な限り今年の秋に結果をまとめることになっていた。一方、日本側は調査委設置と同時に、対北朝鮮制裁のうち人的往来と航空チャーター便の規制を解除することを約束していた。

調査結果を出す時期を「今秋」としたからには、北朝鮮は8月中にも調査委を設置し早期に調査開始に踏み切るべきだった。そうでなければ、秋までに日本側が納得できる結果を出すのはそもそも難しかったのではないか。

北朝鮮は延期の理由を「日本側の事情」としているが、そのまま受け入れるわけにはいかない。確かに、突然政権を放り投げ「権力の空白」状況をつくってしまった福田首相の無責任さは否定しようがない。

だが、実効ある再調査は日本が再三求めてきたことである。その都度、北朝鮮は拉致被害者に関する不自然な安否情報を出したり、「拉致問題は解決済み」と突っぱねてきた。

それがようやく8月の協議で合意に達したのだ。北朝鮮は合意事項を履行する立場だとも伝えてきているという。そうであるなら、日朝合意を空文化させてはならない。

北朝鮮は、米国がテロ支援国家の指定を解除しないことを理由に核施設の無能力化を中断し、原状回復を図る動きを見せている。北朝鮮の交渉戦術に振り回されないよう、日本は米国、韓国、中国などとの緊密な連携を崩してはならない。

それにしても、外交課題山積の折、福田首相の突然の辞任表明の影響は大きい。21日に神戸市で予定されていた日中韓首脳会談が延期されたのがその一例だ。東アジアの3カ国首脳が集まり、連携と協調を深めるためのチャンスをみすみすつぶしてしまったのは残念である。

ポスト福田の新政権が発足しても早期に衆院解散・総選挙があれば、重要な外交政策の決定を行いにくい状況が続くかもしれない。しかし、北朝鮮に対してはその間も、核問題と拉致問題の早期解決を強く迫るメッセージを発信し続けていく必要がある。

Googleのサービス

15401読売新聞(社説)で、なるほどと納得な記事を見た。

私も、パソコンでGoogleを利用させて貰っている。特に地図は素晴らしい精度である。

インターネットを、身近で、便利な道具にした貢献度は大きい。

よく「インターネット検索最大手」の枕詞がつく米グーグル社が、7日で設立10年を迎えた。米スタンフォード大の大学院生ラリー・ペイジ、サーゲイ・ブリン両氏が設立した。

当時、インターネット上の情報は急速に増えていた。多数の情報からどう役立つ情報を得るか。両氏は大学での研究をもとに、無料の検索サービスを始めた。これが当たった。

キーワードを入力すれば、多くの人が有用と考え、利用している情報が優先的に表示される人気順方式だったためだ。ネットに情報を流す政府、研究機関、企業が急速に増え、それが一般のネット利用を拡大するという好循環が生まれた。

グーグルも発展した。検索データから利用者の嗜好に合わせた広告を検索結果の表示画面に出すことで収益を確保し、さらなる技術開発につなげてきた。

今や、ネット社会の基盤技術と言ってもいいほどだ。グーグルのサービス利用は「ググる」とも呼ばれ、買い物や旅行、仕事の情報収集も、まず「ググる」。政府も、企業も、グーグルへの依存を深めている。

例えば、地図が未整備の途上国で災害が起きた時、日本政府の防災担当者は地図サービス「グーグル・アース」を調べる。人工衛星からの画像情報をもとに地形や土地利用の様子が分かるためだ。電子メール、ワープロなどの無料サービスもある。今も、多彩なサービスが拡大中だ。

今月は独自のネット閲覧ソフトの提供を始めた。この分野で最大手のマイクロソフトが警戒を強めている。グーグルは地図サービスでも、解像度50センチ以下という偵察衛星並みの画像を撮影できる人工衛星の独占利用を発表した。世界から優秀な技術者を集めて自由に研究開発させる、という経営方針もこれを支える。

検索サービスのために独自に保存しているデータも膨大で、100万台以上のコンピューターをフル稼働させていると言われる。ただ、全面依存は要注意だ。

検索サービスも、中国のように検閲が厳しい国では、政府の方針に合わせて、情報が選別されている。規制がない国でも、グーグルの方針に沿わない情報は選別される、という指摘がある。あくまで、私企業のサービスということを忘れてはならない。

夜昼が逆転で働く人

今日の名言

下戸(げこ)ならぬこそ、男(をのこ)はよけれ。

兼好法師『新訂 徒然草』

Shinagawa191向ひあふ真夜の西瓜のあかあかと 丹羽真一

この句にポエジーを感じるのは、読者がこの一行を「俳句」として書かれているのだと認識して読むからだろう。散文や自由詩の切れ端ならば、他の行で相当ていねいにフォローしてやる必要がありそうだ。

叙述としては、とりあえず「真夜(深夜)」に西瓜を食べることになった心持ちを述べているだけである。西瓜を食べるのに別に決まった時間はないのだけれど、深夜に西瓜はなんとなくそぐわない。

そのそぐわなさは俳句の季語のしばりから、あるいは世間常識から来ているもので、俳句の読み一般から常識を抜くことは不可能に近い。何かの行きがかりで、作者は深夜に西瓜を食べる羽目になり、それも「向ひあふ」というくらいの大きさのものなので、ちょっとたじろいでいる。

とても「かぶりつく」気にはなっていない。手を伸ばす前に西瓜を見て、それが「あかあかと」して見えるところに、たじろいでいる感じがよく出ている。「赤々と」ではなく「あかあかと」見えていて、この「あか」にはいささかの毒気すら感じられる。

私はこの句を読んだときに、「ああ、俳句的とはこういうことだな」と直覚した。そしてこの「あかあか」が、しばらく脳裏に焼きついて離れなかった。俳句様式でないと成立しない「詩」が、ここにある。俳句同人誌「琉」(2008年8月・14号)所載。(清水哲男)

最近、夜更かしをしたことがない。朝が早いからである。いわゆる「早寝早起」きを心がけているのであると実感する。ちょっと遅くなると、次の日が眠く、辛いからである。人間には人それぞれの、生活のリズムがある。私もそのリズムが健康に大切である。しかし、不規則な生活をせざるを得ない人もいる。

夜昼逆な生活をしている人は、健康面でどうだろう。確かに不自然である。日光にあたることで、食べ物の栄養素の吸収率なども違ってくると言われている。

忙しい人間社会でそうやって夜、救命救急病院・警察・消防など、眠らず働かなければいけない人がいる。本当にご苦労さんと言いたい。夜昼逆転で働く大変な事だ。

2008年9月 7日 (日)

学力テストのこと

Hiland051NHKスタジオパークからこんにちは「暮らしの中のニュース解説」9月5日webより

今年の4月に全国の全ての小学校6年生と中学3年生を対象に行われた2回目の学力テストの結果が、先週の金曜日(8/29)に発表になった。

問題が難しくなって去年と成績の比較ができないが、今回の成績の特徴は、3つある。

1つは「知識を活用する力に課題」

2つめは「都道府県ごとに格差」

3つめは「学校の指導の成果はハッキリせず」

まず、活用力に課題であるが、テストは、従来の基礎知識を問う問題と、そうした知識を活用する力を問う問題とに分けて出題された。正答率を比較すると、知識を活用する力を問う問題は、基礎知識を問う問題に比べ大幅に低くなっている。読み書き計算といった、繰り返し学習をすることで身につくような知識はそれなりにできるが、文章を読んでそこから読み取ったことを基に考えるとなると途端に正答率が下がってしまう。

活用力とは、どんな問題なのかというと、小学校の算数で最も正答率の低かった問題であるが、ある町の農業生産額と作物別の割合を示した2つのグラフがある。これらのグラフから、ひろしさんが、1970年と2000年を比較して「米の割合が、60%から40%に減っているから、米の生産額は減っている」と言ったことが正しいのかどうかそのわけを聞いている。 P080905_02_011_2



ひろしさんは、右のグラフだけを比較して言っているが、米の生産額は、左の農業生産額に米の割合をかけなければ出ない。そうやって計算すると生産額は12億円から20億円に増えていることがわかり、ひろしさんは正しくない。

ところが、単純に考えて「正しい」と誤った答えをしたこどもが65%。「正しくない」と答え、キチンと説明もできたこどもは18%に過ぎなかった。実社会ではこの問題のように割合を聞かれたりすること多いのに今の子供達はそうしたことが苦手だということが分かった。

2つめの都道府県ごとの格差の問題は、というと。

文部科学省は「ばらつきは小さい」と格差には否定的であるが、平均正答率と±5%以上離れている。中学校数学の問題ではトップが72%、最下位が50%と大きな開きがある。また、上位と下位の順位が去年からほとんど変わらず都道府県ごとの格差が固定化しているのではないかと指摘されている。これに対して、文部科学省は、去年のテストで下位だったところも改善に努力しているが、上位だったところがそれ以上に伸びたためではないかと苦しい言い訳をしいる。

3つめは学校の指導の成果はハッキリしないということ。

文部科学省の専門家会議が去年のテストについて行った詳しい分析でも成績は学校の指導よりも家庭要因の影響をより大きく反映していると結論づけている。家庭要因とは家庭学習の時間であるとか、塾や宿題、テレビ・ビデオの視聴時間といったこと。今年は、質問項目を工夫して調べた。たとえば中学校の国語で書いたり、読んだりする習慣を身につけさせる授業に取り組んだ学校とそうでない学校とで正答率にほとんど差は見られなかった。結局、指導法によってどういった成果があるのか、浮かび上がらせることは出来なかった。

今後の課題というと、

実は特徴に上げた3点は去年とほぼ同じ内容である。分ったのはこれだけとも言える。そこで、まず必要なのは、テスト自体の検証であるが。難易度に差があっただけでなく、小学校の国語では解答時間が足りなかったと答えた割合が40%を超えている。こどもの学力が不足しているせいなのか、時間内に解かせるには難し過ぎるのか検証が必要である。2つめは、毎年全国一斉にテストを行う意味があるのか。その問い直しで、このテストは、教育の成果の検証と現場の指導の改善に役立てるために実施するとされているが、結果の検証が追いついていない。むしろ、都道府県ごとの順位の固定化や地方によっては市町村ごとの結果の公表を求める声が強まるなど、相対的な比較だけがひとり歩きしている。授業内容を規定する学習指導要領は教科ごとに到達目標を示し、こどもたち一人一人がその目標にたどりつけるような指導を求めているのに、それとは裏腹の方向となっている。ここはいったん毎年の実施を止めて、サンプル調査方式に戻すなり、何年かに1度の調査に変更して、もっとデータの詳細な分析、たとえば地域の経済や家庭が置かれている状況などと学力を関係づけて分析したりすることにこそ時間をかけるべきではないかという事である。

力士大麻汚染―大相撲自体がカド番だ

L1朝日新聞社説より、(今朝、朝日・読売で取り上げている)北の湖理事長も辞任覚悟との報道もある。もうこれは許されない、理事長が辞めたからと言って、直る問題ではない。いわゆる日本全体のことである。どこの世界でも叩けば出る問題かも知れない

相撲協会というよりも、日本人全体の再教育(道徳)を文部科学省は、考えないといけない。

新弟子のリンチ死事件、横綱朝青龍の巡業すっぽかし問題……。不祥事続きの大相撲に、とんでもない汚点が加わった。今度は大麻汚染である。

8月、間垣部屋の若ノ鵬が大麻を持っていたとして逮捕されたのがきっかけだ。2週間後、抜き打ちの簡易検査で、大嶽部屋の露鵬と北の湖部屋の白露山にも大麻の陽性反応が出た。専門機関の再検査も陽性だった。

2人は大麻を持ったことも吸ったこともないと反論していた。周囲に吸う人がいる場所にもいなかったという。再検査の結果後も、露鵬は「やっていない」と否定した。しかし、再検査したのは世界的にも認められた専門施設だ。疑惑は深まったというしかない。

今回の抜き打ち検査は、幕内と十両が対象だった。若ノ鵬の事件が彼一人の問題であることを明らかにするのが狙いだったが、結果は逆になった。早急に幕下以下全員の検査が必要だ。

リンチ死事件を契機に、「師匠への指導と、力士の土俵内外の生活改善が必要だ」という指摘を受け、角界は対策に動き始めたばかりだった。それにもかかわらず、強い危機意識が感じられない。

なかでも日本相撲協会の最高責任者である北の湖理事長の言動は、とても理解できるものではない。

過去の問題では「弟子の教育は師匠の責任」と繰り返してきた。今回、自ら師匠としての責任があるにもかかわらず、「本人がやっていないといっている」の一点ばりだ。客観的、科学的な検査の結果を真剣に受け止め、協会自ら真相の解明に当たろうという積極的な姿勢がみえない。

北の湖理事長ら幹部を除く親方たちが急きょ集まり、早急な対策を求めたのも当然だ。もはや現体制の下で改革は望めない。人心を一新すべきだ。

理事長はもっぱら横綱や大関経験者から選ばれてきたが、スポーツの才能と組織運営能力とは同じではない。責任感と柔軟な思考を持つ人材を広く探すべきだ。相撲協会の外にこそ求めた方がいい。

トラブル続きの背景には、旧態依然とした部屋制度と師弟関係もある。

大麻問題の3人はロシア・北オセチア出身の幼なじみだ。外国出身力士は体格や運動神経に恵まれている半面、多くは日本社会の基本的なルールや習慣さえ身につける間もなく出世してしまう。

日本人の力士も、育つ環境やその気質は昔と大きく変わった。

形式化した相撲教習所での半年間の新弟子研修期間を大幅に延ばし、プログラムを一新させるといった大胆な改革が待ったなしだ。

このままでは、秋場所はしらけたものになりかねない。角界は両足が徳俵まで追い込まれている。

みんなの川の清掃デーと西瓜割り

今日の名言

心をはげまして高尚にふるまい、世間から離れて俗習に背をむけ、高踏な議論をして世を怨んだり誹(そし)ったりするのは、昂(たか)ぶったことをしているだけである。

『荘子』(二)

Yudono11悲しみに大き過ぎたる西瓜かな 犬山達四郎

西瓜が秋の季語だということは、先日知ったばかりです。季語と季節感のずれについては、この2年でだいぶ慣れてきましたが、それでも今回はさすがに違和感をもちました。本日の句、はじめから「悲しみ」が差し出されてきます。

こんなふうに直接に感情を投げ出す句は、読み手としては読みの幅が狭められて、多少の戸惑を感じます。それでもこの句にひかれたのは、「悲しみ」と「西瓜」の組み合わせのためです。たしかに、「悲しみ」をなにかに喩えるのは、他の感情よりも容易なことかもしれません。それでもこの句の西瓜は、充分な説得力を持っています。

大き過ぎる西瓜を渡されて、両手で抱えている自分を想像します。抱え切れない悲しみに、途方にくれている自分を想像します。さらにその大きさに、目の前の視界をふさがれた姿を想像します。悲しみにものが見えなくなっている自分を、想像します。

どんなささいな悲しみも、当事者にとってはそれ相応の大きさを持つものなのでしょう。そして形は、この句がいうように、とらえどころのない球形なのかもしれません。「朝日俳壇」(「朝日新聞」2008年9月1日付)所載。(松下育男)

西瓜、先だって三浦三崎の城ヶ島に、行って来た。途中国道沿いに、野菜を売っている小屋が何軒かあり、その軒先には、当地で取れた西瓜が並んでいた。大きい、何としても大きい西瓜である。とても老夫婦2人では、どうする事も出来ない。

皆で集まって西瓜割り大会などをすれば、使えるのだが、そういえば、当町会の会館で今日子供達で、西瓜割り大会をすると、雷太鼓を練習している子供達30人ぐらいで行うそうだ。

秋とは言え、今日も30度を越える暑さである。八王子市主催の「みんなの川の清掃デー」であった。当町会は、参加者105名、6時~8時までであった。

2008年9月 6日 (土)

パンダは何時来るの?

3612J-castニュースより、パンダがいなくなった上野動物園で、入園者が激減している。子供に人気があるパンダ不在の影響は否定できない。それに最近の不況が追い打ちをかけるが、四川大地震のせいもあり、パンダがいつ来るかは未だ不明のままだ。

300万人の大台を割る可能性

パンダの姿がなくなった上野動物園の公式サイト 「パンダが見たいです」「次はいつ来るんでしょうか」。都立上野動物園には、最近こうした問い合わせが増えているという。

中国の胡錦濤国家主席が2008年5月6日、日本への貸し出しを表明したときは、批判の声が相次いだ。年1億円ともされるペアのレンタル料が高過ぎるといったものだ。しかし、同園の教育普及係では、「最近は(批判も)あまりない」といい、風向きに変化も見られるようだ。

東京動物園協会によると、上野動物園の08年度の入園者数は、8月までに約127万5000人。なんと前年同期より2割強も減ったというのだ。このまま推移すると、1949年度に入園者300万人を突破してから初めて、大台を割る可能性が指摘されている。

上野で最後のパンダのリンリンが死んだのが4月30日。とすると、パンダがいなくなった影響が出たということなのか。

同園の教育普及係では、「はっきりしたデータはありませんが、影響がないとは言い切れません」とその可能性を示唆する。「パンダはいつ来るのか」という声は、いないから行かないとも受け止められる。

一方で、全国的にも、08年度は動物園の入園者数が減っている。千葉市動物園でも2割減少したほか、ユニークな展示で上野に次ぐ人気の北海道・旭山動物園でも1割減っている。不況やガソリン高、夏休み期間中などの天気の悪さなどが理由で、パンダ影響ばかりではないようだ。

消極的だった石原知事はどうする

ただ、旭山動物園の08年度入園者数は、8月までに約152万人。上野動物園を上回る勢いとなっており、このままでは、上野が年間入園者数で日本一の座を譲り渡しかねない。そんな中で、パンダが動物園に客足を呼び戻す可能性はありそうだ。

ところが、パンダ貸し出しには、不透明な要素が多い。

まず、中国で5月に起きた四川大地震の影響だ。外務省中国・モンゴル課では、「パンダの生息地が打撃を受けており、そのせいで貸し出しが遅れています」と明かす。まだ、具体的に交渉も始められない状況だという。都の動物園担当者も、「再び地震が起きて、四川省のパンダ保護研究センターが壊滅的なダメージを受け、パンダを近隣の施設に移して飼育環境を整えるのに努力しているそうです。そんな中で、積極的に話し合いをしてもどうなのかなと思っています」と話す。

また、パンダ借り入れに努めた「親中派」の福田康夫首相が辞める影響もありうる。小泉純一郎首相のときのように新首相下で関係が悪化すれば、中国がパンダの貸し出しを渋るかもしれない。

さらに、都の石原慎太郎知事が、パンダ借り入れに消極的になっている。都の担当者は、「現在も明確な判断をいただいていません」と話しており、貸与時期などの見通しがまったく立たない状態だ。

リンリンがいたパンダ舎の部屋には、6月10日からレッサーパンダ2匹が暮らしている。入り口には、パンダの飼育史を書いた張り紙が掲げてあるというが、このままジャイアントパンダが姿を消してしまうのだろうか。

しかし、入場者が減ったといって、パンだの不在だからだけのことではないだろう。北海道の旭山動物園のように、アイデアで、工夫を凝らせば、お客は増えると思う。今の時代感覚と奇抜なアイデアで変化に対応していけば、パンダに頼らなくてもお客は、維持できるのではないだろうか。 管理者の問題である。

総裁選はどうなる

05detohama11朝日新聞社説より、自民党の総裁選は、候補者ラッシュになってきた。

われもわれもと手が挙がる。派閥の代表もいれば、派閥を超えたグループの支援を受ける議員もいる。初の女性や参院議員も参入しそうだ。ベテランから若手まで、さながら何でもござれの華やかさである。示日の10日までに消える人もいるかもしれないし、最終的に何人の争いになるかは分からない。

こんなにぎやかな総裁選がかつてあったか。調べてみると、1956年、保守合同で自民党が結党された翌年の総裁選は、立候補制ではなく議員の互選によるものだったが、鳩山一郎氏や岸信介氏ら11人が票を集めた。 一定の推薦要件を伴う立候補制が導入されてからは、4人というのが最も多い。今回はそれを上回りそうだ。

むろん、多彩な顔ぶれで争うのは悪いことではない。それだけいまの自民党内の危機感が大きいことの表れでもあろう。選挙を盛り上げることで、自民党の首相の相次ぐ政権投げ出しで傷ついたイメージをぬぐいたい。そんなしたたかな作戦にも見える。

もうひとつ、今回の総裁選がこれまでと様変わりした点がある。

勝者が座ることになる新首相のいすは、遠からずある「次の総選挙まで」の期間限定であることだ。勝者が受け取るのは、いわば首相としての仮免許であり、総選挙に勝って初めて本免許を手にすることができる。

総選挙での小沢民主党との勝負に向けて、どれだけ緊張感のある論戦を繰り広げられるか、説得力のある政策を打ち出せるか。それが今回の総裁選の最大の見どころだろう。

その点で注目されるのは、与謝野馨経済財政相の参戦だ。

麻生太郎幹事長は景気回復をなにより優先し、財政再建より財政出動を主張する「積極財政派」。これに対し、与謝野氏は財政規律を重視し、国民に消費増税を求める勇気を持つべきだという「財政再建派」だ。

両氏の論争の行方は、ばらまき色の強い政策に傾く公明党との関係や、当面の消費増税を否定する民主党の主張にも影響を及ぼさずにはおかない。

さらに「上げ潮派」と呼ばれるグループもある。財政規律は大事だが、増税は避け、減税など経済の成長戦略を優先すべきだという立場だ。「上げ潮派」の重鎮といえば、なんといっても中川秀直元幹事長だ。総裁選の意義をより深め、本格的な政策論争を盛り上げるためにも、ここは中川氏が自ら名乗りをあげてはどうか。

自民党の論戦は、民主党の政策を吟味するうえでも有権者には役立つ。自民党が本気になればなるほど、民主党も綿密な政策づくりに動かざるを得ない。そんな総裁選にしたいものだ。

昨日の民主党鳩山幹事長も、自民党の総裁選の立候補者の顔がマスコミに取りあがる場面が多い、民主党もマスコミに売り込みが出来る対策を考える打ち合わせをしたという。自民党のお祭り騒ぎである。有権者をお祭りに巻き込んで、総選挙をやられたらどうなるのかという心配なのだろう。

しかし、国会の空白で、無駄な時間を使ってしまって、お祭り騒ぎをしている場合ではないだろう。国民の目線で考えると福田首相の思いを忘れず、継いで欲しいものだ。

鬼にやんま

今日の名言

良人というものは、ただ妻の情愛を吸い込むためにのみ生存する海綿に過ぎないのだろうか。

夏目漱石『明暗』

035571鬼やんま湿原の水たたきけり 酒井 京

蜻蛉捕りは夏休みの思い出だけれど、たまたま訪れた八月の校庭に赤とんぼが群れているのを見て、ああもう秋なんだ、ともの寂しくなった記憶がある。鬼やんまは、一直線に猛スピードで飛んでいて、捕虫網で捕ることなど到底無理だったが、窓から突然すごい勢いで家の中に飛び込んで来ることがあった。

部屋の中でもその勢いは止まらず、壁にぶつからんばかりに飛び続けてはUターンする。祐森彌香の〈現世の音消してゐる鬼やんま〉という句を、先日人伝に聞き、飛ぶことにひたむきな鬼やんまの、何度か噛まれた鋭い歯と、驚くほどきれいな青い眼と縞々の胴体をまざまざと思い出した。

掲出句の鬼やんまは、湿原にいる雌。水をたたくとは、産卵しているのだろう。残念ながら鬼やんまの産卵に遭遇したことはないのだが、水面と垂直にした胴体を、底に何度も音がするほど突き刺して一心に産卵するという。湿原の水たたきけり、は、そのひたむきさを目の当たりにしながら、さらに観て得た、静かな中に生命力を感じさせる表現である。『俳句歳時記 第四版 秋』(2007・角川学芸出版)所載。(今井肖子)

鬼やんまと言えば、むかし近所の伯父さんが、ミツバチを飼っていた。ミツバチの巣箱が3っつあって蜂巣箱に出たり入ったりしていたのが、不思議なならなかった。

ある日近くまで見に行ったら、伯父さんが竹ざおに箒をつけて振り回しているのを見た。「何をしているの?」と聞いたら、「鬼やんまがミツバチを食ってしまうから、鬼やんまを追いやっているのさ」と言っていた。

昨日ちょっと、前の山に行って見たら赤とんぼが、すすきの、間を忙しそうに、飛んでいたのを見た。「ああもう秋なんだ!」と一人呟いてしまった。

このところ、毎日のように雨が降る。でも、昨日は降らなかった。遠くの丹沢の山並みを見たら、空に“いわし雲”が見られた。

2008年9月 5日 (金)

川辺川ダム 住民を脅して造るのか

05tasiroike11東京新聞社説より、住民の生命と財産を守り安全な国土を築くのが、国土交通省の役目のはずだ。十分な情報提供に基づく住民の合意を待たずに、脅迫まがいの手法で特定の事業を押し付けるのが許されるのか。

完成すれば九州最大規模の川辺川ダム(熊本県)をめぐる論議が再燃した。理由の一つは、国交省の岡本博・九州地方整備局長が蒲島郁夫・同県知事に「ダムを建設しないことを選択すれば、流域住民に水害を受忍していただかざるを得ない」と言ったことだ。

「何が何でもダムを造る」との本音が出たのか。川辺川を含む球磨(くま)川水系の河川整備計画は策定手続きに入ってもいないのに、ダムを前提にした上「反対なら水害に甘んじよ」と住民を脅迫、建設賛成を強要したともいえる。

三重、滋賀、京都、大阪四府県にかかる淀川水系四ダムも、同省近畿地方整備局は自らの諮問機関・淀川水系流域委員会の意見を無視、ダム建設・再開発を盛った整備計画案を公表、関係知事との協議を進めている。最近の国交省は高圧的な姿勢が際立つ。

川辺川ダムは一九六六年、旧建設省(現国交省)が計画を発表した。しかし、農家の同意署名でっち上げなど手続きの不正で二〇〇三年五月、ダムによる利水事業が違法との判決が確定、利水と発電が抜け、治水だけが残ったいわく付きの計画である。

地元県の蒲島知事は近く開会の九月県議会で意見を表明するが、計画を残すにしても、単なるつじつま合わせは許されない。

河川整備の目的は何か。建設業界を潤したり、整備局の組織や職員を温存するためではない。住民の生命と財産を守るためだ。

国交省には河川整備の分野に優れた知識、技術を持った人材が多い。それならそのノウハウを生かし、住民を守る複数の選択肢をまず立案すべきである。

川辺川ダムの事業費は三千数百億円と巨額である。スタートし、有害無益と分かっても後戻りできないのでは大変だ。ダムとそれ以外の治水対策の長所、短所や費用対効果の情報を全面的に公表し、多くの住民の合意を得た方策を採用するのが妥当だろう。

絶対にダムを造るなとは言わないが、十分な情報提供による住民の理解を求めず、初めからダム建設の押しつけは許されない。成田空港、長良川河口堰(ぜき)など公共事業をめぐる近年の論議を無視、強権的手法に逆戻りしてはならない。

国交省の岡本博・九州地方整備局長の腹の内は、なんであろう。住民の生命と財産を守り安全な国土を築くのが、国土交通省の役目のはずだ。歴史に残る事業をする。当面の事業をすることで、地域の活性化を狙っているのだったら、長い歴史観や、環境などにも考慮する必要がある。

生まれるかブラックホール 欧原子核研で注目の衝突実験

Shibutoge61 FujiSankei Business Iの記事より、ホーキング博士の理論が証明できるか、人口ブラックホール。強い重力で光りさえ抜け出せない領域。宇宙の物理学は、我々には想像すら出来ない。

すべてをのみ込むブラックホールは、地球上に出現するのか?日本のチームも参加して、スイス・フランス国境の地下100メートルに14年をかけて建設した欧州合同原子核研究所(CERN)の素粒子実験施設が10日に運転を開始する。人類が経験したことのない高いエネルギーの粒子の衝突実験は、ブラックホールや、宇宙を満たす謎の暗黒物質が作られる可能性もあり、世界中の物理学者が注目している。

 ≪地球が消滅?≫

この施設は「大型ハドロン衝突型加速器(LHC)」。JR山手線よりやや小さい円周約27キロのトンネルに真空パイプを通し、水素の原子核である陽子をほぼ光速にまで加速、トンネルの4カ所で正面衝突させる。

衝突による反応を観測する検出器の一つは6階建てビルに相当する大きさで、日本も建設にかかわった。質量の起源とされながら未発見の「ヒッグス粒子」や、暗黒物質とみられる「超対称性粒子」を探すのが目的だ。

人工ブラックホールも期待される成果の一つ。米国では地球が危険にさらされるとして、運転差し止めを求める訴訟まで起こされた。インターネットの動画投稿サイトには、CERNの地下に地球がのみ込まれるコンピューターグラフィックス映像がいくつも載せられている。

現地で実験の準備を進める浅井祥仁東大准教授は「建設当初はブラックホールなんて考えられていなかった。本来の実験の目的は別なのに、そればかり注目されてしまって」と苦笑する。

 ≪変わる自然観≫

ブラックホールは、強い重力で光さえも抜け出せなくなる領域。宇宙では、太陽の数十倍の重さを持つ星が大爆発するなどして生まれると考えられているが、LHCで想定されるのは大きさが原子核の10分の1程度の極小のものだ。

ミニサイズとはいえ、地球はのみ込まれないのか。浅井さんは「英国のホーキング博士の理論に従い、瞬時に多数の粒子を放出して蒸発すると考えられる。大丈夫」と説明。CERNも安全宣言を出すなど危険説の否定に躍起になっている。

もし極小ブラックホールができれば、わたしたちが暮らすこの世界の「自然観が根本から変わる」(浅井さん)という。

この世界は通常、3次元の空間としてとらえられるが、見えない次元がいくつもあり、10次元程度だとする理論も有力。宇宙空間とは異なり、LHCでブラックホールが生まれるには、見えない次元の効果で重力が強くなることが必要だ。

「ブラックホールができれば、この世界は4つ以上の次元から成っている証明になる」と浅井さん。実験が順調に進めば、年内にも最初のブラックホールが見つかる可能性があるという。

自己愛性人格障害

Katidoki181J=CASTニュースで、興味のある記事があったので記して見た、しかし、人間には色々な精神障害を持った人がいる。一見分からないが、自己愛性人格障害とは聞きなれないが?

茨城県土浦で8人を連続殺傷した犯人が、人格障害の一種「自己愛性人格障害」と診断された、と各紙が報じている。この障害は「自分は重要な人間だ」「周りは自分を理解できない」と思い込むのが特徴だ。ただ、一方で本当に「自己愛性人格障害」なのかという指摘もある。

「世が世であるならば自分はもっと、高い地位のある人間でいたはず」

「魔法の世界は現実と違い、自分は特別な存在になれる。すべてが自分の思い通りにできる。だから死にたい」

2008年8月31日「朝日新聞」は金川真大被告がこのように供述していると報じた。茨城県土浦市のJR荒川沖駅で08年3月に8人を殺傷した犯人は、高校を卒業してから進学も就職もせず、コンビニでアルバイトをしていて、家に帰れば部屋にこもってゲーム三昧。一緒に暮らしている家族とはほとんど口をきかなかった。そして次第に、「世が世ならば、自分はもっと高い地位にいたはずだ」と思い込むようになった。逮捕後、捜査関係者にも真顔でそう話し、不満を口にする場面もあったという。そんな「本来」の自分になれる理想世界を死後に求めた。犯行に及んだのは死刑になるためで、「自殺は痛いからいやだ」「派手な事件を起こして死刑になりたかった」として身勝手極まりない理屈を述べているという。

「自己愛性人格障害」というのは聞きなれない病名だが、この人格障害には、幼少期に過保護に育てられ、「私は特別な人間なんだ」と思い込むタイプがあるという。厚顔無恥、誇大、顕示欲の強さなどが特徴とされる。また、幼い頃から親の愛情を受けなかったために、「自分は本当はもっとすごいんだ」と空想して、傷付いた自尊心を取り戻そうとするタイプもあるという。

主な特徴としてアメリカ精神医学協会のマニュアルには以下の9つが掲載されている。

(1)自分の重要性は大変大きなものと考えている。
(2)限りない成功、権力や才能といった空想にとらわれている。
(3) 自分が特別な人間であるため、地位の高い人にしか自分は理解されないと思っている。
(4)過剰な賞賛を求める。
(5)自分だけに特権があると思っている。
(6)自分自身の目的を達成する為なら、他人を利用する。
(7)他人に対する共感が欠けている。
(8)他人に嫉妬する。
(9)尊大で傲慢な態度や行動をとる。

このうち、5つ以上当てはまる場合は障害の可能性が高いと言われている。「自分は特別な存在」と話す金川被告は、(1)や(5)にあてはまる可能性がある。また、現実の世界では特別な存在になれないが、「魔法の世界」ではなれると思い込んでいる、という点では(3)に該当すると思われる。このように、金川被告の言動は「自己愛性人格障害」を疑わせる。

「障害の裏には自己嫌悪があり、それを隠すために思い込みが出る」

自己愛性人格障害の患者を診たことがあるという醍醐病院(京都市)の有馬成紀院長は、

「この障害の裏には自己嫌悪があり、それを隠すために自分は本来は優れた人間なんだと思い込みます。しかるべき環境だったら、社長になれる、ノーベル賞を取れると言う人もいます。ただ、何も根拠はなく、実現のための努力をしようともしません。うまくいかないと、すべて周りのせいだと思っています。会社内でもそのような態度なので、転職先で次々と首になったという人もいました」と明かす。

しかし,「アメリカに比べて日本では症例が少ないのが現状で、なかには誤診されていることもあると思います。言葉で定めた診断基準で見極めるのは難しい」とも指摘する。

確かに、患者の中には診断中に気に障ることがあるとキレて、暴力を振るうこともあるが、「この手の患者さんは暴力を振るうといっても、大怪我させようとか、ましてや殺そうと思うことはありません。土浦の事件の場合は計画的に事を運んだようですが、自己愛性人格障害では考えにくいです。該当するかどうか・・・」 と疑問も口にする。

治療はカウンセリングをベースに行う。治療開始は早いほどいいが、患者は自分が病気だと思っていないため、自ら治療を受けにくることはほとんどない。もし、周囲の人が疑わしいと思ったら心療内科に相談して、早期に治療を受けさせる必要がある。

いよいよ白露の季節が

今日の名言

たいていの人間は大部分の時間を、生きんがために働いて費す。そして、わずかばかり残された自由はというと、それがかえって恐ろしくて、それから逃れるためにありとあらゆる手段を尽くす。

ゲーテ『若きウェルテルの悩み』

05gihu_hana_festa21月光の走れる杖をはこびけり 松本たかし

雨、降る。風、吹く。鷹、舞う。みんな成句。杖とくれば、つく。が常套。杖、はこぶ。これだけで成句を抜けている。すでにオリジナリティの端緒はここに存する。この句の表現は全体の動きの速度に統一感がある。

「月光の走れる」のゆったりした語感が、「はこびけり」の動作のゆったり感につながる。描写がスローモーションで動いているのである。「もの」を写す方法の中のバリエーションとして、遠近法やらモンタージュやらトリヴィアルやらの工夫が生まれた。

時間の流れをとどめて映像のコマをゆっくり廻してみせるこんな表現は個性というよりも「写生」の中での新しい方法に至っているといえるだろう。『虚子編新歳時記増訂版』(1951)所載。(今井 聖)

北京オリンピックが終わって、ひと息入れたいところだが、政界はとんでもない、福田首相の辞任という事になって、石原伸晃元政調会長、小池百合子元防衛相、麻生太郎幹事長、与謝野馨経済財政担当相 、総裁候補が4人も出るようである。

世の中、世界的に見ても、ニューユークの株式が今年4番目の値下げの344ドルであった。それに応えて東京市場では、日経平均が大幅続落。下げ幅は300円を超えであった。(午前9時20分現在)

日本の経済も、目の離せないところ、政治空白は絶対作ってはいけないのだが、臨時国会を前に福田首相の辞任は、ただ事ではない。

その他、インド洋給油などの重要法案が山積みである。政府与党の総選挙を見据えて対応と民主党はじめ、野党の対応も注目して生きたい。

9月、処暑は、6日で終わり、いよいよ秋である。そして白露 である。七十二候では草露白し。夏の暑さが去り、朝の草の葉に露が結ばれる日も間近。

この時期に人間の決め事で、国を司る法律を作りが、人々の幸せが多くの人に与えることであって欲しいと思う。

2008年9月 4日 (木)

クマゼミの生息地が北へ広がった

Hiland051ウェザーニューズがこのほどまとめた「全国一斉クマゼミ調査」の結果によると、クマゼミの生息地が北へ広がっていることが明らかになった。

クマゼミは平地から低山地にいる6~7センチの大型のセミ。関東南部より西の地域に生息すると言われているが、ここ数年はほかの地域で目撃したというリポートが多数ユーザーから寄せられていた。

鳴く時間も変わってきた

今年8月に、クマゼミの生息地や個数、鳴く時間などについて、ユーザーとともに調査。全国から寄せられた1793件のリポートを元に生態の変化などをまとめた。

それによると、生息エリアの北限が関東南部から、関東北部~北陸地方に変化しているという。関東圏で気温が上昇し、クマゼミの生活できる環境が北上していることが要因だと同社は見る。東京と大阪の8月の平均気温を年代別に比べると、2004~07年の東京の気温は、70年代の大阪に匹敵する熱さになっている。

クマゼミの個数が増え、アブラゼミの個数を上回りつつあることも分かった。クマゼミがアブラゼミより多いという傾向は、東海から九州で顕著だった。

クマゼミが鳴く時間も変わってきている。通常早朝から昼ごろにかけて鳴くが、夜に鳴いているとのリポートが多数寄せられたという。近年は夜間でも気温が高く、照明によって明るい状態が続くことなどが要因と指摘している。

ミンミン蝉7月25日に鳴きだすと、陽気(季節の移り変わり)が標準だ。親父がと言っていたが最近では、8月にならないと聞けない。そして、ヒグラシでも遅くなった。またニイニイ蝉が最近全くいなくなった。

我が家の庭にも空蝉が紫陽花の葉裏に付いていたのを4・5個確認できて、無事に羽化出来たことだと思った。

シャーンシャ-ンと鳴く、クマゼミは、夏でも早い時期6月後半には鳴き声が聞けたのであるが今年は聞かない。開発が進んで、蝉の棲む環境が変わってしまったのだろう。

環境が変わったといえば、田んぼ・畑がなくなり、その上山までがなくなって、むかし、いた昆虫がいなくなった。むかしの童謡も、今は実感できない。

懐かしい歌は、もう忘れ去っていくのかと思うと何か寂しい。

こんなところにも影響が出るのか

06oga_toga11こんなところにも影響が出るのか、北朝鮮の常套手段?

毎日新聞WEBより、8月の日朝実務者協議で合意した拉致問題の再調査開始が大幅に延び、「可能な限り秋まで」としていた終了は不可能となる見通しとなった。外務省幹部が明らかにした。

福田康夫首相の辞任表明が原因だが、新首相就任後も直後の衆院解散・総選挙が予想されるなかでは北朝鮮側が再調査開始に踏み切るかどうかは不透明。福田政権下の合意が白紙になる可能性も強まっている。

外務省幹部は「北朝鮮は様子を見る。日本の都合と言われればそうだ。秋までという結果が遅れるのはやむをえない」と語った。8月の合意では再調査について「迅速に行われ、可能な限り秋には終了する」とし、開始と同時に日本が制裁を一部解除することで合意していた。

ただ新首相の決定前には日本側が制裁解除する政治的な判断は困難。日本が制裁解除しない可能性があるのに、北朝鮮は再調査を開始しないとの見方が強まっていた。

外務省幹部は「事務方では判断できない」として、当面は日本側から再調査を開始するよう求める考えもないことも明らかにした。

外務省は「北朝鮮から連絡はない」として認めていないが、北朝鮮から何らかの連絡があった可能性もある。


一方で、新首相選出後も早期に衆院解散・総選挙が行われる見通しで、さらに北朝鮮が政権の行方を見定めようとする態度に出る可能性が強い。8月の合意は事実上空文化し、衆院選後の新政権が白紙からの仕切り直しを迫られる可能性もある。

これでは、拉致被害者家族はたまったものではない。ようやっと希望の明かりが見え始めた矢先であったが、また振り出しに戻ってしまった。

勝手に「拉致」という卑劣な犯罪行為をしておきながら、外交の手段に使うとは、駄々っ子のような国である。拉致被害者の気持を考えると、たまったものでない。

馬と農耕のこと

今日の名言

きのうの出来事に関する新聞記事がほとんどうそばかりである場合もある。
しかし数千年前からの言い伝えの中に貴重な真実が含まれている場合もあるであろう。

『寺田寅彦随筆集』(四)

05ainokura11_2一の馬二の馬三の秋の風 佐々木六戈

最近復刻された岩波写真文庫『馬』の冒頭に「馬といえば競馬と思うほどに、都会人の常識は偏ってしまった。しかし、文化程度の低い日本では馬こそは未だに重要な生活の足である」と記述がある。収められた写真を見ればこの本が編集された1951年当時、農耕馬や荷車を引く輓馬(ばんば)が生活の中にいたことがわかる。

といってもこれより数年遅く生まれた私には身近に働く馬の記憶はなく、馬と言えばこの記述にあるとおり競走馬なのだ。次々とやってくる馬はたとえば調教師にひかれてパドックを回る馬、レース前にスタート地点へ放たれる返し馬、ゴールに駆け込む馬の姿が思われる。

鋼のように引き締まった馬が、一の馬、二の馬とやって来て、次はと待つところへ秋風が吹きわたってゆく。三の馬が吹き抜ける風に化身したようだし、この空白がやって来ない馬の姿をかえって強く印象づける。

夏の暑さに弱い馬も涼しくなるにつれ生来の力強さが蘇る。秋の重賞レースも間近、颯爽とかける馬の姿が見たくなった。『佐々木六戈集』(2003)所収。(三宅やよい

「馬せいさん」といって1頭の馬を飼っていた。農耕馬である。「馬せいさん」は、その馬を荷車を引いたり、田んぼを耕したりしていた。しかし、自分は農家ではなかった。今で言えば「運送業」であり、「農耕業」だあった。6月の田植えの時期のなると農家の人達が、馬せいさんに順番で頼むのであるが田植えの時期が約20日間ぐらいだから、順番を決めるのが難しい。と親父は言っていた。一反幾らで請け負っていたのである。

そのうち、農家の家で、役牛(和牛)を飼うようになり、牛で荷車を使ったり、田んぼをうなたり、しろかきをするようになった。そうそう、子供の私に牛の鼻とりをさせられたことを思い出す。

鼻取とは牛の鼻に竹棹をつけて、牛を思うように歩かせるのである。一日朝から田んぼで歩いていると、牛も疲れるのだろう、いうこと聞かなくなり、歩くのをやめてしまい、困ったことがある。 

そんな思い出がある。

2008年9月 3日 (水)

大麻また出た!露鵬、白露山から陽性反応

07akitakoma_sumire11どうも日本相撲協会も、こう言った不祥事が重ねて出るようでは、風紀の乱れでは済まされない。親方制度の古いしきたりでは、人間の原点になる躾は幼少時まで遡って教育する事は出来ない。薬物に対する認知度も、生活価値観なども日本人と違う。しかし、そうだからと言って許す事はできない。

その点が、外国で過ごされて、出稼ぎ親方・弟子の商売目的にばかり、気を使ってしまって、肝心な、心・技・体の兼ね揃った力士像を忘れてしまったのかなあ・・・

サンケイスポーツより、土俵の崩壊だ! 2日、日本相撲協会が東京・両国国技館で開かれた力士会で実施した抜き打ちの尿検査で、ロシア出身の幕内露鵬(28)、十両白露山(26)の兄弟からマリフアナ(大麻)の陽性反応が出た。白露山は北の湖理事長(55)=元横綱=が師匠の北の湖部屋に所属。相次ぐ不祥事の中でも職にとどまってきた同理事長の進退問題に発展する可能性がある。秋場所(14日初日、両国国技館)に向けて、不祥事の連鎖が止まらない。

「国技」を謳う土俵が泣いている。

この日、両国国技館で十両以上の関取69人に対して実施された抜き打ちの簡易的な尿検査で、西前頭3枚目露鵬と東十両6枚目白露山がマリフアナ(大麻)に陽性反応を示した。同じロシア出身の元幕内若ノ鵬が8月に大麻取締法違反で逮捕、解雇されており薬物疑惑がさらに拡大した。

今回の検査は現役力士が史上初めて逮捕された事件を受けて、大麻と2種類の覚せい剤に対するテストだった。協会で力士死亡の再発防止検討委員会委員を務める大西祥平・日本アンチ・ドーピング機構専門委員(55)によると、同じ尿で露鵬は3回、白露山は2回検査したが、すべて同様に陽性だった。2人とも吸引を強く否定して潔白を訴え、精密な検査を希望。2人の尿サンプルは、ドーピング(禁止薬物使用)検査機関に送致され、3日から48時間以内に正式な判定が下る。

2人は元若ノ鵬と親交が深かった。幼少時から親しくしていた仲間で、若ノ鵬が大麻所持容疑で逮捕された時から、関係を指摘されていた。兄弟はともに平成14年夏場所初土俵で、露鵬は16年、白露山は17年に新入幕と順調に番付を上げてきた。だが、露鵬は18年名古屋場所で取材カメラマンに暴行し、3日間の出場停止処分を受けるトラブルもあった。

今回の一件は、若ノ鵬の件とスケールが違う。露鵬は元関脇貴闘力の大嶽部屋に所属。露鵬の入門時の師匠は元横綱大鵬の納谷幸喜氏で、2年前に師匠を亡くした白露山の現在の師匠は北の湖理事長。大相撲を代表する2人の大横綱の弟子が起こした不祥事だ。

とくに、北の湖理事長は週刊現代が報じた「八百長疑惑報道」、昨夏の「朝青龍騒動」、時津風部屋の「力士暴行死事件」では、トップとしての結果責任より「師弟の問題」「部屋の問題」と繰り返してきた。そう強調し続けてきた言葉が、いま自らに跳ね返る。

北の湖理事長は「(弟子の)白露山は2週間前に(警察から)事情聴取された時に何も言われなかったが、(きょうの)検査でちょっと出たようだ。疑いがあるというなら、よく調べてもらえばいい」と今後を見守る。元若ノ鵬の逮捕では、師匠の間垣親方(元横綱2代目若乃花)が理事を辞任。最終的な検査結果によっては、一気に理事長辞任へ発展しかねない。再発防止検討委員会のある親方は「理事長はあまりに認識不足だ」と批判。ある若手の師匠は「朝青龍に出場停止処分を下したのだから、協会は自ら秋場所を中止にしてもいい。もう終わりだ」と声を震わせた。

協会から報告を受けた警視庁は両力士を任意で事情聴取し、2日深夜に終了。2人が大麻を所持していた疑いもあるとみて、大麻取締法違反容疑で北の湖部屋、大嶽部屋の家宅捜索も行ったが、部屋に戻った白露山は会見を開き、「絶対していない。(検査は)間違いもあると思う」と大麻の使用を否定した。“薬物汚染”にさらされた秋場所の土俵が大きく揺れる。

コピペのこと

Sekiseiinko_m1 ネット上に広がる膨大な情報をどう取り組んで、どう利用したらいいのか、私もボケ防止にとブログを毎日書いているのだが、いかに情報を取り入れたらいいか、悩む事がある。

NHKのクローズアップ現代で取り上げたと言う。私も、ブログで使っているが、自分で意識し常識の範囲内で行ているつもりである。確かに、紙に書くより、簡単に文章にすることが出来るメリットはある。しかし書くという作業で脳の鍛錬は出来ない。いわゆる「身に付かない」と、私も実感する。残念だが、一昨夜の放送は、都合で聴けなかった。

コピペ
~「ネットの知」とどう向き合うか~


インターネットで見つけた文章をコピー&ペーストして、自分の文章にしてしまう"コピペ"。ある大学では提出されたレポートの半数近くがコピペで作成されていたという事実が明らかになった。夏休みには小中学生向けに開設された「コピペで書ける読書感想文」のサイトがアクセス数を伸ばし、大人の世界でも、役所が募集したパブリックコメントに大量のコピペの「組織票」が提出されるなど、コピペは今、社会全体に広がりつつある。「コピペは人間の考える力を弱める」と批判の声が上がる一方、「新たな知の技法」として肯定的に捉えるべきだとの意見もある中、私たちはネット上に広がる膨大な情報とどう向き合っていくべきか考える。

コピペとは、Microsoft Windows|Windowsでコピー・アンド・ペーストする場合に使用する主なキー コピー・アンド・ペースト(Copy and Paste)とは、文章やデータなどをコピー(複写・複製)し、そのコピーしたものを貼り付け(ペースト)するという操作を表すコンピュータ用語である。略称としてコピペを使うことがある。「コピペ」という略は匿名掲示板2ちゃんねる等で使われることが多いという誤解があるが、グラフィカルユーザインタフェース|GUIを使ったオペレーティングシステム|OSが登場した当時から使われている。

自民党総裁選

Natsu1一日経って福田首相の突然の辞任は、日本の政治にとって大きな痛手であり、政治空白の恐ろしは計り知れないものとなってしまった。改めて感じ取った。金額では表せないが、取り返しつかない大きなものとなった。国民の目線で経済政策の基礎が出来たといっているがまだ絵にかいた餅である。福田首相の考えを踏襲する人に時期総裁にと、勝手に言っているが、果たしてどうだろうか・・・。

今朝の朝日新聞では、総裁選は顔ではなく、政策で、と社説に書かれていた全くその通りである。

福田首相の突然の退陣表明を受け、自民党総裁選の日程が10日告示、22日投開票と決まった。24日にも新首相が誕生することになる。麻生太郎幹事長がいちはやく出馬の意思を表明した。麻生氏の対抗馬にだれが名乗りをあげるのかが焦点だ。

1年のうちに2人の首相が続けて政権を放り出したことに、有権者の多くはあきれ果てている。自民党からすれば、複数の候補者によるにぎやかな政策論争で雰囲気を変え、出直したいところだろう。

あと1年で衆院議員の任期は切れる。望むと望まざるとにかかわらず、新首相の手で衆院の解散・総選挙が行われることになろう。政治の行き詰まりを思えば、一日も早い総選挙で政治の空白に終止符をうたねばならない。

そのために、総裁選に臨む自民党に注文しておきたいことがある。

麻生氏ら候補者は、国民が聞きたいと思う政策についてそれぞれ率直に、具体的に語る。そして、勝者の主張をそのまま総選挙の党マニフェストの骨格にする。そんな緊張感のある論戦にすることだ。

たとえば経済政策。麻生氏は最近、基礎的財政収支を黒字化する財政再建目標の先送りや、新規国債の発行は年間30兆円以内という歯止めにこだわらない姿勢を見せている。

では、新政権になったらどれぐらいの規模の景気対策を出すのか。将来世代へのツケ回しはどこまで膨らみ、財政再建の帳尻はどう合わせるのか。

中川秀直元幹事長、小池百合子元防衛相ら「上げ潮派」の議員たちの考えは違う。財政再建を重視する議員たちの主張もぶつけてもらいたい。

年金制度について、麻生氏は消費税を10%に引き上げて基礎年金を全額税負担に改めることを提唱した。だが、党内には現行の保険料方式を維持しつつ、手直しを考えるべきだという意見も根強い。

消費税は上げるのか、上げないのか。福田首相が約束した道路特定財源の一般財源化は、実現するのか。

「豊かで活力ある社会」といった抽象的なキャッチフレーズだけでお茶を濁されては困る。いわんや派閥の数合わせで次期総裁が決まるようなことでは、2週間近くもの選挙運動期間をとる意味はまったくない。

総選挙をにらんで、有権者受けのいい「選挙の顔」を望む声もありそうだ。だが、不景気や社会保障の劣化に直面する有権者の不安を過小評価してはいけない。政策を語らずして信頼は得られないことを肝に銘じるべきだ。

その意味で、民主党の代表選が無投票になりそうなのは残念なことだ。自民党総裁選に埋没しないためにも、小沢代表にはマニフェストづくりを通じた活発な党内論議を求めたい。

撥釣瓶井戸と釣瓶井戸

今日の名言

詩は神秘でも象徴でも鬼でもない。詩はただ、病める魂の所有者と孤独者との寂しいなぐさめである。

『萩原朔太郎詩集』「月に吠える」序

05ainokura11新涼の水汲み上ぐるはねつるべ 岩佐東一郎

長い横木の一端に重石をとりつけ、その重みでつるべをはねあげて水を汲みあげるのが撥釣瓶(はねつるべ)。そんなのどかな装置は、時代劇か民俗学の時間のかなたに置き去られてしまったようだ。私も釣瓶井戸は見ているが、撥釣瓶井戸の実物は幼い頃に見た記憶がかすかにあるていど。

もはや朝顔に釣瓶とられてもらひ水という千代女の句で、知ったふりをするしかない。秋になって改めて味わう涼しさは、ホッとして身がひきしまる思いがする。「新涼や/水汲み・・・」ではなく、「新涼の水汲み・・・」で「新涼の水」を汲みあげているととらえている。冷やかに澄みきった井戸水であろう。ただの井戸や川から汲むのではなく、撥釣瓶で汲みあげるという設定によって空間が大きくなり、ゆったりとした動きも加わった。

のどかにしてすがすがしい動きに加え、かろやかな音さえ聞こえてくるようである。それにつれて人の動きも同時に見えてくる。水を汲みあげるという作業のなかに、人々の生活の基本が組みこまれていた――そんな時代があったことを、この句は映し出している。新涼と水をとり合わせた句は少なくない。

西東三鬼には新涼の咽喉透き通り水下るの句がある。東一郎は昭和十年代、北園克衛、安藤一郎、岡崎清一郎、他の詩人たちとともに俳句誌「風流陣」の同人だった。ほかに月の梅うすうすと富士泛(うか)べたりの句があり、句集に『昼花火』がある。『昼花火』(1940)所収。(八木忠栄)

釣瓶井戸と撥釣瓶井戸の思い出がある。地名も、なになに谷戸と呼び、生活様式がまるで、今の上下水道の完備している生活環境では考えられない。山あいの大木の木々の中に草葺屋根の家の裏庭に四角い井戸がある。覗いてみると3・4メートル下に水が溜まっている。それを撥釣瓶(天秤棒で片方に大きな石を結わいて片方はバケツをつけてくみ出す仕組みである。それと、井戸の上に、屋根の付いた4本柱の滑車をつけて、ロープで汲み上げる釣瓶井戸となって来た。

風呂に水を汲むのであるが、どこの家でも井戸の近くに風呂小屋があって、持ち運びが楽な方法だったと思う。大雨が降ると、水が濁った。そして、雨蛙が泳いでいたりした。また大風が吹くと、木の葉が浮かんで取り除くのである。

時々子供が落ちたり、飛び込んで自殺したと聞いて怖くなったりした覚えがある。そして私の家を新築した45年前に井戸を自分で掘った。手漕ぎの井戸である。でも、今は、上下水道が完備している。

2008年9月 2日 (火)

たった1ヶ月・・・戸惑う新閣僚

386351東京新聞夕刊より、内閣改造からちょうど一カ月。あっけなく政権を放り出した福田康夫首相の辞任表明から一夜明けた二日朝、閣僚らからは驚きが冷めやらない発言が相次いだ。「安心実現内閣」とアピールしながら、仕事をしないままでの突然の辞任劇に未練をにじませる閣僚もいた。 

福田首相が辞任会見で、自分の実績の一つに挙げた道路特定財源の一般財源化。谷垣禎一国土交通相は閣議後の会見で「確実にやらなければならない。私の後任の大臣もきちんとやると思う」と力を込めた。

自民党の新総裁については「政策を掲げて議論するのが望ましい」。だが、自身の出馬については「万物は流転するという言葉もあるが、現在のところは考えていない」と慎重に言葉を選んだ。

年金記録問題や後期高齢者医療制度など多くの問題でダメージを受けた福田政権。舛添要一厚生労働相は「政治家の出処進退はそれぞれの政治家がお決めになること。コメントする立場にない」ときっぱり。

「自民党政治の行き詰まりでは」と聞かれると、「そういう声があるのは、謙虚に聞かないといけない。そういうことを乗り越えるためにも、きちんとした総裁選をやらないといけない」と話した。

林芳正防衛相は来年一月で期限切れになる新テロ対策特別措置法(給油新法)の延長問題について「よい方向に局面が展開するよう努力する」としながらも「あすのことも予測が難しい。きのう私は大阪にいて、この事態を予測できなかった」と率直に述べた。

「首相の辞任は国民のためになるか」と問われ、「退却も進むも大きな決断が必要。ぎりぎりの判断をされたと思う」と述べるにとどまった。

「正直、大変驚いた」と閣議後会見で切り出したのは林幹雄国家公安委員長。「閣議後の懇談会で総理から『辞任については、きのう記者会見で申し上げた通りだ』と話があった」と話した。北京五輪終了後、中国側の捜査が本格化しているギョーザ中毒事件への影響は「内閣が変わっても、影響はないと思う」。

「ベストの人材を」「総裁選は時間をかけて」。福田首相の退陣表明を受け、にわかに後継選出に動きだした自民党本部は二日朝から硬い表情の国会議員らが慌ただしく出入りした。党の立て直しを意識し、総裁選への注文も相次いだ。

党幹部らは午前九時半の役員会に合わせ、次々と党本部に到着。笹川尭総務会長は車を降りると、自らを鼓舞するように「良い天気になってきたなあ。日本晴れだ」と大きな声を上げた。

尾身幸次元財務相はやや疲れた表情で「同じ地元(群馬)でもあるし、びっくりしている」。首相の辞任理由について報道陣に問われると、少し間を置いて「党の再生を願う心の表れかと思う」と話し、後継については「複数の候補者でベストな人材を選ぶべきだ」と強調した。

「正直言って国民に対し、申し訳ない気持ちだ」と話したのは石原伸晃元政調会長。「総理の発言を聞くと、万策尽きて局面打開を図られた。総裁選は開かれた政策論争を繰り広げねばならない。十分な時間を取ってもらいたい」と訴えた。

国対筆頭副委員長の村田吉隆議員は、疲れをにじませながら「国会運営をきちんとやらなければいけない。それは総理の辞世の句のようなものだ」。原田義昭衆院議員は「国民に自民党の底力を見せたい」と力を込めた。

こんな辞め方で、一見落ち着いた洞察力・幅広い見識な人のイメージが、気が短い・我慢が足りない我儘な人間と評価せざるを得ない。これからの日本は、美しい国作りから(安倍前首相)、国民の目線(福田首相)これからの首相は(?)安心・安全の生活の内閣出会って欲しい。

45~49歳の男性をターゲット

287_field111今朝のビジネスアイのweb記事で、なるほど!と思う記事をみた。

ファミリーマートは16日から、45~49歳の男性をターゲットにした「R45(45歳以上)」フェアをスタートする。これほど対象年齢を明確にした販促キャンペーンは、コンビニ業界では例がないという。中高年層をどう取り込むかが課題のなか、フェアを通じて同年齢の男性客を2割増やしたい考えだ。

フェアは16日から約1カ月間の予定で展開する。45~49歳の男性が幼少期に人気のあった商品やノスタルジーを感じさせるものを中心に、食品や菓子など約50品目を用意。「給食に出たソフト麺」や「三色パン」、パッケージを復刻したホームランバー、メンコなどを販売する。

コンビニ各社はこれまで30代を顧客の中心に据え、同世代に向けた商品開発を推進してきた。しかし、少子高齢化を背景に若者の購買力が低下し、中高年層の取り込みが不可欠になっている。同社は「男のスイーツ」として、潜在的な男性のデザート需要を掘り起こした実績がある。この経験を生かし、「R企画」として新たに特定の年齢層の顧客を掘り起こすことにした。

同社の分析では、45~49歳の男性は課長代理などのサラリーマンとして、子供の大学受験などを控えているケースが多い。ストレスも抱えがちと予想されたため非日常を味わえ、幼少期の懐かしさに浸れる商品などをそろえた。今後、他の層をターゲットにしたフェアも展開していく計画だ。

コンビニ業界も激しい競争にあれや、これやの作戦で生き残り賭けて懸命に戦っているんだと思った。

福田首相ー辞任

Natsu1突然の辞意表明、で新聞各紙がまたもや無責任な政権投げ出かれていた。各誌の見出しである。

首相辞任表明ーまたも無責任な政権投げ出し(毎日新聞)

あまりに唐突な政権の投げ出し劇である。福田康夫首相が1日夜、緊急記者会見し、退陣を表明した。12日から始まる臨時国会を前に退陣することについて首相は「新しい布陣のもとに政策の実現を図る」などと理由を述べたが、そのまま受け入れるわけには到底いかない。無責任政治はここに極まった。

首相辞任表明ー早期解散で政治の無理を正せ(朝日新聞)

あまりにも唐突に、福田首相が辞任を表明した。安倍前首相の突然の政権放り出しから、わずか1年足らず。自民党の首相が2代続けて自ら政権を投げ出すことになる。極めて異常、無責任としか言いようがない。野党第1党に政権を引き渡せという声が出ても不思議はない。それほどの事態だ。

福田首相退陣ー政策遂行へ強力な体制を作れ (読売新聞)

日本の最高リーダーが、またも、突然、政権の座から降りた。異常な事態である。自民党は、新たな総裁を早期に選び、後継首相の下、政治空白を最小限にとどめなければならない。

福田首相辞任・空白抑え強力な政権を・党利党略を超えた政権に戻せ(産経新聞)

福田康夫首相が辞意を表明した。8月2日に改造内閣を発足させたばかりであり、12日に臨時国会を召集すると言明しただけに突然の政権投げ出しは無責任の極みである。きわめて残念だ。

公明党に押されれて、臨時国会の召集日や期間など、解散時期の模索に奔走に巻き込まれた、来年1月を総選挙と設定するなど、福田首相の足元が揺らいでしまった。その上、内閣改造で大田農林水産大臣の事務処理の問題も福田政権の足を引っ張る結果となってしまった。

私は、衆議院を早く解散して、国民の真意を問う選挙をするべきと思う。

豪雨で川が濁流となる

今日の名言

鉄が使用せずして錆び、水がくさりまたは寒中に凍るように、才能も用いずしてはそこなわれる。

『レオナルド・ダ・ヴィンチの手記』(上)

447141本流の濁りて早き吾亦紅 山田富士夫

句集には掲句に続き濁流の退きて堰堤吾亦紅が並んでいる。人の嗜好を山派、海派と分けると聞くにつけ、川派も入れてくれ、とつねづね思っていた。山の深みに迷う感じも怖いし、海の引く波にも底知れぬ心細さを感じる。

川のただひたすら海を目指して行く健やかさが好ましい、などと言うと、このところの不順というより凶悪な豪雨に暴れ狂う映像が繰り返されるように、川もまた穏やかな顔だけ見せるわけではない。

以前、静岡の実家の前に流れる川が氾濫し、向こう岸が決壊したことがある。近所中の大人が揃って土手に並び、形のなくなった対岸を眺めていた。雨ガッパ姿の大人が並ぶ後ろ姿も異形だったが、足元にすすきが普段通りに揺れていたのが一層おそろしかった。

掲句も激しい濁流に取り合わせる吾亦紅の赤は、けなげというより、やはり取り残された日常のおそろしさをあらわしているように思う。『砂丘まで一粁』(2008)所収。(土肥あき子)

濁流の 流れた後の すすきかな

最近前の湯殿川はこのところの豪雨で水が濁り、泳いでいた鯉が全く見えない。一体どうしたのだろう。普段川岸で生えていた、雑草が濁流に倒されてしまっいる。あそこまで水位が上がったのが分かる。

その中にすすきの穂が頭をもたげ、存在感を表していた。コスモスの花のも咲き出しているが、雨水を受けて、重そうにこうべを垂れている。まだ、台風のように風がないので、倒れるのは、免れているが、2メートル位になってしまった幹である。

2008年9月 1日 (月)

防災の日

154011923年(大正12年9月1日)に関東大震災が起きた。死者・行方不明10万人という大きな被害が出た。それをもとに防災の日と定められた。今年はあれから85年が経った。よく、親父やお袋にその当時の話をきかされたが、もう語り継ぐ人も少なくなってしまった。

もう一度、防災を考えて見る日でもある。普段何もない安泰な生活が当たり前であるかのように、災害に無関心の人が多い。ミャマーのサイクロン、四川省の大地震、何十万人の犠牲者が出たばかりである。またアメリカのカリブ海のハイチやジャマイカなどで80人以上の死者を出しメキシコ湾を北上している大型のハリケーン「グスタフ」の上陸を前に、ニューオーリンズの市当局は、全市民を対象にした避難命令を出し、すでに100万人を超える人が脱出したという。人は、自然には、勝てない。しかし、災害は人の知恵で少なくする事は出来る。今日はそれを考える日でもある。

朝日新聞社説より、滝のような雨が降った栃木県で、車が路上で水没し、閉じ込められた女性が命を落とした。増水した川では小学生ら5人がのみ込まれ、マンホールの中では作業員が流された。 どれも、この夏の出来事だ。

1日は、関東大震災の日に合わせて「防災の日」と定められている。その日を、今年は豪雨災害の記憶が生々しいなかで迎えることになった。日本列島は、天災列島だ。世界で起こるマグニチュード6以上の地震の2割は日本を襲う。火山も噴火するし、台風の通り道でもある。

天災の犠牲者の数をみると、1950年代は、死者や行方不明者だけで千人を超えた年が多かった。犠牲者が減る転機となったのは、59年の伊勢湾台風だった。大きな被害を目の当たりにして防災体制を整えようとの声が高まった。2年後には災害対策基本法ができ、政府や自治体が力を入れて取り組み始めた。気象観測の設備がよくなったことなども効果を上げてきたといえよう。

犠牲者の数は、阪神大震災が起こった95年のような年は例外としても、ここ10年は年平均120人ほどになっている。ただ、ほとんど横ばいの状態が続いている。再び犠牲者を減らす流れをつくるにはどうすればいいか。そのかぎは、お年寄りをはじめとする災害弱者を救うことである。

先月の豪雨では、愛知県内の住宅が天井近くまで浸水し、76歳の女性が亡くなった。昨年の新潟県中越沖地震でも、犠牲者の多くはお年寄りだった。刻々と変わる気象情報、天災に見舞われたときの警報や避難勧告など、これまで被害を減らすことに役立ってきた情報が、すべてのお年寄りに十分行き渡っているとは言えない。

全国に独り暮らしのお年寄りは約400万人もいる。災害のとき、自分だけで素早く避難できない人も多い。逃げるときに、手助けが必要な人の名簿づくりなどを自治体が進めてはいるが、個人情報保護との絡みがあって進んでいない地域もある。しかし、政府や自治体の施策だけを頼りにしていては効果に限界がある。

取り残されがちなお年寄りがどこにいるのか、自治会などでふだんから気を配ることが欠かせない。お年寄り本人やその家族も、不安があるなら遠慮せずに、近所の人にあらかじめ声をかけておけるような関係を築いておきたいものだ。

もちろん弱者を手助けするには、まず自分の安全を確保しなければいけない。災害時、身の回りにどんな危険があるかをこの機会によく確認しておきたい。死者・不明者が10万人を超えた関東大震災から85年。災害犠牲者を一人でも少なくする道に終わりはない。

オリンピックとソフトボール・野球

今日の名言

恋というやつは待つことを知らないもので、これがいったん若い男女の血の中にはいったが最後、はたのものが許してくれるまで待つなんてことがあったら、それこそ奇蹟というものだ。

ジョルジュ・サンド『愛の妖精』

0008tyokai1一塁後方十三米芋嵐 今坂柳二

さきごろの「朝日新聞」に「詩歌はスポーツに冷淡だ」という趣旨のコラムを書いたら、揚句の作者が四冊の句集を送ってくださった。全ての句の素材は、作者が打ち込んできたマラソンとソフトボールに関連している。

冷淡どころか、実に熱いスポーツ句集だ。しかも作者がはじめてソフトボールの球を握ったのは五十五歳のときだったというから、おどろかされる。やりたくても、家業の農業が忙しく、その年齢まで待たねばならなかったのである。七十八歳のいまも現役だ。

さて、揚句。いかにソフトといえども、一塁後方が十三米とはあまりにも狭すぎる。ソフトのホームベースと投手間の正式な距離が14.02米と知れば、なおさらその狭さがおわかりだろう。しかも狭いライトのすぐ後ろは里芋畑だ。

風の強い日で、芋の大きい葉がばたばたと煽られている。句からだけでは作者の立ち位置はわからないけれど、その芋畑は農業者の作者には絶対の聖域である。そのなかにボールが転々としても、興奮して飛び込み踏み荒らすことは絶対に許されない。打者ならば間違ってそちらに深く飛んでほしくはないだろうし、守備者ならば飛ぶなと願う。

でも、飛ぶ球はそれこそ風まかせだ。不気味に風が強まるたびに、作者の心はおだやかではなくなっている。そんな思いまでして、なぜソフトに打ち込むのか。そのような質問を単なる愚問としてしりぞけるのが、スポーツの魔力というものだろう。今年も芋嵐の季節がやってきた。『白球論』(2000)所収。(清水哲男)

今年の北京オリンピックの女子ソフトボールで、念願の優勝を果す事が出来た。しかし、ないと言えば、野球もそうである。世界的に見て競技人口少ないから仕方がないのか、2012年のロンドン大会ではすでに野球競技が除外されている。

前回の2004年アテネ大会後にすべての競技の評価が行われた。1)競技団体の組織の状況 ● 世界の競技人口 ●会場設置の経費 ●アンチドーピングの取り組み

などで、その総合評価とその後の状況を115人のIOC委員の投票によって決定される。

2016年の開催と競技は,2009年10月のIOC総会(コペンハーゲン)で、IOC委員投票によって最終決定される。現在の26競技の一部の見直しも含め、競技復活及び新規の6~7競技の中から、最終的に28競技が決定される。

2009年10月のIOC総会の前に、同年6月に開かれるIOC理事会で、総会に推薦される競技が審議される。このため競技復活活動はこの時点までに精力的に取り組む必要がある。

三浦三崎にて

あああ、人間はなぜ死ぬのでしょう! 生きたいわ! 千年も万年も生きたいわ! 死ぬなら二人で! ねェ、二人で!

徳冨蘆花『小説 不如帰』

Photo擲てば瓦もかなし秋のこゑ 大島蓼太

どういう状況で、瓦を擲(なげう)つなどということがあるのでしょうか。今でこそ瓦を手に取る機会などめったにありませんが、作者は江戸期の俳人ですから、道端に、欠けた瓦がいくらでも落ちていたのでしょう。

何かしらのうっぷんでも溜まっていたものと見えます。せめてからだをはげしく動かすことで、少しでも吐き出したい感情があったのです。でも、怒りにまかせて物を投げつけても、心がすっきりするわけではありません。

瓦があたって響く音が、むしろ悲しみを増してしまったようです。硬くて軽い瓦は、ぶつかることによって、秋の空に高く悲しい音をたてています。石でも、木切れでもなく、瓦を詠みこんだことで、音の質が限定され、秋の空気とひとりでに結びついてきます。

と、ここまで書いてきてふと思ったのですが、ここで投げているのは瓦ではなく、小石で、その小石が建物の屋根の上の瓦にあたって、秋の音を立てているのではないでしょうか。そのほうが句の視線が上のほうへ向かって、音も、よりすっきりと聞こえてきそうです。『角川俳句大歳時記 秋』(2006・角川書店)所載。(松下育男)

三浦来て  秋刀魚とスイカ  いわし雲

我一族の10人で、孫達の夏休み最後思い出づくりに三浦三崎に一泊旅行に行ってきた。三崎港のお土産センターで秋刀魚の干物と地場産のスイカが一緒に並べれられていた。朝は、雨が降ったが、いわし雲人なり、昼間は、入道雲が空高く輝いて見えた夏空であった。

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