14歳の少年がバスジャック
16日昼すぎ、愛知県岡崎市の東名高速道路を走行していた高速バスで、乗客の少年が運転手にナイフを突きつけてバスジャックしましたが、およそ1時間後に警察に逮捕された。
少年は山口県の14歳の中学2年生で、「親に怒られて嫌がらせのためにやった」などと供述しており、警察が詳しく調べている。
今回の事件について、少年犯罪に詳しい精神科医の町沢静夫さんは「少年の供述などからは、『自分はちっぽけな人間ではない。やるときはやるんだ』という劣等感とは裏腹の自己顕示欲が見える。目立つことをすれば有名になれるという情報化社会の危険性を、自分の犯罪に持ち込んでいる」と話している。
また8年前に起きた当時17歳の少年によるバス乗っ取り事件と比較して、「情報化社会の広がりは圧倒的に大きくなっているが、事件の根幹にある社会の病理や少年たちの悩みや苦痛はきわめてよく似ている。家族などへの小さな敵意があっという間に社会全体に対する敵意に変わっている。秋葉原の通り魔事件のように殺人を実行に移すことはできないが、『でもやってやれ』という少年ならではのおびえが見え隠れしている」と話す。
意外とおとなしい、一見何の不足は見られないが、この思春期の、個性が確立する前の不安定な年頃なのかも知れない。ネット社会、家族のコミニケーションが軽視され本当の少年の心の動きを掴みきれない家庭が多いと聞く。
この少年も、好きな彼女のことで父親に怒られたという。そのための反抗で、両親始め、世間を騒がせたく行動を起こしたという。大きく外れた事になってしまった結果だ。
世間の刺激が欲しい、天地が日繰り替えればいいと思う反面、自分はその外野で見ているいわゆるバーチャル・リアリテイの世界を夢見ているのではないかと思う。だから落ち着いて行動を振り返ると「何て馬鹿な事をしてしまったんだろう」と猛反省する素直な人間だ。
見方を変えれば、我慢が出来ない、自己顕示欲の強い人間が多い世の中になったその一人かも知れない。
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