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2008年6月

2008年6月30日 (月)

隠ぺいしきれる時代でない

08nairikusen_kayabuki11隠ぺいしきれる時代でない。(6/30) 日経社説(抜粋)

今度はウナギである。水産卸売会社の魚秀(大阪市)と、マルハニチロホールディングス子会社の神港魚類(神戸市)が、中国産ウナギかば焼きを「愛知県三河一色産」と偽装していた。魚秀は今夏中に約800トン(約640万匹)を売る予定だったという。手口はあまりに悪質だ。

魚秀は架空の「有限会社一色フード」をつくりラベルに表示した。ウソの所在地がばれないよう、近畿や中国地方に販路を持つ業者を選び卸したとされる。取引先である神港魚類の担当者に「口止め料」1000万円を渡して協力を依頼。両社は商社2社を介して代金を授受することで、取引を複雑にし露見を防いでいたともみられる。計画的な偽装隠しだ。

魚秀の社長は「中国製冷凍ギョーザによる中毒事件などの影響で大量の在庫を抱え、ブランド力のある一色産への偽装を実行した」という。風評被害は偽装を正当化するだろうか。売れなければ丸々損になっていた在庫を、偽装表示で売って得た利益は3億円ともされる。魚秀は徳島県内では扱い高がトップの「徳島魚市場」の100%子会社だ。徳島魚市場の課長が魚秀の社長を兼務していた。真相の徹底究明が必要だ。

埼玉県深谷市の福祉課の取った処置生活保護費不正受給の問題をテレビのワイドショウを見た。どうも、日本の官僚もそうだが、税金は、国民から、預かったお金と思っていないらしい。恐喝的な対応で1800万円不正に支払って、職員は被害者との認識には驚いた。

あれも、これも隠し切れると思っての事なのか、誠におかしな、世の中と、事なかれ主義の役人根性は、あきれて物もいえない。

埼玉県深谷市の暴力団組員夫婦が生活保護費を不正受給していたとされる問題で、県警捜査四課と深谷署は27日、生活保護法違反容疑で、韓国籍の同市上野台、指定暴力団稲川会系元組員崔鳳海容疑者(60)と妻の育代容疑者(44)を逮捕した。崔容疑者は生活保護受給開始から約2カ月後に交通事故保険金約2200万円を受けており、県警は生活保護申請が認められた経緯や余罪を調べる。という事だ。

これでは、不正が世の中蔓延し、要領のよい人の徳なんて思ってそまい、そして、誰にも分からなければいいだろうでは、世の中良くならない。弱者切捨てでは、世は、お終いだ。

この頃思いついた

06oga_toga11この頃思いついた。

勤労奉仕(ボランテア)早朝町中のゴミ拾いをして来る。空き缶・ペットボトル・タバコの吸殻などを大きな袋一杯に拾ってくるのであるが、その処分(分別)あるお年寄りの方にお願いして、市の回収日に出してもらっている。

喜んで行ってくれている。有難いと思う。先だって、通りかかった知らない奥さんに其処に落ちている空き缶拾って!とおねがしたら、「ええいいですよ」と言って拾って頂いた。

ここは、「バイクは乗り入れ禁止」看板を、役所にお願いして取り付けてもらった歩道に、何時ものように乗り入れる若者に、注意したら「分かりました、すみません」と、素直に謝った。

地道だけど、本当に誠心誠意に事に当たれば、どんな人のも通じる事が出来ると、確信した。そして町が明るく、元気になると、思った。

頭も体を使わず、自分の思うものが出来、手に入る。便利な世の中になったが、その素になる原理を知らない。毎日、食べているご飯や、パンは何から出来る。どうして食卓まで来るか勉強していない。

東南アジアや、アフリカの子供は、米や、麦を育てて、収穫して、脱穀して、ご飯を焚き、パンを焼くまで、すべてを体で覚える。

パソコンも、携帯電話も、お店で売っているので買ってくる。生まれて当たり前のようにテレビをみる。これが普通であるが、どうして作るのか、出来るのか考えない。

便利さは、行き過ぎると不便になる。地震で陸の孤島になって生きて行かなければならないとしたら、サーテどちらだろう。

それだけではない、そういう知識がないと、人間の生きる原点である、人と人のコミニケーションが失われてしまう。人は一人では生きられないんだ。

今年も半年がお終い

今日の名言

男は恋をささやくときは四月みたいだけれど、結婚してしまえば、十二月よ。娘も、娘のころは五月だけれど、人妻になると、空模様は変ってしまう。

シェイクスピア『お気に召すまま』

041草刈奉仕団が帝国ホテルより 高千夏子

ええっ。「草刈」と「帝国ホテル」とは、なんともそぐわない取り合わせだ。一瞬そう思ったけれど、ははあんと納得。これから草刈奉仕に出かける先は、間違いなく皇居だろう。皇居では常時、勤労奉仕希望者を募集している。

仕事は除草,清掃,庭園作業などだそうだ。15名以上60名までの団体であれば、誰でも申し込むことができる。奉仕期間は連続した四日間だから、地方からの奉仕者は近辺に宿泊しなければならない。したがって、なかにはこんなふうに帝国ホテルに泊まる人たちがいても不思議ではない。

奉仕ついでに東京見物もかねてとほとんど物見遊山気分なのである。それにしても、まさかみなさん手に手に草刈鎌を持っていたとは考えにくいから、いったいどんないでたちだったのかが気になる。普通に考えれば奉仕団と染め抜いた秦かたすきを携えていたと思われるが、違うかな。

いずれにしても皇居奉仕と帝国ホテルとは、俳句的にはつき過ぎにはならないけれど、観念的にはえらくつき過ぎていて、にやりとさせられてしまった。『審版・俳句歳時記』(雄山閣出版・2001)所載。(清水哲男)

昨日は、一日中雨が降り続いた。町会の盆踊りの準備の時期が近づいた。アッ!という間に今年も半年お終いになってしまった。防火・防災の講習会を午前中に終わり、午後から盆踊りに使う柱(鉄柱7メートル)を立てる予定であったが、雨で、出来ず、雨空を見上げて残念。

午後3時ごろから、何もしていないが、この所朝が早いのか、寝不足?の日が続いたのか、横になったら2時間も寝てしまった、妻に夕飯だと起こされ、目が覚めた。

昨日またかくてありけり、

今日もまたかくてありなむ、

この命なにをあくせく、

明日をのみ思ひわづらふ

  島崎藤村

2008年6月29日 (日)

世界の各国語の朝の挨拶「お早う」

05detohama11朝の挨拶は、人間生きて生きるための、人と人のコミニケーションの最も基本である。そして最も大事な信頼関係を作り平和の原点である。そこで世界各国(言葉)の朝の挨拶を調べてみた。大事なのは、相手の挨拶を知り、こちらからも伝える。ことだと思う。発音は、解からない。

韓国語 アンニョン ハセヨ

ハワイ語 アロハ カカヒアカ

フィジー語 ニ サ ヤドラ

タガログ語 マガンダン ウマガ

マレー語 スラマト パ

スワヒリ語 フジャムボ

アラビア語 サバアーアルカイルヤ

ペルシャ語 ソブ ベヘイル

ヘブライ語 ボケルトフ

ギリシャ語 カリメーラ

トルコ語 ギュナイドゥン

ウクライナ語 ドブロホ ランクゥ

ルーマニア語 ブーナ ディミニャーツァ

スロベニア語 ドブロ ユートロ

マケドニア語 ドブロ ウトロ

クロアチア語 ドヴロ ユトロ

セルビア語 ドーブロ ユトロ

スロバキア語 ドブレー ラーノ

チェコ語 ドブリー イトロ

ブルガリア語 ドヴロ ウートロ

ロシア語 ドーブロエ ウートロ

リトアニア語 ラーバス リータス

フィンランド語 ヒューヴェーフォメンタ

デンマーク語・ノルウェー語・スウェーデン語 グ モロン 良い朝

アイルランド語 ジェアグゥィチエルモジン

オランダ語 フーテ モールヘン 良い朝

アイスランド語 ゴーオンダイン

ポルトガル語 ボン ディア 良い日

スペイン語 ブエノス ディアス / ブエン ディア 良い日

フランス語 ボンジュール

英語    グッド‐モーニング【good morning】             

タイ語   サワデイ

ベトナム語 シンチャオ

中国語   ザオ・シャンハオ

世界で100万に以上が使われている言葉(語)は100以上あるそうだ。これはほんの一例である。

国営諫早湾干拓事業のこと

Shirakaba_b1長崎県・諫早湾奥部を全長約7キロの潮受け堤防で有明海から閉め切り、大規模な農地を造成し、高潮・洪水被害を防止する農水省の公共事業。1989年2月に着工し、97年4月には潮受け堤防により湾内が閉め切られた。

干拓面積を約半分に縮小するなど、計画を一部変更したが、総事業費2533億円を投入し、農地約647ヘクタールを含む約942ヘクタールが造成され、今年3月末に完了した。

6/27佐賀地裁は27日、南北排水門の5年間常時開放を命じた。

有明海の漁業不振は、国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防閉め切りが原因だとして、同海に面する漁業者ら約2500人が、国に堤防の撤去や排水門の開門などを求めた訴訟の判決で、佐賀地裁は27日、南北排水門の5年間常時開放を命じた。

漁業被害と閉め切りの因果関係を認めた。神山隆一裁判長は「中・長期の開門調査に国が応じないのは被害の立証を妨害するものと言わざるをえない」と厳しく非難した。

どうも、道路問題でもそうだが、本当に大規模な、農地が必要なのか、工事の費用対効果は確り計算されたのか、一部の地方政治家の思惑だけで、強引に、工事を進めることで地方の経済を活性化するという手法は、現世代では通用しないのではないかと思う。

真の政治とは、国民の利益、安心、安全の暮らしを守る事にあると思うのだが、最近の国会議員の中に「我田引水」ばかりではない「私利私欲」の熟語が聞かれることが心配になって来た。

古傷と天気

Photo_3年をとると、体に「ガタ来る」と言うか、あちこちが痛い、特にお天気に関係すると感じていたがYAHOO!のwebに載っていたので「ああそうか!納得」した。

梅雨どきには古傷が痛む」というのは、スポーツ選手などをはじめ、よく聞く話。でも、これって本当にあるのだろうか。天気と傷、どんな関係があるのか?

「『古傷がうずくから、明日は雨が降りそう』など、テレビの天気予報よりよく当たる。

このほか、雨が降る前には、リウマチや肩こり、頭痛がひどくなる、だるい、うつになりやすいなどの変化が起こりやすいのだとか。「季節の変わり目には、気圧と湿度の関係で体調を崩しがちで、たとえば、深海にいくと体がギュッと縮み、飛行機などで上空にいくと、体がむくむ? 同様に、低気圧がくると、体が膨張し、高山病や夏バテに近い症状になるという。

このほかに、アトピーや喘息も含め、気象の変化で引き起こされるものは近年、「気象病」と呼ばれ、医学的にも検証されている。「古傷」「リウマチ」などは、その気象病の一種で「天気痛」といわれるものなのだ。古傷の痛みは、病院などでは診断されないため、あちこちをまわって、整体に来る人が多いと言う。

対処法はまず、ゆっくりお風呂に入って、体をあたためること。むくむと血管が膨張し、外にいこうとする圧が出て、古傷が痛むため、下着などで体を締めつけないこと、塩分を控えることなども大切である。

さらに、長期的には、痛みが少ない季節の体のメンテナンスも重要になる。たとえば、ひざを痛めているなら、ふくらはぎや太ももなど、まわりの筋肉を鍛えてあげてカバーすると良い。

古傷の痛みに悩む人は多いと思う。

昼寝

今日の名言

友に交(まじわ)るには、須(すべか)らく三分(ぶ)の侠気を帯ぶべし。人と作(な)るには、一点の素心を存するを要す。

洪自誠『菜根譚』

今日も名言の意味と解説「法句経」 「菜根譚」

友人と交わるには、お互いに利害打算を離れた、純粋な心の触れ合いが欲しいもので、そのためには少なくとも三分の義侠心を持ち合った友情でなければならけい。
また、世に出て一かどの立派な人物となるには、そのような友情もさることながら、常に不動な我が一点の本心を堅持して、何事にも一本の筋を通す事が肝要である。

【解説】
人はどうゆう境遇におっても、腹を割った交わりのできる親友を持つのは素晴らしい事だが、その友情には少なくも三分がたは、純粋な義侠心を持ち合わせる事が必要だ。つまり、それ位は、利害と共に純理を超越した理解が伴なわねばならぬとする。しかし、人がこの転変常ならぬ世の中に出て、押しも押されもいない一角(ひとかど)の人物となるには、そのような信頼しあった友情も勿論、心の支えではあるが、なんといっても一番大事なことは、自分自身に一本の不動の本心を堅持して、初心を守り通すことである、というにある。

        Photo_2                                     

居るはづの妻消えてゐし昼寝覚め 平石保夫

普通の読み方をするなら、この句はほほえましい光景として受け止められるのでしょう。連日のつらい通勤から、やっとたどり着いた休日なのに、勤め人というのはなぜか朝早く目が覚めてしまうのです。

そのために昼過ぎにはもう、朝の元気は消えうせ、眠くて仕方がありません。腕枕をしながらテレビでも見ようものなら、5分とたたずに眠ってしまいます。いつもなら、「こんなところで邪魔ねえ」と、早々に起こされるところが、なぜか今日はぐっすり眠らせてもらえたようです。 なんだか頭の芯まですっきりするほどに眠ってしまったのです。

窓の外を見れば、すでに夕暮れが訪れてきています。部屋の電気も消え、まわりには何の物音もしません。どうしてだれもいないのだろうと、だるい体で考えをめぐらせているのです。

読みようによっては、「消えて」の一語が、ちょっとした恐怖感をかもし出しています。でも奥さんは単に、夕飯の買い物にでも出かけたか、あるいは何かの用事があって外出しているだけなのでしょう。

さびしさとか、取り残されているとか、そんな感じの入り込む余地のない、おだやかで、堅実な日々のしあわせを、この句から感じ取れます。『鑑賞歳時記 夏』(1995・角川書店)所載。(松下育男)

私も、暇をもてあそびの、毎日であるが、この句のようなことがよくある。朝が早いので、朝食後、10分位仮眠をする。そして動き出すのであるが、何んにも予定のない日は外に出て、朝の新鮮な空気を吸い込むと、「よし!」「今日はこれとあれをやろう」と心で決めて、動き出すのである。

普段より、夫婦お互いに行動に干渉しないようにしているのであるが、妻がテレビを点けっぱなしで、居眠りしている時がある。その時はソット消してやると目が覚める。また逆のときもある。気がついてみると、メモがあって、不在の理由を書いてある。

あれいない  昼寝目覚めて  妻のメモ

2008年6月28日 (土)

ちょっと気がついたら・・・

Katidoki181ちょっと気がついたらこんな事になっていた 

むかしは、○○銀座なんて名前があった

魚屋さん、パン屋さん、八百屋さん、酒屋さんがあった

魚屋さんの「さーいらしゃい」だみ声が・・・

近所の奥さん買い物籠を持って近くの○○銀座に

夕方になると、かまどの煙昇って、魚の焼く匂い

子供達は泥んこ遊びでまっくろになって帰って来る

そん光景は今はない、味気ないスーパー・・・。

人の触れ合いが無くなって、隣の住人も知らない

子供は家の中で、ファミコン遊びで外に出ない

ゴミの出し方も自己流で、分別なんて関係ねえ

こんな世の中誰がした、、、。

世の中チットモ変わらない

539571北朝鮮で、原子炉の冷却塔を爆破したというが、拉致問題は、これから確り調べるで、日本政府は規制緩和したが、拉致被害者家族にとって苛立ちは、チットモ変わっていない。

桝添要一厚労大臣が、国民の信頼を取り戻そうと一生懸命、頑張っているが、大臣の心を役人が素直に、受け止めていないことは、チットモ変わらない。

秋葉原事件、大阪通り魔事件、親殺し、子殺しなどは、チットモ変わらず次から次へと起こってしまう。

地球温暖化、環境破壊は、何とか防ごうと言っているが、排出ガスの売買なってある。これでは地球環境は悪くなるばかりで、チット変わらない。

中央省庁の役人は、民主主義に隠れた、個人主義で国民の目線で目で見ていない、これでは不信はなくらないで、チットモかわっていない。

うちの子ばかり注意するの?先生いじめの、モンスターペアレントの存在はなくならないのはいじめなくらないことで、チットモ変わっていない。

まだ、まだ、たくさんあるが人間のやっていること色々あるが悪いことは、チットモ変わっていない。人間を人間が苦しめている事実がある、そこが変わっている。

しかし、自然環境は、人間の行為によって大きく変わっている。人と、人の心と自然の絆を作見直す時が来た。そして、人間が正常に変える意識を持って行動することだ。

年金記録・厚労省は一体!

15401これだけ、色々な問題を出てきたのに、責任の取り方が分からない。居酒屋タクシーの問題でもそうだが自己申告で1400人位で、本当のことはわからない。処分の仕方が甘い。とても民間企業の感覚では考えられない処分発表だ。

そんな、不祥事が明らかになって、またもやこんな事が明るみになった。一体、役人は人から預かった税金の扱い、無責任さ、は、厳罰(懲戒解雇)がないからだと思う。仕事に命を賭けた真剣さがないからだ。

こんな体たらくは,何時から始まったのだろう。自民党政権が長過ぎたからか、「政管癒着」何て言葉は、何時から使われたのかな・・・。曲がったものも、真っ直ぐと、納得いくように説明してしまう話術だけに長けている人が役人では、日本はおしまいだ。

そんな思いがある昨今であるが、またまた、おかしな事が明るみに・・・桝添要一厚労大臣も、新入職員に話しているが、「年金記録問題は、過去何十年にもわたる社会保険庁の使命感と責任感の欠如がもたらしたものであり、私は、目下、全力をあげてこの問題の解決に努力しているところです。

この問題は、国家や政府に対する国民の信頼を失墜させた重大な問題であり、私の責務は、この失われた信頼を回復することにあります。また、薬害肝炎訴訟問題は、何とか和解にまでたどり着きましたが、まだ残された問題は山積しています。

さらに、医師不足や緊急医療体制の不備、フリーターや派遣労働などをめぐる労働問題、新型インフルエンザへの備えと、国民生活に直結する課題を多くかかえています。」とある。だが、何んで問題を小出しにするのか?不思議でならない。これでは、国民の信頼を取り戻すのは、ほど遠い。

あきれてものも言えない。年金記録問題で、社会保険庁のずさんな仕事ぶりが、またも明らかになった。 こんどはサラリーマンが加入する厚生年金である。社会保険庁のコンピューター内のデータと、そのもとになる紙台帳を突き合わせたら、過去の給料に相当する「標準報酬月額」や加入期間など、データの食い違いが全体の1.4%に見つかったのだ。

あくまでサンプル調査だが、約4億件の厚生年金の記録全体に換算すると、560万件もの記録にミスがあるかも知れないことになる。

また挨拶でこんなことを言っているのだが、                            朱子の『小学』の一節です。「丹書に曰く、敬、怠に勝つ者は吉なり。怠、敬に勝つ者は滅ぶ。義、欲に勝つ者は従い、欲、義に勝つ者は凶なり。」敬、つまり「現実に甘んじず、高邁で高貴なものを追求して努力する心」が怠惰に勝ち、また正義の心が欲望を克服するときは、物事は順調に進むが、逆のときには滅亡の道を歩むというのが、この言葉の意味するところです。と、なんだか空しい。

蚊遣り香

今日の名言

友たるものは、推察と沈黙の術にすぐれた者であらねばならない。

ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』(上)

20080120990742131蚊遣香文脈一字にてゆらぐ 水内慶太

何年ぶりだろう、金鳥の渦巻蚊取線香を買ってきた。真ん中の赤い鶏冠が立派な雄鳥と、青地に白い除虫菊の絵柄が懐かしい。緑の渦巻の中心を線香立てに差し込んで火をつける。蚊が落ちる位なのだから、人間にも害がないわけはないな、と思いながら鼻を近づけて煙を吸ってみる。

記憶の中の香りより、やや燻し臭が強いような気がするが、うすい絹のひものように立ち上っては、ねじれからみ合いながら、夕暮れ時の重い空気に溶けてゆく煙のさまは変わらない。長方形に近い断面は、すーと四角いまま煙となり、そこから微妙な曲線を描いてゆく。

作者は書き物をしていたのか、俳句を詠んでいたのか、考えることを中断して外に目をやった時、縁側の蚊取り線香が視野に入ったのだろうか。煙がゆらぐことと文脈がゆらぐことが近すぎる、と読むのではなく、蚊を遣る、という日本古来の心と、たとえば助詞ひとつでまったく違う顔を見せる日本語の奥深さが、静かな風景の中で響き合っている気がした

 海の縁側さくら貝さくら貝〉〈 穴を出て蜥蜴しばらく魚のかほ〉〈 星祭るもつとも蒼き星に棲みなど自在な句がちりばめられている句集『月の匣(はこ)』(2002)所収。(今井肖子)

そうそう、蚊といえば刺される人、比較的刺されない人がいるそうだ。26日に書いたが、蚊は比較的O型を好み、次にB型、AB型と続き、A型になると若干嫌う傾向があり、これは、血液中の抗原物質(この種類の違いが血液型を示す)の味がそれぞれ異なる。抗原物質は人によって汗や涙、唾液にも含まれるので、蚊がそれを感知し、刺す前に吸血の可否を判断している場合もあるという。

とはいえ、血が蚊好みの人ばかりが刺されやすいとも限らないそうだ。というのも、蚊が人に近づくきっかけは人が発する物質によるもので、血の味とは別だから。蚊を誘引する物質は、体の新陳代謝が活発なとき大量に発散されるので、運動、飲酒、入浴後の人や、体質的に汗っかきな人が蚊を誘引しやすいという。

昨日、本家の裏(日陰があって涼しかった)草取りをしたが、見事顔を刺された。そして足もやられたようだ、痒くて仕方がない。私もO型だからかな・・・とか、とても汗をかいていたからからかなあ・・・でも足は素肌を出していないのに、何故刺されたのかな・・・。なんとなく、悔しい。・・・・しかし、草取りは終わらせた。

「蚊遣り香」なんて、懐かしい呼び名である。むかしお袋が使っていたなあ・・・今では、「蚊取り線香」だ。

2008年6月27日 (金)

北朝鮮の申告 核廃棄へ疑念

Photo_4 今朝のNHKテレビのニュースに拉致被害者家族の飯塚繁雄会長、横田早紀江さん、が悲痛な思いで、インタビューに答えていた。今朝の朝日新聞・産経新聞・毎日新聞・読売新聞・日経新聞・東京新聞は社説で取り上げている。一応に、北朝鮮の申告内容を充分検証してからでも、遅くはないだろう。北朝鮮の、姑息な対応振りは何度も経験済みである。どうも、アメリカの足元を見られてしまって、押し切られた形のようだ。

北朝鮮が6か国協議の合意に基づき核開発計画を申告した26日、米国が「テロ支援国」の指定解除手続きに入ったことで、拉致被害者の家族らには「拉致問題が置き去りにされるのでは」という不安である。

直訴と言うか、アメリカのブッシュ大統領と直接会い、お願いしたがとても残念そうだ。ブッシュ大統領も、拉致問題は、忘れてはいない、これからも日米と連携して対応すると、言っているが納得いかない。

この問題は、拉致被害者家族だけの問題ではない。日本国民の問題である。何としても取り残されないように、日本を代表して、福田康夫首相から。ブッシュ大統領にお願いして欲しいものだ。

米国のブッシュ大統領に面会し、拉致の悲劇を訴えたこともある横田早紀江さん(72)は、「拉致という重大な人権問題をないがしろにしないで」と訴えた。

福田康夫首相のこの問題の対応は、人ごとではない、どの位国民は憤りを感じているのか、知ってほしい。山崎拓前副総裁のような、責任のない言動と同じようでは、情けない。

今の世をどう生きればいい

Photo_3

原油高騰、穀物暴騰、で経済的に大きな曲がり角、そんな中で中央省庁の役人の居酒屋タクシーの問題、食の不正表示、北朝鮮のテロ支援国家の解除の動きに拉致被害者家族の日本政府への不信感や、株価の低迷、年金・後期高齢医療制度の不信・その上、サイクロンや地震の襲来、環境破壊など、人間の起因する事で多くの人を苦しめている。

余りにも、成長しすぎた、文明社会に成り過ぎた結果なのだろう。人は便利だけを追い求め、自然の調和の心を見失ってしまった。

環境破壊なんて、簡単に2・3年で出来てしまうが、それを取り戻すのは何十年、いや何百年、もしかすると取り返せないことに、気がつかない。

そんな世の中になってしまったが、ここで生きると考えると、先ず落ち着いて物事を判断すること、人と人の絆を深める。いわゆる愛情・信頼を生み出す社会を作り出す事だ。

肉体と精神を正常に判断できる健康な人間を作る教育が大事なことになって来ていると思う。教育こそが今一番大切なこと。

もっと人間同士信頼できる世の中にするよう努力しながら生きることだ。と今朝は考えて見た。考えがもとまらないが・・・・記して見た。

夏のこと

今日の名言

文明とは人の身を安楽にして心を高尚にするをいうなり、衣食を饒(ゆたか)にして人品を貴くするをいうなり。

福沢諭吉『文明論之概略』

Photo_2初夏の街角に立つ鹿のごと 小檜山繁子

立つのは自分。恐る恐る周囲を確かめるように、きらきら輝く初夏の光の中に立つ。街も鹿も清新な気に満ちている。昭和六年生れの小檜山さんは、結核療養中二十四歳で加藤楸邨に師事。重症だったので療養所句会には車椅子で出席した。

青春期の大半を療養所で送ったひとが、街角に立つ「自分」をどれほど喜びと不安に包まれた存在として見ているかがうかがわれる。言葉の印象としては角と鹿が、かど、つの、鹿という連想でつながる。一句表記の立姿も鹿の象徴のようにすっきりしている。別冊俳句「平成俳句選集」(2007)所載。(今井 聖

陰も乳房もありて海月の漂える 高野ムツオ

海月に本当に陰や乳房があるのか。無粋ながらネットで調べてみると、種類によって異なるが基本的には雌雄異体らしいのでどちらもあると思いたい。なにしろ海月は水母とも書くのだから。ちなみに肛門はないそうだ。
半透明の身体で海中を浮遊する海月は、とらえどころのないことの譬えにもされるが、神の視点では海月も人間も頼りなく漂っている同類かもしれない。最近流行の‘海月ヒーリング’も、水にゆらめく海月を眺めると親近感を覚えて心が休まるのかも。
「高野ムツオ句集」(2007年・初出『蟲の王』)より。同書掲載の‘高野ムツオ小論’で石母田星人氏は、多くの俳人が高野氏の句に‘なぜか分からないが惹かれる’と語ると述べておられるが同感だ。(内田美紗)

海月と言えば、今年も一族郎党を引き連れて(スポンサー)一泊旅行を計画し、ホテルを予約した。8月末だ。ホテルの予約係りの人に言われたが、8月末になると海月が出るので、刺されるので、泳げない、と言われ「あヽそうか」と思わず声を出してしまった。

海月と言うと、以前勤めていた会社の大きな防火用水に、鯉や鮒と一緒にいた、小さい水海月?泳いでいるのが見えて、話題になった。海ならともかく、どうしているのだろうと思った。ちょうど、初夏の今の時期に見かけられるのである。10年前のこと。

2008年6月26日 (木)

蚊に刺される人、刺されにくい人

Photo先だって、湯殿川のコスモスの手入れを、町会長と二人で二日かけて行った。町会長は、蚊の襲撃で、大騒ぎをしていたが、私は、全く刺されない。不思議でならない。そこで今日のYAHOO!のwebに載っていたので、記して見た。

蚊は、人の呼気に含まれる二酸化炭素や汗に含まれる乳酸に反応して近づき、血のおいしそうな人を吸血します。つまり、人の体質や状態、血の味などによって、刺されやすい人と刺されにくい人が存在するんですよ」というのは、元東京大学農学部教授で蚊研究の第一人者である池庄司敏明さん。

蚊の吸血は、卵の成長に必要なタンパク質を動物の血液で補給する行為なので、メスしか吸血をしない。ただ、吸血時は血のおいしそうな相手を選ぶというのだ。

果たして、メスの蚊はどのような血を好むのか?

「蚊は比較的O型を好み、次にB型、AB型と続き、A型になると若干嫌う傾向があります。これは、血液中の抗原物質(この種類の違いが血液型を示す)の味がそれぞれ異なるため。抗原物質は人によって汗や涙、唾液にも含まれるので、蚊がそれを感知し、刺す前に吸血の可否を判断している場合もあります」(池庄司さん)

とはいえ、血が蚊好みの人ばかりが刺されやすいとも限らないそうだ。というのも、蚊が人に近づくきっかけは人が発する物質によるもので、血の味とは別だから。蚊を誘引する物質は、体の新陳代謝が活発なとき大量に発散されるので、運動、飲酒、入浴後の人や、体質的に汗っかきな人が蚊を誘引しやすいという。

これらを総合すると、最も蚊に刺されやすい人は、蚊を誘因しやすく、おいしい血の持ち主で、O型かつ寝汗をかくタイプ。…つまり、僕ってことじゃん!

というわけで、大事な血を守るためにも、今後は吸血する蚊を一匹でも多く仕留めていきたいところ。けど、いつの間にか刺されて、食い逃げされてばかりなんだよなぁ。実際、蚊は吸血がバレないように痛みを感じさせない物質を出したり、攻撃に素早く反応するといった進化をしているそうだが…そんな蚊をどうしたら仕留めればいいのでしょうか?

「蚊が吸血しているとき、吸われている部分の筋肉にグッと力を入れてみてください。すると、筋肉が引き締まり蚊の口吻(こうふん)が抜けなくなります。そこをパチンと」(池庄司さん)

なるほど。それなら多少のかゆさは残っても、逃げられたときの“歯がゆさ”は残らないかもね! とあった。

しかし、この時期、あちこちボランテアで、草取り作業をしている。本家の家の裏で作業していると大抵やられる。顔を狙って2・3箇所である。蚊取り線香・スプレーの虫除けを持参して作業するようにしている。

孫達と旅行こと

199912070922111 梅雨本番、世の中梅雨空の如く、鉛色した厚い雲に覆い隠された日が四日ばかり、続いたが、今日はとうとう未明から降ってしまった。朝の早い、新聞屋さんは大変だ。私も3時には起きてしまうが・・・。

我が家に配達されるのが、2時半頃だ。計算すると起きるのは1時ぐらいでないなのだろうか?。我が家では、老夫婦二人である。離れて暮らしている孫達は、雨でも、休まず学校へ行っているかなあ・・・そんな事を考えている毎日だ。

ところで、毎年行っている。子供夫婦四人と孫四人を夏休みのサービスで、一泊旅行をしている。さーて今年は何処にするか、と二ヶ月前から、気にとめていたが、いよいよ夏休みが近づいてくると言うことで、2.3箇所当たってみた。条件は、①泳ぐ事が出来る②全員が都合がつく日③ホテルにプールあること(雨が降ったとき)比較的近い所。などである。

近いと言えば、神奈川県三浦に、標準を絞って見た。そして4月に直接いって、パンフレットもらって来ているので、インターネットと合わせて、確認する。先ず、空き部屋はあるか、料金・施設内容などを調べて、電話で、問い合わせし予約をする。

比較的、大きいホテルで、プール、天然温泉と言うことで、伊豆にはちょいちょい行っているが、三浦半島は、泊まるのは、私も始めてであるので行ってみたい。と思った。

時期が8月の末である。まだ二ヶ月以上ある。十人全員の健康でないといけない。ちょっと心配であるが、予約をしてしまった。

こんな事、出来るのも健康だからだ、子供、孫も一生懸命、勤めに学校に通っているから親の負担が仕方がない。こんな事が出来るのも幸せであると思う。

裁判員制度のこと

05oirase31_2来年の5月から、始まるそうだが、 裁判員制度なんて出たくない人が殆どだが、もし、選ばれたらどうしよう。全く分からない。

(日弁連)                                                                     裁判員制度とは、刑事裁判に、国民のみなさんから選ばれた裁判員が参加する制度です。

裁判員は、刑事裁判の審理に出席して証拠を見聞きし、裁判官と対等に議論して、被告人が有罪か無罪か(被告人が犯罪を行ったことにつき「合理的な疑問を残さない程度の証明」がなされたかどうか)を判断します。「合理的な疑問」とは、みなさんの良識に基づく疑問です。良識に照らして、少しでも疑問が残るときは無罪、疑問の余地はないと確信したときは有罪と判断することになります。有罪の場合には、さらに、法律に定められた範囲内で、どのような刑罰を宣告するかを決めます。裁判員制度の対象となるのは、殺人罪、強盗致死傷罪、傷害致死罪、現住建造物等放火罪、身代金目的誘拐罪などの重大な犯罪の疑いで起訴された事件です。原則として、裁判員6名と裁判官3人が、ひとつの事件を担当します。

(NHKweb)                                                                      国民が、殺人や強盗など重罪事件の判決に関わる「裁判員制度」。来年5月に始まることが決まった。しかし世論調査では、参加したくないと答える人が8割。最大の理由は「裁く責任の重さ」だ。「冤罪」の恐れや「死刑事件」に関わることへの不安…。かつて渦中にいた冤罪被害者や元裁判官からは、市民が難事件を裁く重さに耐えられるのか疑問の声が挙がり始めている。一方、「市民感覚の反映」という制度の目的そのものの実現も大きな課題となっている。

(法務省)                                                                 20歳以上の日本国民から、選ばれる。辞退は、ご自身の不在により著しい損害が生じる可能性があるなど一定の場合には辞退でる。

すこし、心の準備も必要かな・・・・。

アラキドン酸 脳の働きに重要な役割

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この頃よく、人の名前が出てこない、どこに置いたか思いだせない…。最近そんなことが多くなったようだ。仕方がないと、あきらめているが、 脳に関する最近の研究から、モノ忘れなどの『物忘れ現象』には、アラキドン酸(ARA)が深くかかわっていることが分かってきたそうだ。

最新の研究によると、同じ必須脂肪酸のアラキドン酸が、脳の健康(ブレインヘルス)に重要な役割を果たしていることが明らかになってきたのだ。

人が生きていくうえで欠かせない、必須不飽和脂肪酸の一つであるアラキドン酸(ARA)が、記憶など脳の働きに重要な役割を果たすことが確認されたという。

アラキドン酸は、母乳やレバー、卵黄にわずかに含まれるが、それだけでは不十分という。このため食品からリノール酸を摂取し、体内でアルキドン酸を合成する。ただ高齢者や乳幼児では合成する酵素の働きが弱く、合成量が少ない。

(熊本日日新聞2004年6月16日夕刊掲載) ⇒(くまにちコム)
サントリー(大阪市)は一九九三年、微生物発酵技術を使い、高濃度のアラキドン酸を含む食用油脂の製造に世界で初めて成功。同社健康科学研究所(大阪府島本町)は、この食用油脂を使って、杏林大、京都大、大阪大などと、アラキドン酸の効能に関する共同研究を進めている。

この中で健康な高齢者二十人に対し、アラキドン酸含有の油脂を、一カ月間、毎日摂取してもらい、摂取前後の認知能力を比較した。その結果、油脂摂取後の高齢者は、摂取前より有意に認知能力がアップ。同時に認知能力が高まった高齢者ほど、血中のアラキドン酸の量が増えていた。“若返った”わけだ。 一部の高齢者ではうつ症状の改善効果もみられた。

ラットを、アラキドン酸含有の油脂を二カ月間投与した老齢ラット群、普通のエサを与えた老齢ラット群、若齢ラット群の三グループに分類。墨汁を入れた水槽の中に木の台を置いて、ラットが台をみつけるまでの時間を測って、学習能力を調べる実験をした。

水槽に入れたラットは、最初は泳ぎ回った末に台にたどり着く。何回も繰り返すうちに、台の場所を覚え、たどり着く時間が短くなる。実験では、アラキドン酸を食べた老齢ラット群は、普通のエサのラット群よりたどり着く時間が短く、中には若齢ラットを上回る老齢ラットもいた。

さらにラットの脳神経に電気刺激を与えて、神経反応をみる実験も試みた。ここでもアラキドン酸含有の油脂を食べたラットは、刺激に対する反応が有意に改善した。

いろんな病気の原因になる活性酸素で傷つけられた神経細胞膜が、アラキドン酸で修復されたとみられる。ただ同健康科学研究所は「アラキドン酸だけを過剰に摂取するのは好ましくない」と指摘している。

  

ホタルのこと

今日の名言

ひとを罰しようという衝動の強い人間たちには、なべて信頼を置くな!

ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』(上)

447141ほうたると息を合はせてゐる子かな 西野文代

幼い頃は高度成長で町中の川は汚れきっており、初めて蛍を見たのはかなり遅かった。真っ暗な道で青白く光るものが胸の辺りを横切ったときには、うわっとばかりにのけぞってしまった。一匹だけ飛んできた蛍は今まで見たどんな灯りにもない冷たい色を帯びていて都会育ちの私には少し不気味だった。

掲句の子供はそんな私と違い蛍と馴染みのようだが、どんな場所で蛍と向き合っているのだろう。川の傍らの草に止まっているのを見つけたのか、それとも明りを消した部屋の蛍籠だろうか。

「蛍」を「ほうたる」と少し間延びしたゆるやかな音を響かせることで、蛍にじっと見入っている子供がその光にあわせて深く息を吸っては、吐いている時間が伝わってくる。

読み手も自分の息を「ほうたる」と、ゆっくりしたリズムに重ねてみることでその様子を実感をもって想像できる。テレビの音も車の音もしない、ただしんとした闇のなか光で語りかけてくる蛍との豊かな対話をこの子は味わっているのだろう。『ほんたうに』(1990)所収。(三宅やよい)

私の近くの公園には、むかしはホタルがこの時期よく飛んでいたものだ。よく、竹箒をもっておっかけて捕ったものだ。が、もう何年も見ることが出来なかったが、ところが最近飛ぶようになった。勿論人の手でホタルが棲めるように水場や、(水車を作ったり)環境(カワニナを放流し、ホタルの幼虫を放す)整備した。

そして、徐々に環境改善して、むかしの良いところを取り戻そうと市や、地元のボランテアなどの意識が高まったのだろう。とてもよい事だと思う。

ゆかた・げた・ たけぼうき・くさむら・おがわ・くらやみ・なつのゆうぐれ・・・・。思い出す。

2008年6月25日 (水)

居酒屋タクシー

Sakura4031 驚いた「全く何を考えているのか」怒り心頭である。読売webニュース

中央省庁の職員が深夜帰宅のため公費で乗車したタクシーの運転手から缶ビールなどを受け取っていた問題で、同様の「接待」を受けていた職員は、少なくとも14機関で1000人を超える見通しとなっている。

「結果がまとまっていない」「調査中」とする機関も多く、対象者はさらに増える可能性がある。各機関は、人事院が25日に開く国家公務員倫理審査会に調査結果を報告する予定だ。

現時点で金品を受け取った職員数が最も多い財務省。本省や税務署、税関などに勤務する7万人以上を対象に調査した結果、金品などを受けた職員は約620人に上り、同省はほぼ同数を処分する方針。

この中には、180万円以上の現金とクオカードを受け取った職員も含まれる。

23日から2か月間、タクシー券の使用を禁止した国土交通省は2000年度以降の調査で、対象となる職員は150人前後とみられる。大半は、ビールや栄養ドリンクなどを受け取っていたという。

総務省は約50人がビールなどの接待を受け、人事院幹部は「20人前後の見込みだが、相当の金額になる職員もいる」、内閣府幹部は「30人前後がビールなどを受け取っており、倫理審査会に提示する」としている。

このほか、厚生労働省18人、防衛省18人、金融庁16人、農林水産省13人、環境省11人、文部科学省10人、法務省7人、経済産業省3人、公正取引委員会3人がすでに判明しているが、過去にさかのぼった調査結果については「調査中」などとしており、接待を受けた職員数は、最終的にさらに増えるとみられる。

中央省庁を管轄しているのは誰だ。と言いたくなる。でも、この人たちの日本の窮状をどう考えいるのか答えを聞きたい。先ずいい訳であると思うが・・・。

国民の公僕精神は何処へやら情けない。これも民主主義の傘に隠れた個人主義の根性なのか、いま乱れに乱れている社会的マナーなど、この人たちに語ることができないだろう。

先日大阪知事の橋下さんが、自衛隊に体験入隊を皆でやろうと言ったそうだ。本気で大阪府を立ち直らせたいの強い意志の現われであると思う。こういった話は中央省庁では、どう受け止めるのか、興味がある所だ。

便利は心がなくなる

15401 毎日新聞発信箱の記事。

少女が自分で撮った裸の画像が巡り巡って、インターネット上に流れている。ネットトラブルの相談サイト「インターネット博物館」を運営する宮崎豊久さん(38)は最近、こうした画像が増えていることが気になる。パターンは大きく分けて二つ。彼氏と盛り上がるうちに求められ、つい撮って送ってしまった。それを別れ話の腹いせで彼氏が流出させた。こうした画像の「さらしサイト」まであるという。

もう一つは携帯電話サイトを利用して子どもたちに近づき、聞き出した個人情報をネタに脅して画像を送らせる手口だ。山口県では先月、11歳の女児に裸の画像を送らせた27歳の男が逮捕された。男は女子児童になりすまして子ども向けサイトに潜り込み、被害児童とメール交換しながら写真を撮らせていた。

携帯電話で利用される機能はもはや電話よりメールやサイトが主流だ。少し前までケータイで写真が撮れなくて、メールを送れなくて、誰が困っただろう。それがあっという間に当たり前になった。ケータイの普及で公衆電話は激減し、いざという時に連絡が取れるようにと持たせる親も多い。だが安全を託した小さな箱の中に、巧妙なわなを仕掛ける者たちがいる。有害情報を閲覧制限するフィルタリング機能で、その被害を防ぎきることはできない。

子どもは簡単に過ちを犯し、わなにかかる。だが多くの親は何が起きているのかを知らず、メーカーは多機能機種で未成年を魅了する。子どもを保護する大人社会のフィルターが機能していないことこそ、実は一番の問題だ。

人間の絆はむかしは、家族・隣組・地域・社会で話をする事で、相手を理解し信頼・絆が生まれていた。しかし、電話、携帯電話、インターネットに変わって、その伝達は恐るべき速さ・広がりで社会駆け巡る。

そのスピードに、人間の心がついて行けない。そういった、機械に振り回され、人間の動物の動物そのものの本能の遺伝子まで狂わされいる事に、気付いていない、機械社会の中に放り出されて、これが当たり前だといつの間にか、マインドコントロールされてしまっている。

宇宙飛行士が、宇宙旅行にいくが、その前の準備段階で、想像に絶する訓練を重ねて、難しい肉体的・精神的に適応能力のある人だけが、行けるのである。

だから、簡単に携帯電話・パソコンのインターネットは、身近なものとなったが、人間的な、理性と精神的な未発達で、事の善悪が判断できない小学生・中学生などが、興味本位に使うのは、当然危険がある事を、大人は教えるべきだ。

便利は人間の心がなくなる。

巨人を支える リストラトリオ

Hiland051_2夕刊FUJIの記事から(抜粋)                                             タツノリ再生工場! 原巨人は、交流戦で優勝こそ逃したが14勝10敗の好成績を収め、貯金を持ってセ・リーグ後半戦へ。巻き返しの原動力は意外にも、他球団から“不要”の烙印を押された男たちだった。

今季推定年俸6500万円のキムタクこと木村拓也外野
手(36)。2500万円の大道典嘉外野手(38)。1850万円の古城(ふるき)茂幸内野手(32)。3人合わせても、清水1人の1億1500万円に及ばないトリオが、にわかにスポットライトを浴びている。

あるコーチが「この3人がいなかったら、ウチは今ごろもっとひどい位置にいただろう。大道などはチーム最年長にも関わらず、試合後も打撃練習場に遅くまで残って打ち込んでいる」と大絶賛した。

巨人がクライマックスシリーズ圏内のセ・リーグ3位に辛うじてとどまっていられるのも、3人のおかげといっても過言ではない。

「この活躍は、故障者続出があったからこそ。3人とも、チャンスに食らいついて離すまいと必死なのだろう」(前出のコーチ)

勝負の世界は、食うか食われるかの、必死の世界である。想像に絶する。確かに何億円も稼ぐ選手でも怪我をして出場できない選手は気の毒だが、チームとしては試合をし続けなければならない。他の選手で試合を乗り切らねばならない。

そういう時に、活躍できるように、日ごろ準備をして置くことだ思う。巨人は伝統のチームである。地道に練習、あきらめない根性は、野球選手に限らず、生きていく人間全てに当てはまる事だと思う。

私も、大の巨人ファンである。苦しい選手事情であるが何とか優勝してもらいたい。

お店事情が変わった

今日の名言

恋するとき人間の心は不思議に純になるのだ。人生のかなしみがわかるのだ。地上の運命に触れるのだ。

倉田百三『出家とその弟子』

07tamurano_yuhi31 蝋の鮨のぞく少女のうなじ細く 高見 順

鮨にかぎらず、レストランのウィンドーにディスプレイされている食品サンプルの精巧さには驚かされる。みごとなオブジェ作品である。昔は蝋細工だったが、現在は塩化ビニールやプラスチックを素材にしているようだ。食品サンプルはもともと日本独自のものであり、その精巧さはみごとである。

目の悪い人には本物に見えてしまうだろう。掲出句の「蝋の鮨」は鮨屋のウィンドーというよりは、鮨からラーメンまでいろいろ取りそろえているファミリー・レストラン入口のウィンドーあたりではないか。蝋細工のさまざまなサンプルがならんでいるなかで、とりわけおいしそうな鮨に少女は釘付けになっているといった図である。

たとえファミリー・レストランであるにしても、鮨の値段は安くはない。食べたいけれど、ふところと相談しているか、またはその精巧さに感心しているのかもしれない。作者は店に入ろうとしてか、通りがかりにか、そこに足を止めている少女の細いうなじが目に入った。少女の見えない表情を、うなじで読みとろうとしている。

作家らしい好奇心だけでなく、やさしい心がそこに働いている。どこかしらドラマの一場面のようにも読めそうではないか。鮨と細いうなじの清潔感、それを見逃さない一瞬の小さな驚きがここにはある。

江戸前の握り鮨は、鬱陶しい雨期や炎暑の真夏にはすがすがしい。高見順が残した俳句は少ないが、小説家らしい句。鮨の俳句と言えば、徳川夢声に「冷々と寿司の皿ある楽屋かな」、桂信子に「鮨食うて皿の残れる春の暮」がある『文人俳句歳時記』(1969)所収。(八木忠栄) 

最近、お店が大型化し、スーパー、ファミリーレストラン、ホームセンター、などが隆盛で、むかしの八百屋さん、魚屋さん、肉屋さん、酒屋さん、などが無くなってしまった。

「お客さん、安いよ、安いよ!買っていきな!」「毎度アリ!」なんて威勢のいいかけ声があった。常連客になると、八百屋のおばさんが、人生相談などをしてくれたり、近所の噂話などをしてくれる。暖かい心が通い合った。今もあるのは、寿司屋さん、床屋さんなどであるが、そんなに行けない。

今、世間では隣の人がどんな人か分からないし、挨拶もない。コミニケーションが取れない。町会の役員を長年やっているが、益々この傾向は、続くのだろうか?、無味乾燥な社会になっていくのが恐ろしい。町会の崔しなどに参加者が年年少なくなって、町会そのものが存続が難しい時代になってくるようで、寂しい思いだ。

どこかで、歯止めをかけないと、秋葉原、大阪の通り魔殺人事件、お爺さんが一家皆殺し事件などの、昔では考えられない事件ばかり、増えてきそうでならない。こんなお店事情が原因の一つかも知れない。

2008年6月24日 (火)

電車に乗って気付いたこと

07_sl_kurosawa21 先日、久し振りに京王線に乗って都心まで行ってきた。

電車は混んでいて、座る事は出来ない。そして、シルバー席(優先席)に若いカップルが座っていた。そこにかなりの老夫婦が乗ってきた。知らんぷりで、老人の存在を無視しているようだった。何と言うことだろう。日本の若者は年寄りをいたわる心が失いかけているのか、車掌が車内放送でお年寄りに席を譲るように。と言っているが、それも無視である。

こんな光景を見て思ったのがアジアの国では、中国でも韓国でも電車に乗ると必ず席を譲ってくれるという。老人を大切にしていることが良く分かるという。

我が国では老人を大切にする気風は失われてしまったのであろう。後期高齢者医療制度が75歳以上で行われるようになったが、その理由の一つに若者の納めるお金で老人の医療を助けるのはいかがなものかという論調が若者から出ていたように思う。勿論75歳以上の者だけでその医療制度を維持できればよいのだが恐らくはできないであろう。

しかし我が国から老人を大切にする心は少なくなっているように感じられてならない。最近の乱れた世の中の実態を見ると、老人を大切にする心ばかりではなく、色々な面で我が国のこれまでの良い点(道徳)が失われつつあるように思われてならない。

健康を保ち、健康保険も使わず、介護保険も使わずに過ごす事も大切だ。

消費生活をする事も大切な事だ。しかし老人はお金持ちが多いという事で税金(所得税・固定資産税・住民税など)は取られるし健康保険料も払わねばならぬし、介護保険料も払わねばならぬし、年金から取られる金額は極めて大きい。消費に回せる額は当然少なくなる。

役に立たないものはやはり早くこの世の中から消えたほうが良いのかもしれない。

シルバー席(優先席)は年寄り、身体の不自由な方、怪我をされた方、妊産婦などのために設けてあるのであって、若者が空いているから座って、その対象者を見ても知らん振りとは、道徳などの教育の欠陥だ。若者だっていずれは年をとって、若者に席を譲って欲しいと思う時期は必ず来るのだから・・・。

原油高 サウジに頼みが過ぎぬか

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「原油高でサウジ頼み過ぎぬか」24日、東京新聞社説より、(産経・読売・毎日・日経・東京の各誌が取り上げている、殆ど同一意見だ。)

サウジアラビアが原油増産を表明した。供給不安の解消、価格の安定が狙いだが、産油国だけに頼っていいものか。消費国も投機資金を抑え込み、市場を冷やす役割を引き受けるべきだ。

原油高への対応を話し合う産油国と消費国の会合が開かれ、石油輸出国機構(OPEC)の最大生産国サウジが日量二十万バレルを追加増産し、来年末までに生産能力をさらに二百五十万バレル増やす用意があると表明した。

サウジは「高騰は投機によるものだ」と増産を拒んできたが、五月のアブドラ国王とブッシュ米大統領との会談を境に増産へと転じた。自国の安全保障を米国に委ねるサウジとしては、増産要求に応じざるを得なかったのだろう。

米国ドルはサブプライムローン問題を機に信認が低下した。ドル安を嫌ったヘッジファンドが投資先をニューヨークの原油先物市場に切り替え、価格をつり上げて自動車メーカーなどを減産に追い込んでいる。インフレの予防には利上げも選択肢だが景気を一段と低迷させかねない。手詰まりの米国としてはサウジへの増産圧力が数少ない有効策と映ったようだ。

OPECの増産余力はサウジに集中し加盟十三カ国が足並みをそろえての増産は期待薄だ。ベネズエラやイランなど反米を掲げる国は少なくない。サウジの増産も小出しの感が否めず、そこを市場に見透かされたのだろう、原油価格は上昇基調を保ったままだ。

米国は巨額の外国資金を呼び込んで金融収益を稼ぎ出す経済構造を築き上げた。それを自ら否定することはできない。大阪で開かれた主要国財務相会合では、投機が原油高の元凶とする欧州各国に対し、米国は中国などの需要増が原因だと反論し、譲らなかった。

原油高は欧州の消費者物価を通貨統合以来の最高水準に押し上げ、ベトナムなどの新興国では二ケタ台の物価上昇が国民に打撃を与えている。日本のガソリンは一リットル=一七〇円台に値上がりした。

市場は自由であるべきだが、自国利益優先は世界経済を揺るがす。ドル安と連動する原油高をいかにして抑えるか。七月の北海道洞爺湖サミットで取引監視の在り方など有効な手立てを議論してもらいたい。

ガソリン急騰をきっかけに、土、日曜に高速道路を走る車はめっきり減った。省エネの価格抑制効果は大きく、過去の石油危機で実証済みだ。この教訓を地道に生かすことも忘れてはならない。

米国のサウジに対しての圧力で増産の約束を余儀なくされたようだ。もう、米国の一国支配の時代は終わった。米国は、ヨーロッパ各国、日本などが言っているように投機が原油高を押し上げている。自国利益優先は、世界を大きく左右してしまう。

そして、米国と中国を初めとする、ブリックス諸国の考えを聞き、対応を考えるべきと思う。

そうしなけれ、世界的に見て大きな曲がり角に来ている経済を、安定成長の軌道に乗せる事は出来ないだろう。

北朝鮮26日テロ支援国家解除

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「北朝鮮 26日に核申告 米、テロ支援国家指定同時解除へ」

朝日新聞webニュースより、                                      米政府は23日、北朝鮮が核計画の申告を26日にすることを明らかにした。同時に同国へのテロ支援国家指定を解除する方針だ。拉致問題の進展がない限り、指定解除すべきではないと繰り返し米側に要請してきた日本政府は、北朝鮮を動かす重要なテコを失い、厳しい立場に追い込まれた。

米ホワイトハウスのペリーノ報道官は23日、北朝鮮の核計画の申告について「26日が期限だ」と述べ、同日中に申告があるとの見通しを示した。「北朝鮮が義務を満たすことを期待している」とも語った。米政府の方針は23日、外交ルートを通じて日本政府にも伝えられた。複数の韓国政府当局者も26日に申告が予定されていると確認した。

一方、北京滞在中のヒル米国務次官補は23日、テロ支援国家指定などの解除について「申告とほぼ同時に行われる」と記者団に語った。申告と解除の両方が行われれば、足踏み状態だった6者協議は大きな節目を迎えることになる。北朝鮮はこれを受け、寧辺の原子炉の冷却塔を27日にも爆破する。

拉致問題に関連し、米政府に解除に慎重な対応を求めてきた日本政府にとっては、厳しいタイミングとなる。米政府が指定解除を米議会に通告してから発効するまでの「45日間」に、日本側にとってどれだけ有利な形で6者協議と日朝関係を進められるかが当面の焦点だ。外務省幹部は「今後45日間が本当の意味で勝負だ」と述べた。

拉致被害者家族会の悲痛とも思える叫びはアメリカ政府には、通じなかったか、頼りにしていた綱が切れた思いだろう。日本政府の対応が注目される。

世の中には、理不尽な事があるとつくづく思うのだが、これ程理不尽な出来事はない。何の罪もない人間を連れ去り、利用するという行為を国家ぐるみで行うのだから、日本の国権を犯す重大な事件である。このことからも北朝鮮を糾弾の先頭にいたアメリカに方針転換された、日本政府は、難しい対応となってしまった。日米同盟という固い絆があったので、ちょっと気を緩めたのかな・・・。

ブッシュ大統領の成果を出して置きたいとの、焦りだという評論家の話もあるが、横田夫妻とブッシュ大統領へ直訴の写真が思い出される。北朝鮮の誠意ある対応を望みたい。

梅雨の想い

今日の名言

心から愛する恋人のどんな気まぐれにも、眼をつぶって飛び込んでしまうのが恋する人の常である。そうでない人がもしあったら私はお目にかかる。

アベ・プレヴォ『マノン・レスコー』

05tasiroike11邪悪なる梅雨に順ひをれるなり 相生垣瓜人

順ひは、従うの意。毎日続く邪悪な雨に渋々従っているのだという作者には、他にも梅雨が来て又残生を暗くせむ〉〈梅雨空の毒毒しきは又言はじ〉〈卑屈にもなるべく梅雨に強ひられしと、よほど梅雨の時期がお嫌いだったようである。

雲に隠れた名月を眺め、炎天にわずかな涼しさを詠み取る俳人に「あいにくの天気はない」というが、これもやせ我慢や強がりから出る言葉だろう。そこに風雅の心はあるのだと言われれば納得もするが、たまには「嫌いは嫌い」とはっきり言ってくれる句にほっとし、清々しさを感じることもある。

『雨のことば辞典』(倉嶋厚著)に「雨禁獄(あめきんごく)」という言葉を見つけた。大切な日に雨ばかり降ることに立腹した白河院が、雨を器にいれて牢屋に閉じ込めた故事によるという。雨乞い、晴乞い、ひいては生け贄をもってうかがいを立てるなど、天災にはきわめてへりくだったやり方が採用されていた時代に、なんと大上段の構えだろう。

しかし、この八つ当たり的な措置に愛嬌と童心を感じるのも、また掲句に浮かぶ微笑と等しいように思う。『相生垣瓜人全句集』(2006)所収。(土肥あき子)

五月雨が 降って田んぼは 青くなる

轟々と 田んぼに水は  入り込む

梅雨池に 鴨の親子の  はなし声

梅雨時期である。毎日、梅雨前線は日本列島に横たわる天気図である。しかし、すでに沖縄は梅雨が明けたそうで、連日真夏日が続いているそうだ。岩手・宮城内陸地震があった東北地方は、二日前に入ったという。地震で出来たせき止め湖が決壊したら、多くの被害が出る。

国土交通省では、懸命に土砂を取り除く作業を行って水を流すようにしているのだが、それが終わるまで、雨は降らないで欲しいと思うのだが・・・。午前3時のNHKのラジオニュースで、岩手県南部は、大雨洪水注意報が出るくらい、降っているそうで心配である。

2008年6月23日 (月)

洞爺湖サミットと中国の排出ガス削減

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「地球温暖化は、ここまで来たか」洞爺湖サミットでテーマである「環境・エネルギー問題」である。

中でも風力発電・太陽光発電関連銘柄に注目

7月7日から9日まで北海道洞爺湖サミットが開かれる。昨年の独ハイリゲンダムサミットでは主要8カ国が『2050年までに温暖化ガス排出量を半減』で合意した。これまでの京都議定書の会議で出た『20年までに25―40%削減』という中期目標の表現が洞爺湖サミットでどこまで盛り込めるのか注目される。

中国の経済成長率は恐るべき速度であるが、その反面排出ガスの問題がクローズアップして来た。今年北京オリンピック開催され、地球温暖化削減を全世界で考えようとしているのである。そこで排出が多い、中国の動きが注目される。

NHKクローズアップ現代で23日取り上げる「ヒマラヤ 氷河湖決壊の危機」注目したい。

世界の屋根ヒマラヤで、地球温暖化による氷河の縮小が急激に進んでいる。IPCCは「2035年までにヒマラヤの氷河の80%が消失する」と予測。山岳氷河が融けてできた氷河湖の決壊洪水が頻発すると警告している。今年5月、慶応大学の研究チームが、エベレスト山麓の決壊寸前の氷河湖イムジャ・ツォを訪れ、宇宙衛星と標高5000mの地上から氷河湖を観測する世界初の警報システムの構築を目指した。番組では、調査に同行して氷河湖の最新の状況を伝えるとともに、決壊被害の精緻なシミュレーションを行う。さらに、ヒマラヤ山脈は長江など7つの大河の源流であり、アジアの水がめの役割を果たしている。将来、氷河が消失すると、インダス川などで河川の流量が大幅に減少し、下流の水資源に大打撃が及ぶと研究者は指摘する。目前に迫る決壊洪水、そして将来の水不足。温暖化がヒマラヤ山麓と下流のアジアの人々の暮らしに及ぼす重大な危機について考えていく。と言う。

WMO(世界気象機関)は、このまま地球温暖化が続けば2035年にはヒマラヤ地域からすべての氷河が消滅すると予想している。パチャウリ氏が議長を務めるIPCCも第四次報告書で2035年までにヒマラヤの氷河は五分の一になると報告している。ICIMODO(国際総合山岳開発センター)によると現在、ヒマラヤ地域には1万5千の氷河と9千の氷河湖があるとのこと。またその中でも最低200の氷河湖が近々、決壊するであろうと警告している。

米国も中国も、温室効果ガスの排出を制限することを求めた1997年の『京都議定書』を批准していない。さらに、6月にドイツで開催された『主要先進国首脳会議』(G8サミット)で、ブッシュ米大統領が、排出量規制に抵抗し続ける理由の1つとして中国の存在を指摘したのは、記憶に新しい話だ。

京都議定書は、経済的に発展した国に対してのみ温室効果ガスの排出基準の設定を求めており、発展途上国はその対象から外れているとして、批判する人もいる。ブッシュ大統領はG8サミットで報道陣に対し、「われわれは全員、大きな進歩を遂げることができるが、中国とインドが参加しない限り、温室効果ガスの削減は期待できないだろう」と語っている。

中国・インドの経済成長と排出ガスの問題は地球全体の問題と捉え、思い切った対策を取らないと取り返しのつかない事になりますまいか。

八王子スーパー強殺 時効まで2年

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「八王子スーパー強殺 時効まで2年」となった。忘れてはなるまい。(毎日新聞)

保育士をともに夢見ていた高校2年の矢吹恵さん(事件当時17歳)、前田寛美さん(同16歳)。介護福祉士を目指して勉強していた稲垣則子さん(同47歳)。凶弾が3人の未来を砕いた。2010年7月の公訴時効まで2年。29歳を迎え、それぞれの道を歩む同級生たちは、今も友を思い、遺族は犯人逮捕の連絡を待ち続ける。

矢吹さんの母校、私立桜美林高校(東京都町田市)では毎年7月、当時の学年主任、伊藤孝久教諭(57)と同級生約30人が集まって「矢吹恵 召天記念礼拝」を続けている。

「ああ平和よ。くしき平和よ。み神のたまえる くしき平和よ」。礼拝の最後に歌う賛美歌「531番」。矢吹さんは事件3週間前の95年7月上旬、修学旅行で沖縄へ行き、県南の戦跡「ガラビ(壕ごう)」の中で、クラスメートとこの賛美歌を歌った。

終戦前の米軍接近に伴い、収容されていた重傷兵が青酸カリや銃で殺害された壕--。

<苦しんだ人たちのくやしさとか、悲しさや沖縄に対する思いがあるから、美しい沖縄ができたのだ。きっとこの体験は私にとって最初で、きっともう二度とないだろう>

原稿用紙4枚に手書きされた矢吹さんの感想文には、平和への願いがきちょうめんな文字でつづられている。

<戦争を自分の体で経験した人はもっともっと長く生きて、これから生まれてくる一人でも多くの子供たちに伝えていってほしい>

矢吹さんが沖縄から自宅におみやげに買ってきたハイビスカス。矢吹さん宅から株分けした同級生の会社員、鷹野めぐみさん(29)宅でも毎夏、真っ赤な花を咲かせている。

同級生たちで作る「銃器根絶を考える会」は、毎秋の高校文化祭で、銃の恐ろしさを訴える。鷹野さんは「たいしたことができずイライラすることもある。でも立ち止まってはいけない。こういう事件があり、こんなつらいことが起きる可能性があるから、銃に興味を持ったり人の命を軽くみてはいけないと伝えたい」と話す。

矢吹さん宅には、遺骨が今も置かれている。母恵美子さん(58)は「あの子は今もそばにいる。いた時と同じように生活している。犯人が捕まることだけが願いで生きています」と話した。

凄惨な事件は、後を絶たない。人間は死んでも生き返って来ると思っている子供が3人に一人がいるという記事を見た事がある。何とした事だろう。

たった一つの命である。この事件の犯人は今どうしているのだろう。迷宮入りなんて、許せる事ではない、遺族の方は苛立ち思うと、何とも切ない。

犯人を探し出す事で、これからの安心な世の中になるのでなかろうか、きっと何処かにいるはずである。時効2年の前に、犯人逮捕を祈るばかりである。しかし、3人の命は戻ってこない。

法事のこと

今日の名言

たとえ遊女でも純粋な恋をすれば、その恋は無垢(むく)な清いものです。世の中には卑しい、汚れた恋をするお嬢さんがいくらあるか知れません。

倉田百三『出家とその弟子』

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いつせいに子らゐなくなる夏座敷 金子 敦

親戚一同が集まっての法事の座敷だろうか。私にも何度も体験はあるが、故人にさして思い入れがない場合には、ゆっくりと進行する決まりごとに、大人でもいらいらするときがある。ましてや子供にとっては退屈千万。窓の外は日差しが強く、室内が明るいだけに、余計に苛々してしまうのだ。

それでも神妙なふりをして坊さんの読経などを聞いているうちに、やっと式次第が終了し、さあ子供は外で遊んできてもいいよということになる。むろん、しびれをきらしていた子供らはまさに「いっせいに」外に出て行ってしまう。残る子なんて、いやしない。なんということもない情景ではあるけれど、この句は実は大人も同時に解放された気分が隠し味になっているのであって、そこらへんが実に巧みに詠まれている。

余談めくが、しかし何かとわずらわしい子供らがこういう場所に集まることそれ自体が、この親族一同にとっての盛りの時期だったことが、後になるとよくわかってくる。少子化ということもあり、こんな情景も今ではなかなかお目にかかれなくなってきているのかもしれない。『冬夕焼』(2008)所収。(清水哲男)

今年も半分の月日が過ぎて、私も法事が3回となった。段々年を重ねて行くと多くなるのは仕方がない事かも知れない。

それにしても、お坊さんのお経の意味があるのだろうが、何回聞いても分からない。勿論宗派によって違うので、夫々のお経が違いは分かるが、ちょっと文句を抜かしても、分からないだろう。

最近、年をとった参拝者多いということから、仏殿の前の座敷に座布団の替わりに椅子を並べてあるお寺さんがある。確かに、正座でして何十分もいるのは大変辛いものだ。

最近テレビで見たが、アメリカで、宇宙葬というのがあるそうだ。小さいカプセルに遺骨を入れて、何百人か一緒に、打ち上げて、地球を何年も回り続けるのだそうだ。費用は100万円位らしい。予約を募っているそうだ。

2008年6月22日 (日)

自由と責任・権利と義務

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今日は自由と責任・権利と義務」を考えて見た。

『自由とは、自分がしたいことをすることではなく、するべき義務を果たすことだという。』

「自由には責任が伴い、権利には義務が伴う。」よく言われる言葉である。今の若者は「自由だけ欲しがり、権利ばかりを主張する。」「自由には責任が伴い、権利には義務が伴う」事を自覚し、解からなければ指導しなければならない。

自分の責任において自由に暮らす分には、少しも悪くない、誰に文句を言われる筋合いもない、と思うから、生き方や、生活のパターンの多様化は益々複雑多岐になる。ニート、の存在もある。フリーター、好む人もいる。もちろんほんとうに職がないから止むなくニートやフリーターをしている人もいるのだが、親に少しお金を援助してもらったり、親の家に住まわせてもらったりしていれば、ニート・フリーターで何とか生きていける、というわけだ。親から離れ独立しひとり立ちしなければならない義務がある。 自由とは、自分がしたいことをすることではなく、するべき義務を果たすことだという。

昨今増えつつあるニートや、フリーターを寛大に容認することには、いささかの問題もある。そして、ネット難民となったり、最悪はホームレスに陥る。もちろんほんとうに職のない人もいるが、青年もまた社会人としての義務を果たさねばならないからである。

一定の年になったら、自分の将来を設計し、親の晩年の生活をみるのが義務だろう。この事がすっかり抜け落ちたように社会情勢となって問題化して来ている。この事は、人間の生きる権利であると共に、基本的義務であろう。

最近はボランティア活動も盛んだが、気になる傾向もある。ボランティアは、身近な人から手を差し伸べるのが順序だが、遠くの人、今なら流行の「イラクの戦後処理」のようなマスコミのハイライトを浴びる面にだけ、馳せ参じたがる人もいる。

ボランティアは、まず自分の親兄弟や、隣に住む老人など、身近な人の困窮を見捨てないことだ。 失敗、苦労、不運、貧乏、家族に対する扶養義務、自分や家族の病気に対する精神的支援をする事が優先だと思う。

大物議員の舌戦過熱

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今まで、日本政府をさしおいて、山崎拓前副総裁は、北朝鮮に行って来た、何の目的か分からない。変なパホーマンスをしたと、国民から不審の目で見られていた経緯ある。拉致被害者家族会でも、理解されない行動と思ったのは事実だ。

そんな中で、今回アメリカのライス国務長官が、テロ支援国家指定解除の発言があり、両者の意見の隔たりが問題となった。以下毎日新聞、NHKのwebより)

北朝鮮に対する外交姿勢を巡り、強硬派の自民党の安倍晋三前首相と、対話重視派の山崎拓前副総裁の舌戦が過熱している。安倍氏が18日に山崎氏を「百害あって利権あり」と批判したことに対し、山崎氏は19日の山崎派総会で「私は北朝鮮利権とは全く関係ない。誹謗(ひぼう)中傷する政治家の人格を疑いたい」と反論した。

総会後、山崎氏は「政治生命にかかわる世論の反応が出ており、名誉棄損に相当する。安倍氏に取り消しと謝罪を求める」と記者団に語った。

舌戦の発端は、安倍氏が12日に山崎氏らを「百害あって一利なし」と批判したこと。山崎氏が13日に「幼稚な考えだ」と応酬すると、安倍氏が18日に「百害あって利権ありと言いたくなる」と述べ、エスカレートしていた。(毎日新聞)

拉致被害者の家族は、21日、盛岡市で開かれた集会で、北朝鮮が日朝協議で伝えた拉致問題の再調査について「日本政府にはまず被害者が『死亡した』とする北朝鮮の説明が白紙に戻されたことをしっかり確認してほしい」と訴えました。

集会で、拉致被害者の家族会代表で田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんは、政府が拉致問題の再調査などの見返り措置として北朝鮮に対する制裁の一部解除の方針を決めたことについて「再調査の結果も出ないうちに政府が制裁の解除を発表したことは受け入れがたい」と述べました。そのうえで再調査について「被害者の帰国につなげるため、政府にはまず『死亡した』とするこれまでの北朝鮮の説明が白紙に戻されたことをしっかり確認してほしい」と訴えました。

続いて、有本恵子さんの両親の明弘さんと嘉代子さんが発言し「皆さまの世論の力が政治を動かしますので解決に向けて声を上げてほしい」と訴えました。集会のあと、飯塚繁雄さんはアメリカが北朝鮮の核開発計画の申告の見返りにテロ支援国家の指定解除の手続きに入る方針を明らかにしたことについて「これまでわたしたちがアメリカに対して『解除しないでほしい』と強く言ってきたのは、拉致問題に大きな影響があるからです。状況は厳しいですが、指定の継続を最後までお願いしたい」と話しました。(NHK)

拉致をした北朝鮮は事実なのだ。日本国民は忘れてはなるまい。そして30年も、肉親をさがし求めて来た、拉致被害者のご家族がいる。これだけは、忘れてはなるまい。

退職

今日の名言

親鸞は弟子一人ももたずさふらふ。

唯円『歎異抄』

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退職の言葉少なし赤き薔薇 塚原治

い頃は、人と接するのがひどく苦手でした。多くの人が集まるパーティーに出ることなど、当時の自分には想像もつかないことでした。けれど、勤め人を35年もしているうちに、気がつけばそんなことはなんでもなくなっていました。

社会に出て働くということは、単に事務を執ることだけではなく、職場の人々の中に、違和感のない自分を作り上げる能力を獲得することでもあります。ですから、たいていの人は知らず知らずのうちに、人前で挨拶をしろといわれれば、それなりに出来るようになってしまうものです。

しかし時には、何年勤めても、そういったことに慣れることのできない人がいます。この句を読んで感じたのは、もくもくと働いてきた人が、定年退職を前に、最後の挨拶を強いられている場面でした。その人にとっては、何十年間を働きあげることよりも、たった一度の人前での挨拶のほうが、苦痛であったのかもしれません。

幾日も前から、その瞬間を考えては悩んでいたのです。言葉につまる当人を前に、周りを囲んでいる人たちも気が気ではないのです。言葉などどうでもいい、もうなにも言わなくてもいいからという思いでいっぱいなのです。はやく大きな拍手でたたえて、見事に咲き誇った薔薇を、熱く手渡したかったのです。「朝日俳壇」(「朝日新聞」2008年6月16日付)所載。(松下育男)

「退職」というと、人性の大きなメモリー的な事である。私の場合も40年勤めたのだが、さすがに、女房も会社に呼ばれて、工場長、部長、などと一緒に会食をした。12000人の従業員の中で100名ぐらいだったが、一緒に退職した。(退職は、毎月100名位)

大勢のスタッフや、お世話になった人に見送られ、大きな花束をいただき、勤めて初めての経験、タクシーで家までおくってもらった。その時はあんまり感激はしなかった。なぜかと言えば、送別会を何度も行ってもらったからだと思う。

財務省の役人は、仕事が遅くなったと言ってタクシーを使ったそうだが、私の会社では、遅くなったら、会社に泊まる。連続の場合は、近くの寮で泊まる。深夜遅く帰って、翌日はどうしたのだろう、と考えてしまった。

人性の大半を過ごした勤めて来た事、たいした業績は上げられなかったが、大過なく勤められたことは、素晴らしいことだ。人の評価は夫々だが、「自分を褒めて上げたい」と思った。

2008年6月21日 (土)

うつ病

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NHKクローズアップ現代で19日取り上げたものであるが、私は見ることが出来なかった。最近の複雑な社会事情では、馴染めないで悩んだ経験は誰でもあると思われる。

100万人を超えた、うつ病患者。増加の背景には、患者の6割が再発し、その2割から3割が慢性化するなど治療が長引いていることがある。最近、医療現場では一口にうつ病と言っても過食や仮眠を伴う「非定型うつ病」、軽い躁状態を伴う「双極性障害(躁うつ病)Ⅱ型」など様々なタイプがあり、診断が容易でないことが分かってきた。
これらのうつ病に抗うつ薬を処方すると改善しないどころか、かえって症状が悪化することが報告されている。
うつ病の広がりに医療が追いつかない現状と、医療現場で始まった新しい治療法や、医師と臨床心理士などが連携して患者に最適な治療法を選択しながら治療を進めるという。
概説
WHO(世界保健機関)の疫学調査によれば、うつ病の有病率は人口の3~5%といわれています。したがって、決してめずらしい病気ではありません。むしろ、よくある病気(common disease〈コモン ディジーズ〉)と考えたほうがよいでしょう。なかでも多いのは、軽症のうつ病で、うつ症状が軽く身体症状が強いために、患者さんは一般の 臨床科を訪れることになります。しかし、そこでいろいろな検査をして「異常なし」ですまされてしまうことが多いので、うつ病が見逃されてしまうことが少なくありません。
うつ病は治療すれば治る
うつ病にかかったからといって悲観的になることはない。この病気は治療法が確立されているため、治療すれば治る確率の高い病気である。(ただし、半年以上治療を行っているのに、症状が改善されにくい「難治性うつ病」というケースもある。職場や家庭の状況が極端に厳しかったり、からだの病気や他の精神障害などが関係しているとも言われるが、まだはっきりしない。)
「こころの問題だから気力で治る」などと思うのはまちがいで。うつ病は、こころの病気であると同時に、脳のトラブルにも原因がある。そのトラブルを治す薬があるのだから、早めに受診し、きちんとした治療を受けることが大事なのだ。
そんな事言っている私だが、定年前58歳で、病気にかかり職場・家族に迷惑をかけてしまった。そのことを振り返って考えてみると、この病気に周りが理解してくれたから立ち直ったものと思い感謝している。
原因は職場環境が変わり、極度の緊張の連続で、起きたものだと自分では思っている。まあ・・・本当かどうか分からないが・・・

鳩山法相の怒り

07akitakoma「苦しんだ揚げ句に死刑を執行した。彼らは『死に神』に連れて行かれたのか」。鳩山邦夫法相は20日の閣議後会見で、13人の死刑執行を命令したことを朝日新聞が「死に神」と表現したことに対し「軽率な文章には心から抗議したい」と怒りをあらわにした。

朝日新聞18日付夕刊の「素粒子」欄は、鳩山法相について「二カ月間隔でゴーサイン出して新記録達成。またの名、死に神」などと記載した。

これに対して鳩山法相は「極刑を実施するんだから、心境は穏やかでないが、どんなにつらくても社会正義のためにやむを得ないと思ってきた」と語り、「(死刑囚にも)人権も人格もある。司法の慎重な判断、法律の規定があり、苦しんだ揚げ句に執行した。彼らは死に神に連れて行かれたのか」とマイクが置かれた台をたたいて声を荒らげた。

さらに「私に対する侮辱は一向に構わないが、執行された人への侮辱でもあると思う。軽率な文章が世の中を悪くしていると思う」と語った。

鳩山法相は「マスコミは(執行数を)野球の打率のように論評するが、私は粛々と正義の実現のために法相の責任を果たしている」と述べたうえで、「人の命を絶つ極刑を実施するのだから、私も心境穏やかではないが、社会正義のために苦しんで執行した。恐ろしい事件を起こした宮崎死刑囚にも人権も人格もある。軽率な文章だ」と話した。

朝日新聞は、法相の発言について、朝日新聞社広報部は「『素粒子』は、世の中の様々な出来事を題材に、短い文章で辛口の批評をするコラムです。鳩山氏や関係者を中傷する意図は全くありません」としている。

鳩山邦夫法相にも『アルカイダ』『財産分与』の発言のように、人間的にもそそかしい発言もある。だから、良いとは思わないが、麻生太郎前外務大臣が言う通り『キャラ』がそうのようなところがある。大臣の発言にふさわしくないところがある。

しかし、鳩山邦夫法務大臣が昨年8月に就任して以来、死刑執行は昨年12月の3人、今年2月の3人に続いて3回目の4人であり、計10人に上る。これは記録であるという。

国民新党幹事長の亀井静香氏は死刑廃止論者である。今回の騒動をどう見たろうか。ちょっと聞いて見たいところ。

蝉のこと

今日の名言

病ある人、養生の道をば、かたく慎しみて、病をば、うれひ苦しむべからず。憂ひ苦しめば、気ふさがりて、病(やまい)くははる。

貝原益軒『養生訓・和俗童子訓』

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しんしんと離島の蝉は草に鳴く 山田弘子

京は今梅雨真っ盛りだが、昨年の沖縄の梅雨明けは六月二十一日、今年はもう明けたという。梅雨空は、曇っていても、雨が降っている時でさえ、なんとなくうすうす明るい。そんな空をぼんやり見ながら、その向こうにある青空と太陽、夏らしい夏を待つ心持ちは子供の頃と変わらない。

東京で蝉が鳴き始めるのは七月の梅雨明け前後、アブラゼミとニイニイゼミがほとんどで、うるさく暑苦しいのだが、それがまた、こうでなくちゃとうれしかったりもする。この句の蝉は、草蝉という草むらに棲息する体長二センチほどの蝉で、離島は、宮古島だという。

ずいぶんかわいらしい蝉だなあと思い、インターネットでその鳴き声を聞いてみた。文字で表すと、ジー、だろうか。鳴き始めるのは四月で、五月が盛りというからもう草蝉の時期は終わっているだろう、やはり日本は細長い。

遠い南の島の草原、足元から蝉の声に似た音が立ちのぼってくる。聞けば草に棲む蝉だという。いち早く始まっている島の夏、海風に吹かれ、草蝉の声につつまれながら佇む作者。しんしんと、が深い情感を与えている。句集名も含め、蝉の字は、虫偏に單。『草蝉』(2003)所収。(今井肖子)

私の近くの、片倉城址の森で一番先に鳴きだすのが、くま蝉で、7月の初旬に鳴きだす、そして、ニイニイと アブラゼミの順である。ミンミン蝉は7月の25日が、平均鳴き始めと言う。なぜかと言えば、親父が昔から、7月25日が鳴き出すと、陽気が標準だと言い伝えられている。と言っていた。最近は、8月に鳴き出す年が多い。それに数が少くなった。蝉と言うと我が家の庭に土から、幼虫が這い出て、蝉の抜け殻が見ることが出来るが、抜け殻だけで、幼虫のままの姿は見たことがない。夜暗いうちに抜け変わるのだろう。

蝉のうちで、鳴き声が好きなのは、ひぐらしである。どうも明るさによって鳴きだすようだ、だから、夜明けや、夕暮れ、夕立などで空が暗くなると鳴きだす。遠くで、鳴いていると何か哀愁おびていていいと思う。

そういえば、蝉取りで遊んだ子供の頃を思い出すと、くもの巣の粘りを利用して蝉を獲るのだが、獲ってどうするわけでもない。片目潰して逃がすと空をぐるぐる回って高く飛んでいくのである。誰が一番高く飛んだか競うのである。今の子供に教えられない。

2008年6月20日 (金)

テロ指定解除に反対

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テロ指定解除に反対と日本日本首席代表を務める斎木昭隆外務省アジア大洋州局長

北朝鮮の核問題に関する6カ国協議の日本首席代表を務める斎木昭隆外務省アジア大洋州局長は19日夕、同省内で米首席代表のヒル国務次官補と会談した。ライス米国務長官が北朝鮮の核申告に合わせてテロ支援国指定解除の手続きに入る方針を示したことについて、斎木氏は、日本人拉致問題が進展しない限り解除しないよう求めた。指定解除問題で、日米が緊密に連携していくことを確認した。
 会談後、斎木氏は「日本政府の考え方は米政府に明確に説明した」と記者団に述べた。同時に、ライス長官発言に関して「今まで述べてきたことを繰り返した演説だったと理解している」として、解除に当たって拉致問題に配慮するとの米側の姿勢に変わりはないとの認識を示した。
 ヒル氏も「この問題で日本政府と緊密に協力していくことが非常に重要だ」と記者団に表明。「拉致問題は米政府にとっても関心ある問題だ」と語った。

この問題は、日米同盟にも波及してしまう恐れがあると、安倍前首相も、何処かの講演で話されたという。どうも自民党の議員の中は一枚岩でない、対北朝鮮への対応の考えも気になるところ、甘い考えの山崎拓衆議員の考えと行動は、安倍前首相考えと一線を引いたところがある。

いずれにしても、昨日ライス国務長官が演説した内容では、日本は身構えないといけない思いがしたのは私だけではないだろう。まして、拉致被害者家族の方達は身の毛のよだつ思いであろう。

何とか、拉致の問題を解決するまで、テロ指定解除しないように、日本政府に努力してもらいたい。

未知の奥深さ?

今日の名言

毎日、自己のきらいなことを二つずつ行なうのは魂のためによいことだ。

モーム『月と六ペンス』

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蹴らるる氷拾ふは素手の舟津看護婦 岩田昌寿

日常の一瞬が鋭く切り取られている。なんでもない風景を切り取って俳句にすることは難しい。切り取られた瞬間が偶然にも「詩」となるのはまさに奇跡である。

舟津という看護婦の名は偶然得られたもの。氷が蹴られたものであることも、拾うのが素手であることも何でもないことだが、書かれてみるとそれぞれの動きも感覚も必然に思えてくる。先入観に支配された我々がこういう偶然を手にするのは意図しても難しい。場面に演出を加えてもその段階で「効果」を謀るからおよそ過去の堅実な「部品」や「組み合わせ」を用いることになる。こういう句を生み出せる方法は三つある。

一つ目は自分が否応もなく異常な状態に置かれること。例えば病気末期の状況。二つ目は精神に異常をきたすこと。三つは先入観を捨て去って、初めて出会ったものを見るようにいつもの風景を見られること。

藤の花の美しさを詠むのではなく、活けた藤の花房と畳との距離を詠んだ子規は一つ目のタイプ。病状が子規をして視覚に固執せしめた。この句の作者は二つ目のタイプ。多摩の精神病院で四一歳の生涯を終えている。

両者を望まねば三つ目のタイプになるしかないが、そんな天才はいまだに知らない。「写生」とは恐ろしいほど難しい方法である。「俳句研究」(1977年8月号)所載。(今井 聖)

この掲句・解説などから、句というものは、こんなに奥が深く、そして表現の広がりがあるのだろう。五・七・五の17文字の中に全宇宙の理を詠み人の感性・感情・想いなどが表現出来る正に、芸術であると、認識する。

深いといえば,昨日yahoo!ニュースで「水深1万メートル超から、世界初、泥や海水を採取」と日本新探査機と見出しがあった。                                  世界で最も深いマリアナ海溝チャレンジャー海淵(かいえん)で、日本の新小型無人探査機「アビスモ」が、水深1万350メートルの深海底から海面近くまで、泥や海水をほぼ連続的に採取することに世界で初めて成功した。海洋研究開発機構が18日までに発表した。未知の微生物の発見や、大気から深海に至る炭素の循環の解明が期待される。

2008年6月19日 (木)

東シナ海の油田開発

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今日の新聞各紙の社説には、東シナ海油田開発問題で一定の前進があったと評価した内容だった。北東アジアの和平は、重要な事である。小泉前政権では、靖国参拝問題で、ナショナリズムが絡む問題があって、交渉は進まなかったが、今回胡錦濤国家主席の訪日し福田康夫首相と会談によるもので、事務方でまとめていたが、大筋で合意した。

共同開発は日中が共同探査を行い、同意した地点を選択する。日本の開発参加に関しては、出資比率や利益配分などは今後の交渉で詰めるという。継続協議となった他のガス田の扱いも含め、互いに誠意をもって交渉を進めてほしい。

朝日新聞の内容                                                 日中関係の懸案のひとつに、ようやく解決の道筋がついた。東シナ海のガス田について、一部を共同開発することなどで両政府が合意したのである。 海底資源などの権利を主張できる排他的経済水域(EEZ)の線引きに絡んで、長くもめていた問題だ。やっかいな線引きを棚上げし、なんとか妥協にこぎつけたのはよかった。

合意の対象は2カ所の開発だ。すでに稼働直前の段階にある白樺(しらかば)ガス田(中国名、春暁)について、日本側が中国の開発会社に出資し、出資比率に応じて利益を分ける。もう一つは、日本側が主張する両国沿岸からの中間線をまたぐ海域で、新たに日中折半で共同開発する。

双方が日中関係の全体をにらんで歩み寄ったということだ。100%中国資本で進めてきた開発に日本の参加を認めるのは中国側の譲歩だが、出資比率の交渉はこれからだ。日本側もこの2カ所以外の開発については明確な言質をとらなかった。

この問題は5年ほど前、中国側が中間線付近で一方的に開発を始めたことから急浮上した。当時、小泉首相の靖国神社参拝などで関係が険悪化した時期だったため、両国のナショナリズムがぶつかり合う形になってこじれた。

そもそもEEZは、沿岸から200カイリまでを主張できるのが基本的な国際ルールだ。だが、日中のように地理的に接近していると双方の200カイリが重なってしまい、どこに線を引くかで利害がぶつかることになる。

日本は、両国の沿岸からの中間をとってEEZの境界とするよう提案している。一方、中国は大陸棚が続くところまで沿岸国の権利は及ぶとの理屈から、沖縄の近くまでを中国側とするよう主張している。

一時は、中国側がガス田近くの海域に軍艦を出動させて示威行動を見せたり、日本側も日本企業に開発許可を与えたりして緊迫したこともあった。 結局、今回の合意は線引き問題に触れなかった。双方の主張が平行線のままなのは変わらない。

それでもこうした妥協の形ができたのは、福田首相と胡錦濤国家主席の政治的な決断があったためだ。部分的に譲歩しても関係改善の流れに弾みをつけた方が、お互い利益が大きいという大局的な判断だ。 北京五輪を前に対日関係を安定軌道に乗せておきたいとの中国側の思惑もあったに違いない。

温家宝首相が「東シナ海を平和の海に」と和解を呼びかけて2年がたつ。決着までこれだけの年月がかかったところに、ナショナリズムが絡む問題で妥協することの難しさが見て取れる。 原則での対立は横に置いて、大局で手を結ぶ。そんな現実的な知恵をほかの懸案でも働かせてもらいたい。

補助金多いほど天下りも多い傾向

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厚労省天下り&補助金団体を夕刊フジは集計しリストした。夕刊フジは、厚労省所管分のうち1億円以上の補助金や随意契約など金銭交付を受けた団体・企業を金額が多い順に集計し、上位30をリストにした。天下り数には厚労省以外の中央官庁OB、金銭交付には厚労省以外の中央省庁分も含まれる。

政管業の癒着の実態は値が深い。補助金が多いほど天下りが多い。

断トツは、社会福祉施設などへの貸付事業を行う独立行政法人「福祉医療機構」で、補助金は535億8200万円、随意契約は2756億900万円で計3291億9100万円。

理事長には元日本物産社長の長野洋氏が就任しているが、理事には元厚労省政策統括官や同省労働基準局安全衛生部長らが名を連ね、天下りは8人いる。

2位は、雇用管理の相談や援助などを行う独立行政法人「雇用・能力開発機構」で、補助金は1283億9200万円。やはり理事には元厚労省職業安定局長や元静岡労働局長、元広島労働局長らがズラリ。天下りは34人にのぼる。

128人もの天下りを抱える財団法人「社会保険健康事業財団」は補助金が50億1900万円。110人の財団法人「介護労働安定センター」は38億9600万円。94人の社団法人「全国社会保険協会連合会」は88億1000万円。多額の補助金を得ている団体には、多数の天下りがいる傾向がある。

随意契約の問題も大きい。厚労省は06年度、126件、2802億7800万円の契約を団体や企業と結んだが、うち随意契約が82件、2796億7800万円で、99.8%という異常さだった。

こんな、状態では、後期高齢医療制度賛否・福田首相の消費税アップの発言なども、国民に不信かうばかりである。徹底して無駄を排除し、その上での議論でないとダメである。これでは福田政権も先が危うい。

秋葉原の事件で思う

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秋葉原の事件で思うのだが、家庭の環境が如何に大事だか、小学生・中学生を持つおやごさんに言いたい。少子化で子供を育てる数が少ない。何とか我が子だけは確り勉強させ、一流の学校卒業させ、立派な大人に育てようと、自分のイメージで子育てしようと考えているのだろう。

そのためには、本人の意思を無視、自分で、出来なかった事を、子供に要求してイメージ作りあげ、子供の行動の全てを管理するのである。そのためには、箸の上げ下ろしまで指図してしまう。

子供は、次は何をしたらいいのか分からない。親がいないと行動ができない。いわゆる「指示まち症候群」に陥るのである。子供の成長に合わせ、子供の個性を伸ばす、出来るだけ、自分の意思で行動が出来るように、子供の生命力・判断力・思考力などを生かす事が大事である。

田んぼの田植えを見て感じたのであるが、一粒の種は、栄養と太陽と水で10株ぐらいに増えて、何百粒の米を実らせる。しかし、肥料のやりすぎると、収穫前に、風雨に耐え切れず、倒れて実の入らぬまま枯れてしまう。

今紫陽花の季節であるが、我が家にも何株かの紫陽花があるが、植えて2・3年は見事に咲いたが、去年も今年も咲かない株がある。どうも肥料のやり過ぎなのかもしれない。長らく放って置いた株が今年は見事咲いた。栄養も水も充分でない厳しい環境で必死になって花を付けたのだろう。

人間も、温室育ちでは、突然環境が変わったとき対応できない。秋葉原の事件はまさしくそうだと思う。今まで育った環境が世間の厳しい荒波に耐え切れず『切れ』しまったのだろう。

我慢させる・子供の意思を尊重する・自立心をもたせる。などが大事である。

堀の水

今日の名言

およそ人間たるもの、便器にかかっている時ほど真剣で、思いつめ、精神統一を果たしている時は他にない。

スウィフト『ガリヴァー旅行記』

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どうしても子宮に手がゆくアマリリス 松本恭子

みんなで聞こう/楽しいオルゴールを/ラリラリラリラ/しらべはアマリリス(『アマリリス』岩佐東一郎作詞)アマリリスの名前を知ったのは教室で習った唱歌からだったが、実際に花を見たのはだいぶ後からだったように思う。

このあいだ歩いた茗荷谷の細い路地では大きな赤い花を咲かせたアマリリスの鉢植えが戸口のあちこちに置かれていた。「子宮」という生々しい言葉に一瞬ぎょっとなるけど、アマリリスという優しい花の名前が幾分その衝撃を和らげている。

「どうしても子宮に手がゆく」という表現に女に生まれ女の身体に向き合っている哀しみにも似た感情が託されているのだろう。デビューのときにはレモンちゃんの愛称で親しまれ、そのすがすがしい青春性が話題になった作者だが、掲句を含む句集では「私」の感情を中心に身体を通して対象をとらえる主情的な俳句が多かったように思う。

白昼夢機械いぢれば声の出る」「どこまでもゆけると思ふ夜の鹿」『夜の鹿』(1999)所収。(三宅やよい)

 堀の水 夏の匂いで むせ返る

昨日田んぼの縁を散歩してみたら田植えの準備を始めて、川から水を取り入れた堀の水が威勢良く田んぼに流れ込んでいた。

田んぼで、思い出したのだが、田んぼは2000種の生き物を育ててる場所という。そう言えば、田んぼには、どじょう、ふなの子が沢山取れた。網の中に名も分からぬ他の生き物が入っていたなあ・・・。開発進んで田園風景が少なくなってしまった・・・。

2008年6月18日 (水)

深夜営業自粛

Center171 コンビニ営業規制・神奈川県でも検討=条例で。松沢知事深夜営業自粛要請へ

神奈川県の松沢成文知事は17日の記者会見で、今年度中の制定を目指す地球温暖化対策推進条例に基づき、24時間営業のコンビニ店やスーパーに深夜営業の自粛を要請する方向で検討していることを明らかにした。
24時間営業のコンビニ店などについて、県の有識者検討委員会は既に「営業時間短縮など、より環境負荷の小さい方法での販売や配送に努めなければならない」とする条例の骨子案をまとめている。松沢知事は会見で、「深夜もこうこうと明かりを照らしているのは、省エネの面でも逆行する」と指摘。検討委が示した営業時間短縮の努力義務規定のほか、より実効性を高める方策を検討する方針を示した。

確かに地球温暖化では、深夜営業などは営業時間短縮などを考える必要があると思う。また、青少年の悪の温床になっている場合がある。経済発展も、環境に配慮し問題を起こしてまで便利になる必要はない。

今朝も、ゴミ拾いをして来たがコンビニの周囲がいつも汚れていて、最近コンビニが撤退したら、ゴミの数が少ないのに気がついた。それだけコンビニを利用している人のマナーが悪いのに驚いた。

地球温暖化・環境美化・青少年健全育成の面からも是非、営業時間短縮を検討し。効果を出すように進めてもらい、全国都道府県に広がりを期待したい。

 

消費税のこと

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衆院選は「負け」覚悟の消費税発言?

産経新聞より福田康夫首相が17日のインタビューで消費税率引き上げに言及したことは、今後の税制改正や自民党内での消費税論議に一石を投じそうだ。ただ、来年秋までにある衆院選を考えるとすぐには進められないだろうという冷めた見方もある。

インタビューの途中、首相は唐突に「消費税が今5%なんです。欧州の国に比べると非常に低いんです」と、自ら消費税をめぐる話題を展開した。

その後、首相官邸で記者団に対し「消費税を20%ぐらい取る国のメディアが大勢いたから、日本は5%でも国民皆保険で達成していることを理解してもらうつもりで言ったのだ」と解説した。しかし、少子高齢化が進む中で消費税率が5%のままだと日本の社会保障制度は破(は)綻(たん)しかねないことを強くにじませたともいえる。

17日夕の経済財政諮問会議で示された「骨太の方針2008」の素案も、「あらゆる世代で広く負担を分かち合い、社会保障をしっかりと支える安定的な財源を確保する」と、消費税の課税強化を意識させる文言となっている。

自民党内では、早期の消費税率引き上げを掲げる与謝野馨前官房長官らの「財政再建派」と、引き上げに慎重な中川秀直元幹事長らの「上げ潮派」との対立がある。中川氏らは最近では「1箱=1000円」のたばこ税の増税で財源不足を補うべきだとも主張している。こうした中、首相は消費税率引き上げを財源確保の「王道」に掲げ、国民的論議になることへの強い期待をにじませた格好だ。

もっとも、首相は諮問会議で、「平成21年度予算に向けて、まずはムダ・ゼロで財源を捻出(ねんしゅつ)し、社会保障関係など生活者が真に求める重点課題に充てたい」と同年度中の税率引き上げには触れなかった。自民党内には、衆院選への影響から、「負け覚悟の決断が首相にできるだろうかだろう」(閣僚経験者)との声がある。

私は、消費税発言は、選挙に勝ち負けでなく、財政再建を考えた場合与謝野前官房長官の言うとおり、引き上げしなければ日本の行政は立ち行かなくなる。だから、福田首相の発言は、思惑や、人の意見でなく本人の率直な意見であり、私は衆院選で「負け」とかの意識は、なかったものと思う。

しかし、内閣改造の声があったが、指名するに当たっては、身体検査をしなければならないという。情けないことになていること事態おかしい。国会議員ともあるものが、個人の日ごろの暴かれて、辞めなければならないなんて、何人もいたから・・・。個人の利益や名誉だけで、国会議員になっている人がいる。もっと、真剣に国民の安全・安心を考えて欲しいと最近は特に思う。

夏至近いというのに

今日の名言

遊びをせんとや生(うま)れけむ、戯(たはぶ)れせんとや生(むま)れけん、遊ぶ子供の声きけば、我が身さへこそ動(ゆる)がるれ。

『新訂 梁塵秘抄』

07akitakoma_sumire11_2ひそと動いても大音響 成田三樹夫

無季にして大胆な字足らず。舞台の役者の演技・所作は、歌舞伎のように大仰なものは要求されないが、ほんの少しの動きであれ、指一本の動きであれ、テンションが高く張りつめた場面であれば、あたかも大音響のごとく舞台を盛りあげる。大声やダイナミックな動きではなく、小さければ小さいほど、ひそやかなものであればあるほど、逆に観客に大きなものとして感じさせる。

舞台の役者はその「ひそ」にも圧縮されたエネルギーをこめ、何百人、何千人の観客にしっかり伝えるための努力を重ねている。たかだか十七文字の造形が、ひそやかな静からゆるぎない巨きな動を生み出そうとしている。舞台上の静と動は、実人生での静と動でもあるだろう。

特異な存在感をもった俳優として活躍した三樹夫は、舞台のみならず映画のスクリーン上の演技哲学として、こうした考え方をしっかりもっていたのであろう。ニヒルな存在感を「日本刀のような凄みと色気を持ち合わせた名脇役」と評した人がいた。三樹夫は惜しくも五十五歳で亡くなった。

私は縁あって告別式に参列した際、三樹夫に多くの俳句があって遺稿句集としてまとめたい、という話を耳にした。死の翌年に刊行された。「鯨の目人の目会うて巨星いず」「友逝きて幽明界の境も消ゆ」などの句がならぶ。インテリで文学青年だった。掲出句はどこやら尾崎放哉を想起させる。「大音響」といえば、富澤赤黄男に「蝶墜ちて大音響の結氷期」があった。皮肉なことに、赤黄男のほうが演技している。『鯨の目』(1991)所収。(八木忠栄)

単衣着て風よろこべば風まとふ 中村汀女

裏地のついていない衣服。単物とも言う。かつては季節の移ろいにあわせて、綿入れ、袷、単衣というように衣服を更える習慣があった。たとえば、陰暦4月1日は綿入れから綿を抜いた袷へと更衣をし、5月5日には袷から一重の衣服へと更え、その軽やかさや、肌に直接触れる清涼感を楽しんでいたのである。冷暖房の行き届いた現代人は、いつの間にかこうした自然との対話を失ってしまった。自然と交感する皮膚感覚。ここからも俳句は生まれてくるのである。

夏至が近いというのに・・・。この所、陽気が平でないのか、年のせいで感じてしまうのか、暑さ寒さが敏感になったようだ。コタツを片付けないで、扇風機を出したりした。(一昨日、コタツは片付けた)妻と快適気温で議論をしてしまった。18度~20度だとおもうが・・・。先だってクーラーを新品に入れ替えた。

2008年6月17日 (火)

愛の賛歌

192いつも夜寝るときはラジオを、かけっ放しで寝るのだが何時か分からぬが、NHK深夜便で越路吹雪の「愛の賛歌」が流れていた。思わず、いい曲だなあ・・・。と聞き惚れてしまった。

あなたの燃える手で

あたしを抱きしめて

ただ二人だけで

生きていたいのただ命の限り

あたしは愛したい

命の限りに

あなたを愛するの頬と頬寄せ

燃えるくちづけ 交わす喜びあなたと二人で暮らせるものなら

何にも要らない何にも要らない

あなたと二人 生きて行くのよあたしの願いはただそれだけよ

あなたと二人固く抱きあい

燃える指に髪を絡ませながら

いとしみながら

くちづけを交わすの

愛こそ燃える火よあたしを燃やす火 心溶かす恋よ

しかし、シャンソン歌手の越路吹雪さんはもういない。まさに“女王”の名がふさわしい。豪華絢爛なドレスをまとい、優雅に身をこなす。戦後まもない日本のモノクロームな風景の中で、彼女だけが極彩色を放っていたのだ。
そして、外見負けしない歌手としての実力。エディット・ピアフを師と仰ぎ、行間を読むような繊細きわまりない表現力で、日本的なコブシを織り交ぜながらシャンソンを自分のモノとする。特に「愛の讃歌」での名唱は、日本人であるなら一家に一枚ものだ。もちろん宝塚に始まり、ミュージカル/映画女優としても卓越した才能を発揮。それでも一箇所に留まることを潔しとせず、セリフ劇などにも挑戦する芸術家肌であった。
惜しくも80年に亡くなってしまうが、RCサクセションから暴力温泉芸者まで、さまざまなアーティストが参加したトリビュート盤『拝啓、越路吹雪様。』がリリースされるなど、再評価が著しい。(リッスンジャパン) と云うことだ。

誘拐から開放〈イラン〉

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外務省海外安全ホームページなどが、イランの危険情報を流している。

これはあ、最近の情報であるが、イランの東部地域等においては、依然としてアフガニスタンからの武装麻薬密売組織等の流入やこれを取り締まる治安部隊との衝突が散見されます。また、イラクの不安定な治安情勢が同国との国境付近の治安に悪影響を及ぼす可能性も排除できません。

イラン南東部で誘拐され、8カ月ぶりに解放された横浜国立大生、中村聡志さん(23)は16日、迎えにきた父親の淳貴さん(54)とテヘランの空港で涙の対面を果たした。17日夜に帰国する予定だ。

日本大使館に保護され一夜明けたこの日、中村さんは大阪から駆けつけた淳貴さん、小野寺五典外務副大臣とテヘランのイマームホメイニ国際空港で合流。イラン外務省のシェイフアッタール筆頭次官らをともに訪問し、謝意を伝えた。

8ヶ月ぶりに、開放さてたので、家族の心配もようやっと開放されたと思う。本当に良かった。

だが、こういう事件で思うのであるが、一人の人間を救う為にどれだけの心配と、お金をかけたかである。勝手に旅行して、事件に巻き込まれ、多くの人に迷惑をかけた。確かに旅行を規制する理由はない。だからといって、情報の流れているのは、知っていると思うが、危険地域はある。

若いから、多少の冒険心は必要だろうが、安全の上にも安全な行動で実践すべきで、何か英雄視されることを誇り思っているとしたら、とんでもない間違いである。

昆虫のこと

今日の名言

平和の時には子が父の葬いをする。しかし戦いとなれば、父が子を葬らねばならぬのじゃ。

ヘロドトス『へロドトス 歴史』(上)

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標本へ夏蝶は水抜かれゆく 佐藤文香

昆虫が苦手なわたしは、掲句によって初めて蝶のHPで採取と収集の方法を知った。そこにはごく淡々と「蝶を採取したら網の中で人差し指と親指で蝶の胸を持ち、強く押すとすぐ死にます」とあり、続いて「基本的に昆虫類の標本は薬品処理する必要がありません。日陰で乾かせばすぐにできあがります」と書かれていた。

こんな世界があったのだ。虫ピンというそのものズバリの針で胸を刺され、日陰でじっと乾いていく蝶を思うと、やはり戦慄を覚えずにはいられない。掲句はこの手順を「水抜かれ」のみで言い留めた。

命、記憶、痛み、恐怖のすべてを切り捨て、唯一生の証しであった水分だけで全てを表現した。出来上がった美しい標本を見ているうちに、ふと考えた。丸々と太った芋虫の姿から、蛹のなかで完全にパーツを入れ替え、別な肢体を得る蝶のことである

今までの劇的な変化を考えれば、水分をすっかり抜かれることくらい、蝶にとっては造作もないことで、永遠の命を得るために標本への道を自ら選択しているのではないのかと。〈朝顔や硯の陸の水びたし〉〈へその緒を引かれしやうに鳥帰る〉『海藻標本』(2008)所収。(土肥あき子)

汲み置きの バケツの中に 源五郎

昨日の朝、外の洗い場に汲み置きしたバケツに、珍しい源五郎がいた。昆虫採取では思い出がある、小学生6年生の夏休み宿題で、昆虫採取し、お菓子の箱・ホルマリン・注射器・虫取り網・虫かごなどを用意して、近くの山に出かけた。しかし、どうも夏休みが近づいても、上手に出来ないで、とうとう何もまとまらないで、親父に叱られた思いでがある。

源五郎は、川の中にいる昆虫で、甲虫で、あるとき、明かりを目がけて飛んでくるのである。家の前の街頭に、色々な虫達が集まってくるので直ぐ近くの洗い場が近いので、落ちていたのだろう。

それのしても、もうそんな季節になったんだ・・・。昨日も、庭の草取りをして蚊に刺されてしまった。夏は、昆虫の季節でもある。

2008年6月16日 (月)

道路財源こと

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次から次と、山波は来る。日本国土に1億2千万人の人がいる。その国民に、安心・安全に暮らしを、考えるのが政府である。

その日本列島に大きな衝撃の波は来るのである。天変地異は、いつでも起こる可能性はある。先の、岩手・宮城内陸地震のように自然の驚異に驚いてしまっていると、人間同士の決め事で、生きていく為に、幸せを共に享受すると言う名目で国会議員先生たちは、道路財源・ガソリン税などで大もめであった。

その問題は地震で崩れさってしまっているような、印象で忘れさせてしまいそう。そうではない。確り議論をしてもらいたい。と思うのだが、大宅暎子さんが講演された内容を、目にしたので記してみる。

2007年11月20日新潟県三条信用金庫での講演から・・・。(抜粋)

テレビに出始めると、あちこちから審議会の話が来る。審議会というのは、いろいろな分野で活動している人に集まってもらい、政策に反映させる・・・というのが建前。実際は、官僚がやりたいことを言わせる隠れ蓑。

それでも、私はそこで自分の意見を言おうと入ってみた。ところが入ってみると、いろんな組織の人がいて、その組織の利益になることしか言わない。

道路関係4公団民営化推進委員会で、あれだけムダな道路は造らないと言っても、ムダな道路ではないと造る人がいる。ムダでないなら使ってくださいと言いたい。ところが、使うかと聞いてみると、みんな「わざわざ金を出してまで高速道路になんて乗らない」という。つまりムダな道路。

そういう人たちは、道路が欲しいのではなく、道路工事が欲しい。なぜなら、道路工事をしている間は景気がよくなるから。しかし、本当に地域を活性化する力が道路なのか。違うはず。

昨今の事件を見ていると、嫌な事件ばかり。不祥事を起こして謝罪する映像ばかりが流れるが、誰も禿げた親父の頭なんか見たくない。

最近は賞味期限。ただ、賞味期限は、あくまでもおいしく食べる期限。それが、最近のメディアはヒステリーで1日でも伸びると叩く。

日本は豊かになり過ぎてしまった。貧しい時代は、自然に我慢することができた。そして、やたら、「みんな同じ」、「平等」。これが、ここまで人が溶けてしまった2大元素。

確かに便利はいいこと。しかし、ある限度で止めるべきだった。それは、これからでも遅くない。これ以上の便利さはいらないと声を上げる。子どもたちに、意図的に我慢する状況を親や会社はつくり出さなきゃいけない。

もう1つは、平等のはき違え。平等は同じということではない。全国を東京にしようとしても無理。平等とは入り口、チャンスの平等で、日本は自由競争を認めているのだから、結果に差が出るのは当たり前。それなのに、平等、平等と言う結果、もっとがんばれる人が足踏み状態。貧しい時代は、ある程度、結果を合わせるのはしょうがなかった。

今こそ、バラバラの個人が声を上げないといけない。もちろん、声を上げても良い目に合うとは限らない。リスクもある。しかし、声を上げないと、既得権を持っている一部の人の声が通ってしまう。声を上げる人の中には、変な人も多い。しかし、まともな人がまともな意見を言ったら力はある。

地方が悲鳴を上げているというが、それは分かるが、それまで、地方には自立するという心意気が欠けていた。公共工事で食っていくという考えが多かった。そこで、公共工事が無くなったのだから、悲鳴が出るのは当たり前。それなのに、ここでどうすればいいのかという考えにならず、もっと公共工事をくださいと言う。それでは元気にならない。

みんなが同じようなものになるという発想は貧困。新潟は新潟、三条は三条、燕には燕のよさがある。違うことはいいこと。しかし、日本では同じことがいいこと。東京では、お金を出しても手に入れられないものが地方にはある。日本人は、なぜか東京がいいと思っている。違っていい。そう考えれば、もっと幸せになれる。

まず、違うことはいいことという考えをする。人間の存在は平等。それでも、計算ができる子もいれば、かけっこが速い子もいる。違うというと、どっちが上、どっちが下と思ってしまう。男と女は違うというと、すぐに「男が上というのか」という人がいるが、どっちが上というのではない。

詩人の金子みすゞの詩の中に「わたしと小鳥とすずと」という詩がある。「わたしが両手をひろげても、お空はちっともとべないが、とべる小鳥はわたしのように、地面(じべた)をはやく走れない。わたしがからだをゆすっても、きれいな音はでないけど、あの鳴るすずはわたしのように、たくさんなうたは知らないよ。すずと、小鳥と、それからわたし、みんなちがって、みんないい」。私はこの詩が大好き。

それぞれの違いを生かし、尊重し、共存する。その中で個人が育てられ、個が確立する。

確立した個とは、「自己確認」「自己主張」「自己責任」ができること。この「自己主張」が日本人は苦手。日本のあいまいさは、日本だけで生き抜くには、優しくてとてもいい。しかし、世界の中で生き抜くには自己主張も大切。

日本は、今まで平均点の高い人を育てればよかった。これからは誰にも負けないとんがった人を育てなければいけない。そのためには違いを認めること。メリハリを付けることが大切。違いを認めるということは意識を変える必要がある。みんなと同じ輪に入っている方が楽。しかし、その中にいるだけではダメ。

意識を変えるには、次のことが重要になってくる。

まず、みんな一緒という考え方から、違ったことを認める考え方へ変え、相対的な評価ではなく絶対的な評価にする。そして、安全第一という考えを捨て、失敗はある、危険はあるという前提に立つ。人は失敗から学ぶことがたくさんある。それで成長する。完璧主義ではなく、80点でOKにする。そうすれば、かなり気が楽になる。一律をやめてメリハリをつける。メリハリをつけると、乗っからなかった人が差別だと言うが、そうではなく、プライオリティーをつけることが重要。そして、所有から利用、運用へ。お金も貯めるだけでなく、上手に使うことを覚える。平均主義から脱却することも大切。下がったとはいっても、日本は平均レベルではかなりいい。ただ、ノーベル賞をとる人がみんなそうだとは言わないが、人間的にも優秀で天才なんて人はそういない。天才は変わっているもの。異なった能力を伸ばすというムードを作り出さないといけない。そして、数字からフィーリングへ。数字には説得力がある。しかし、数字にならないものも大切。楽しいだとか、おいしい、きれい。予防から基礎体力へ。風邪をひかないために、予防、予防ではなく、風邪をひかないために基礎体力をつける。そうすれば、少しくらいの 風邪もすぐに治る。

変えるのは、私たち一人ひとり。誰かがやるのではない

何でも、誰かに頼めば何とかなる。ではない、時には我慢する・身銭を切る事だって、生きていくには必要なんだと思う。結果を人の勢にするな、自分も人のために汗をかけ・・・と言いたい。

日朝協議の評価は?

07tamurano_yuhi31毎日新聞は14、15両日、電話による全国世論調査を行った。日朝協議で北朝鮮が拉致問題の再調査開始に同意したのを受け政府が対北朝鮮制裁の一部解除を決めたことを「評価する」との回答は34%にとどまり、「評価しない」の55%を下回った。福田内閣の支持率は5月の前回調査比3ポイント増の21%、不支持率は1ポイント減の60%。支持率は昨年9月の政権発足後初の上昇だが、依然低迷が続いている。

 北朝鮮は「よど号」乗っ取り事件メンバーらの引き渡しに応じる意向も表明。しかし、北朝鮮の対応を十分に見極めないうちに制裁を解除することに世論の大半が慎重であることがうかがえた。

どうも北朝鮮の今までの交渉の経緯から、信用できない。

今回の日朝会談で拉致被害者家族会の事務局長、増元照明さんは、「再調査」「よど号犯(引渡し)」の2文字に警戒警報!!

昨夜、斎木アジア大洋州局長より、今回の日朝公式協議についての説明があった。ここで多くの時間を割いたのは、「再調査」の語義の問答であった。
 
北朝鮮が発表していた「8人死亡」が覆ることなく、挙句、偽の遺骨まで出された経緯を持つ「再調査」という言葉。被害者家族にとって、身の毛のよだつこの「再調査」という言葉をあえて合意の文書に用いて報告し、悪夢を追体験させてまで成したかったことは何か?政府の意図は何か?

それは、「再調査」という言葉に極めて敏感に反応する家族の気持ちを見越して、質問をここに集中させ、「一部制裁解除」の裏に潜む「国交正常化へのスタートを切る」ということへの追及を回避することであったと考えられる。拉致問題の解決とは別問題である「よど号犯」の文字まで掲げ、核心の追及をかわそうとした。

と、言って強い疑念で受け止めている。

私も、この報道を聴いて「エーエー!」どうなっているんだ「日本政府まで!」これはおかしいよど号犯人引渡しなど持ち出し、再調査なんて信用できない。再調査は日本人が行って行う事を許し、協力するならば・・・と思うのだが、先ず100㌫考えられない。

だから、日朝協議で北朝鮮が拉致問題の再調査開始に同意したのを受け政府が対北朝鮮制裁の一部解除を決めたことを私は、『評価しない』である。

プロ野球と都市対抗

今日の名言

前途は遠い。そして暗い。しかし恐れてはならぬ。恐れない者の前に道は開ける。行け。勇んで。小さき者よ。

有島武郎『小さき者へ・生まれいずる悩み』

06oga_toga11タイガースご一行様黴の宿 山田弘子

なっ、なんだなんだ、これは。「失敬な」と思うのは、むろんタイガース・ファンだ。いつごろの句かはわからないが、私はこの「黴(かび)の宿」を比喩と見る。つまり遠征中のタイガースが黴臭く冴えない宿に泊まっているのではなくて、弱かった頃のタイガースの成績の位置がなんだか黴の宿に宿泊しているみたいだと言うのだろう。

万年最下位かビリから二番目。実際にどんな宿に泊まっても、そこもまた黴の宿みたいに思えてしまえる、そんな時期もありました。作者は関西の人ゆえ、たぶん阪神ファンだと思うが、あまりの不甲斐なさに可愛さあまって憎さが高じ、つい自嘲を込めた皮肉の一つも吐いてしまったというわけだ。

今季のタイガースにとてもこんなことは言えないが、ここにきての三連敗はいただけない。こういう句を作られないように、明後日からの甲子園ではあんじょうたのんまっせ。虚子に一句あり。「此宿はのぞく日輪さへも黴び」。こんなに黴レベルの高い宿屋には、二度と泊まらないですみますように。『彩・円虹例句集』(2008)所載。(清水哲男)

最近、プロ野球に興味がなくなってしまった。大の巨人ファンだったのだが、長島選手・王選手が現役で背番号3や1が懐かしい。今は原監督がいるから、時々テレビの実況中継を見るくらいで、ラジオのニュースで結果知るだけで、今年は、阪神が 強い事ぐらいしか分からない。

野球といえば、都市対抗である。会社の工場で野球部があって、予選を勝ち抜き後楽園に出場した時、自分は、担当部署に在籍していたので、色々な関係で協力させていただいた事がある。応援団の事、補強選手の宿泊のこと、壮行会のことなどであるが、都市対抗の野球の出場は、大変な事だと思った。

79年に準優勝した事が印象に残っている。

しかし、それだけの、メりっとがあるからだと思うが、自分ではとても計算できない。でも、現中日ドラゴンズの落合監督が工場で野球部にいて活躍していた時期があったのが懐かしい思い出がある。

2008年6月15日 (日)

最近思うこと

192 最近思うことが、今までの経験と違うことで悟りというか、諦めというか、運命というか、本当に生きるということはどういうことかなど、日常歩いている時に頭にうかんでくる。

しかし、その考えは、まとまっている訳ではない、勿論結論なんて出たはずでもなく、ただ漠然としたものであるが、もう直ぐまとまった考えが出来る。奥深いトンネルの奥に小さな明かりのようなものが見えたような、気がするのであるが・・・。

そんなことを、頭に浮かべていると、25・6歳の頃、親父に人間が生きることは「こうでないといけない」なんて偉そうに話していたっけ・・・。

「過去からおくられ、未来をはらむ、場所的現在」、それは「永遠の今」西田幾多郎。

宇宙145億年、地球46億年、生命40億年、その連続の上に、今、自分は生きている。この宇宙が生まれて、現在までのような環境になっていなければ、自分は存在し得えない。

太陽系と地球が現在のような環境になっていなければ、私は存在しなかった。これって、とっても不思議に思うのだが? こんな事を連想して、暇な時間を過ごす事がある。

私のブログ名『名もない花』というのは、カトレアのような派手な花もあり、すずらんのような質素な花もあるが、私の本当の『名もない花』は、誰からも見過ごされているが、自分では、精一杯自由に生きている。

そして確りとしたポリシーを持って咲いて一生を終える。そういう花になりたい。と意味で名づけたのである。是非この健気な心意気を察して下さい。

UFJ信託銀行の遺言川柳の入選作に「百歳の 遺産受け継ぐ 八十歳」というのがあった。日本人は世界一の長寿国であるからなあ・・・。

人生50年の時代と比べて人生80年の時代に生きる現代人は、幸せな生き方ができているだろうか、年老いて心身ともに辛い思いをしてまで生きながらえるより、早く命尽きることを願う人もあれば、80歳を超えても青年のようにいきいきと日々を生きている人もいる。
長寿とは一度きりの命が長生できるようになったということだが、嘘のない、安心・安全の世の中であれば長生きできるのだと思う。

UFJ信託銀行の遺言川柳の入選作に「物よりも 相続したい 母の味」というのがあった、親の生きざまを見て命の使い方を子供が学ぶ、当たり前のことがとても大切な意味を持つのも現代なのかも知れない。

最後に「長寿国死ぬのがヘタな人ばかり」なんてのもあったなあ・・・・。しかし、トンネルは長いかもしれないぞ!そんなことを考えて結論が出ないうちに死んでいくのかなあ・・・。

主要8カ国(G8)財務相会合

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どうも気になる、世界経済は、景気が停滞するなかで原油・食糧価格が高騰し、インフレ懸念が出てきたようだ。肝心のアジア株もちょっと停滞気味である。こんな中でブリックスといわれる国々に期待したいというのは、どうだろう。

しかし今や世界で、一番注目しなければならない温暖化である。温暖化を厳しく規制しつつ、経済を安定にさせる政策理念を忘れてはならない。

朝日新聞社説より、                                           「世界経済は逆風に直面している」――大阪で開かれた主要8カ国(G8)財務相会合の共同声明には、そんな危機感が盛り込まれた。

 先進国の景気が停滞するなかで原油・食糧価格が高騰し、世界的にインフレ懸念が高まりつつある。一方で米国の住宅価格は下がり続けており、金融不安がおさまったとはいえない。インフレと景気刺激と、どちらを重視して政策をすすめていくべきか、難しい局面に立たされている。

 米国は昨秋以来、大胆な利下げを続けてきた。金融不安や景気後退の恐れに直面したためだが、結果として引き下げ過ぎたようにみえる。金融資本市場から逃げ出したマネーが原油などの商品市場へ流れ込み、相場高騰を加速させているからだ。

 適正な政策金利を計算する手法の提案で知られるテーラー米スタンフォード大教授(元米財務次官)はさきごろ日銀の招きで講演し、世界的に金利が低すぎることに警鐘を鳴らした。米国だけでなく、米国にあわせて金利を低くした新興市場国でインフレが深刻な問題になりつつある。

 欧州中央銀行は来月に利上げする可能性が高まっており、米連邦準備制度理事会のバーナンキ議長も利下げ休止を示唆した。主要国はインフレ警戒へ重心を移し始めた。だが欧州の利上げが先行すると、ドル安と原油高騰の悪循環は止まらないかもしれない。

 米当局は米国への資本流入を確保する意味もあって「強いドル」の維持に躍起だが、米国を中心とする世界のマネーの流れ自体に異変が起きており、流れはなかなか元には戻らない。

 会合では、原油などの高騰の要因として、実需と投機がどの程度あるのか分析していくことが合意された。その努力は大切だが、投機を直接制限する妙案はない。したがって、根本にある世界的な金余りを解消しないことには過剰な投機は抑えられない。

 日本にいると実感しにくいが、過去20年近く、世界経済はおおむね順調だった。米国がこの間、ほとんど不況を経験せず、世界経済を引っ張ってきたことが大きい。しかし、それは株価や住宅価格のバブルによって支えられてきた面があった。

 IT(情報技術)の株価バブル崩壊の悪影響を防ぐための超低金利が、住宅バブルを作り出した。いままた、住宅バブル崩壊の悪影響を防ごうとして新たな問題を生んでいる。

 不況になると失業者は増え、社会不安も高まる。避けられるなら避けるに越したことはない。

 しかし、政策で無理を重ねて不均衡が広がれば、結局はもっと大きな不況や痛みとなって返ってくる。米国をはじめとする政策当局は、過剰マネーの抑制を優先させていくべきだろう。

結婚事情

今日の名言

(いのち)長ければ辱(はぢ)多し。

兼好法師『新訂 徒然草』

1040423_img1 御手打の夫婦なりしを更衣 与謝蕪村

武士言葉についての話題を、しばしば聞くことがあります。本も出ているようです。別の世界のようでいて、でもまったく違ったものとも思えない。地続きではあるけれども、不思議な位置にある世界です。

いつもの慣れきった日常を新鮮に見つめなおす契機になるようにと、いまさらながら光をあてられてしまった言葉なのでしょう。まさか、「おぬし」とか「せっしゃ」と日々の会話で使うわけにもいかないでしょうが、その志や行いは、江戸しぐさに限らず、日々の行動に取り入れることの出来るものもあります。

句の、「御手打(おてうち)」も、今は使われることのなくなった武士社会の言葉です。本当だったら許されることのなかった夫婦、というのですから、自然に思い浮かぶのは密通の罪でしょうか。隠れて情を通じ合っていた男と女が、何らかの理由によって「御手打」を許され、夫婦となって隠れ住んでいるもののようです。

それでもかまわないという思いで結ばれた二人の気持ちが、どれほどに烈しいものを含んでいようとも、季節は皆と同じようにめぐってきます。夏になれば更衣(ころもがえ)もするでしょう。句の前半に燃え上がったはげしい情が、更衣一語によって、いっきに鎮められています。『日本の四季 旬の一句』(2002・講談社)所載。(松下育男)

最近、近所で男でも、女でも、結婚しないで人がいる。現代結婚事情が、気になるのでちょっと調べてみた。

平均初婚年齢: 男性29,6歳 女性27,8歳 だそうだ。最近、結婚の年齢が遅くなっているようだ。平均寿命も世界一と高くなっているからかなあ・・・。しかし、適齢期というものはあると思うが、未婚率: 男性30歳~34歳 42,9% 女性25歳~29歳 54%という。未婚率とは一度も結婚をしていない人の割合。1970年と比べると、30代前半の男性は3,6倍、20代後半の女性は3倍と急激に未婚者が増えている。

しかし、この晩婚化の時代でも30代前半の男性の半分以上、女性も20代後半の人の約半分が結婚している。まわりは独身ばかりなのにと不思議に思われるかもしれないが、これは現実である。未婚化・晩婚化の時代といっても結婚が早い人は早い。

 生涯未婚率: 男性12,4% 女性5,8%

生涯未婚率とは50歳時点で一度も結婚をしたことのない人の割合である。

そして、いま流行っている結婚相談所があるが、いわゆる「お見合い」であるが、盛んという。かつて結婚の主流だったお見合い。しかし、1960年代後半に恋愛結婚との割合が逆転し、いまでは8%といわれている(02年/国立社会保障・人口問題研究所)。「仲人さんが結婚の後押しをしてくれる」など、お見合いの良い面もあると思う。
「世話焼きおばさん」や「世話焼き上司」など、親身に結婚を考えてくれる人がいなくなったのも未婚率上昇の原因の一つであるのは事実だ。
 

2008年6月14日 (土)

平成20年岩手・宮城内陸地震

06oga_toga11 NHKwebニュースより

14日午前、岩手県の内陸南部を震源とする大きな地震があり、岩手県と宮城県で震度6強の激しい揺れを観測しました。 この地震について気象庁は「平成20年岩手・宮城内陸地震」という名前を付けました。

気象庁の観測によりますと、14日午前8時43分ごろ、岩手県内陸南部を震源とする大きな地震があり、岩手県奥州市と宮城県栗原市で震度6強の激しい揺れを観測したほか、宮城県大崎市で震度6弱の揺れを観測しました。

また、震度5強を観測したのは岩手県の北上市、一関市、金ヶ崎町、平泉町、仙台市宮城野区と若林区、宮城県の加美町、涌谷町、登米市、美里町、名取市、利府町、秋田県の湯沢市、それに東成瀬村でした。

地震国日本である。「災害は忘れたころにやってくる」である。『備えあれば憂いなし』などが諺にあるが、やっぱり『地震・雷・火事・親父』である。世の中の災害で、一番怖いのは『地震』である。なにしろ突然やってくるのであるからである。

8時43分ごろというと、昨日・今日と暑さが本格的になって、コタツを片付けていた頃だ。なんだか、年のせいで暑さ、寒さが身の応える。梅雨寒という3日前まであり、とてもコタツは片付けられないと思っていた。こんなに遅くまで出していた年は記憶にない。

東北地方というと、秋田にいる、姪の事である。震度4と言う。震度4と言っても実際の感じでは、人によって違うと思うが、かなり怖かっただろう。お見舞いをメールでしておこう。

東京メトロ副都心線

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東京副都心の池袋、新宿、渋谷を結ぶ東京メトロ副都心線が今日に開業する。大きく変わる人の流れを取り込もうと沿線百貨店が相次いで大型改装に乗り出すなど商業施設は集客アップに懸命だ。「新宿勢有利」との下馬評に、池袋、渋谷勢もライバル店が手を組むなどして対抗。巨大商業地の地域間競争が一段と激化する。

新線は、池袋から埼玉県内に延びる東武東上線、西武有楽町線・池袋線とそれぞれ相互直通運転を始め、12年度には渋谷と横浜方面を結ぶ東急東横線とつながる。各線の利用者は池袋、渋谷で乗り換えずに3副都心の中央にある新宿にアクセスできるようになる。

期待と、夢を乗せて、百貨店の思惑は、大変なものがあるようだ。キーワードでは、「新宿伊勢丹に直結」「素通り」「表参道」などである。わざわざ遠回りして行く人は、最初だけだと思うが、確かに人の流れは変わるだろう。

ますます、百貨店売り上げには、大きな影響がであるだろうが、東京一極集中は、益々進んで、安全の確保がなされて始めて発展がるのだろう。大きな震災は、何時来るか分からない、中国四川省大震災クラスの地震だって想定しなければならない。

マグニチュード8クラスで死者十万人以上といわれているそうだが、それを考えると東京には住めない。というか、余りにも地方の格差が、広がってしまう可能性がある。

いま地方では商店街は、シャッター通りと化して、さながら、荒野と化しつつある。政治の力で、人口の平準化、格差是正を真剣に考えることが、大事である。素通りしてしまう郊外の町や市の商店は生きることが難しいことになったようだ。

香水

今日の名言

すべての人間は、生まれつき、知ることを欲する。

アリストテレス『アリストテレス 形而上学』(上)

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もの言はず香水賣子手を棚に 池内友次郎

草田男に、〈香水の香ぞ鉄壁をなせりける〉の句がある。ドレスアップして汗ひとつかいていない美人。まとった香水の強い香りが、彼女をさらに近寄りがたい存在にしているのだろうか。昨今は、汗の匂いの気になる夏でも、そこまで強い香水の香りに遭遇することはほとんどないが、すれ違いざまに惹かれた香りの記憶がずっと残っていたりすることはある。

この句は昭和十二年作、「銀座高島屋の中を歩き回った」時詠んだと自注がある。その頃の売り子、デパートガールは、今にも増して女性の人気職業だったというから、まだ二十代の友次郎、商品よりもデパートガールについ目が行きがちであったことだろう。

客が香水の名前を告げると、黙って棚のその商品に手を伸ばす彼女。どこに何が置いてあるか熟知しており、迷う様子はない。友次郎は、彼女のきりっとした横顔に見惚れていたのかもしれない。

そして、後ろにある棚に伸ばした二の腕の白さに、振り向きざまに見えた少しつんとした表情に、冷房とはまた違った涼しさを感じたのだろう。香水そのものを詠んでいるわけではないけれど、棚に手を伸ばすのは、やはり香水売り子がぴたっとくる。『米壽光来』(1987)所収。(今井肖子)

香水といえば、昨日若い子がすれ違った。それほどまでに気にならなかたが、通り過ぎて爽やかな、香水の匂いがした。後ろを振り向かないではいられない。年甲斐も無く後ろ姿見てしまった。茶色染めた髪の毛をなびかせ、黒い日傘を射して足早に角をまがった。

香水は、好き嫌いがある。混んだ電車で、安い香水で、逃げ場がない、嫌な匂いを嗅がされて、閉口した覚えがある。上手に使わないと、迷惑をすると言うことに、気が付いていない人がいる。

2008年6月13日 (金)

日朝会談のこと

1020208_img18ヶ月ぶりに日朝会談が北京で行われたが、拉致問題とよど号の犯人引渡しで話し合いがなされた。しかし、拉致被害者家族会は、この経済制裁を一部解除の方針である事を強く抗議を申しいれたようだ。また、安倍前首相も講演で昨日、制裁は、拉致問題を解決してからと、アメリカのテロ支援国家の指定を外す事は、日米同盟のも、少なからず影響が出ると牽制的な発言もあったと言う。私は、約束を反故にされた過去がある。慎重に対応を考えないと、いけないと思う。

NHKwebニュースによる                                             朝の公式協議を終えて帰国した外務省の斎木アジア大洋州局長は、午後3時前に総理大臣官邸に入り、福田総理大臣をはじめ、拉致問題を担当する町村官房長官、中山総理大臣補佐官、それにフランスから帰国したばかりの高村外務大臣らに協議結果を報告しました。これを受けて記者会見した町村官房長官は、北朝鮮側が協議の中で、▽「拉致問題は解決済み」との従来の立場を転換して拉致問題の再調査を実施すること、▽「よど号」ハイジャック事件の関係者を引き渡すことに協力することを、日本側に伝えたことを明らかにしました。こうした北朝鮮の対応を受けて、日本政府は、▽北朝鮮との間の人の往来や、▽北朝鮮の航空チャーター便の乗り入れを認めるなど、北朝鮮に対する経済制裁を一部解除する方針を決めました。これついて町村官房長官は会見で、「北朝鮮が再調査を約束したことで、拉致問題の解決に向けたプロセスが動き始め、一定の前進であると評価しているが、全体的な進展があったとは評価できない。経済・エネルギー支援に参加できる環境が整ったといえる進展ではない」と述べました。そのうえで、町村官房長官は「早期に拉致問題を解決するため、具体的な成果を得るべく、北朝鮮との協議にいっそう取り組み、北朝鮮がしんしな対応をとることを期待したい」と述べました。

北朝鮮は、拉致問題で調査を約束したと言うが、信用出来ないと私は思う。

後期高齢者医療制度のこと

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今日は2回目の高齢者医療費天引き年需給日ある。どうも、政府の見直し策で、納得がいくのか疑問である。どうしても反発をやわらげるには、大盤振る舞いするようなことを言ってしまう。低所得層の保険料が増えてしまったという事実がある。言っている事と事実が違うことが多すぎる。そのために不信が高まったのだろう。

6/13朝日新聞社説より                                            政府与党が後期高齢者医療制度の見直し策をまとめた。だが、これではとうてい、反発はおさまるまい。お年寄りたちが抱える最大の不安に応えようとしていないからだ。

 見直しの柱は、所得の低い人が払う保険料の軽減だ。厚生労働省の調査でも、新制度になって低所得層の保険料が増えてしまった実態がわかった。ここを修正しようというのは当然だ。 ほかにも、評判の悪かった年金からの天引きに代わって、本人や配偶者、子どもの銀行口座からの引き落としも認めるなどの手直しが並んだ。

 このために今年度560億円、09年度以降は毎年330億円の財源が必要になる。政府はこれから新しい財源探しに取りかかる。 見直し策は、さらなる負担軽減策としていくつかの措置を検討事項として列記した。これらを実現するには、さらに4千億~5千億円の財源がいる。

 反発をやわらげるためなら、いくらでも大盤振る舞いするということなのだろうか。与党内には「検討事項は来年夏の東京都議選の時の切り札に」との声も聞かれる。 しかし、こんなことでは新制度が掲げた世代間、世代内の負担の公平化という理念は薄れるばかりだ。バナナのたたき売りのように手直しを重ねていけば、結局は「この制度は大丈夫なのか」という不信を深めるだけだろう。

 むしろ、お年寄りは「いくら目先の保険料を安くしても、だまされないぞ」と身を硬くしているのではないか。2年ごとにある見直しで負担は増やされ、受けられる医療の水準もいずれ切り下げられるに違いないと心配しているのだ。 これは根拠のないことではない。

 新制度は、75歳以上の医療費の5割を税金で、4割を現役世代からの支援金で、残る1割をお年寄り本人の保険料でまかなう。今後、高齢者医療費が膨らめば、それに連動して保険料や支援金も増える仕組みだ。

 7年後の2015年の姿を厚労省が推計している。保険料は38%、支援金は47%も増える見通しだという。高齢化はさらに進むし、負担には限界がある。将来はどうなるのか――。 これこそが、75歳以上を別の枠組みにしたこの新制度に対する最大の不安なのではないのか。今のお年寄りに限らず、国民の多くが共有するものだ。

 政府与党の見直し策は、この不安にまったく応えていない。将来は税金の投入割合を5割以上に増やしてでも制度を支える仕組みにすればいいのだが、増税につながる約束には踏み込みたくないのだろう。 人々の不安から逃げ回っていては、制度をどれだけ手直ししようと、お年寄りは安心できまい。頼りになると思われなければ、制度は立ち行かない。

ホトトギス

今日の名言

およそ完全に矛盾したことは、愚者にも賢者にも等しく神秘的に聞えますからね。あなた、学芸の道は、昔も今もおんなじだ。

ゲーテ『ファウスト』(第一部)

05ainokura11 ほととぎすすでに遺児めく二人子よ 石田波郷

今日は6月11日、2日前の夜12時ごろ、ほととぎすの声を聞いた。ここは横浜市磯子区洋光台。山を削って造った新興の住宅地であり、付近はまだまだ緑が多い。夜中に何で鳥が鳴くんだろうと不思議に思って確認したのだった。鳥はしばらく鳴いていた。

鳴き声を聞いて、歳時記にあった「テッペンカケタカ」を思い出した。間違いないと思った。僕は山陰の田舎育ちなので、ほととぎすもどこかで必ず聞いていると思うのだが、これと意識したことはない。

ほととぎすを聞いて句に詠もうと思うと、他の鳥ではないこれぞまさにほととぎすだという句を詠みたくなる。声の特徴やら空間の季節感やらを素材にして。季題を句のテーマにするということはそういうことだ。その季題の「らしさ」が出るように努める。

しかし、そこに「自分」が生きなければ、季題をうまく詠むゲームになってしまわないか。波郷のテーマは自己の境涯に向ける眼と二人子の哀れ。ホトトギスは空間を演出する重要な小道具としての役割。なんとしても夜空のあの声を詠もうと思っていた僕はこの句を思い出し、ホトトギスを聞いて感動している自分のことを詠もうと考えてみた。『惜命』(1950)所収。(今井 聖)

早朝の 帳を空ける ホトトギス

谺(こだま)して 山ほととぎす  ほしいまま  杉田 久女

木がくれで 茶摘ときけや ほとゝぎす  芭蕉

うす墨を 流した空や 時鳥(ほととぎす) 一茶

郭公(ほととぎす)一声夏をさだめけり  蓼 太(りょうた)

滝落つる 天の破れや ほととぎす  
松根 東洋城

私の家の周りでも十日前より、ホトトギスの鳴き声は、きいている。この季節は栗の花が咲き、梅の実が大きく青々と膨らむ季節となって、むかし、うちの親父が言っていた前の山(藤谷戸山)の栗の花が白いうち(暫くすると黒ずんでくる)に植田をしないと、いけない。そしてお蚕が(春子)の繭かきをする。その上に、牛が子を産む、何と急がしいい、夏がはじまる。

だから私は、ホトトギスと言うと、夏の本番スタートのホイッスルのように、聞こえたのである。田植えといえば、むかし、農忙休みという制度があって、小学生の頃から1週間休んで、家の手伝いをしたものだ。「猫の手でも借りたい」忙しさだ。そういえば、夕飯を終わって、土間で、筵織っていた両親の姿が、目に浮かんでくる。「朝は朝星、夜は夜星と一緒」なんて、それこそ寝る間も惜しんで、働きづめだった。

2008年6月12日 (木)

通り魔殺人と不安定な構造社会

Hiland051昭和32年に商業高校を卒業したが、就職難で、高校から一流企業に入社は夢のような事だった。それでも、保険会社や商社などに試験を受ける事が出来たが、今では信じられない、片親だった為に入社が出来なかったので、卒業しても就職は出来なかった。

それでも、ただ遊んでいても仕方がないので、ある製造会社に油職工で勤めた。旋盤・フライスなどの工作機械を使った。そして、2年経って、昭和34年にある大手電機会社に臨時工で入った。2ヶ月に一度の契約更新である。

本採用の試験はなかなかない、4年経ってようやっと本採用となった。4年という年月の間、本採用者と臨時工との待遇は、酷かった。食堂が違うし勿論食事メニューも違っていた。

本採用と言うと、自宅と身元調査など、行ったうえでないと採用してもらえなかった。

そして40年勤める事が出来たのだが、労働派遣法が出来て、今までの社員と派遣社員と同じ仕事内容の職場で働くことになったのである。

私も、あちこち職場を回って、派遣労働者のいる職場に最後に勤め退職したのだが、その最後の職場は、全く経験のない職場で、仕事を覚えるの苦労した。そこに以前から働いている派遣労働者に仕事を教えてもらっていた。

身分もう不安定で、給料も安いしかし、仕事は普通の社員と同じかそれ以上の難しい仕事を任されていた。その苦労となんともいえない寂しさは傍にいて、感じる事が出来た。そして自分が、退職して5年ぐらい経ってから、よく仕事を教えてもらっていた派遣会社員の一人が、理由は分からないが、自殺して亡くなったという。

だから、今回秋葉原で起きた25歳の容疑者も、派遣会社社員で、身の不安定な立場と将来の夢のもてない、生活設計も立たない立場にいる人の気持と苛立ちは分かる。

だからと言って、無差別殺人など許される事ではない。

それだけ社会構造の変化と価値観が違ってきてしまった世の中になり、アウトロー的な人間と落ちこぼれてしまう人が多いのもその原因は辺にあるのかも知れない。こんな事を書いているときにどこかで,自殺者はいるかも知れない。日本人の自殺者は、年間3万人を超えるというから・・・。

また、秋葉原のように爆発してしまう人が密かに計画を練っているかも知れない。ファストレーションのある人間が多くなっているのは否めない事実だろう。

何十年も続いた、秋葉原の歩行者天国は中止という、タバコの自動販売機のタスポカードの使用など、そういった犯罪抑止は、実際効果があるのかはなはだ疑問である。力で犯罪を押さえ込むことが、本当に出来るのか、水を入れたゴム風船のようにどこかを抑えるとどこかで膨らむ!・・・といったように根本か解決にはならないだろう。

無差別殺人で思う

07akitakoma_sumire11間昼間、とんでもない事件が起きた。東京秋葉原の歩行者天国で多くの人が買い物で賑わていた。そこえいきなりトラックが突っ込んで来たのである。3人を跳ねて向こう側の通路に止まった。と思ったら、ナイフ持って4人を死なせ、10人に怪我をさせた。多分、死んだ方は何がなんだか判らなかったと思う。

人の命は一つしかない。死んだらまた生き返るとでも思うのか、何か小学生の間で、興味のあるテレビゲームがあるらしい。そんなテレビゲームをして育った世代でもある。

親は教育ママで、自分の子は人に負けない、勉強第一で人間の命の尊さを教えない。学力主義の偏見的な教育の結果だろうと思う。

そして、人間は誰でも必ず死ぬということ、死んだら二度とこの世に生まれてこれない。たった一つの命である。そんな教育何んてどうでもいい、勉強至上主義の教育っだった。こういう、自己中心的な考えは、今の世の中の子を持つ親が多いのである。

こういう人が、世の中になてしまったら社会は成り立たない、自己中心的な考えの人間は、ちょっとつまずいたら、一人では起き上がれない。

はっ!気がついたときは、事件を起こしてしまう。それをとがめると、自分の勢ではない、周りが悪かったからという。小さいときから、自分の行動に責任が取らない教育がこうした大事件を起こしてしまうのだ。

そして、原因の一つの事柄は、派遣社員と言う不安定な、社会構造・格差社会の増長させるような、日本政府の政策にあるのは間違いない。

年収200万円以下1000万人もいるという。そこから這い上がる人間も、確かにいるが、勉強一辺倒に、親の期待に応えてきた人間が、滑り台人性に嵌まったら、道徳観念などがないところから判断の見栄が付かない精神状態になる。

与党の関心は早くも内閣改造?

Natsu16/12産経新聞webニュース

福田康夫首相への問責決議が11日の参院本会議で可決されたことを受け、自民、公明両党は「理由が全くない」と一斉に反発した。問責決議の可決は現行憲法で初めてとはいえ、参院は決議直前に与野党協調で法案13本を駆け込み成立させており、「出来レース」に白けムードも漂う。すでに自民党では7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)後に取りざたされる内閣改造をめぐる駆け引きが始まっており、首相官邸に足を運ぶ議員がにわかに増加している。
 「問責決議は初めてだというが大した意味はない。そもそも野党はいつも首相を問責してるじゃないですか。決議を出す必要はない。いじめみたいなもんです。問責決議で首相に『国会に来なくていい』って言うんですか。国民から問責されるのは野党ですよ!」
 問責決議の採決直前、小泉純一郎元首相は横浜市で開かれた自民党神奈川県連女性局の大会で、約5000人の支持者に余裕の笑顔を見せ、こう付け加えた。
 「野党は解散すべきというが、今の自民党の雰囲気で解散はない。解散権は首相が握っている。『やれやれ』言うのは自由だが、野党が『やれ』というときに簡単にやる首相はいない」
 与党幹部の反応も冷ややかだ。自民党の伊吹文明幹事長は「この時期に問責を出す理由が分からない。参院で多数があるから何をやってもいいわけではない」。公明党の北側一雄幹事長は「民主党が対決姿勢を示す思惑で提出されたとしか思えない。解散か総辞職を迫るならば衆院で不信任案を出すべきではないのか」と首をひねった。
 自民党の二階俊博総務会長は「野党のやることはこの程度だ。明日(12日)から反転攻勢。首相もかえって気合が入るのではないか」と言い放った。
 与党が動じないのは、すでに重要法案の多くは成立しており、今後野党が審議拒否しても大した影響はないからだ。むしろ与党の関心はサミット後の内閣改造に移りつつある。
 これを裏付けるようにここ数日、首相官邸への自民党議員の出入りは激しい。10日には衛藤征士郎元防衛庁長官、萩山教嚴衆院議員ら、11日には武部勤、中川秀直の両元幹事長や堀内光雄元総務会長らが相次いで首相と面会した。11日夜には棚橋泰文元科学技術担当相ら若手・中堅約20人が「首相を囲む若手中堅議員有志の会」を結成、都内のホテルに首相を招き激励した。
 首相もここ数日はすこぶるご機嫌。10日昼には同党3回生議員と首相官邸でカレーライス懇談を開き、「これから福田カラーをどんどん出していく」と意欲を見せたほどだ。
 問責決議にも「まあ、1つ1つ重く受け止めます」と動じる気配はない。記者団に「問責決議後も今後、野党と協調体制を取れるのか」と問われると首相はきっぱりこう言った。
 「それは野党の方々にお聞き願いたい。私どもはいつも受けて立ちます。

私は問責決議を出した。タイミングが難しいところと思っていたが、ちょっとチップしてしまって、ヒットにならなかったように思える。後期高齢医療制度の最初の年金需給日4月15日からだいぶ経ってしまっている。だからこれだけに焦点を合わすなら、5月20日ごろが良かったのかも知れない。

しかし、政府の失態ぶりは、目を被うばかりである。年金・イージス艦・道路財源・タクシー不正乗車などあげれば切がない。そういった問題で福田康夫首相は「芋洗いにされた」が、対応などの手を打つタイミングが悪いのと、意に関する認識の甘さと、人ごとのような、話しっぷりは国民の評価は厳しい。

また、内閣改造は、前にも話が出たが、近辺調査に時間が掛かるということで、流れたような、話になった?と聞いいたが。今回も内閣改造の話では、身辺の綺麗な人でないと、福田康夫首相の命取りになりかねない。

蛇の事

名声は川のようなものであって、軽くてふくらんだものを浮かべ、重くてがっしりしたものを沈める。

『ベーコン随想集』

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蛇使ひ淋しい時は蛇を抱き 藤村青明

心くじけるときに、ぬくもりのあるものを抱くと心が安らぐ。犬にせよ、猫にせよ毛のふわふわした温かい動物は言葉を話さずとも抱きしめれば体温で心を慰めてくれる。その感触からいえば蛇は淋しいときに抱くのに適した動物と思えない。

忌み嫌われる動物の代表格だった蛇もこの頃は匂いがない、手がかからないと無機質を好む人達のペットに人気と聞くが、蛇好きの人はまだ少数派だろう。掲句で言えば「抱く」という言葉に違和感がある。

あんなつるりとして細いものを抱こうとしても身体と体の隙間があいてすーすー風が吹き抜けてゆくではないか。抱けば抱くほどそのもどかしさに淋しさがつのるではないか。蛇は抱くというより身体に巻きつかせるのがせいぜいだろう。

並みの感覚でいえば「抱く」のに悪寒をさそう対象が選択されていることがまず読み手の予想を裏切る。平凡な日常からは遠い世界に棲む蛇使いが抱きしめる蛇は真っ白い蛇が似合いだ。

その不思議な映像がしんとした孤独を感じさせる。叙情あふれる詩性川柳を書き綴った作者だが、実生活は不遇で、若くして須磨海岸で溺死したという。『短歌俳句川柳101年』(1993)所載。(三宅やよい)

私は、蛇使いをみた経験がない。テレビで見たくらいだ。インドだったか、東南アジアのベトナムか、カンボジアか、ミャンマーだったか、猛毒のコプラを棒一本で扱うのだから、そして素手で、首根っこを抑えるのだから恐ろしい。

蛇といえば、従兄弟の嫁さんの実家が、蛇やさんだった。野生の蛇を獲って、加工(焼いたり粉にしたり)して、勢力剤として売るのである。しかし、20年ぐらいの前の話で今はない。

むかし、マムシ・シマヘビは獲って焼いて食べたものだが今はすっかりいなくなってしまった。青大将、やまかがし、地もぐりなど沢山の種類が野山にいた。その餌となる野鼠やモグラなども沢山いた。私はシマヘビに指を、かまれて血が出た事があったが、毒はなく包帯で傷口を押さえていただけで、大丈夫だった。

2008年6月11日 (水)

EU(欧州連合)のこと

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EU(欧州連合)27カ国が加盟で幅広い協力をも目指す政治・経済統合体である。

いま問題となっているのが、NHKおはようコラムより(抜粋)
EUの新しい基本条約を批准するかどうかを決める国民投票が12日、アイルランドで行われる。投票結果によってはEUの屋台骨を揺るがしかねない、この国民投票について百瀬解説委員の解説。

Q:この基本条約の目的は?

A:アメリカに対抗できる強力な欧州を作ることで、基本条約はその設計図だ。内容は、新しい多数決制の導入やEUの大統領ともいえる任期最高5年の首脳会議の常任議長を新設、独自の安全保障機能の強化などが主な柱だ。27ヵ国に膨れ上がった巨大組織でも、機敏に政策決定ができ、経済統合だけでなく政治統合にも踏み込む事で世界をリードするEUを作ろうというわけだ。
Q:投票結果によってはEUの土台を揺るがすとは、どういう意味か?

A:基本条約が発効するには全加盟国の批准が必要で、一カ国でも反対だと発効しない。実は、この基本条約の原型だったEU憲法条約が、3年前フランスとオランダの国民投票で否決されて日の目を見ず、EUは政治的に大混乱に陥った。そこで今回、アイルランドだけは憲法の規定で国民投票をするが、他の加盟国は確実に批准できる議会での審議を選び、すでに15カ国が批准を終えた。その意味で、人口四百万余りのアイルランドがEU全体の命運を握っているわけだ。

Q:結果はどうなりそうか?

A:最新の世論調査をみると、賛成30%、反対35%で反対派が優勢だ。先月までは賛成派が大きくリードしていたのに、ここに来て反対派が急増、形成が逆転した。その理由は、反対派が、新しい多数決方式は大国ほど多くの持ち票を配分する仕組みなのでアイルランドの発言力が低下するとか、伝統的な中立政策が脅かされるといった具体論を展開した事が国民の説得に功を奏した形だ。

Q:仮に否決されるとどうなる?

A:否決によってEUの活動が今すぐ停止になる事はない。しかし3年前の憲法条約否決以上の打撃になるだろう。強いヨーロッパを作るという将来構想が再び大きな壁にぶつかるからだ。否決の連続でEUの政治的威信も損なわれるだろうし、求心力が低下し統合も失速しかねない。アイルランドの選択はそれほど重い意味を持っている。

アメリカの力が、世界に及ぼす影響力は、大きいそれに対抗するEUの基本理念だが、たかが400万人の国に、左右されるとは、象の背中に乗って象使いのようなものかも知れない。そして、アメリカ・日本だけでなく、いわゆるブリックス諸国にも、大きな影響もたらすことになる注目すべき事だ。

日本経済も、アメリカのサプライムローン・原油高・穀物高騰など大きな転換期にきているようだ。大田内閣府特命担当大臣(経済財政政策)のコメントも苦しい、言い訳のように聞こえてならない。

加熱する、スピリチュアル

20080120990742131

「加熱する、スピリチュアル・ブーム」というNHKのクローズアップ現代で昨夜放送を見て、益々複雑化した社会、と人間関係の難しさを痛感した。特に20代・30代で、勤務状態が成果主義で、個人の能力差の競争で、その過激さは増すばかりである。そういった社会構造に進化してしまったのには驚いた。

自信があって活躍している内はいいが、一旦つまづいたり、失敗したりするのは当たり前であるが、不安や、孤独感に落ち込んでしまう。何処に悩みを打ち明けるか、上司や同僚では競争相手で後ろを見せられない。身内では仕事内容から説明しても分からない。

と、理由からだと思うが、行き着くところが、占い・ヒーリング・セラピーといったスピリチアルに頼ってしまう。そこで、何でも話を聞いてくれるので、心の休養が出来る。

書籍・家電製品、雑貨やゲームなどで市場規模では一兆円に達するそうだ。一方でブームを悪用した悪徳商法や詐欺も増えたという事である。

なんだか、サラリーマンも成果主義でしのぎを削っている。まさに戦争である。このままどんどん進んでしまったら、人間関係は根本から、揺らいでしまい、益々孤立してしまう。

そういう企業戦士が、退職しても地域のコミニテイなどの難しいのでは・・・。今地域のコミニテイに腐心している先輩達の悩みは、地域の事は無関心を決め込んでしまう。これまでの人性の経験を生かし、リダー的役割を果してもらいたいが、それが出来ないのである。

心にゆとりある生活、人間として生きる基本を取り戻すことが必要であると感じられた。

スピリチュアル・セラピーとは、辞書で精神療法。他者の手を借りて精神状態を改善し、心や体をリフレッシュすること。支持療法・暗示療法・精神分析などがある。

なめくじの事

今日の名言

またあなたの愛情の発作をも警戒するがいい! 孤独な人間は、たまたま出会った者に、すぐ握手を求めるようになる。

ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』(上)

05_12801蛞蝓の化けて枕や梅雨長き 高橋睦郎

今や、蛞蝓(なめくじ)の本物になど、なかなかお目にかかることはできなくなった。じめじめした梅雨どき、まあ、今なおいるところにはいるけれど。睦郎の連載「百枕」については、2007年7月にも一句とりあげてコメントしたのでくり返さない。

その後媒体に変更があって、現在は小澤實の「澤」に連載されている。掲出句は「梅雨枕」という題のもとに十句発表されたなかのもの。この句とならんで「此處はしも蛞蝓長屋梅雨枕」の一句がある。「蛞蝓長屋」は古今亭志ん生が昔住んだ、知る人ぞ知る「なめくじ長屋」を指している。

業平橋近くの湿地帯に建てられたこの長屋に、赤貧洗うが如き志ん生は蛞蝓や蚊柱に悩まされながら、家族と昭和三年から七年間ほど住んだ。一晩で蛞蝓が十能にいっぱいとれたという伝説的な長屋。蛞蝓はおカミさんの足に喰いつき、塩などかけても顎で左右によけて這い、夜にはピシッピシッと鳴いた、と志ん生は語っていた。

睦郎は好きだったという志ん生や「なめくじ長屋」にもふれているが、蛞蝓が「枕」に化けるというのだから豪儀な句ではないか。この枕、気持ち悪さを通り越して滑稽千万な味わいがある。「なめくじ長屋」の縁の下あたりには、枕ほどの大きさの蛞蝓の主(ぬし)が息を潜めていたかもしれない。

蛞蝓が化けたら、いかにも昔風のごろりとした枕にでもなりそうだ。まさしく梅雨どきのヌラッと湿った枕。「梅雨長き」は時間的長さだけではなく、お化け蛞蝓の「長さ」でもあろう。梅雨・蛞蝓・黴――それらを通過しなければ、乾いた夏はやってこない。「澤」(2008年6月号)所載。(八木忠栄)

どういうわけか知らないが、蛞蝓は我が家の近くでは、いっぱいいる。特に雨の降った日は庭にあち事にいる。門柱や、郵便ポストなどに登っている。昨日、湯殿川の腰丈もある雑草を引き抜いていたら、蛞蝓はいた。

だから、そんなに珍しくない。近くの農家で、ピーマンの苗を育てているが、蛞蝓がそれこそなめてしまい、成長が止まってしまい、悩んでいた。よく見ると、蛞蝓の小さなもので、蛞蝓の幼少なのかと思った。

しかし、カタツムリはすっかり姿を見ることがない、どうしたのだろう。

2008年6月10日 (火)

児童虐待

08adachi_bizyutukan11 産経新聞6/10で、児童虐待の深刻さが浮き彫りになった。世の中便利になればなるほど、個人主義とか、プライバシーとか、個人の権利を保護する規制が強くなった。それだけ我ままな人間が謳歌する時代となってしまったともいえる。権利・主張と自由・責任の考え方が、よく分からない人間が多くなってきてしまったことが言える。

人間の生きる権利と義務・自由と責任などの教育がおろそかになってしまっていることは事実である。

人間は一人では生きて行けない。自分さえ良ければ、の考えを改め、齢人間を助けることが自然と出来る人間が多くなることが大事で、その国の評価に繫がるのだと思う。

産経新聞

児童虐待の防止策などを協議する県の「児童虐待等調査対策委員会」(委員長=加藤曜子・流通科学大教授)は9日、昨年度に奈良県と市町村が受理した児童虐待事案を対象にした初の調査結果を報告した。全1228件のうち、7割あまりが父母以外の同居者のない「核家族」で起き、親が養育を怠慢したり拒否する「ネグレクト」も全体の4割弱を占める実態が判明。県は「調査結果から、児童虐待を早期発見することの困難さが浮き彫りになった」と深刻に受け止めている。

 児童虐待に関し、県内では今年度初めて、県と市町村が統一の調査票に基づいて記録するシステムを導入。昨年度は統一調査票がなかったが、同委員会では、深刻化する児童虐待の実態をより詳しく分析する必要があるとして、昨年度分の事案も統一調査票の設問にのっとる形で再精査した。

 その結果、父母以外の同居者がいるかどうかを問う設問では、899件(73・2%)で核家族にあたる「なし」と回答。無回答や不明を除く「あり」の回答は221件(18%)に過ぎなかった。

 また、種類別では「ネグレクト」が477件(38・8%)と最も多く、「身体的虐待」の383件(31・2%)を上回っていた。

 同委員会は今後、調査事案のうち代表的な2~3例を取りあげて、受理した市町村や学校など関係機関の担当者を対象にさらに聞き取り調査を行い、児童虐待の早期発見などに役立てていく方針。県こども家庭課は「児童虐待が家庭の外部から発見しにくい実態が明らかになった。今回の結果を分析し、早期発見できる態勢の整備などに取り組みたい」としている。

昨夜の深夜便から

Shibutoge41 昨夜のNHKの深夜便で1時台に、人間国宝、その声その響き、河東節浄瑠璃…山彦 節子さんの放送があった。

その方の声の美しさと、若々しさには、聞きほれてしまった。日本の伝統をしっかり守っていくことは、並大抵の努力では出来ないと思えるのだが、精神・体調維持は大変な気を使われているかと思ったら・・・、あんまり気にしていないらしい。

今88歳という、摂生と怒らないと、いうことに気をつけているらしい。余計な苦労と、おおらかな生活をしていることが、流行歌とか、フランク永井や、千秋なおみの歌が好きという。千秋なおみは、人性を語っている。

人性を語っている歌手が好きと言う。それだけ柔軟な、考えでいられるということで何と素晴らしいことだと思う。これからもいい仕事が出来るように頑張って欲しいと思った。

朝食には気をつけているそうで、自分が実行している、量は少しだが、種類を多くいつも13種類位採るようにしている話されていた。

私も「医は食にあり。 食は農にあり。農は大地にある。」と言う考えで食は薬であり、大地からの贈り物であると考えている。

屈託のない生き方

今日の名言

美しき花もその名を知らずして文にも書きがたきはいと口惜し。

正岡子規『墨汁一滴』

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海底のやうに昏れゆき梅雨の月 冨士眞奈美

梅雨の月、梅雨夕焼、梅雨の蝶など、「梅雨」が頭につく言葉には「雨が続く梅雨なのにもかかわらず、たまさか出会えた」という特別な感慨がある。

また、前後に降り続く雨を思わせることから、万象がきらきらと濡れて輝く様子も思い描かれることだろう。夕暮れの闇の不思議な明るみは確かに海底の明度である。空に浮かぶ梅雨の月が、まるで異界へ続く丸窓のように見えてくる。

ほのぼのと明けそめる暁を「かはたれ(彼は誰)」と呼ぶように、日暮れを「たそかれ(誰そ彼)」と呼ぶ。どちらも薄暗いなかで人の顔が判別しにくいという語源だが、行き交う誰もが暗がりに顔を浸し輪郭だけを持ち歩いているようで、なんともいえずおそろしい。

昼と夜の狭間に光りと影が交錯するひとときが、梅雨の月の出現によって一層ミステリアスで美しい逢魔時(おうまがとき)となった。

白足袋の指の形に汚れけり〉〈産み終へて犬の昼寝の深きかな〉〈噛みしめるごまめよ海は広かつたか俳句のキャリアも長い作者の第一句集『瀧の裏』(2008)所収。(土肥あき子)

婆さんの 青梅つける 顔の皺 

昨日、同級生が農業を営んでいる家に、野菜を買いに行く、84歳のお婆さんがいて、野菜を売ってくれるのである。そこで人性談義をしてくるのであるが、一昨日、胃がんで手術をして来たばかりであると言う。庭の草をむしっているのである。

一人で、寝ていても考えてしまって眠れないという。確かに、息子夫婦(70歳)と三人暮らしで、その夫婦は、野良仕事で他に誰もいないのだから仕方がない。当然孫たちは外でくらしている。

まあ・・貧乏性といえばそれまでだが、これが最近の農業の姿なのだ。経済的にはアパート経営の収入で生きられると、話していた。土地を売ってしまえばそれまでで、そんなにお金も要らないしまして、死んで持っていけないし・・・とも言っていた。仲のいい夫婦だったのか?同い年の84歳で、胃がんの手術をした・・・。

それにしても、一昨年旦那さんも胃がんで死んだ。その壮絶な生き方も、すざましいものがあった。手術し退院した翌日、真夏の暑い日にトラクターで、畑仕事に出かけたという。そのためか、退院して2ヶ月後のに再入院したが亡くなった。

仕事に対する執念というか、先祖から、培われたDNAが体に沁み込んで運命のようなものが感じられたのである。屈託がない生き方は見事である。

2008年6月 9日 (月)

名ばかり管理職

07_sl_kurosawa21NHKのwebyより(6/7)

十分な権限がないのに管理職として扱われ、残業代が払われず、過酷な労働を強いられる「名ばかり管理職」の実態を調べて対応をアドバイスする電話相談が全国一斉に行われました。

この電話相談は、労働問題が専門の弁護士、およそ1500人でつくる「日本労働弁護団」が7日、全国の26の都道府県で一斉に行ったものです。このうち、東京・千代田区の弁護団の事務所では、午前中から相談の電話が相次いで寄せられ、10人の弁護士が詳しい内容を聞いて対応をアドバイスしていました。社員寮の管理人を務める60代の男性からは「休日がまったくないうえ、仕事が深夜まで及ぶのに、月給は20万円余りだ。残業代は一切払われず、どうしたらよいのか」という相談が寄せられていました。また、介護施設で管理職として働く50代の女性は「ほかの職員よりも賃金が高いという理由で、毎年、月給が1万円ずつ減らされている」と訴えていました。日本労働弁護団の棗一郎弁護士は「名ばかりの管理職とされ、長時間労働を強いられて健康被害を訴える人があとを絶たない。泣き寝入りしないで、弁護士や労働組合などに相談してほしい」と話しています。

私は、元総合電器メーカーの、工場の厚生課に勤務した事があり、寮・社宅の担当であった。

その頃、社宅が600世帯、寮が8寮で、寮生2000名、であり。寮管理人40名、社宅管理人20名であった。(1979~80年)30年前のこと。この記事をみて思い出した、、寮長さんの勤務は、24時間断続勤務で休みが取れない、非常に過酷な条件であった。こんな条件でいまだに、勤務されている人がいるなんて考えられない。

その当時は、休日なども寮長さんから、急病人の事、寮生のトラブル、警察・市役所・保健所などに休日返上で出かたけり、真夜中に電話で報告を受けたり、勿論何も手当てはない。妻には説得したが同意はしなかった。仕方がない事とあきらめさせた。そして自発的に帰りは、各寮回りをし、帰宅は10時過ぎていた。

福祉の関係する仕事は、出来るだけ生活環境の向上を考えて上げることであり、線引きと言うか、情が絡み、担当として悩んだ2年間だった。管理者(会社)のポリシーで決まることで難しい。

雑草の生命力

今日の名言

下らん男だって恋をすれば生まれつきより高尚になるって言うからね。

シェイクスピア『オセロウ』

041継ぎ接ぎて延ばすいのちや梅雨に入る清水基吉

作者はこの三月の末に亡くなった。享年八十九。ちょうど一年前の句だ。「継ぎ接ぎて」と、「つぐ」に別々の漢字をあてたところに、この年齢ならではの実感を読み取ることができる。「継ぐ」は親からさずかった命の自然的な継承を意味し、「接ぐ」には入院治療など本人の意思で延命をはかってきたことを指している。

両者あいまっての寿命というわけだが、そんな一種のあがきのなかで、今年も梅雨の季節を迎えたと言うのである。この年齢まで来ると、もはや梅雨が鬱陶しいだとか憂鬱だとかという心情的なレベルは越えていて、作者はただ季節の移り変わりの様子に呆然としているかのようである。

生きてまた、今年も梅雨を迎えてしまったか……。それはしかし感慨でもなく、ましてや詠嘆でもなく、作者はただうずくまるようにして、そのことを自分に言い聞かせている。高齢の人の偽りのない気持ちがよく出ていて、読者はそこに救われるのである。この句を収めた最後の句集を、作者は生きて見ることはできなかった。『惜別』(2008)所収。(清水哲男)

ことのほか 暑く感じる 梅雨晴れ間

きのうは、天気予報は雨だったが、ちょっと外れたようで一日降らなかった。妻は小学校の同窓会で長野県の戸倉山田温泉に一泊旅行へ出かけた。雨の覚悟をしていたが、降らなくて良かった。

私は、公園アドプトで、片倉時田まちの広場の除草を20人ぐらいで行う。丁度曇っていて、そんなに暑くなく、作業が出来き、午前中に終わる。

午後から、陽射しが出て二日ぶりに太陽でことのほか強く、暑く感じた。前の湯殿川河川管理道路の麦に似た雑草がのびて実が付いてしまった。それにしても、この雑草は他聞、外来種だと思う。もの凄い生命力だ。刈っても刈っても執拗に生き残る、根絶するには、根ごと掘り起こし採らないと駄目だ。明日国土交通省出先機関の方に相談して、草刈をお願いするか・・・。昔は無かったなあ・・・。

この場所に町会の有志で、コスモスを植えているが、全く雑草で見えなくなってしまった。

2008年6月 8日 (日)

心豊に生きる

08nairikusen_kayabuki11心の豊かな生き方ができる世の中で、さ迷ってしまい、迷い道に入って、つまずき倒れて人生を無にしてはいけない

 最近、子が親を殺傷するという事件が続発している。家族内での傷害事件が多発している。
また、子供同士でのいじめがエスカレートした恐喝事件も多いようで、自殺者まで出る。いじめ(苛め、虐め)とは、立場の弱い個人に対して、精神的にあるいは肉体的に苦痛を与える行為であり、嫌がらせが一時的もしくは継続的に行われている状況で、たとえ、苛めているつもりがなくても、抵抗する手段をもたない相手が苦痛を感じれば、それはいじめとなる。同様に大人の社会でも、職場いじめ、ネットいじめがある。

 そうして、日本は毎年自殺者が3万人を超える自殺がいるという。ネットで死に方や、死にたい人の募集をして、車の中でレンタンでガスを発生させ、心中などがある。政府もこの事のを重大視して、原因と対策を真剣に考えていく必要があると乗り出したという事である。

家庭は安心できる居場所であり、家族とのふれあいにより、心のやすらぎを得ることができる。地域の人々との付き合いや活動により、安全・安心を享受できよう。また学校や職場で望ましい付き合いやコミュニケーションができれば、楽しく学び、活力を持ちつつ働けるだろう。
 心の豊かな生き方ができる世の中に住んでいながら、人は迷い道に明かりを求めてさまよっている。迷い道に入ってしまって、つまずき倒れて人生を無にしてはならない。

心のより所を持って生きることが大事であり、そうする事が人様に安心・安全な、安らぎを与えられるのである。「人は一人では生きていけない」のだから・・・。そして、心の豊かな生き方をしていこうと思う。

今日も、東京秋葉原で恐ろしい事件が起きた。3人が死亡、二人心配停止と言う。トラックで歩行者を次々と跳ねた上でサバイバルナイフで切りつけた。静岡県25歳男「生活に疲れたからやった」と言う。(今日の昼ごろ)

高齢者医療のこれから

282_field111国会は、後期高齢者医療制度の問題で与野党の対立で目の話せない事になった。この問題は、日本の将来を占う大事な問題である。

NHK時事公論より(抜粋)                                            4月に始まったばかりの高齢者の医療制度が揺らいでいる。新制度の廃止を求める野党に対して、制度を維持した上で、負担軽減で乗り切ろうとする与党。しかし、与野党ともに、安心できる高齢者医療制度の将来像を示し切れていないのが現状だと思う。

制度を廃止するのか、存続させるのか。与野党の考え方の違いは、75歳という年齢で線をひいて、高齢者だけを対象にした制度が妥当かどうかという点である。

野党が提出した廃止法案では、今の制度を来年4月に廃止して、元の老人保健制度に戻すとしている。そしてそれまでの措置として、高齢者の保険料の軽減策を10月までに講じる。年金天引きについても、10月までに停止する。
一方与党の側は、今の制度を維持した上で運用を改善することにしている。具体的には、低所得者だけでなく中間所得者も今年度から保険料を軽減する。年金天引きも、継続はするるが、子供が代わりに保険料を払うことができる仕組みを導入することを検討している。

与野党の考えは、大分食い違いがある。この制度を持続させるには、将来税金の投入割合を増やしていくか。もしくは、高齢者が受け取る年金を増やしていくか。そうした対応を考えるしかないと思う。今想定されているように、高齢者が受け取る年金水準を抑える一方、介護の負担も増えていく。そんな中で高額な医療の保険料を高齢者に負担してもらうのが難しいと考えられるからだ。
そうした意味では、医療だけでなく、年金や介護を含めた社会保障制度の将来像を明らかにすることが政府与党の責任だと思う。少子高齢化が進んでいくときに、どんなサービスが受けられて、どのくらい負担が必要なのか。その将来像が見えてこないと、国民も安心できない。

そして、高齢者が受ける医療のあり方も改善していく必要がある。政府は、高齢者にふさわしい医療がうけられるようになると説明しているが、病院から退院するよういわれても、往診をしてくれる医師がみつからないとか、行き場がない。こうした状況をどう改善するのか。医療制度の枠組みを議論することも大事だが、行政や医療関係者が一緒になって、安心して医療を受けられる態勢を整えていくことが何より重要だ。受ける医療に納得できてはじめて、負担にも応じようという気持ちになるのではないだろうか。
急速に進む少子高齢化にも耐えられる、しっかりした医療制度を作れるかどうか、これからの取り組みにかかっていると思う。

何気ないことが自然である

今日の名言

離れればいくら親しくってもそれきりになる代わりに、いっしょにいさえすれば、たとい敵(かたき)同志でもどうにかこうにかなるものだ。つまりそれが人間なんだろう。

夏目漱石『道草』

Hiland051足跡は一歩にひとつ作り雨 桑原三郎

作り雨という、なんとも品のよい言葉に目がとまりました。歳時記の解説によりますと、「屋根などから水道水を雨のように庭に降らせて涼を作り出すこと」とあります。夏の盛りの日の照りつけている道を、暑さに耐えながら一歩一歩と歩いている人に、ふと、水しぶきが当たります。

顔を上げてみれば、ある一軒の家の屋根からきらきらと冷たい水が降り注いでいる、そんな意味なのでしょうか。「足跡は一歩にひとつ」までは、なんでもない日常の中で、ひたむきに生きている人の姿を象徴しているようにも読めます。こつこつと生きてゆく日々には、特に何が起きるわけでもありません。

そんな折、ちょっとした非日常の輝きに満ちた驚きが訪れることがある、それが「作り雨」によってあらわされているのではないのでしょうか。一歩にひとつという、当然のことをことさらに言うことで、日々の耐え忍ぶさまが巧みに表現されています。

さらに、「作り雨」の「作る」が、「足跡」にもかかっているようにも見えますが、そこまで解釈を広げてしまうと、私にはもう手に負えません。ともあれ「作り雨」、美しい言葉です。『角川俳句大歳時記 夏』(2006・角川書店) 所載。(松下育男)

梅雨空に はしご車上の 消防士

一昨日、東京ビッグサイトにいって、防火防災展示会を見て来た。よく晴れた、空にはしご車が空高く伸びて、一番先に消防士が乗っていて、デモストレーションがあった。

作られた美、自然の美は、日常何気なく目に映っているのだが、意図してみていないと見過ごしてしまう事がある。その事象を心して見ることが大事でそれが、個人個人の個性になって表現される事だ。何気ないことが自然である。

2008年6月 7日 (土)

黒人の6割『オバマ氏の身に危険」

15401アメリカ大統領候補指名はようやっと、オバマ氏に確定した。昨年の暮れから半年で決着が付いた。それにしても、250億円とも言われている資金集めも大変だが6ヶ月という長い期間選挙に明け暮れての身体的の疲労は並大抵ではない。

クリントン候補の勇み足の「暗殺」発言があったり、緊迫した時もあったが、終わればサッパリと忘れ、今度は共和党のマケイン候補と一騎打ちだ。現職ブッシュ大統領は共和党である。イラクなどの強硬な政策が続いている。アメリカのテキサス魂で世界を席巻することは、アメリカ国民にとってマイナスだと思う。

いま問題になっている、民主党のオバマ氏は危険と思っている人は、60パーセントもいるという。アメリカの銃社会の中では私も危ないと思う。この危険のリスクも跳ね除けて大統領になったとしたら、黒人の大統領は初めてという。

アメリカのような、多種民族の国家では仕方ないのかもしれない。

時事通信の内容                                                 米民主党の大統領候補指名が確定したオバマ上院議員について、米国の黒人の6割近くが、同議員の身に危険が及ぶと懸念していることが6日、米ギャラップ社の調査で分かった。
 初の黒人大統領を目指すオバマ氏には昨年5月から警備のシークレットサービスが付いているが、11月の本選挙に向けて安全確保面の懸念が広がっていることが浮かび上がった。
 調査は5月30日から今月1日にかけて、18歳以上の約1000人を対象に実施。「他の候補者より、危害が加えられる可能性が高い」と回答したのは全体の42%。黒人では57%と高い割合を示したのに対し、白人では39%にとどまった。
 また、同社とUSAトゥデー紙が最近、ロサンゼルスとニューヨークの黒人を対象にした調査では、75%が「オバマ氏は他の候補者より白人と黒人の関係を改善してくれる」と期待感を示した。 

東京ビックサイト

今日の名言

くわとすきとによってホメロスの歌の舞台をあらわすことが、シュリーマンの一生涯の目的であった。

シュリーマン『古代への情熱』

Center171緑蔭や光るバスから光る母 香西照雄

句を一読する時間というのは、ほんの数秒、ほとんど一瞬である。そこで瞬間の出会いをする句もあれば、一読して、ん?と思い、もう一回読んでなるほどとじんわり味わう句もある。時には、あれこれ調べてやっと理解できる場合も。

この句は、一読して、情景とストーリーと作者の思いが心地良く伝わってきた。緑蔭は、緑濃い木々のつくる木陰。そこで一息ついた瞬間、木陰を取り囲む日差し溢れる風景が、ふっと遠ざかるような心持ちになるが、緑蔭のもつ、このふっという静けさが、この句の、光る、のリフレインを際だたせている。

作者は緑蔭のバス停にいるのか、それとも少し離れた場所で佇んでいるのか。バスの屋根に、窓ガラスに反射する太陽と、そのバスから降りてくる母。まず、ごくあたりまえに、光るバス、そして、光る母。光る、という具体的で日常的な言葉が、作者の心情を強く、それでいてさりげなく明るく表現している。『俳句歳時記第四版・夏』(2007・角川学芸出版)所載。(今井肖子)

銀色に ビックサイトが 映える夏

昨日、江東区のビックサイト行ってきた。八王子防火防災協会の企画で11時八王子消防署をバスを出発し12じ45分に到着というスケジュールでいき(昼食はバスで弁当)2時間半の「防火防災の展示物の見学」、終わったら、横浜中華街で、懇親会である。

参加者は31名だった。(今年は参加者が少ないということであった。)梅雨の晴れ間?ではしご車なの展示、実際に試乗できた。そのブースは人気があり、並んでいた。総対的な感想であるが会場が広く、見て回るのも時間が掛かった。銀色のドーム状の屋根に真夏を思わせるような太陽の光と暑さで、ビックサイトの全体を浮き上がらせたように輝いていた。最新の防火設備と防災グッズが、展示され、見学者も沢山は入っていた。

中華街の懇親会は、盛大に行われ、とても美味しく、いささか飲みすぎたきらいがある。帰宅は8時30分であった。何もしないで、寝てしまい、12時に目が覚めて、風呂には12時30分過ぎに入った。ちょっと疲れた。

2008年6月 6日 (金)

またか!

Katidoki241昨夜のNHKのニュースで取り上げていたが、財務省は5日、国税庁を含む本省の全職員2681人を対象とした深夜タクシー利用に関する実態調査の中間報告を発表した。公費で乗車した際、運転手から現金や金券、ビールなどの金品を受け取っていた職員は383人に上ることが判明。

5年間で200万円相当の金品提供を受けていた主計局の係長級職員もいた。
 同省は「職務の公正性に対する疑念をもたらしかねない行為で、国民におわびする」と陳謝。

関係職員には金品を返還させるとともに、国家公務員倫理法違反の可能性があるとして、監督責任を含めて処分を検討する。
 同省は、長妻昭衆院議員(民主)の要求を受け、今週から聞き取り調査を実施。今後もタクシー会社からの聞き取りを含めた実態解明を進める方針で、人数はさらに膨らむ可能性が強い。 

一体日本の官僚達は、どういう神経を持ち合わせているのだろう。こんな事は氷山の一角で役人様のやっている事は信用できない!。

悪いことと解かって遣っているのか、知らずに遣っていることか、これは相当根の深いと思う。遣っていることが「常識」と日常茶万事であるとしたら恐ろしい事だ。「他山の石」という諺があるが、解かっていないのかなあ・・・なぜか空しい。

知って遣る行為より、知らないで遣る行為の方が罪は深いと言う人がいる。確かに知って、遣る行為は、注意されれば止められる。

悪い行為が知らないで「常識」の概念で行っていたとするなら、いつの間にか日本は、沈没するのも近いのではないのかと憂い悩むのは、私だけではないだろう。

一昨日白我が家では、シロアリ駆除の消毒を行った。シロアリに家が倒れてしまう・ちょっとした地震で倒れてしまう恐ろしいシロアリだ。なんだか、こういうニュースを見て、シロアリ的な役人と重なった思いである。日本のシロアリ駆除をしないと!日本は倒れる?

魚獲り

今日の名言

流れるビールは泡(あわ)を立てない。諸君、急ぐなかれだ。

ユーゴー『レ・ミゼラブル』(一)

Misakubo51漁師等にかこまれて鱚買ひにけり 星野立子

鳥取県の米子から境港に向かう途中の弓ヶ浜は砂浜の海岸で、初夏になると投げ釣りの釣り人が波打ち際に並ぶ。鱚、めごち、ハゼが主な釣果。朝と夕方がよく釣れる。浜辺まで家から五百メートルほどだったので、僕も登校前の早朝、よく釣りに行った。思いきり投げて、あとは海底をリールで引きずりながらあたりを待つ。鱚は上品な外見で魚体の白色に光の角度で虹の色が見える。

この句、漁港の朝市だろうか。地元の漁師たちに囲まれて旅行者の女性が鱚を買っている。旅行者は新鮮な鱚に目を奪われているが、漁師たちはこの旅行者の方を物珍しそうに見ている。

鱚釣りをしていた中学生の頃、「キス」という発音が恥ずかしくて言いにくかった。米子弁で「キス釣りに行かいや」と言うだけで赤面したりしてたんだな。馬鹿だね、中学生って。講談社版『日本大歳時記』(1981)所載。(今井 聖)

私は、田舎育ちで少年頃の海の印象は、小学校6年生で初めて江ノ島の海を見たことである。童謡に「海」の歌詞の通りで「海は広いな!大きいな!」であった。今では、車で1時間ちょっとで行ける所だが、60年前では、仕方がないか!

で、川遊びである。初夏の頃には、魚とりといえば、流れの早いところで、“面”と銛でカジカを獲ったり、夕方ミミズを針に付けて、“下げ針”を30本ぐらい仕掛けて、早朝にあげるのである。獲物は、うなぎ・なまず・ぎばち・はや・である。

竹や、大きな木の根っこが、川に浸かっているところに仕掛けるのがコツである。30本かけて5本ぐらい掛かっていたら、大収穫である。

今はもう 幻の如し ホタル獲り

そうそう、もう直ぐ、ホタルが出る頃になったなあ・・・よく、夕方に竹ほうきを持って小さな用水堀川に行ったなあ・・・

2008年6月 5日 (木)

裁判員制度

199912070922111 普通の人が人を裁く事が出来るのか。

NHKのクローズUP現代6/2放送

国民が、殺人や強盗など重罪事件の判決に関わる「裁判員制度」。来年5月に始まることが決まった。しかし世論調査では、参加したくないと答える人が8割。最大の理由は「裁く責任の重さ」だ。

「冤罪」の恐れや「死刑事件」に関わることへの不安…。かつて渦中にいた冤罪被害者や元裁判官からは、市民が難事件を裁く重さに耐えられるのか疑問の声が挙がり始めている。

一方、「市民感覚の反映」という制度の目的そのものの実現も大きな課題となっている。模擬裁判に参加した人から、「プロの裁判官の意見に引きずられた」「判決に意見が反映されたと思えない」といった声が相次いでいるのだ。制度が始まると中身は極秘になる裁判員制度。(NO.2590)

アメリカ等では、行われているそうだが、日本では、どうなることか、心配する人は多いだろう。模擬裁判を実施し、ケーススタデイを繰り返し、問題をチエックして、公表しながら詰めることが必要と思う。

そして、実際の人を裁くことの重大性を考えると、真剣にならないといけない。そして、裁判例などの勉強は絶対に必要である。そして、死刑廃止論者などは、どうなるのだろう。

国籍法の規定は違憲

Katidoki241国籍法の規定は違憲と最高裁判決がでた。NHK焦点のニュース(抜粋)参考

今朝の毎日・読売・朝日・日経・産経の各誌が社説にとりあげている。一応に最高裁を支持した内容である。

国籍法は、日本人の男性と外国人の女性の間に生まれた子どもの国籍について、両親の結婚や父親が認知した時期で差を設けている。
両親が結婚していれば無条件で日本国籍が認められるが、結婚していないと妊娠中に父親が認知した場合にかぎって日本国籍が認められる。

生まれたあとで認知した場合は、国籍法の規定で、その後、両親が結婚しないと日本国籍が認められない。
憲法違反とされたこの規定は、日本人の父親に認知されても、いっしょには暮らさない子どもも多いため、日本国民として国との結びつきを確認する担保として昭和59年に設けられた。
国は父親の認知だけで日本国籍を認めれば、外国人の女性と子どもが日本で暮らすため別の男性からうその認知をしてもらうおそれが高まるとしています。
しかし、子どもにはどうすることもできない両親の結婚を国籍の条件にするのはおかしいという指摘が専門家などから出ていた。

社会の変化の呼応し、法律を柔軟に変えていく必要性が示示されたと思う。

日本人の父、フィリピン人の母を持つフィリピン国籍の子ども10人が、日本国籍の確認を求めていた。10人はいずれも非嫡出子(婚外子)で、日本で生まれた後、父から認知された。

国際結婚や事実婚、シングルマザーなどが増えている現状を考慮した現実的な判断と思う。

同じような境遇の子どもは、国内だけで数万人に上るとみられているそうだ。
厚生労働省
によると新たに生まれるこうした子どもは平成5年に1000人を超え、平成13年以降は毎年、およそ2700人に上っているという。

「差別を受けている人を救うため、法律の解釈によって違憲状態を解消することができる」との判断を示したことだ事だと思う。



蛇のこと

今日の名言

冗談に本気を混ぜて変化をつけるのは、よいことである。

『ベーコン随想集』

08adachi_bizyutukan11きんいろのフランス山の毛虫かな 星野麥丘人

昔から毛虫は嫌われ者だ。小学校の頃、葉桜の下で鬼ごっこをして教室へ帰ってきたら回りにいた友達が突然きゃーきゃー騒ぎだした。真っ黒な毛虫が私の肩にひっついていたのだけど遠巻きに騒ぐだけで誰もとってくれない。

その思い出があるから今も葉桜の下を通るときには首をすくめて足早に通る。なぜかその毛虫がこの句ではすてきに思える。夕焼けを浴びてきんいろに光っている毛虫はおとぎ話の主人公のように何か別のものに変身しそうだ。

インターネットで調べるとフランス山は横浜港を一望できる「港の見える丘公園」の北側部分を指すらしいが、それを知らなくとも「フランス山」という名前からは童話的世界の広がりが感じられる。

夕暮れ時の山の中でたまたま眼にした毛虫が夕日を浴びてきんいろに光っていただけかもしれないが、読み手の私には嫌いだった毛虫に別の表情が加わったように思う。『亭午』(2002)所収。(三宅やよい)

昨日、シロアリの駆除剤を床下に撒くため、畳を上げて、家具を移動したのだが、家具の下に百足の死がいがあった。女房は大声で叫んだが、私はあんまり驚かない。摘まんで捨てた。

最近、蛇を見かけることが少なくなった。一週間ぐらい前に前の湯殿川に通ずる通路に横たわっていた。ちょっと驚いたが、むかしからそんなに怖いと思った事がない。親父がシマヘビ・マムシなどを取って来て、焼いて食べてことがあるからである。青大将などは、地の蛇では大きい方だが、よく、小鳥の卵を飲み込んでお腹が大きくなった蛇を見たりした。

環境が変わって「まあ・・良くぞ生き残っていたもんだ」という気持があってまだまだ、蛇も生きられる環境があるんだと見過ごしてあげた。(人によっては、石などで殺してしまわないといられない人がいる)

道端に ベルトに似たり 蛇の紐

2008年6月 4日 (水)

治療と治癒

041自分の細胞”で病気を治せ NHKクローズUP現代を見て

~再生医療最前線~

これまで治療法がなかった病気を、患者自身の体内にある「細胞」を用いて治す「細胞治療」が広がり始めている。骨髄の幹細胞からは、糖尿病や動脈硬化などによる足の壊死を防いだり、肝臓病や脳梗塞の治療が行われている。また細胞をシート状に培養する技術が最近開発され、角膜、そして重い心臓病への応用まで始まった。自分の細胞を使うため拒絶反応がない一方、治療の効果が出る患者が限られるという課題も明らかになってきた。研究の最前線とその課題を伝えた。(NO.2591)

人間には、自分で病気を治そうとする自然治癒力という力が備わっている。しかし、いろいろな原因により自分の治癒力だけではどうしようもなくなったときに、外部からの力「治療」が必要になってくる。

「治療」と「治癒」を混同している人は多いと思うが、最終的に病気が治るとか体の痛みがとれるということは、自分自身の治癒力が働いて体を治しているということに他ならない。では、自分にそんなにすばらしい治癒力が備わっているのなら、治療などしなくても治癒するのを待てばよいのではないか・・・?

「治療」と「治癒」は同じものではない。治療は外から施され、治癒は内から起こってくるものだ。人間の治癒力はすばらしいが、必要なときは適切な治療を受け、それだけではなく自分自身でも早く治癒するように努力すべきだと思う。

しかし、現代医学は今までの常識を覆す、大きな変換転移に来たという、専門家の話を聴き驚いた。と同時にこの発想の転換は、人間のあらゆる肉体的にも精神的にも通ずる事だと思った。

特に、骨髄の幹細胞からは、糖尿病や動脈硬化などによる足の壊死を防いだり、肝臓病や脳梗塞の治療が行われている。ということは驚きである。

滝の思い出

今日の名言

改革の精神は必ずしも自由の精神ではない。なぜならば、改革の精神は、改革を欲しない民衆に対してそれを強制しようとするかも知れないからである。

J・S・ミル『自由論』

Shiraito_fujinomiya1満山の青葉を截つて滝一つ 藤森成吉

詞書に「那智の滝」とある。滝にもいろいろな姿・風情があるけれど、那智の滝の一直線に長々と落ちるさまはみごとと言わざるを得ない。すぐそばでしぶきを浴びながら見あげてもよし、たとえば勝浦あたりまで離れて、糸ひくような滝を遠望するのも、また味わいがちがって楽しめる。

新緑を過ぎて青葉が鬱蒼としげる山から、まさにその万緑をスパッと截り落とさんばかりの勢いがある。「青葉」「滝」の季重なり、などというケチくさい料簡など叩き落す勢いがここにはある。余計なことは言わずに、ただ「截つて」の一言で滝そのものの様子やロケーションを十二分に描き出して見せた。

いつか勝浦から遠望したときの那智の滝の白い一筋が、静止画の傑作のようだったことが忘れられない。ドードーと滝壺に落ちる音が、彼方まで聞こえてくるようにさえ感じられた。「青葉を截つて」落ちる滝が、あたりに強烈な清涼感を広げている。ダイナミックななかにも、「滝一つ」と詠むことで一種の静けさを生み出していることも看過できない。

よく似た句で「荒滝や満山の若葉皆震ふ」(夏目漱石)があるが、こちらは「荒」や「震ふ」など説明しすぎている。成吉には「部屋ごとに変はる瀬音や夏の山」という句もあるが、澄んでこまやかな聴力が生きている。左翼文壇で活躍した成吉は詩も俳句も作り、句集『山心』『蝉しぐれ』などがある。『文人俳句歳時記』(1969)所収。(八木忠栄)

空の青 緑の山と 滝の糸

何年間か私も、熊野古道に行ったことがある。遠くで見る那智の山々を眺めたとき、ガイドの方の説明であそこに白く見えるのが那智の滝であると説明された。

満山が深緑に被いつくされ、青い空の色のなか画像に一筋の白く輝く那智の滝と壮大な画が、目に焼きついている。そして、谷底まで石段を降りていき、滝の近くで、水しぶきと霧状と、線香の煙で辺り、異様なことを体感した経験がある。

滝といえば、日光の華厳の滝、静岡県富士宮市の、「白糸の滝」が印象的に頭に残っている。ちょいちょい行く、「白糸の滝」は富士山の雪融け水が溶岩層を通り岩の隙間から流れ落ちているもので、高さ20m程であるが幅は大変広く、幾筋もの絹糸が垂れているような姿が美しい姿が印象的であった。

2008年6月 3日 (火)

パイロット不足で大量運休

Jaz41_3 NHK焦点のニュースより                                                                航空会社のスカイマークが、退職などでパイロットが足りないことを理由に、今月、羽田-神戸便など168便を運休させると国土交通省に届け出ました。
パイロット不足でこれほど大量の便が運休するのは過去に例がなく、国土交通省はスカイマークに対して客への対応に万全を期すよう求めました。
スカイマークによりますと、ボーイング737型機のおよそ20人いる機長のうち2人が、先月、病気の治療などを理由に退職したため、日々の運航に必要なパイロットが不足する異常事態になっているということです。
現在、スカイマークは、羽田と地方空港を結ぶ5つの路線で月に1700便余りを運航していますが、およそ10%に当たる168便の運休を決め、2日に国土交通省に運航計画の変更を届け出ました。
運休する便の内訳は、神戸便が56便、福岡便が48便、旭川便が40便、新千歳便が24便となっています。

理由として                                                アジア各国などで航空需要が急激に増大するなか、パイロットの養成が追いつかず、パイロット不足は世界的な問題となっています。 スカイマークなど規制緩和を受けて誕生した新規航空会社は、大手に比べて自社でパイロットを養成する体制が貧弱で、海外の航空会社にいた外国人パイロットを多く採用しているのが現状です。このため、アジア各国で格安の運賃を売り物に次々と誕生している「ローコストキャリア」と呼ばれる新規航空会社との間でパイロットの激しい争奪戦に直面し、確保が難しくなってきています。パイロット不足をめぐっては、スカイネットアジア航空が新規路線の開設に支障が出るのを恐れて国の身体検査証明を取る際に外国人パイロットの病歴を会社ぐるみで隠ぺいしていたことが、先月、明らかになり、国土交通省から業務改善勧告を受ける事態になっています。全日空の元機長で航空評論家の前根明さんは「アジアの格安航空会社の台頭で、今後、パイロットの争奪戦はますます激しくなることが予想される。パイロット不足が続くと安全上の問題にもつながりかねず、日本も、必要なパイロットをいかに確保するか、航空会社まかせにせず、官民あげて対策を講じていく必要がある」と話しています。

「ローコストキャリア」と呼ばれる新規航空会社が、出来てパイロットの養成の体制がしっかり出来ていないということらしい。人手不足は、産婦人科医・小児科医・介護師などの不足が大きな社会問題となっている。

この問題は、官民挙げて取り組まなければいけない。健全な社会を構成するためには、どの職種でも、基準が守らなければならいことで、資格の基準を下げる事危険で破滅につながる事だと思う。

外来種と在来種

今日の名言

ある人に恋される資格のある女は唯一でないかもしれない。だが恋してしまったら、その人にとってその女は唯一になるだろう。

武者小路実篤『友情』

3612ばかてふ名の花逞しや能登荒磯 棚山波朗

ハキダメギクやジゴクノカマノフタなど、気の毒な名を持つ植物は多いが、作者の故郷能登では浜辺の植物ハマゴウ(浜栲)を「バカノハナ」と呼ぶそうだ。一時期を福井県三国に暮らした三好達治に『馬鹿の花』という詩があり「花の名を馬鹿の花よと/童べの問へばこたへし/紫の花」と始まることから、北陸一帯での呼称のようだ。

ハマゴウは浜一面を這うように茂り、可憐な紫色の花を付ける。(「石川の植物」HP→ハマゴウ)花は香り高く、葉や実は生薬となり、また乾燥させた葉をいぶして蚊やりとして使用したりと、生活にもごく密着していたはずの植物が、どうしてこんな名前を持つことになったのだろう。

さらに言えば、当地の方言で「ばか」を意味する言葉は「だら」を一般的に用いるということもあり、「ばか」という言葉そのものにもどことなく疎外された語感を伴う。

掲句では、作者が哀れな名を持ちながら砂浜を一心に埋める花にけなげなたくましさを感じ、また険しい能登海岸の表情をひととき明るくする花の名が「ばか」であることに一抹の悲しみや、わずかな自嘲も含まれているように思う。

命名の由来にはあるいは、灼けた砂の上に、誰も見ていないのに、馬鹿みたいにこんなに咲いて…、といういじらしさが込められているのかもしれない。『宝達』(2008)所収。(土肥あき子)

名も知らぬ 花の咲くころ 初夏となる

誰に聞いても、今に時期咲く黄色い花が咲きだすのだが、外来種と思い、インターネットで、調べたのだが分からない。最初は綺麗なはなだなあ・・・思っていたが、堤防のノリ面を被いつくす威勢である。こうなると強引さというか、花特有の可憐さは無くなる。

私は、花というものは可憐さ、愛おしさがあるのが好きだ。繁殖の強い外来種のタンポポなどは在来種などの存在が分からなくなってしまったのではないかな・・・。そして、在来種を撲滅する。背高泡立ち草などは、厄介な存在となってしまった。

魚などでも、アメリカザリガリや、琵琶湖などで問題となっているが、そこに棲む魚たちも変化している。都会の河川に魚が帰ったといわれるが、その主流を占めているのが鯉などの比較的汚染に強い魚種である。メダカやタナゴなど、従来の魚種はもどってきていない。魚たちの生態系は大きく変わっている。

その生態系を語る上で近年問題となっているいるのが、外来種の存在である。オオクチバス・コクチバス・ブルーギルなどは北米産の魚である。環境適応力・繁殖力が強く、人間の手によって放たれたもので、今日本全国の都道府県で生息が確認されている。その貪欲な肉食性などから、在来種への影響が議論になっている。

どじょう・はや・やつめうなぎ・おばば・かじかなどはもいいない。野鳥・野山の動物も大きく生態系を変えつつあるようだ。

 

2008年6月 2日 (月)

日中韓の連携

05oonumakoen11 今朝の日経新聞社説より

日中韓の連携は機能するか(6/2)

 韓国の李明博大統領が27日から30日まで中国を公式訪問した。胡錦濤国家主席らとの会談を踏まえ両国政府が発表した共同声明は、日本を含む3カ国の協力が「アジアの平和と安定、繁栄に極めて重要との認識で一致した」と明記した。

 李大統領が4月に来日した時の共同発表も、日中韓協力の重要性をうたっていた。今回は、中韓の首脳が日中韓をアジアの基軸に位置づけた。日本とぎくしゃくしてきた歴史認識をめぐる複雑な感情を、乗り越えようとしたとみることができる。

 日中韓は1999年から、東南アジア諸国連合(ASEAN)との首脳会議に付随する形で首脳レベルの会議をほぼ毎年開いてきた。今秋には、独立した形式では初の首脳会議を日本で開く方向で調整している。

 北朝鮮の核開発問題、酸性雨や黄砂、地球温暖化などの環境問題、四川大地震とミャンマーのサイクロンで浮上した防災協力。3カ国が連携して取り組むべき課題は多い。

 中韓首脳会談の成果は、日中韓が首脳レベルで緊密に意見交換する時代が到来したとの期待を抱かせる。問題は、日中韓の連携が本当に機能するかどうかである。

 李大統領と胡主席は中韓関係を、安全保障を含め協力を進める「戦略的協力パートナーシップ」に格上げすることで合意した。中国は北朝鮮と緊急時の相互軍事援助を定めた条約を結んでいる。中朝はいわば同盟関係にある。韓国を「戦略的パートナー」としたことで、「南北等距離」へ近づいたといえる。

 ただ、北朝鮮をめぐる思惑は複雑だ。首脳会談で胡主席は「双方の友人として南北の和解・協力を支持する」と述べ、盧武鉉前大統領に比べて北朝鮮に厳しい李大統領に、柔軟な姿勢を促した。日中韓連携の真価も、核開発問題を含めた北朝鮮への対応で問われることになる。

 李大統領の訪中に合わせるように、韓国軍機による四川大地震の援助物資の輸送が実現した。一方、自衛隊機による物資輸送は中国側が国内事情に配慮する格好で慎重姿勢に変わり、結局は見送られた。日本と中韓との関係は依然としてデリケートだ。日中韓連携に潜む難しさが改めて浮き彫りになった。

北東アジアの安定的な平和は、日本としても願うところである。大同小異の志を持って、実直に、話し合いを重ねれば、未来が開かれるのではないだろうか。

まだまだ、色々な問題はある。南シナ海の領域の問題・竹島の問題などは、厄介な問題である。しかし、福田康夫首相の、靖国での刺激的行為は無そうである。

また、北朝鮮の拉致被害者の救出などでの、中国・韓国の温度差があるが、日本としては、出来るだけの説得を重ね理解をしてもらう事だと思う。

日中韓の連携は機能するように願いたい。

玉蜀黍と夏

今日の名言

何が残酷といって、相手を愛しているのに相手からは愛してもらえない男には、女心ほど残酷なものはない。

モーム『月と六ペンス』

15401口笛のさびしき玉蜀黍の花 中嶋憲武

季語は「玉蜀黍(とうもろこし)の花」で夏。歳時記に載っているくらいだから、昔はポピュラーな花だったのだろうが、いまではめったに見ることがない。以前は都会でも、庭の塀添いなどに植えている家庭もよくあった。

雄花と雌花とがあるけれど、この場合はいまごろ咲きはじめる雄花だろうか。茎のてっぺんに、まことに地味な放射状の花が開く。秋に実るのは雌花のほうである。句を読んで、少年時代を思い出した。我が家の芋畑やトマト畑の片側三畝くらいだったろうか、玉蜀黍を育てていて、その成長ぶりはいまでも思い出すことができる。

他の野菜類に比べれば、抜群に背が高くなり、子供の背丈などはすぐに越えてしまう。けれども、なぜか生長の勢いというものがあまり感じられず、とても孤独な雰囲気を漂わせる植物なのだ。なんとなく申し訳なさそうに、肩をすぼめている感じ。花もまた同様であって、すみませんすみませんという感じ。

この句の「さびしき」は「口笛」にも「玉蜀黍の花」にもかけられているが、作者が感傷的になっているのはむろんだとしても、それよりも玉蜀黍の存在感そのものが「さびしき」という形容にぴったりなので、私は立ち止まってしまったという次第。玉蜀黍をよく知る人でないと、こんな具合には詠めないと思った。「豆の木」(2008年4月・第12号)所載。(清水哲男)

玉蜀黍といえば、私の思いでは、 真っ青な抜けるような空に、恐ろしいほどの入道雲が立ち登った空の下で、玉蜀黍畑に行き、実がいったか、確認するには花が黒づんだものを選んで採るのだが、実際採ってみて、皮をを剥くちょっと柔らかかったりして採集が難しいものだ。

少年と  入道雲と  とうもろこし

七輪の  玉蜀黍や  けぶり立つ

今は、旬の時期が分からなくなってしまって、スパーに行けば、一年中食材はある。玉蜀黍も、真空パックなどの保存方法が研究されていて、割と安く売っている。しかし、野菜でも、果物も旬の味というものがある。何と言っても旬の食べもには、かなわない。

2008年6月 1日 (日)

地球のこと、健康のこと

15401地球のこと、健康のこと

替えの6月である。夏日が何日か続いたかと思ったら、2日間、雨が降り続いて、異常に寒いコタツ・ストーブがないといられなかった。そして気になる台風の5号の動きである。

異常気象?で、お年よりは、体調に気をつけないと・・・。

昨日孫の小学校の運動会も雨で中止だった。今日だと言う案内がきたが、残念だけど、義姉の3回忌の法事で見に行けない。

異常気象で、自然も人間の環境破壊を、警告しているのか、秋田の世界遺産白神山地のブナ林が危ない。オーストラリアの干ばつ・ミャンマーのサイクロン・中国の四川省大地震などの現象も神は、人間に警告を発しているのではないのかと思える。

人間の住む自然環境も難しくなって来た。そして生活の経済面で、原油暴騰の影響で生活に影響が出ている。今日からガソリンの値上げ・電気・ガスもそのうち値上げがされるだろう。自然と環境で人間の暮らしは大きく影響が出るということを思い知らされた。

安心・安全のための政策を作るための政治家や行政の役人が私利私欲の考えでは、国民もうんざりである。車の後部座席のシートベルト着用の義務化が今日からという。昨日は禁煙デーだった。が、どれだけ守れるのか、人間様の意志の弱さを試される。

ボランテアで、毎日ゴミ拾いを行っているが、タバコの吸殻は減らない、道路や駅のホームは灰皿ではない。現状はマナーは守れていない。環境のことを嘆く前に、自分さえ良ければという考えを、改めて他人のことを考えてもらいたい。

白神山地のぶな林危ない

(かまえ)五つにわかつといへども、皆人をきらん為(ため)也。
構五つより外(ほか)はなし。いづれのかまへなりとも、かまゆるとおもはず、きる事なりとおもふべし。  宮本武蔵『五輪書』

05oirase31噴水に真水のひかり海の町 大串 章

二つの視点を、この句から感じることができます。まずは首を持ち上げて、「見上げる」視点です。空へ向かって幾度も持ち上げられて行く噴水を、下から見上げています。おそらく公園の一角でしょう。

歩いていたら突然目の前に水が現れる、ということ自体がわたしたちにはうれしい驚きです。それまでの時間がしっとりと湿ってくるような感じがするものです。その水を明るい空へ放り投げてしまおうと、初めて考えたのはいったい誰だったのでしょうか。

もう一つの視点は、上空から町と、その向うに広がる海を「見下ろす」ものです。晴れ上がって、どこまでもすがすがしい空気に満ちた、清潔な町並みと、静かに打ち寄せる波が見えてきます。言うまでもなくこの句の魅力は、噴水が真水であることの発見にあります。

そんなことは当たり前じゃないかという思いは、その後に海と対比されることによって、気持ちのよい納得に導かれるのです。理屈はどうあれ、透き通った二つの視点を与えられただけで、わたしは句に接するうれしさでいっぱいになるのです。『角川俳句大歳時記 夏』(2006・角川書店) 所載。(松下育男)

 初夏風景とも言うか、噴水のひかりの向こうに、もう直ぐ元気のいい子供たちの裸姿が白い砂浜で見られることだろう。もう衣替えの6月である。

 ぶなはやし 若葉のひかり 一段と

寒い長かった季節も終わって、ようやっと北国秋田も夏を迎えることだろう。秋田と言えば、昨日珍客が秋田の姪夫婦が来訪した。元気そうで良かった。

そして、二日前の読売新聞に『温暖化進めば白神ブナ林が消滅』を見た。

地球温暖化による将来の日本への影響について、国立環境研究所や茨城大など国内14機関が共同研究した結果が29日、発表された。

温室効果ガスの排出が現状のまま改善されなかった場合、今世紀末には世界遺産の白神山地(青森、秋田県)のブナ林が消滅する恐れがある。ほか、高潮被害が増大するなど各地に深刻な影響が出ると警告している。

 

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